以前、スマート彗星レビューで作成した、個人用ストリーミング・サーバ。

SSDのレビューになってなかったSSDレビュー

まあ、確かに閲覧自体は可能だし、実用十分なのだけども、問題が無かった訳じゃ無い。MP3程度なら速攻再生だったが、流石に映像だと再生までの待ち時間が結構長く発生したり、電波状況次第では再生開始前に転ぶ事が多くあった。

特に、再生開始前に一度転ぶとAndroidOS自体が固まってしまう（アプリがフリーズして、それがタイムアウトするまでOSが凍る）事があり、再生開始時はアンテナ本数やHSか３Gかの確認を先に行うなどの対処で回避してきたが、やはり不便さは感じていた。

要するに、これらの問題は転送速度、つまるところPogoplugPC（旧PogoplugSoftware）に起因する問題だ。

だが、ある程度安全かつ確実にパーソナル・クラウドとWHSを連動する手段が、事実上これ以外に無かったため、ある程度仕方ないと割り切っていたのだ。

しかし、ついにそれらの問題からおさらば出来る時が来た。

今回導入した、このQloud Mediaは、PogoplugPCが自社サーバを経由してパーソナルクラウドまでのアクセスを提供するサービスであるのに対し、

対になるサーバ・アプリにより、クラウドとなるサーバとスマホが直接通信するアプリ形式のパーソナルクラウドである。

無論、リスクは高くなるのだけども、要らん迂回アクセスがない分、自宅回線がそこそこ高速なら、PogoplugPCより数倍快適にアクセス出来る。

そして、何よりアプリが安い。

機能限定版なんか、無料でアプリもサーバも使いたい放題だ。

また、安価でも手抜きは一切ない。使い勝手も非常にいい。

メニューボタンで呼び出す再生詳細画面。帯域変更がありがたすぎる。

容量を食うムービーや音楽データへのアクセスを主目的としており、アプリ自体がメディアプレイヤーとしての機能を同梱する。

このプレイヤー、標準アプリにちょいと手が加わった程度の代物だが、再生出来る形式も多いし、何より回線状況に応じて転送ビットレートを再生途中でも簡単に変更可なのは、ものすごくありがたい。

サムネイル表示も見やすいし、途中からの継続再生機能もあったりと、実に良く出来ている。

というか、実際に見て貰った方がわかりやすい。

以下、コメント入りのアプリのSSを貼っておく。

 PC側へインストールするサーバアプリ。無料。

 友人同士での共有も無論だが可。

ネットワーク関連の設定項目。ルーターや、ファイアウォールの設定変更が必要。 

 アクセスログも取れる。TXT保存機能あり。

サービスとして動かすことも出来る。地味に嬉しい機能。

ムービーはサムネ表示あり。映像データの簡単な説明も出る。

設定可能な帯域も多い。５１２前後が安定している。

アルバムの表紙データと連動した場合は、サムネイルが付く。

サウンド再生画面。再生中は右上に、アーティストやタイトルが表示される。

・・・と、駆け足で紹介してみたが、ほんとに良く出来たアプリなので、是非とも一度試してみて欲しい。

なお、写真などもサムネイル表示出来るが、Zip圧縮などはアクセス不可なのが惜しい。

このソフト、あとは自炊電子書籍データを丸々クラウドアクセス出来るようになったら、マジ最強なんだがな。