XBOX 360 ワイヤレスゲームアダプタ は、Microsoftの据え置き型ゲームコンソールであるXBOX360のワイヤレスゲームコントローラをPCで使用可能にする為のUSB接続通信レシーバだ。

筆者はキーボードやマウス、ペンタブレットといった入力デバイスにこだわりがある方なのだが、ユーザーの意志を伝える道具という意味ではゲームコントローラも重要な入力デバイスと言える。

日本市場では、過去様々な据え置きゲームコンソールが登場したが、その中でも筆者は任天堂ゲームキューブのコントローラ、そして本稿でも扱うXBOX360コントローラの完成度は非常に高いと考えている。

このXBOX360コントローラをPCでも使用できる様にする為の通信レシーバが本製品だ。

本製品はいくつかの販売形態で市場に登場したが、筆者の観測する範囲ではいずれも入手性に乏しくなかなかお目にかかる事は無かった。

オンラインゲームとのコラボ等で販売されたパッケージも存在はするが、いずれもコントローラとのセット販売であり単品での入手はネット通販を主に考える事になろう。

もちろん、XBOX360コントローラを所有していないのであれば、セットになったパッケージを購入すれば問題ないので、PCゲーミングに向けたコントローラを探している方は是非とも一度使っていただきたいと思う。

筆者はこのレシーバをAmazon経由で入手したのだが、製品構成は至ってシンプルで、レシーバ本体と英語版のドライバディスクのみであった。

このドライバディスクも簡易マニュアルが付属していたが英語版であった。

但し、簡易マニュアルには特別な事は明記されておらず、導入に際して特別に難しい事も無いので、周辺機器を使った事のあるユーザーならば大きく混乱する事は無いだろう。

筆者は本製品を2012年頃に購入したと記憶しているが、当時公開されていたドライバにはゲームよって振動が働かない、アナログスティックの軸を誤認する等の不具合があった。

よってそれを解消する為に有志の手によるドライバが発表されていたが、ドライバの熟成が進んだのかWindows8.1環境下ではMicrosoft標準ドライバで問題なく認識され、ゲームにおける動作も正しく使用出来ている。

Windows8以前のOSで導入を考えている向きには、有志によるドライバで不具合か解消できる場合があるので、調べてみると良いだろう。

XBOX360コントローラの仕様上仕方が無いのだが、本製品とペアリングをするとXBOX360とのペアリングは切れてしまうので、改めてペアリングをし直す手間がかかる。

だがその手間を考えても、快適なゲームプレイにコントローラは欠かせない。

先にも書いた様に、入手性に難はあるがXBOX360を既に入手されていて、PCでもコントローラを使いたいと考えている方にとってはリーズナブルな価格で据え置きコンソールと同様の操作環境が手に入る優れた選択肢であると思う。

PCでゲームをされる向きに是非ともお試しいただきたい逸品である。