レビューメディア「ジグソー」

The Coming of Shadows

バビロン・プロジェクトは平和をかけた人類最後の願いだった。
それは中立地帯に設けられた全長8キロの自己充足した空間であり、25万人の人類と異星人の
ための貿易と外交の場。

そして宇宙の闇に輝く、たったひとつの道標。

時は人類史、第三紀元の幕開け。巨大な戦争の影が忍び寄っていた。
これは最後のバビロン・ステーションの物語である。

地球歴2259年、その基地の名は…バビロン5





シンクレア司令官、解任―――
地球同盟大統領ルイス・サンティアゴ暗殺による混乱は、地球より遠く離れたバビロン5にも様々な影響を及ぼしていた。
新司令官に就任したジョン・シェリダンは、地球-ミンバリ戦争における地球側の英雄だが、ミンバリ連邦の反発を招くこと必至であるこの人事は、バビロン5に新たなる危機を呼び込んでしまう。

シェリダンの司令官就任に反発するミンバリ連邦政府、ますます混迷を深めるセントーリとナーンの対立。そして、謎の種族による無差別連続襲撃事件。
様々な混乱と謎を抱えたまま、銀河系に再び戦乱が訪れる。

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実はこのバビロン5、米国においてもシーズン1の時点では「CGは凄い(当時の感覚では)けど、佳作」っていう程度の評価でしかなかった。
本作品が米国でブレイクするきっかけとなったのは、この第二シーズン。

ファン層ですら「大根役者」とこき下ろしていた、シンクレア司令官役のマイケル・オハラが配信局側の強烈な意向により降板。
新司令官シェリダン役として、映画「トロン(旧作と新作双方で登場)」にてアラン役を務めた、ブルース・ボクスライトナーが抜擢された。

作品自体も、戦闘シーン、アクション要素が増えたことで、新たなファン層を開拓。
特に、シーズン2の第9話「シャドウ軍団の暗躍」が、ヒューゴー賞を授賞したことで一気に名が売れ、「スタートレックを超えた」という評を得るまでに至る。

実際、シーズン2のエピソードは殆どスカがなく、非常にクオリティが高い。

「複線とか気にしないなら、このシーズンから見ても問題ない」

なんていう意見もあるくらいで、シーズン1に漂っていた「もっさり感」は皆無。
単独のエピソードとして見ても面白い話が多いのも特徴で、『TV番組「バビロン5 36時間」』や『伝染病の恐怖』あたりなんかは、個人的にもお勧め。
  • 購入金額

    15,750円

  • 購入日

    2011年08月03日

  • 購入場所

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