TORNADOは、俗に510系と呼ばれる中国が開発した電子タバコの発展型です。
何で「系」なんて付くかと言えば、最初の510が発売されたあと、それが評判になるや即座に大量のコピー商品が出回り、大容量バッテリーとか大型カートリッジなどの拡張キット製品も大量に登場した(勿論、510のメーカーに断りもなく)ことで、「系」と呼ぶほか無くなったため。
TORNADOは、その510系を製造するメーカーの一つTotally Wickedの製品ですが、ここUSとUKが本拠地。
商品の質はまあまあ高く、比較的「初めてでも安心」して買えるメーカーでもあります。
・・・で、そのTotally Wickedの最新シリーズですが、今度のやつは510系じゃ無くなりました。
一応、バッテリーや充電器などは共通で使えるのですが、電子タバコの心臓部であるアトマイザー(気化器)とカートリッジの方式が全面的に変更されています。
まず、カートリッジですが、このように「透明樹脂」になりました。
半透明なので、電子タバコの煙の元になるリキッドの消費量が一目瞭然となり、使い勝手が向上しています。
次に、リキッドの保持方式が変更されました。
今までは、このようなフィルターにリキッドを染みこませて保持していたのですが、
新型は、このようにタンクに直接詰めて、フタをする方式になりました。
これらの変更により、今までは「リキッドがいつごろ尽きるか分からないし、リキッドが尽きたらフィルターが焦げて、咳き込むほど酷い煙を吸い込んでしまう」という、電子タバコ最大の欠点が解消されました。
また、リキッドの詰めすぎによるフィルターからの液漏れが無くなり、吸い始めから吸い終わりまで、安定した動作が出来るようになりました。
このへんの調整が、今まで全て「使う人がコツを掴むまで試行錯誤」だったわけですが、それらの試行錯誤が一切不要となり、誰でも手軽に、安定した動作が出来るようになっています。
当然、カートリッジが変更されたので、気化器の構造も変更されました。
今までは、フィルター全体からのリキッドを広範囲に受け取る構造でしたが、
新型は、このように一度「筒状の部品でリキッドを受け取り、一定量を気化器に垂らす」方式となっています。
この改良により、適量を推し量る必要も無くなりました。
では、早速使ってみることにしましょう。
最初に、カートリッジの蓋を取って、
カートリッジへ、ニコチン・リキッドを注入。(2ml入ります)
最後にフタを付けて、完了。
このフタは、一回気化器に取り付けると穴が開くように作られているため、基本的にフタは再利用出来ないことになっています。
(最も、カートリッジを下にして、気化器を取り付ければ「穴があいていようが、リキッドは漏れない」ので、実質今までのフィルタ式より遙かに長く再利用出来ますが。)
次に、気化器へ充電したバッテリーをねじ込み、
最後に、気化器へカートリッジを押し込めば準備完了。
バッテリーにあるスイッチを押さえながら吸い込めば、タバコ同様に煙(というか水蒸気)が出て、リキッドのフレーバーとニコチンが供給されます。
なお、ここで提示している価格ですが、これは
気化器二個、バッテリー二本、カートリッジ5個、充電器、リキッド30ml
をセットで購入した場合の、だいたいの金額です。
実際には送料が高い(航空便なので3000円近い)ので、1万円を超えます。
ただし、このセット一つで一ヶ月は楽勝で持ちます。
リキッドの補充も、相当なヘビーでなければ一日一回弱で十分。
そして、バッテリーも気化器も結構長持ちしますので、半年程度に一回の更新で十分。
つまり、二回目以降は「リキッドとカートリッジ」代しかかからないため、一年単位で考えると、一月のタバコ代は、4000円を切ります。
私は、これに切り替えてから一ヶ月一万円以上が浮いたほか、タバコによる咳き込みがほとんど無くなりました。
ちなみに、購入は直接Totally WickedのWebサイトからの通販となります。
購入時には、クレジットカードとペイパル、それにTotally Wickedへのアカウント登録が必要です。
個人輸入扱いのため、薬事法はクリア出来ますが、リキッドのみ「一ヶ月分」の購入を限度とされます。
今まで、税関の開封検査を二度受けていますが、30ml二本までは問題なく通関出来るようです。
私は一ヶ月で一本消費しますが、少ない人はもっと安く上がるかと・・・・・
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購入金額
8,000円
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購入日
2011年05月31日
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購入場所
とっぷりんさん
2011/06/01
Vossさん
2011/06/01