通常の海外アーティストの公式プログラムは、大体が評論家または著名人による推薦文、ディスコグラフィー、アーティスト自身のコメント、写真という内容で構成されているものが多いと思うのですが、今回ののものは、それらお決まりのコンテンツは勿論含まれているものの、それに加えてより詳細なバンドの歴史や、関係者座談会などが収録されています。
その中でも特に注目すべきものは関係者座談会です。出席者として、シカゴの解説文ではすっかりお馴染みの伊藤秀世氏が含まれているのは勿論なのですが、ファンの間で名文と語り継がれる5作目のアルバム「Chicago V」のライナーノートを執筆された磯田秀人氏も参加されていて、当時の裏話などを惜しみなく披露されています。
今となってはそれほどの動員力を持っているとは思えないシカゴが、ここ数年コンスタントに来日公演を開催できている理由も、この座談会を読めばある程度理解できるのではないでしょうか。
オリジナルメンバーの高齢化が進んでいて、あと何回日本でライブを見られるのだろうと思いながら毎回足を運んでいるのですが、公式プログラムが販売されたのは2003年以来ではないかと思います。それだけに、用意してくれたというだけでも嬉しいところに、資料的価値の高い充実した内容が詰まっていましたので、2,500円という金額にも納得がいくものでした。
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購入金額
2,500円
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購入日
2012年10月20日
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購入場所
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