レビューメディア「ジグソー」

海洋冒険小説の最高峰、待望の映像化


ナポレオン戦役時代の英国海軍の海尉心得(士官候補生)であるホーンブロワーは、退役寸前の三等戦列艦ジャスティニアンに配属されるが、先任士官のシンプソンによる新兵イジメへの反発、シンプソンへ決闘を申し込む。
同じくシンプソンの「圧政」に長年苦しんでいた先輩士官であるクレイトンは、若きホーンブロワーの見せた反抗心に賛同、ホーンブロワーを決闘で死なせないため身代わりにシンプソンと決闘、命を落とす。

クレイトンが死んだその日、フランス王ルイ16世がフランス革命政府により処刑された。
英国はフランスと戦争状態へ突入。戦時体制への移行に伴い、ホーンブロワーは歴戦のフリゲート艦・インディファティカブルに転属され、決闘で重傷を負ったシンプソンはジャスティニアンに留まる。

インディファティカブルに転属後、ホーンブロワーは持ち前の才覚で頭角を現し始め、最初は若造と馬鹿にしていた部下からも一目置かれ始めた。

そして、ホーンブロワーは拿捕した輸送船の回送という形で、初めての指揮に望む―――


------------------------------------------------

海洋冒険小説の原点にして、最高傑作と呼び声高い「海の男・ホンブロワー」を映像化したドラマシリーズ。
十年くらい前に、NHKでも放送されていたから、見た人も居たんじゃ無かろうか。

本作で主人公・ホンブロワーを演じたヨアン・グリフィズは、この作品で英国のトップスターとなり、ハリウッド進出を果たした。

ホンモノの帆船を利用した撮影に、徹底した時代考証による隙のないセット、衣装、言い回し等々、ここまでやらんでも・・・という、英国人特有の執念とも言えるリアリティで、制作当時としては破格の映像となっている。

ちなみに、本作でもう一人俳優として出世したのが、ホーンブロワーの同僚士官であるケネディ役のジェイミー・バンバー。
本来、第一話だけのチョイ役で終わるはずだったが、バンバーの好演からケネディ役の続投が決定。
原作では数行で退場するケネディが、第三シリーズまで登場し続ける事となった。

バンバーは、この役で人気を掴んだ後、バンド・オブ・ブラザーズでレギュラーの座を射止め、先年リメイクされたバトルスター・ギャラクティカでは、主人公アポロ役に抜擢されてたりする。


日米英で放送され、作品自体の評価は非常に良かったが、ヨアン・グリフィズが続編制作に乗り気でなかったことや、一作あたりの制作費がテレビシリーズとしては高かった事などから、3シリーズ8話以降、何度か続編制作の話があったものの、現在も計画保留中。

・・・御願いですから、続編作ってぇぇぇぇ!(血涙)
  • 購入金額

    15,960円

  • 購入日

    2004年頃

  • 購入場所

7人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (0)

ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。

YouTube の動画を挿入

YouTube の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ニコニコ動画の動画を挿入

ニコニコ動画の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ZIGSOWリンク挿入

検索対象とキーワードを入力してください

    外部リンクを挿入

    リンク先の URL とタイトルを入力してください

    URL を正しく入力してください。

    画像を挿入(最大サイズ6MB)

    画像を選択してください

    ファイルサイズが6MBを超えています

    別の画像を追加

    ZIGSOW にログイン

    ZIGSOW会員登録(無料)はこちらから