この度は「WN-G300TVGR」のレビュアーとして選出して頂き
ありがとうございました！
この製品の非常に面白いところは
ルーターに地デジチューナーをくっつけてしまったところで
無線で地デジを見ることができるようになるところでしょう
ケーブルに縛られず、好きな場所でテレビを見られるというのは非常に大きいですね
また「S3-951-F74U」はUSB端子が2つと少なく貴重ですので
USB端子を使用せずに地デジが見られるようになるというのも私としては大きな点です
ルーターとしてもGigabitLAN、IEEE802.11n、g、b対応、
ゲーム機の簡単接続といった機能も豊富で
こちらも魅力満載ですね
それでは早速ここからレビューを初めていきたいと思います
1．開梱してみよう
宅配状態
今回はアイオーデータ様よりの直送でした
運送会社はヤマト運輸です
開封
開封すると製品の箱、梱包材と共にアイオーデータ様からのお手紙
製品箱
早速取り出してみました
パッケージは意外と大きいです
箱比較
これまで使用してきた無線LANルーター「WN-G54/R4-U」の箱と比較すると
ご覧の通り
かなり大きさに違いがあります
お手紙
アイオーデータ様からのお手紙
非売品シール
箱には非売品のシールが貼られていました
開けてみる
開けてみると出迎えてくれたのは製品本体とACアダプタが納められた箱でした
同梱物
中身をすべて取り出してみました
・製品本体
・ACアダプタ
・縦置き用足
・LANケーブル
・マニュアル
・B-CASカード
となっています
今回はCD-ROMは付属しておりませんでした
mini B-CASカード
B-CASカードはmini B-CASカードですので
取り付けてもかさばらないのが非常にいいと思います
入出力端子
製品の入出力端子部です
一番特徴的なのがアンテナ入力端子とB-CASカード差し込み口ですね
切り替えスイッチ
切り替えスイッチになぜか「使用しません」の部分が
何かの流用か、それとも元々使用予定があったのか…
謎です
LANポート
有線LANは3ポート
欲を言えばもう1ポートほしかったところです
B-CASカード挿入口
B-CASカードはminiですので、それに合わせて挿入口もスリムサイズ
アンテナ部
アンテナ入力端子とACアダプタ端子
ファミリースマイル
フィルタリングサービス「ファミリースマイル」を1年間無料で使用可能です
気になった方は導入するのもよろしいかと思います
特にお子様がいてインターネットを使用される家庭では有用ではないでしょうか
縦置き用足
縦置き用の足は丸形
結構大きいですが、実際に固定してみると安定するので良いです
ACアダプタ
ACアダプタは横長タイプ
タップなどでは端に挿さないと干渉してしまうのが残念です
本体サイド
本体サイド部の写真です
WPSボタン
この製品の魅力の一つ
WPSボタンを押すだけで、ゲーム機やWindows 7マシンが簡単に無線LAZ接続できます
本体比較
「WN-G54/R4-U」とのサイズ比較
箱だけでなく本体サイズもかなり大きいです
無線アンテナがないのですっきりしているのと、黒カラーでかっこいいのがいいですね
２．設定～無線接続からテレビ視聴まで～
続いて無線LANとテレビの設定を行っていきたいと思います
まずは無線LANから
無線設定１
Windowsを起動させ、タスクバーの無線LAN接続アイコンをクリックします
無線設定２
「TV24456」をクリックします
無線設定３
上記の画面が表示されるので、本体のWPSボタンを長押しします
無線設定４
ボタンを長押しすると、WPSのランプが点滅し
自動的に無線LANに接続してくれます
無線５
無事に接続できました
続いてテレキングmobileの設定を行います
本製品にはアプリケーションCD-ROMは付属していないので、ホームページよりダウンロードします
テレビ設定１
まずはインターネットを起動します
URLに「http://www.iodata.jp/lib/」を入力しクリック
テレビ設定２
サポートライブラリのページに飛びますので
キーワードで探すのところで「WN-G300TVGR」と入力し、「検索」ボタンをクリックします
下の結果に表示された「WN-G300TVGR」を選択し、「選択した製品のページを開く」をクリックします
テレビ設定３
ソフトウェアダウンロードで、今回はWindows 7ですので
「Windows 7」をクリックします
テレビ設定４
少し下へスクロールさせ、「テレキングmobile for WN-G300TVGR」の
「ダウンロード」をクリックし、ダウンロードします
テレビ設定５
警告メッセージが表示されますが、「保存」をクリックします
テレビ設定6
ダウンロードされた「wng300tbgr_tm100」をダブルクリックし実行します
テレビ設定7
セキュリティの警告ダイアログが表示されますが、「実行」をクリックします
テレビ設定8
デスクトップに「wng300tvgr_tm100」というフォルダができるので
それをダブルクリックします
テレビ設定9
「Autorun」をクリックします
テレビ設定10
「インストール」をクリックします
テレビ設定11
インストーラーが起動しますので、「次へ」をクリックします
テレビ設定１２
セキュリティが起動し、インストールしますかと聞いてきますがので
「インストールする」をクリックします
テレビ設定１３
デバイスドライバのインストールが完了しました
「完了」をクリックします
テレビ設定１４
続いてテレキングmobileのインストールが始まりますので
「次へ」をクリックします
テレビ設定１５
インストール先のフォルダに変更がなければ「次へ」をクリックします
テレビ設定16
インストールが終わったら再起動します
これで無事にインストールが終了しました
引き続きチャンネル設定を行います
チャンネルスキャン１
インストールされた「テレキングmobile」をダブルクリックします
チャンネルスキャン２
チャンネルスキャンを行いますかと聞いてきますので、「はい」をクリックします
チャンネルスキャン３
チャンネルスキャンが開始されます
チャンネルスキャン４
スキャンが完了したら、「OK」をクリックします
テレビ視聴
テレビが視聴できるようになりました！
３．Ultrabookとの相性について
UltrabookのOSは基本Windows 7ですが
本体のWPSボタンを押すことで、ワンタッチで無線に接続可能な点は非常に楽ですね
インターネット初心者でも簡単に無線でインターネットが可能になる点は非常に評価できる点です
また地デジの画質も非常にきれいで、他の地デジチューナー系カードと画質は何ら劣らないと思います
無線で視聴が可能ですので、ケーブルにとらわれず
無線の届く範囲であればどこでも持ち運んで気軽に高画質な地デジを視聴できるのは大きいです
実際私はロフトで使用していますが、無線の届く範囲ならば
画像の乱れや音飛びなども発生することもなく、非常に快適に視聴することができました
どこでも手軽に持ち運んで（無線の届く範囲）視聴できるという点から
軽くて持ち運びに便利なUltrabookとの相性は抜群といえますね
４．使い勝手について
接続のしやすさについては２で述べましたので、ここでは主にテレキングmobileの使い勝手について
書いていこうと思います
チャンネル
左上付近にマウスカーソルを持って行くと、チャンネルリストが表示されます
一度に１０ほどのチャンネルリストが表示されるので、自分が見たいチャンネルにすぐ合わせられるのは
非常に便利です
右上
マウスカーソルを右上に持って行くと
ヘルプや最小化、閉じるメニューが表示されます
視聴を終えたい時はここから
ボリューム
マウスカーソルを下へもっていくと
ボリュームが変更できます
自分の好きな音量に一気に変えられるのでこれまた便利
サイズ変更
ダブルクリックすることで最大化できます
また四隅をドラックして引っ張ることで自分好みのサイズにも変更可能です
半分は作業用、半分は地デジ視聴といった使い方も可能です
右クリック
右クリックでもチャンネルやボリューム変更といったメニューを呼び出すことができます
またここでは主音声と副音声を切り替えるといった機能もあります
でも隅に合わせてのメニューが便利なので、普段ここを使うことはあまりないかもしれません
［残念な点］
続いて使用してみて残念だったところを述べていきます
・番組表がない
どのチャンネルでどの番組がやっているのか、またこれからどんな番組をやるのかがすぐわからないので
不便です
新聞を取っている方には不要といえば不要ではあるのですが
画面で一気に確認できるのはやはり便利ですので…
・録画できない
せっかく無線でも高画質に地デジが見れるのに残念なところです
もったいない感じがしますね
・デュアルディスプレイでは使えない
個人的に一番残念な点です
サブディスプレイ側に持って行こうとしても、押し戻されて移動することができません
これができればさらに用途は広がるだけに非常に惜しいです
ノートPCでもデュアルディスプレイでHDCP対応のモニタも出てきただけに…
５．まとめ
これまで使用してきて、テレビ視聴の点でやや残念なところも見られましたが
やはり簡単に無線LANに接続でき、さらに地デジを見ることが可能という点で
非常に魅力のある製品だと感じました
その地デジ視聴も無線でも途切れることなく視聴可能ですので
それこそ無線の届く範囲であれば、ケーブルや機器の煩わしさから解放され
気軽に移動したりしながら地デジが見れるというのは大きいと思います
あとは個人的にはデュアルディスプレイでも使用できるようになれば最高ですね
テレキングmobileのバージョンアップに期待です
そのテレキングmobileですが、視聴に特化したソフトだなと感じました
チャンネル切り替え（切り替えは多少時間がかかりますが…）、ボリューム変更、自分好みのサイズ設定など
非常に手軽に扱えるソフトでした
興味をもって、見るだけの方ならば非常に買いの製品だなと感じました
６．番外編（その１）
さあセットアップしていざテレビ視聴！
と意気込んだのはいいのですが、しばらくは「B-CASカードが認識できません」とエラーが表示され
視聴することができませんでした…
B-CASエラー
本体の困ったときにはのところでは、B-CASカードを挿し直して電源を入れ直してくださいとあったので
何度も繰り返してみたのですが、いっこうに改善する気配は無し
タスクトレイでもチューナー接続と切断を繰り返す状態でした
どうにもならなくなったので
テレキングmobileのヘルプを見てみると
「デバイスがない」という項目と、「ファイアウォールの設定が正しくない」という２つの項目を見つけました
早速デバイスマネージャを見てみると…
デバイスマネージャ（ドライバ無し）
ドライバがない…
インストールされたはずなのに…
というわけで今度はファイアウォールを一時的に切ってみました
するとドライバのインストールが開始され…
デバイスマネージャ（ドライバあり）
「GV-DTX051」ドライバがしっかりとインストールされました
この後、無事に地デジも視聴可能になりました
視聴できなくて困っている方は、この項目にも目を向けてみるとよろしいかと思います
７．番外編（その２）
デスクトップ内蔵用地デジチューナーカード「PIX-DT090-PE0」との比較を行ってみたいと思います
向こうはデスクトップ向けですが、ソフトの使い勝手の差などがわかれば面白いかなと思います
※テレキングmobileについては、先に掲載したものは画像等省いてますのでご了承ください
・画質
これについてはどちらについても差はなし
さすが地デジといえます
どちらも非常に美しい画像を見せてくれますね
・チャンネル切り替え
テレキングmobileは画面左上にマウスカーソルを持って行くことで一度に多数のチャンネルが表示され
非常に使いやすかったですが
「PIX-DT090-PE0」では…
PIX-DT090-PE0 チャンネル
右クリックしてチャンネル切り替えに合わせると６チャンネルほどが表示
他のチャンネルにしたい場合はマウスホイールなどで移動させる必要があり面倒
チャンネル操作は圧倒的にテレキングmobileが勝っているといえます
・ボリューム調整
テレキングmobileは画面下にマウスカーソルを持って行くことで自分の好きな音量に一気に切り替えが可能でした
「PIX-DT090-PE0」では
PIX-DT090-PE0 ボリューム
あらかじめ表示されているウインドウで変更可能です
好きな音量に一気に変更ではなく、１つ１つ変更していく形になります
急に小さくなったり大音量になったりせず最適な音量に合わせることができるので
どちらがいいかは一長一短かと思います
・録画
テレキングmobileでは録画は不可能…
「PIX-DT090-PE0」ではダブルチューナーを活かし
見たい番組が同時に重なった場合は片方録画、片方視聴といったことも可能です
もともとテレキングmobileには録画機能は付いていないため比較にもなりませんが
やはりダブルチューナーは便利だといえます
・デュアルディスプレイ視聴
テレキングmobileですとサブディスプレイ側に画面を移動させようとすると強制的にプライマリ側に戻され
サブディスプレイで視聴することは不可能ですが
「PIX-DT090-PE0」ではサブディスプレイ側でも視聴が可能です
この点はPIX-DT090-PE0が勝っているといえます
・テレビ番組表
これまたテレキングmobileには搭載されていないため比較にはなりませんが
「PIX-DT090-PE0」のテレビ番組表は…
PIX-DT090-PE0 番組表１
一度トップメニューを開く必要があります
その際自動的に最大化され、サブディスプレイ側でテレビを視聴していても強制的にプライマリ側に戻されます
PIX-DT090-PE0番組表２
その番組表もスクロールなどがかなり面倒で、どうにも使い勝手が悪い…
ほとんど使わないためあってもなくても一緒という状態に…
そういう観点では番組表に関しては同等といえるのかもしれません
・ユーザーアカウント制御ダイアログを表示させてみる
テレキングmobileの場合
アカウント制御テレキング
エラーが表示され、ＯＫを押しても画面は黒いまま
再度画面を表示させるにはテレキングmobile自体を再起動させる必要があります
PIX-DT090-PE0の場合
アカウント制御PIX-DT090-PE0
同じようにエラーが表示されますが、ＯＫを押すことで自動的に再起動してくれて
そのまま視聴が可能です
この点ではPIX-DT090-PE0が勝っているといえます
ただどちらにしろ一度映像が停止してしまうので、極力出さないようにするのがいいわけですが…
駆け足に比較してきましたが
ソフトウェアの使い勝手では圧倒的にテレキングmobileが勝っているなと感じました
mAgicTV Digitalも非常に使いやすかったですが、こちらも使い勝手は非常に良好です
視聴だけならばこの製品が良いなと感じました
対してPIX-DT090-PE0はダブルチューナー、また評判で安定性が強いというのもありますので
録画ならばこちらでしょうね
私はうまく使い分けていきたいと思います
まささん
2012/05/24
＞番組表がない
あると便利ですよね！録画までできたらまさに言うことなし！同感です(^-^)
harmankardonさん
2012/05/24
やはり，どこでもTVは，便利ですよね．
ネイエフさん
2012/05/25
ありがとうございます
本当番組表はあると便利ですよねぇ
録画は視聴専用と考えればいいのかもしれませんが
そうなるとやはり番組表はほしいところです
harmankardonさん
ありがとうございます
ワンセグではなくフルセグをどこでも見れるというのは大きいと思います
ケーブルの煩わしさもないですし
pixyfileさん
2012/05/28
番外編の１は役に立つ情報ですねぇ。
躓くところをレビューしてもらえると使う側としては非常にいいですよね！
無線でどの位置でも見られるのがいいですね。
androidとかiphoneとかでも見れるのかしら？アプリがないとダメですよねぇ。
ネイエフさん
2012/05/30
ありがとうございます
本当1日悩まされましたからねぇこれ（汗
いろいろマニュアルはみてみろということなのでしょう
iphone、ipad、ipodは専用アプリがあるので、そちらなら視聴が可能です
私はもってないので試せませんが…
androidのアプリもだしてもらいたいものです