先の記事を読んで頂いた方はお分かりの通り、ほぼ挫折しています。
今回のソフトは、iOSデバイスのシミュレータです。
Xcodeで実装したプログラムをPC上で確認するためのソフトです。前記事にある通り、実際のデバイス(iPhone、iPad等)に転送するには有料(年会費8,400円)のライセンスを取得する必要がありますが、本ソフトは無料の範囲ですので、iOSデバイスプログラミングを体験することは可能です。
本来の使い方としては、デバイスの種類やiOSのバージョンを切り替えることができますので、実デバイス転送の前の簡単な動作確認用ではありますが。
Xcodeでプログラムを書き、ビルドし、本ソフトに転送するという連携した使い方が可能です。
これまで、組み込み用GUI(OS)として、WinCE、Qt(LinuxFB)、Android、iOS他、uITRON用・OSなし用のGUIライブラリ等を使用したことがありますし、さらには自前でグラフィックインタフェースを実装したりしてきました。
その中で、iOSは一番開発しづらい印象があります。
ライセンス体系の敷居が高いこともありますし、その結果、(Androidに比べて)クローズドなコミュニティ(?)になっていることで、ブラックボックスな印象があるためにそう感じるのかもしれません。
脱獄すれば話は変わってくるのかもしれませんが、獄内にいる故に安全と思っている私としては脱獄するつもりはありません。
「脱獄」が「支配からの解放」的に表現されがちですが、私としては完全に理解・管理できない環境では「支配」ではなく「保護」だと思っています。
システムが肥大化している昨今のデバイスでは個人的に把握するだけの知識を得るには、それなりの努力と労力を必要とし、それは私には困難です。ですから、私は保護されたままで使っています。
ただ、クローズドな環境には不満がありますので、メーカー・キャリアにはそれなりに努力をしてほしいとは考えています。
話は反れましたが、iOSデバイス開発の敷居を下げて欲しいというのが本音です。
それは、ライセンス料金を下げるということだけではなく、制約を緩めるとか、Windowsでの開発環境を準備するとか、今準備されている文書よりわかりやすい文書を提供するとか。
これだけ洗練されたデバイスですから、私のようにプログラムを作ってみたいと思っていながら諦めている人は多数いると思います。
門戸を今より少し広げるだけで、参入してくる開発者はかなり増える気がします。
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購入金額
0円
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購入日
2013年頃
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購入場所
いぐなっちさん
2013/04/18
トラブルも英語コミュニティでたいてい解決できますし。
ちょこっとxCodeのバージョンあがっただけでビルドできなくなるのは困りますが^^;
蒼-aoi-さん
2013/04/18
そうなのですか!
私は食わず嫌いしてるだけかもしれませんね。
でも、年8400円は...しかも環境が環境だけに...。
Macが買える余裕があれば、年会費も払う気になるでしょうから、それまでは体験&様子見&勉強ですかね。
KoSさん
2013/04/21
まだ iOS に関しては多い方なんですよ。
多分、Windows 版の開発環境もいつもの如く社内には有るんでしょうけどね...
Apple が OS X を OPENSTEP みたいにする気にならない限り出てこないでしょうね。
蒼-aoi-さん
2013/04/22
裏技(?)的に非OSXでない環境での開発もチラホラ見受けられますが、結局ライセンスの問題があり、それを解決するために裏技(?)を...と苦労が必要そうですので、私はとりあえず、体験版(?)で遊ぶ程度で。