ダンスを辞めてはや10年以上・・・
すっかり古ぼけてしまっていますが、思い出が強すぎるために捨てられずにいます。
現役時代、各社のシューズを試しましたが、
この種類が一番履きやすく、見栄えも良いので好んで履いていました。
これは大学4回生時に購入した最後のものです。
競技ダンス・・・一般的には社交ダンスと呼ばれるものですが、
「ご年配の方の趣味」というイメージが強いですよね。
高校まで柔道をしていた私がなぜか大学時代これにハマりました。
理由は負けず嫌いだったからです。
当たり前ですが、柔道していた人間には上手く踊れるわけもなく。。。
止めときゃいいのに入部してしまい、そのまま紆余曲折あるも4年間ガッツリと。
完全なるダンスマシーン(ちょいポンコツ)の出来上がりです。
望んだ最終戦…
二次予選後に準決勝進出者が発表されるんですが、
12人中11人まで発表されて、「やっぱり俺じゃダメか・・・」と思った直後、
………
最後の番号は自分の番号でした。
多分それまでの人生の中で一番嬉しかったかも。
まだ試合は終わってもいないのに、恥ずかしながらめちゃ涙出てました。
準決勝戦の結果は・・・ダメでした。全国一位にはなれなかったけど、良いんです。
やり切りました。
ここで「ダンスを闘う私」は死にました。
その後、就職してそれなりに仕事でのやりがいや嬉しさはありましたが、
あの最終戦の嬉しさに匹敵するものは得られなかったかな。
あの興奮をもう再度味わいたくて、一度アマチュアとして復帰しましたが、
2戦出て辞めてしまいました。やっぱりあの時に、ダンスをする私は死んでいたんです。
限られた期間(大学4年間)に頑張るというところが重要なエッセンスだったのかな。
10年経って、私の環境は変わりました。
居住地も仕事も変わり、そして何より家庭が出来ました。
嫁は私がダンスをしていたことをあまりよく思っていないみたいです。
まぁちょっと浮世離れした世界ですし。
2歳になった子供は最近音楽に合わせて身体を動かすのが好きみたいです。
種別は何でも良いんですけど、物心ついたときに
ダンスの世界に興味をもってくれたら良いなぁと密かに願うのでした。
最後に
「ありがとうダンス。君と巡りあえて良かった。
君と合わなければ、私の人生はさぞ虚しいものになっていた思う。」
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購入金額
12,000円
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購入日
不明
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購入場所
たぅさん
2011/12/09
JUN8731さん
2011/12/10
コメント有難うございます!
>>まさに青春のおもいの詰まった逸品ですね・・・^^
ハイ!何回か嫁に捨てるよう言われましたが、やっぱり捨てられないですね。
私にとっては古美術品のようなものです(笑)