RADEON 5850はクロックソースが２つしかない製品が多いので、３台以上のモニターを繋ぐときはアクティブタイプのDisplayPort変換アダプタじゃないと使えなかったはず。
私も同じ罠に陥りました(爆
アクティブタイプのアダプタって高い上に、売り場でアクティブかパッシブか明記されていない場合が多いんですよね…

シングルチャネル、デュアルチャネルは以前に聞いた覚えがありますが、アクティブとパッシブって何ですか？状態ですｗｗｗｗ
仕事の待ち時間でパチンコ行って30分で5000円ほど増えたので、まぁ勉強代ってことでいいかｗ

ディスプレイに信号を伝えるためにクロックソースが必要になるのですが、DVIなどは１出力に対し１つのクロックソースが必要となりますが、DisplayPortにはそういった制約がありません。
Radeon 58xxは２つのクロックソースを持っているので、DVI×２などの構成が可能となります。

Eyefinityで３台以上のモニターを繋ぐ場合、最低１台はDisplayPortで接続する必要があります。
モニター側がDisplayPortであればそのまま接続できますが（上記の通りクロックソースの制約がない）、モニターがDVIの場合はビデオカード側のDisplayPortからはクロックソースが出力されない（既に２つ分を消費してしまっている）ので、クロックソースを別途生成する必要があります。

ここで問題なのが、安いパッシブ型のアダプタは単なるコネクタを変換する機能だけしか持たないので、クロックソースを生成する機能が備わっていません。
このため、パッシブ型のアダプタを使ってディスプレイを繋いでも、使用することが出来ません。
DVIで出力するためには、クロックソースを生成するチップが搭載されたアクティブ型の変換コネクタを使用する必要があるのはこのためとなります。

…って感じなのですが、ややこしいですよね、これ。
たいていの方は、安いDisplayPort－DVI変換コネクタを買えば使えると勘違いするんじゃないかなぁ…（私もそのクチですが）。
しかも、安価なアクティブ型の変換アダプタってなかなか売っていなかったりします。

最初からビデオカードが３系統のDVIに対応してくれればいいのですが、とはいえ３画面以上を接続するユーザーはかなりニッチのはずですので、そのようなユーザーのためにコストが増すチップをビデオカード側に実装するのもメリットはありませんから、やはりアクティブ型の変換アダプタを買うしかなさそうです。

DVIで３画面構成可能なカードだと、こういうのがあります。
5画面出力が可能な「Radeon HD 6870」カードが登場（SAPPHIRE FLEX HD6870 1G GDDR5 PCI-E）

Eyefinityとクロックソースについて詳しくはこちら
ホロデッキへと続く多画面技術「ATI Eyefinity」の背景