組み込み機器開発者の端くれとして毎日仕事に追われる私。
好きでこの業種にいるため苦ではなく（時にはありますが）、趣味にまで影響を及ぼし、半分仕事のようなことを趣味にしています。

仕事ではソフト開発をメインにしているため、自分で回路を設計したり、基盤を組み上げたりすることはありません。ただ、回路図を見て測定器で計測したりすることはあります。
そんなことを大学時代からやってきていたため、関数電卓とテスターは15年以上前の物を使い続けてきていました。

そのテスターが先日壊れました。
テスターを使う機会も最近ではほとんどなくなっていたため、今更買いなおすのも...と購入を躊躇していました。次の機会がきたら購入しよう、と。
と、その機会がいきなり来ました。
テスターが必要になったわけではなく、先日プレミアムレビュー選出頂いたRecBoxの消費電力を計測してみたかったのです。

届いた本品を開封してみると、とても大きい！大き過ぎます。
クランプの部分を除けば、今までのテスターと変わらない程度ですが、付属するケースもクランプの部分に合わせてあるため、大きく見えます。
通勤バックに常備する予定でしたが、それはやめておくことにします。

目的としていた電流測定ですが、分解能が100mAと1Aの切り替えで、かなり大きなレンジでした。
後ほどRecBoxレビューにも記載しますが、RecBoxの電流は瞬間最大でも200mAを超えるかどうか。そのため、本品ではほとんど振れないことになります。

それでは本品を購入した意味がないので、10倍にして計測することにしました。
100円ショップで購入した1mの延長コードを裂き、片方ずつ5回巻き、計10回巻きにして計測しました。
うまく10倍で計測ができ、RecBoxのスタンバイ時に60mA程度消費することも分かりました。
電流測定をメインに考えていたため、しばらくはこの10倍コードをそのままにして使いたいと思います。