レビューメディア「ジグソー」

二つに分かれる Bluetoothキーボード

内容物
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折りたたみ式キーボードで最も壊れやすいヒンジ部分を無くすために二つに分けてしまおうという発想が気に入り、製品発表を見てすぐに予約しました。

また、Android、iOS、WindowsPC、Macに最適なキー配列にキー操作で切り替えることが出来るとのことで、今まで持っている Bluetoothキーボードの不満を解消できそうという目論みもありました。

あと、私の勘違いだったのですが各OS用に切り替えられるといううたい文句で勝手にマルチペアリングが出来ると思い込んでいたのですが、実際はマルチペアリングではありませんでした、残念...

とまぁ、購入前に結構期待が大きい状態で、しばらく使ってみてからのレビューです。

まずキー配列ですが、かなり特殊です。

特に真ん中にちょっと太目な継ぎ目が入ってしまいます。

他のキー間隔は 3mm弱なのですが、真ん中は 12mm強空いてしまいます。

このため、なぜか左半分に振り分けられてしまった「Y」キーをブラインドタッチすることが出来ません。

もちろん、見ながら押せば問題なく押せるのですが通常通り「Y」キーを押そうとすると大きくなっている「U」キーの左端および継ぎ目をタッチしてしまいます。

逆に意識的に左手で「Y」キーを押そうとしてもなかなかブラインドタッチで慣れてしまった癖で「T」キーより先に人差し指が伸びず常に目で確認の上押し、どうしても慣れることが出来ません。

まぁ、このキーボードしか使わないというのならば慣れることも出来るのかもしれませんが、当然普通のキーボードを使う方が多いので慣れることは無さそうです。

他にも、一番上の段(数字キー)のキーが他のキーの半分しかなかったり、無理無理「DEL」キーやカーソルキーを入れているためいろんなキーを目で確認しながらでないと打つことが出来ません。

ただ、売りである 4つの OSに対応したキーバインドは、今まで一つのキーボードを流用して各OSで使う場合に入力できないキーが出てきてしまう事がありましたが、これが無くなった事は大きいですね。

もっとも、私にとってはブラインドタッチしづらいのとマルチペアリングでないという事で帳消しの気分ですが。

分離を可能にしている機構ですが、分かれたキーボード同士はマグネットでくっついています。

結構磁力は強力で、机の上に置いた状態で強めに振っても離れることはありません。

一応キーボードをロックするのに上下側面にスライドして金属のピンが出るようになっています。

ただこのピンは画像からも分かるように、左右にキーボードを引けば抜けてしまい、あくまでキーボードを持ち上げた時など中折れするのを防ぐためなのですが、細すぎてその役目を果たしているとは思えません。

また、なぜかこのスライドが異様に硬くて爪が折れそうになってしまいました(--;

はるななさんのレビューでも同様の事が書かれていましたので、私の所だけではなかったようです。

そして、手前側のスライドは何度かスライドさせているうちに逆にスカスカになってしまい、勝手に左右に動いてしまっています。 

あと、他のモバイルキーボードの様にスマホ用のスタンドが内蔵されています。
右側手前に内蔵
右側手前に内蔵

ただ、あまりに簡易なモノなのでスマホなどでしょっちゅう使用するなら別にスタンドを用意すべきです。

角度が決まってしまうのは仕方が無いにしても、少しぶつかっただけで脚が畳まれてしまうのであくまでスタンドを用意し忘れてしまった時の非常用と考えていた方が良いでしょう。

こちらのスタンドを初めて出す時もめちゃくちゃ硬くて苦労したのですが、二回目以降がすんなり出るようになり、本体を持ち歩いていても突然飛び出すことはありません。

それと、なぜか Windows PCとペアリングした時に一度パスコードを入力してもキー入力が認識されないことがあったのですが、再現性が無くこの特殊な機構のせいなのか不明です。

期待が大きかっただけに不満の方が先にきてしまいましたが、この分離しているキーボードを繋ぎとめている部分はよく出来ています。

畳んだ状態の時はマグネットだけでキーボードが合わさっているのですが、片側のキーボードだけを持って振っても離れることはありません。

マグネットが強力なだけと言ってしまえばそれまでなのですが、重なる部分の溝の切り方がしっかりしているので、畳んでいる時も開いている時も接続部は少しもズレることがありません。

ペアリングに関しては先に書いたように一度だけ変なことはありましたが、それ以降は問題なく端末間で使用できています。
左側面
左側面

マルチペアリングではないので、利用したい端末を変える毎にペアリングしなくてはなりませんが、左側面にあるボタンを押すと機器検索モードになります。

キーボードによってはペアリングのボタンが分かりづらいものがありますが、この点は分かり易くて良いですね。

ボタンの左にあるスライドボタンは電源スイッチで、画像では OFFにしている状態です。

そして、microUSBの端子は充電用のポートになります。

キーボードが分離したり多くの OSで使えたりと良いところもあるのですが、普段ブラインドタッチをしている人にはお勧めすることは出来ません。

事前に製品画像で配列なども見てはいたのですが、こんなにブラインドタッチできないとは思いませんでした。

文章入力中に「Y」キーを押さなくてはならない度に修正、[Ctrl]や[ESC]を押したい度にキーボードを見なくてはならないのは結構なストレスです。

折角キーピッチが広いだけに残念です。
  • 購入金額

    5,584円

  • 購入日

    2012年10月12日

  • 購入場所

    バッファローダイレクト

22人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (6)

  • mickeyさん

    2012/11/11

    このようなガジェット、大好きです(^^)
  • atsuo@tokyoさん

    2012/11/12

    > mlckeyさん

    ほんとマグネットのくっつき具合は秀逸です。

    しかし今回は「Y」キーの押せなさ具合に泣きました....

    ホームポジションから右手人差し指が「Y」キーに届かないって無しでしょう。

    まぁ、何だかんだ言って今後も懲りずに直感でIYHを続けますが。
  • aoidiskさん

    2012/12/11

    分離型のキーボード

    いいですね



    此気になっているので、

    こいつもいいな 配列に難があるのか

    でも、きになりますね。
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