レビューメディア「ジグソー」

キャラグラ戸部さん

ぷよぷよ~んとか、絶対少年とか、新ナビルナとか、人類は衰退しました(新)とか、スティングの作品の数々のキャラグラを書いている戸部淑さんがキャラグラのギャルゲー。
私はスティングのリヴィエラ以来戸部さんのファンでして、ヤフオクで見かけたときは思わず飛びついてしまいました。
出品者に『こんなの買うなんて数寄者ですねえ』みたいなことをポジティブに言われましたが。

私にとっての初めてのギャルゲーでした。
ゲーム内容としてはいたってシンプルで、昼休みと放課後に『どこに行こうか』と言って選択肢が出る。選んだ先に彼女候補がいてイベントが起きる。これをひたすら繰り返すだけ。
シンプルって言うかさあ……


ストーリーは
『主人公の通っていた男子高の校舎が雪で潰れたので近くの女子高に一時的に匿ってもらったからついでに彼女もここでゲットしちまおうぜ』なんていう適当なもの。
やはり定番と言うべきか、主人公の友人として憎めない、時折彼女候補の情報と隠れたりする奴もいます。


2人くらいエンディング見た気がするけど、やはり幼馴染のイベントが一番印象的でした。

主人公には今は遠くに進学している『みちお君』なる友達がおり、昔は3人で遊んでいたが今ではみちお君と幼馴染は彼氏彼女の関係になっていた。
主人公は久しぶりに会った幼馴染と距離を縮めていくがその陰にはみちお君がちらつく。
そうしている内に主人公の学校の復旧は進み、そして完成を目前とした頃にみちお君がこの街に帰ってくるという話を幼馴染の口から明かされる――。


っていう。
当時浪人生でまだ高校への未練がタラタラ残っていた頃だったのでものすごく心に突き刺さりました。
ゲームのシステム自体はアレでしたが、ストーリーの内容自体は決して捨てたもんじゃないと思いますね。

これのシナリオ書いた人はその後自分のホームページで型月のエロ同人公開して仕事クレクレアピールして顰蹙買った経緯とかがあるそうですがそれを抜きにしたら。



ああ、そういえばこれのキャストの中に唯一今でも名前見る人がいるんですよね。
確か榊原ゆいさんだったと思うのですが、一人しかいないというのも寂しいですね。

あ、あと一人いた。友人。石田彰さん。こっちは完全に石田さんですね。
もう10年前の作品なのによくも変わらない仕事が出来るなっていい意味で感心します。
  • 購入金額

    500円

  • 購入日

    2012年02月11日

  • 購入場所

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