「今さらMFC!?」とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、世に公開されているオープンソースのソフトウェアにはMFCが採用されているものも多数存在します。
自分で作成するプログラムでMFCを使用しなくとも、そういったソフトをビルドするとなるとMFC関連のヘッダ・ライブラリが必要になります。
Microsoftが無償提供する開発環境であるexpress版では、MFCライブラリが含まれないため、express版を利用してビルドすることができません。
今回MFCを使用したソフトウェアを試験的にx64環境でビルドし、動作を見る必要があったため、expressでMFCをビルドする方法を探しました。
そうしたところ、DDK(現WDK)にはMFCヘッダ・ライブラリが含まれることがわかり、本ソフトを導入することにしました。
プロジェクトのVC++ディレクトリに、WDK内のincディレクトリを指定することにより、多少改変は入っているようですがMFCを利用したソースをビルドすることが可能になりました。
当然、MFCを使った開発の便利な機能(クラスウィザード等:Visual Studio 6での名称)を利用することはできません。
今回はそういった目的ではないため、その点の調査は行いませんでしたが、少なくとも無償環境でもMFCが利用できるという結論がでました。
MFCには賛否両論有り、C#の方がベタC言語を使ってきた人には受けが良いと聞きます。
私はC/C++しか使ったことがないため、C#は良く分かっておらず、MFCの方が身近に感じています。
追々C#も使ってみようとは思いつつ、時代に取り残されている感を薄々感じ初めています。
一昔前では高額な投資をしなければ使うことができなかった開発環境が、今はこうして無償で使えるようになったのもまた時代の流れでしょうか。
組み込み機器開発も便利なツールが増えたり、クラウド開発環境が提供されたりと、変わりつつあり、ベタC言語による開発は減っていくのかもしれません。
もしかしたら、人間がプログラム自体を書かず、コンピュータがプログラムを生産していく時代が来るのかもしれません。
そうなったら我々は廃業するしかないのでしょう...。
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購入金額
0円
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購入日
2012年06月頃
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購入場所
しばさん
2012/07/15
なんて思い出したりしました。大学時代の記憶がフラッシュバック…
蒼-aoi-さん
2012/07/15
人間にとってプラスの映画、マイナスの映画、いろいろありますが、余程の空想でない限り実現すると思います。
それまで人間や地球に時間が残っているかどうかかなぁと。