レビューメディア「ジグソー」

常用には耐えない!?

こうタイトルを打ちましたが、私の環境が不安定だった可能性が高いため、他の環境では安定動作できる可能性があることをお伝えしておきます。

一昨年、我が家のリビングで稼働していたDVDレコーダ代わりのテレビPCに内蔵していたHDDが、断末魔の悲鳴を上げてお亡くなりになりました。
ほとんどサルベージすることもできず、データのほとんどを失いました。
アナログ地上波時代に高圧縮で録画データでしたので、それほど痛みを感じはしませんでしたが、当時我が家の第2位スペックのマシンだっただけに、動作しなくなったこと自体を認められませんでした。

そのPCの内蔵HDDはIDE接続。
すでにその段階で世間はSATAに移行し、IDE接続HDDの価格は、SATA接続のそれの単価より上がっていました。
半死半生のPCのために、割高のHDDを買うのも悔しかったため、本品を購入し、余っていたSATA接続のHDD(これも大分怪しい)を流用することにしました。

本品は、IDE<->SATAの双方向変換が可能です。
IDEコネクタ1個、SATAコネクタ2個、それに電源コネクタが準備されており、SATAコネクタの接続箇所により、IDE->SATA変換か、SATA->IDE変換かを決定(切り替え)して使用することが可能です。
今回の場合、PCがIDE、HDDがSATAですので、SATA->IDE変換で使用しました。

実際に接続した変換HDDにWindows XPをインストールしました。
ベンチマークは記録していなかったため正確には分かりませんが、インストール時間・動作状況から感じられる体感速度としては、前に動作していたHDDと同じくらいだったと記憶しています。
ただし、前に動作していたHDDがそれなりに古く、OSも多数ソフトをインストールした状況だったことを考えると、変換HDDの方が遅かったのかもしれません。

インストール直後は、動作しそうな雰囲気があり、テレビPCの復活に期待しました。
しかし、使い続けているうちにBSOD(ブルースクリーン)を見かける回数が増え始めました。
特に起動・再起動・休止からの復帰等の電源絡みで発生することが多く、それはテレビPCとして致命傷でした。
そのうち、HDDが不安定になり、OS自体が起動しなくなりました。この原因が本品にあるかどうかは分かりません。

結局この組み合わせでの使用を諦め、地デジ移行を迎え、テレビPCも引退させることにしました。
いまだ押し入れには眠っているものの、テレビPCの引退を持って、我が家もIDE接続HDDを搭載したPCが存在しなくなり、大げさに言えば一つの時代が終わった感じがします。
と言いながら、いつか復活させようと目論んでいる私がここにいたりします。
  • 購入金額

    1,999円

  • 購入日

    不明

  • 購入場所

14人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • しばさん

    2012/06/19

    この手のIDE/SATA変換ブリッジは相性が激しいですよねぇ…
  • 蒼-aoi-さん

    2012/06/19

    そうですね。
    本品をもって、これ系の品は買わなくなりました。
    ただPCを使っているわたしにとっては、安定して動くことが重要なので。
  • notokenさん

    2012/06/20

    IDE-SATAの変換アダプタはある意味賭けですからね…。
    素直にIDEのHDDを…。

    おすすめは起動可能なRAIDボード(割と高い)を購入されるか、System用に50GBくらいのやつ、データ用にUSBかなぁ?
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