ThinkPad 600シリーズは、自分のもちもの紹介で書いている通り、今後作られる事のないような贅沢PC(性能的な意味ではない)なので、たとえ壊れていてもこういう物に手を出してしまうんですねw
ちなみに、このキーボードの型番は02K4785ですが、日本語キーボードは02K4786となります。英語に比べれば非常にマイナーな言語である日本語が、英語キーボードの次の番号であるというのは、ThinkPadの開発に日本が強く関わっているという証拠でしょう。
ちなみに、560Zというのは、ThinkPadの中でもモバイル機に位置する機種です。560シリーズは無印→E→X→Zとなるのですが、最終モデルの560Zのみに、ThinkPad 600用と同じキーボードが搭載されているのです。しかし、筐体が600と比べて脆弱であるらしく、同じキーボードながらキータッチはさほど良くない(あくまで600と比べて)そうです。
と言うわけで、キーボードの貼り替えです。
このThinkPadをバラすと、最近のThinkPadの進化を思い知らされますw というのも、イマドキの物はキーボードがネジ2~3本で留まっていて、簡単に取り外せるのですが、600系はなんと12本。さらにパームレストを剥がす必要もあります。
しかし、ネジ数を減らされた結果、端がたわんだり、使っている内にキーボードが反ったりという事が起きています。IBMは、「600系のキーボードは整備性に難があり、完璧ではない」と言っていますが、キーボードなんてそう外す部品ではないので、整備性を犠牲にしてでも打鍵感を良くして欲しいと思います。
さて、600系は保守マニュアルがPDFになって公開されているので、それを見ながらやれば問題ないですが、レビューという事で書いてみます。
まずは、バッテリ、ウルトラベイ、HDDを外しておきます。ネジはHDDで一本しか使っておらず、これがThinkPadの素晴らしい所。10年経っても変わりません。
次に、マニュアルで指示されている背面のネジを外していきます。ネジカバーは頑張れば傷つけずに取れます。バッテリの場所にさりげなく一本あるので注意です。
すると、パームレストが浮きます。パームレストを若干たわませながら2本のケーブルを抜き、液晶フレキケーブルに気を付けながら剥がすという、ここが一番の難関でしょうね。整備性が悪いというIBMさんの言葉も頷けます。写真を撮っていなくて申し訳ないです。
剥がれたらこの状態になります。もうスッカラカン状態で、液晶を広げると後ろに倒れます。
次に、パームレストからキーボードを外します。これは普通にネジを抜いていくだけで、特に難しくはないです。ただし、スピーカーのケーブルにだけは気を付けます。
キーボードたち。
あとは、逆の行程を辿っていくだけです。やはり、ケーブルを挿す作業は面倒で、失敗したら色々とおじゃんになってしまいますが、これは仕方ないです。
完成!やっぱUSキーボードかっけーw
また、600Xの不調の原因が分かりました。どうもメモリがおかしかったみたいです。不良っぽいメモリを外すとウソみたいに動くようになりました。やはり、不調になった時は外せる物は全て外さなければなりませんね。
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購入金額
2,300円
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購入日
2011年05月18日
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購入場所
ヤフーオークション
aoidiskさん
2011/05/21
こんなのあるんですね。初めて知りました。
ありがとうございます。
名湯さん
2011/05/21
名湯さん
2011/05/29
ぽんさん
2012/02/24
私の知人(大先輩ですが)もIBMのUSキーボード好きなかたで、こぞって交換されているのを思い出しました^^;
名湯さん
2012/02/24
メインで使っている、R52というThinkPadもUSキーボードですし、デスクトップ用のUSキーボードも2枚もっています。