このアニメ、
・ソシャゲ原作
・戦国モノ+女体化もの
・コナミアニメ
・しかも関東圏では木曜TBS深夜アニメとバッティングする時間帯
と注目される要素皆無だったんですね。事実注目されなかったし。
当時私は戦国乙女、TA、Rioとパチアニメの当たりを引いてて、
「この手の原作は設定がしっかりと存在してる割りに一本のストーリーがないから製作側が自由に作れて結果(色んな意味で)面白い作品になりやすい」
という法則を私の中で見出した後だったので、これを見ない手はなかったんですね。
そして、
1話見て「今回なんかぬるい話だったけど来週から動くのかな……って予告なんだこれ」
2話見て「これ戦国モノである意味あるのかな」
3話見て「クソアニとしても中途半端な感じあるけどとりあえず見てみるかな」
4話見て「ん?なんだこれ」
5話見て「うおおおおおおおなんだこれええええ」
6話見て「戦コレはこういうのでいいんだよ!」
そして7話見てもうどんな流れになっても最期まで見届けようと決意したのでした。
戦国コレクションっていってるのに平気で平賀源内とか劉備とか出てきちゃうし、オムニバスで各話を担当してる脚本家も異なっていて全く作品の見せ方が違う。
ただ、画面から「それぞれの話でスタッフは好きなことをやってるなあ(馬鹿なこと、ではない)」っていう感じがひしひしと伝わってくるのがとても面白いです。
基本的にどの話も映画のパロディを行っているのですが、その映画のセレクションにおいてもそれが言えます。アレンジしすぎてパロディとして形を為してない話さえあるし。
「なにがどう面白いのか」説明を求められると非常に難しい作品です。
この作品全体を見ればその独特の雰囲気そのものを面白いと思えるようになるのですが、
映画のパロディ要素を楽しんでみてもいいし、
かすかに残った戦国要素をなんとかくみ取る、という楽しみ方もあれば、
要所要所に存在するエキセントリックな脚本を楽しむこともできます。
そんな具合で、楽しみ方は色々あると思うので、どこかでこの作品に触れるきっかけを得て、そして興味を持つ人が増えたらもっといいのになあ、とか放送始まってから1年経とうとする今でも思います。
放送終了してから雑誌で取り上げられるようになったし、ジワ売れタイプですよ、この作品。
そんな感じでじわじわ売れて、2期とか実現したらいいのになあ。
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購入金額
7,350円
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購入日
2012年10月頃
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購入場所
HMV
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