レビューメディア「ジグソー」

詰めの甘さが、英国製

元は英国製の折りたたみ自転車です。

現在は台湾のメーカーがやってるんだったかな?

 

ヤフオクで中古品をゲットしました。

程度はイマイチでしたが、とりあえずは走れています。

サビが目立つし、サドルは破けてるし、グリップもなかったです。

長期間、放置自転車として野ざらしだったぽいです。

※そういう自治体の放置自転車を買い集めて再販してる専門業者から買ったのです。

 

STRIDAは1987年にMk.1が出て、細かくアップデートが続いています。

自分が入手したのはおそらくMk3〜3.3あたり。

入手時点で難あり状態なので、細かい部分がわかっていません。

Mk3系と判断したのも、16インチスポークホイール+前後ドラムブレーキ+赤色フレームだったからです。

現行バージョンは全車ディスクブレーキなので、まず違うと判断できます。

 

見た目に目立つのが、そのフォルム。

数字の4を斜めにした感じです。

そのフレームはわずか3本で構成されています。

太めのアルミパイプを曲げ加工しているようです。

そのウチ1本がフロントフォークになっていて、前輪〜ハンドルまで全部一体で動きます。

 

折りたたみは慣れれば10秒らしいですが、やりにくいです。

フロントフォーク下側のロックを外して駆動系をサドル側にたたんで、前輪と後輪をマグネットでくっつけて、ハンドルをたためば完了です。

……が、意外とやりにくい。なかなか言うことをききません。

慣れが必要です。

最新型の折りたたみ自転車みたいにサクッと畳めるわけではありません。

 

駆動系はシングルスピードのベルトドライブです。

注油の手間が省けるので、街乗りにはありがたい構造です。

ギア比の都合で、速度はママチャリ程度しか出ません。

この形状で50kmとか出ても扱いきれませんので、問題はないと思います。

……なのですが、負荷のかかる箇所なのに樹脂部品がやたら多く、固定もネジ止めだらけのため、あちこち軋み音がします。

50kmで漕いだら走行中にバラけることうけあいです。

トドメにネジも材質が微妙だったのか、錆びています。

せめてステンレスだったら救いがあるのですがねえ。

 

ブレーキはドラムブレーキです。

強くは効きませんが、十分な性能があります。

ブレーキワイヤーを長く取りまわしてるせいか、リアはブレーキの戻りが悪いです。

※最新版だとディスクブレーキなので、制動力は文句なしになってます。

 

タイヤは16インチ、HE規格です。

同じく16インチのブロンプトンとはWO規格で、互換性がありません。

ゆえに、タイヤの選択肢が少ないという問題があります。

自分が買った車体は、子供用自転車のものと思われる16x1.75が組み込まれてました。

空気圧が低すぎて乗り味が悪いので、交換対象ですね。

……ブロンプトンと同じならタイヤも選べるのに、残念です。

 

普通の自転車は車輪をフォークで挟んで両側を固定しますが、STRIDAは片持ちです。

前輪が左側片持ち、後輪が右側片持ちです。

開いた側はマグネットがついていて、折りたたみのときの固定具になります。

 

 

あと、クルマの外車に乗られたかたならわかるかと思いますが、あちこちマイナーなトラブルを抱えています。

徐々に修理していくつもりです。

更新: 2015/07/27

修理その1:グリップとサドル

グリップそのものが欠落してました。

駅前の自転車店に入って、安いグリップを無理やりねじ込んでもらいました。

クッション性のいいものとか、握りのいいものとかありますが、長距離ライドの予定がないので安いので問題なしです。

 

サドルは破けてました。

無理に乗りましたが、硬すぎて尻が痛くなります。

正直耐え切れないので、柔らかいものに交換しました。

交換は手順と工具があれば、素人でもできました。

ただし、サビは大敵ですね。

ボルトを外すのが厳しいし、外しても再使用できませんでした。

 

サドルのレビューでも書きましたが、交換の効果は劇的でした。

10km乗っても全然問題ない。

ママチャリばりに乗りっぱなしでいけます。

 

この自転車はバランスの都合で立ち漕ぎがほぼ不可なので、

乗っている限りはサドルに座り続けなくてはいけません。

なので、乗っていて不快にならないというのは素晴らしいです。

 

現在は、外見がこんなふうになっています。

 

更新: 2015/12/23

修理その2:プロの整備

ちょっと気になることができたし、お金も入ったので整備に出しました。

気になってたけど放置してた3点があるんです。

  • ジョイントの樹脂部品が割れてる
  • タイヤのヒビ
  • ブレーキの戻りが悪い

輸入自転車かつ特殊な構造ゆえ、普通の店では整備ができません。

メールで問い合わせて、日本橋のLOROに持ち込みました。

 

タイヤ、ジョイント、ブレーキワイヤーの交換で10kの見込みですが、

上限を20kにして、点検で壊れた部品が見つかれば予算の範囲内で交換してもらうことにしました。

サビや特殊ねじなど、素人では手の出せない部分が多いので、予防的な措置です。

 

金額的には小さいですが……自動車に例えると、結構大事です。

「200万で買ったボロい中古車を、100万かけてリフレッシュ」レベルの話です。

※安いママチャリが1万円、安い自動車が100万円なので。

 

これでも、年式の割には程度がいい状態らしいです。

車体は2世代前のVer3.0系なので、最悪10年モノです。

そりゃ不具合の1つもでて当然ですね。

 

 

更新: 2016/08/19
実用性

積載性以外は、ママチャリと同等

立ち漕ぎができないこと、ベルトドライブがあまり強い負荷に耐えられないこと、

この2点があるため上り坂では無理ができません。

1万円のママチャリと同等でしょうね。

 

リアキャリアが玩具っぽい樹脂製ですが、積載重量は5kgです。

金属製に交換すれば10kgですが、積載性は期待しない方がいいでしょう。

 

裏技ですが、リュックをハンドルにひっかけて前にぶら下げることができます。

ハンドリングがやや悪くなりますが、背負うよりは背中が蒸れないのでいいですよ。

更新: 2016/08/19
デザイン性

好きな人は好き

もうコレは「その人の趣味次第」です。

 

更新: 2016/08/19
コストパフォーマンス

英国製にそんなもの期待するだけムダ

新品だと、7万円から、というプライスタグです。

安くはありません。

 

見た目で買うものですから、値段なぞ問題ではない!という人向けです。

更新: 2020/02/16

修理その3:ドラムブレーキ

1月に気づいたのですが、後ブレーキが効かなくなりました。

専門店で調査してもらい、ブレーキ部品の交換をしてもらいました。

ブレーキシューだけ、というのがなく、ブレーキASSYでの交換となりました。

 

部品代で7k、工賃で6kぐらいだそうです。

ブレーキワイヤーも長さが足りなくなったため、インナーのみ交換となりました。

 

今からSTRiDAに乗るのであれば、制動力や整備性も考えるとディスクブレーキを備えた現行モデルの方がラクですね。

  • 購入金額

    19,000円

  • 購入日

    2015年07月23日

  • 購入場所

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