元々、miniITXのMotherBoardをケースの上に設置するという変わったオープンタイプのLIAN LIのケースです。
日本特別仕様との事で、海外ではOptionとなるATX対応の専用天板?が付属します。
色はシルバー、ブラック、レッドと三色の展開です。
詳しくはメーカーサイト
をご覧下さい。
アキバのFaithで、お値段何と!7980円で販売されてました。
色は赤しか残ってませんでしたが、赤が好きなので迷わずゲットしました。
●付属品について
最近のケースには珍しく、ビープ音用のスピーカーも付属します。
主要なネジは黒で統一されており、個人的には好感がもてます。
取説によると、USB3.0にも対応しそうな感じですが、USB3.0の周辺機器を持ってない
ので未確認です。
miniITXで使う場合はPCIスロット2本、ATXを載せる場合は8本のカードホルダーが
使えます。
SLIやCFXにも楽に対応できるかと思われます。
実は、今回検証台を換えるに当たって、ビデオカードを固定出来る物を、と考えてました。このケースなら、ビデオカードが確実に固定出来る所も、大きなポイントでした。
レッドモデルはカードホルダー部分も赤/黒になっており、ここも自分の好みですね。
●各部の造りについて
両サイドパネルは黒い小さなネジ6本で留まってます。
多少、面倒さを感じますが、精度は高く穴位置のズレもありません。
ケース内部の奥行きは約20cmありますが、フロントのポートからの配線がありますので、搭載できる電源には制限があるかと。
プラグインの電源の場合、コネクタが干渉して入らない事も考えられます。
元々がminiITX用のケースですから、この辺は仕方ないのかもと感じます。
Power、Resetボタン共にストロークは浅く、カチッとした感触の押し心地です。
まぁ、Mother側のボタンでしか電源は入れませんが、仮にITXで常用マシンとして使う時もいい感じで使えそうです(個人的な好みですが)。
光学ドライブは蓋があるのでドライブのベゼルの色を選びません。
スイッチの精度も問題なく、ドライブ側のボタンにもジャストフィットします。
3.5inchベイはODDの上にあり、別のゲージに取り付けてODDの上に設置します。
各ドライブの固定はワンタッチ式ではなく、ネジで固定するタイプです。
個人的にはネジで確実に固定する方が好きなので、ここも安心感が高いかと。
ただ、全てがアルミと言っても過言では無いので、トルク掛け過ぎてネジを締めない様に注意する必要はあります。
底面には電源用の吸気穴もあり、外側から簡単に外せるフィルターも付いてます。
吸気はここからしか無いので、HDDの熱が心配なのが唯一の難点でしょうか。
●使用感について
先ず電源の長さの問題ですが、1000w級の電源はほとんど入らないかと。
1000w級となると、短い物でも奥行き180mmはあります。
自分の電源は200mmありましたから、確実に無理でした。
そこで、HDDとODDはプラグインの650w電源、CPUとATXとビデオカードとSSD2台(RAID0)は外部から1000wの電源を使用する事にしました。
ビデオカードがGTX580なので、もしSLIで検証する場合はこの組み合わせで無いと
安心感がありません。
見栄えが著しく悪くなりますが、ここは我慢するしか無いかと思います。
天板の取り付け方向は、画像の方向にしか付けられないので、SATAポートがケース正面に来ます。
注意しなければならないのは、SATAケーブルの長さですね。
最低でも50cmの長さは必要です。
自分はケース本体と天板の間を通しましたが、ラウンドケーブルで太い物は通らない可能性もあります。
●総評
電源を2台必要とする、HDDへの風が当たらないといった不満は感じますが、全体的にはかなり満足してます。
行く行くはminiITXで省エネPCにするのが良さそうだなぁ、と感じます。
それなら電源も1台で済みますし。
これで7980円だったと考えると、かなりお買い得だったなぁ!と感じます。
☆4/10追記です☆
心配だったケース内のHDD温度を見てみました。
室温23℃での測定です。
この位なら、そんなに心配しなくていいかもです。
ただし、完全な倉庫用としての使い方である事、OSはケース外のSSDに入ってる事を考えるとビミョーですね。
電源も二台だと起動時にHDDのスピンアップのタイミングがおかしい様な気がして、
結局Cosairの1000W一台を外から接続する、という形にしました。
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購入金額
7,980円
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購入日
2011年04月03日
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購入場所
Faith
Sheltieさん
2011/04/08
Lian-Liのケースは良い感じですよね。以前購入したMini-ITXのPC-Q08Rは板とCPUを入れた状態で放置されているので、そろそろ組み上げないと・・・(>_<)
ひろひさるさん
2011/04/08
本当にお買い得だったと感じてます。
同じLIAN LIで取っ手の付いた「おかもちタイプ」と悩んだんですが、そちらは14000円
近い価格だったので諦めました。
祖父では同じ物が13000円overで売られてましたね。
教えてくれた知り合いに感謝です。
miniITXは自分も最近メチャ興味あります。
1155なら面白いマシンが作れそうですよね。
s3zm4rさん
2011/04/11
ひろひさるさんが悩まれたと言う「おかもちタイプ」は、"まな板"用途としては正直おすすめ出来ない構造でしたので、こちらを選んで正解だと思います。
日本独自仕様でオプション品のATX用天板が付属するのも大変魅力的ですね。
うーむ。欲しいw
ひろひさるさん
2011/04/12
「おかもちタイプ」はs3zm4rさんのレビューを読んでたので、執っ手の
件は頭に残ってました。
それも、この製品を選ぶ大きな理由になりました。
ありがとうございました。
難点は大きな電源は入らない事かと。
余裕を見て、プラグイン式であれば160mm位の奥行きの電源がお勧めかと。
そうなると、ハイエンドな構成では心許ない感じもしますね。
ケース背面のケーブルを通す穴も、それ程は大きく執られてないので、
ビデオカード複数枚だとケーブル通すのが大変かもです。
ATX24ピンコネクタもケース正面にしか設定出来ないので、ケーブルの長さも
それなりに必要とします。
自分はかなり安く買えたので満足ですが、13000円以上となると…?って
感じですかねぇ(個人的な感覚と財政状況では)(苦笑)