つまり有名無実ってところですね。
身も蓋もないことを言ってしまえば劣化DQIIIです。
町のマップにしても、町に転がってる樽にアイテムが隠されてたり、階段下りても同じキー押しっぱにしてるとずっと上がり下がりを繰り返す挙動とか、船とかを手に入れたら行動に自由度が大きく増すあたりとか。
しかしそれらの全てがDQIII(主にSFC版)に劣ってます。
クエストも『フラグとなる人に話しかける→施設で受領→依頼人に話す→クエスト完了→施設で報酬貰う』とやたら手間が多かったり無駄にユーザーフレンドリーさにも欠けている節があります。
ストーリーはそれらのシステムの劣化なんかと比べ物にならないくらいひどい有様です。
『定番だから』みたいなノリで突っ込まれたブラック要素の千人砲なんて色んな意味で嫌悪感を覚えますね。
唯一この作品独自の要素に毒花『フロワロ』がありますが、フィールドでは踏みつぶせば踏みつぶすほどHPが削れる代わりに周辺の街の物価が下がったりイベントのフラグになったりと魅力があるのですが、ダンジョンなどではそこのボスを倒さない限り踏んでもエリア移動したら復活してしまうため、ただの障害にしか感じられません。
常に毒沼に体を蝕まれてるような状態に置かれるのでメディックの存在は欠かせません。
しかしそういう点も魅力に感じられる人であればいい作品なんじゃないでしょうか。
個人的にこの作品の最大の汚点はなんの魅力も感じられないPSG音源マスターのBGMです。
懐古主義者に対していい餌になるのでしょうが、実際聴くと元々PSG音源で作ることを想定して作られてないだろうBGMを置き換えているため非常に冗長で退屈です。
悪い古代さんでした。
特典の小冊子にCDですが、やたら手の込んだ仕掛けがされており、そもそも意識しないと仕掛けが施されていることすら気づきません。
結構面白い仕掛けなのですが私は諦めてしまいました。
こういう細かいコンテンツだけは非常に充実した作品だと思います。
※完クリしたので処分しました。
裏ダンジョンの難易度は非常によかったです。
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購入金額
5,040円
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購入日
2009年03月05日
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購入場所
Amazon
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