実家のマシンがこの暑さで不調に。
かなり小さいケースに組み込んでいたのがあだになったようで、少し大きめのマイクロATXケースを探してこの製品にたどり着きました。
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[ 基本スペック ]
■カラー:ブラック
■サイズ:(W)180 x (H)352 x (D)440 mm
■重量:4.0kg
■素材:スチール
■5.25inch Drive bay:2
■3.5inch Drive Bay:2
■I/Oパネル:USB 2.0 x 2, Spk x 1, Audio x 1, IEEE 1394a(optional), e-SATA(optional)
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[ テストPCの構成 ]
CPU:Celeron DualCore E1200
CPUクーラー:リファレンス
M/B :ASUS P5E-VM HDMI
メモリ:Micron
ビデオカード:GeForce 9500GT
SSD:WD 3200
光学ドライブ:バルク DVD-RAM
ケース:CoolerMaster Elite 342 500W
OS:Microsoft Windows XP Home 32bit
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[ 検証結果 ]
○デザインについて
デザインについては好みの部分も大きいと思うので僕の感想ということで。
Elite 342のデザインは、非常にシックで主張しないデザインなので、どんな部屋においてもマッチするのではないでしょうか。
クーラーマスターのロゴが中央部にありますが、これも主張しないように派手なロゴにはなっていません。デザインについては好印象です。
○各部I/O周りのアクセスについて
フロントにUSBが2基、イヤホンジャック、マイクジャックがついています。いたって標準的な装備と言えますが、この位置についているのは取り回しがよくて好感触です。
IEE1394については、オプション扱いなので、必要な場合は別途ポートを用意する必要があります。
電源スイッチは、大きく、押し心地も押した感があってよいと思います。
リセットボタンも邪魔な位置にはついていません。
アクセスLEDブルーLEDで派手に主張しません。
○本体について
本体下部にはゴムのインシュレーター4つついています。
素材はスチール製ですが、剛性はあまりありません。サイドパネルなんかはかなりペラいですが、これは、コストとトレードオフな部分かと思います。
ペラいですが、それほどごついビデオカードなどの装備を搭載しない限り、共振などもありませんでした。
それから5インチベイ、3.5インチベイ、PCI IOポート部分内部にはスチールのフタがついています。
このフタは、ケースにくっついているので、ねじねじとねじって折って外す事になります。
安いケースだとこの仕様は当たり前みたいですね。
バッキリと折ってやりましょう。
○冷却について
内部はゆとりのある広さがあるので、エアフローさえ確保できれば十分に冷却できると思います。
Core i系でもオーバークロックなどをしなければ十分冷却可能でしょう。
前面には12cmFANが搭載されています。このFANは小さく、風力もあるのでHDD周り冷却や内部の冷却でも十分な性能があります。
ただし、リアにFANが標準では搭載されていないので別途用意する必要があります。
リアに搭載できるFANは80mm~90mmのFANとなっています。
○組み立てについて
P5E-VMを取り付けた際にはほぼぴったりくらいの内部サイズでした。
なので、Rampage II GENEやRampage III GENEなんかのマイクロATXだけとちょいデカいタイプのマザーは、ちょっとキツイかなという気がします。
また、マザーボード取り付けの裏面には、CPUクーラーメンテナンス用のホールが用意されているので、裏面にリテンションキットを取り付けるタイプのクーラーをマザーを固定した状態で取り付けることも可能です。
それ以外は、特に問題もなく、なれた人ならすぐに組み立てられるかと思います。
○電源について
500Wと電源容量はかなり余裕がありますので、ちょっとしたハイエンドVGAを搭載しても問題ないかと思います。
ただ、HDDベイの所がかなりマザー側に出っ張ってくるので、PCIExplessの6V,8Vコードの取り回しは若干てこずるかもしれませんね。
また、電源コードの裏配線は殆どできませんが、HDDベイ側に大きな溝があるので、そこにコード類を押し込んでやればかなりすっきりします。
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[ まとめ ]
500W電源付きでこの値段はかなり安くお買い得感は高いですね。
剛性は弱いですが、それもまあ、値段なりということで割り切れば特に問題はありません。
デザインも悪くなく、組み込みもかなりラクでした。特にてこずることもないかと思います。
メンテナンス製も高く、特にマザーを設置したまま各種クーラーが取り付けできるのは非常によい点ですね。
ただ、やっぱり剛性は弱いので、例えばサイドパネルにドライバーを落としたりしただけで、かなり凹んだりすると思います。
重いものを落としたりしないように注意が必要だと思います。
それ以外は、かなりコストパフォーマンスに優れたよいケースだと思います。
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購入金額
9,900円
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購入日
2010年08月09日
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購入場所
フリージア
ネイエフさん
2010/08/30
CPUクーラーのメンテナンスホールがついてるのはお買い得ですね
しかも最近は定番といえるクーラーマスター製というのもまたポイントですね~
外観はシンプルですけど
黒で統一されていてかっこいいと思います
剛性がないというのはちょっと残念ですが
つくもさん
2010/08/30
実はもっと安い値段で売っているんですけど、売り切れてて^^;
まあ、売り切れてるくらいだから、いいんだろうと思い買ったんですが、確かにペラいんですけど、思ったほど悪い作りではありませんでした。
それからメンテナンスホールはものすごく便利でした。
デザインもなかなか好みでお勧めですよ^^
s3zm4rさん
2010/09/03
CoolerMasterのケースは、数年前に購入したCenturion(型番失念)の剛性の無さに呆れてしまい、長い間選択から外していました。
今でもやっぱり「ペラい」んですね...
つくもさん
2010/09/04
ペライですよぉ^^;
まあ、実家用なので、コストパフォーマンス重視ということで選択しました。
ペライんですが、それ以外の作りはなかなかでした。
CoolerMasterのケース好きなんですが、どのケースも必ずひとつ欠点があるような気がします^^;
例えばSNIPERやHAFなら容量や剛性は問題ないんですが、「精度」が悪くてビデオカードの取り付け部分がうまく合わなかったり、ツールフリー構造なのはいいんですが、パーツを止めるプラスチックが脆かったり・・・。
まあ、だからうまく使ってやろうという愛着もわくんですがw