<追記分>
白っぽいのがチューナーです。ソニー製のシリコンチューナー。ノイズを防ぐために、F型コネクタとPCIブラケットの間にはシールド素材を挟み込んであります。
黒っぽい二つあるのがハードウェアエンコーダーです。富士通セミコンダクタ製の「MB86H58」を搭載し、リアルタイムにH.264変換が可能となっています。
地デジ、BS、CSの3波受信に対応したデジタルチューナーカードです。上記のハードウェアエンコーダーを二基搭載し、同時に二番組を個別の圧縮率でH.264形式に変換しながら録画できます。
この変換は、解像度を維持したままで、bitレートを1.6~12Mbps間の7段階で設定することができます。(HRモード)
また、解像度をSDに変換しつつH.264形式でbitレートを1~6Mpbsの4段階で設定するSDモードというのも設定できます。それ以下は、コンテンツの解像度にも因りますが、おそらく視聴には耐えないでしょう。かなり見づらくなります。
実際にHR15(15倍)で録画したものを視聴してみました。HD放送のコンテンツは全く問題なく言われなければ気づかない位のクオリティです。「みたら消す」ような番組には良いのではないでしょうか。しかしいままでの標準解像度(SD)の番組では問題があります。文字は見づらく人の輪郭もぼやけて、なんだかとても疲れてしまいました。
ここで、画面の粗さなどを拡大した画像をのせたかったのですが、著作権保護に抵触するのかスクリーンショットで、画像を保存できません。仕方がないので、デジタルカメラを三脚で固定してディスプレイを直接撮影します。著作権に問題が出ないように、画面の一部分を拡大します。
この画像は、某有名ゲームの映画版の1シーンです。
こちらは圧縮なしの画像です。
ご覧のように、カラスが舞うような動きが速いシーンでは、HD15で変換した映像の画質は良いとは言い切れません。文字の判別もやや難ありです。
<どのくらいの時間、録画できるのか>
500GBの容量を持ったHDDに、そのままの画質(DR)で録画すると約65時間~ですが、HD15だと700時間を超えます。2TBのHDDではなんと2800時間もの長時間にわたり録画できます。ですから、DVDやBDにダビングするのであれば「高画質」、「みたら消す」ものはHD15と使い分ければ録りたい放題です。
ダビング10・BD/DVDムーブ対応ですので、柔軟性も高いです。
<カンタン!「CM自動検出」>
録画番組の編集が「CM自動検出」でさらに便利に!検出された不要なシーンを選ぶだけで簡単にCMカット完了、ブルーレイディスク・DVDに保存できます。
※映像によっては、正確にCMを検出できない場合があります。
※DVDに保存する場合、自動的にSD画質になります。
<こんな使い方はどうでしょう>
HDCP対応のUSBディスプレイ(22型で3万円ほど)とUSBヘッドホーン(または小型のUSBスピーカーなど)を、
で使うんです。無線は試していませんが、HDCP対応のUSBディスプレイであれば、コンテンツを再生させることができます。なお、HDCP非対応のものは「著作権保護エラー」とでてmAgicTVが終了してしまいます。
離れた部屋でも、誰かがPCを使っていても、映画や録りためた番組を見ることができます。
ご自分専用のPCがあればDLNA(Digital Liging Network Alliance)を利用してコンテンツを再生させることもできます。
アイ・オー・データ機器製TVチューナーカードに添付されたDTCP-IP対応サーバー
・DiXiM Media Server 3 for mAgicTV
・DiXiM Media Server 3 for Media Center TV
しかし、設定が難しかったのと、時間が無くなってしまったので今回はできませんでした。
すみません。(..;)
<今後試したいこと>
・外出先からPCを操作して、自宅のPCへ遠隔録画予約をする。
・DLNAによるホームネットワーク配信。何台まで同時再生に耐えられるのか。
などなど
<以前の記述分>
※まずは、セッティングをしたので視聴までの模様を書いておきます。番組録画や便利な使い方などは、追記していきます。
※何故かスクリーンショットが貼れない不具合が生じているため、写真が入っていませんX( 見づらいですが、早急に対策しますのでお待ちください。
→MVP/XSWのセッティング画面を出している状態では、スクリーンショットがとれないようです。私には対処方法がわからなかったので、設定画面のSSについてはあきらめることとしました。
①ドライバのインストール開始。付属CDを利用して
1、ドライバ
2、mAgicTV Digital(視聴用アプリケーション)
3,どこでもmAgicTV Digital Server(DLNA を利用した、遠隔視聴のためのアプリケーション)
をインストールしました。
インストールが20分程で終わり、I-O DATA社さんのHPこの製品のアップデート
から、最新のアップデートパッチを当てます。このアップデータはサイトに書かれていますが、アップデート専用です
<以下サイトより※本サポートソフトはアップデート専用となります。
新規にインストールする場合は、一旦お手持ちのサポートソフトCD-ROMよりインストール後、上記更新手順に従ってアップデートを行なってください。>
②デバイスの取り付け
PCI-Expressに製品本体を取り付けます。PCI-Expressならx1形状でなくてもx16の長いところでも問題ないです。
この写真だと、色の黒い方ならどちらでも問題ありません。
ご自身の環境に合わせて取り付け場所を選びましょう。ビデオカード(グラフィックスボード)と離した方が熱的にもノイズの面からも良いと思われます。
アンテナとつなぎます。私は、マニュアルの通りVHF/UHFとBS/CSの分波器を用意しました。
電波状況の良い地域では普通の分配器で問題ないと思われますが、わたしの住む京都はまだ地デジの電波がちゃんと飛んでいません(今は試験電波で徐々に強化されつつある)ので、ブロックノイズを避けるために導入しました。
③PCに認識させる。
今回はWindowsVistaUltimate64bitでしたが、全く問題なく使用できました。最初にデスクトップ上に作成されているはずの「mAgicTV Digital 初期設定」をダブルクリックします。マニュアルに沿って
1,視聴アンテナ設定 必要な箇所にチェックを入れる
2,地域設定 地域をプルダウンから選び、郵便番号を入れる
3,アンテナ電源供給設定 チェックを入れる(最初から入っている)
4,開始 開始ボタンをクリック
このあと、各家の電波状況に合わせチャンネル設定が自動で行われます。5分ほどで終わりました。
Windowsの環境設定をする。これもマニュアルにわかりやすく書かれています。テレビ視聴中にスクリーンセーバーが働かないようにしたり、電源の管理などを設定します。録画設定時に関係ある部分ですので忘れないようにしましょう。
④番組表を開く
「mAgicTV Digital」アイコンをダブルクリックします。
※ここで、私は困惑したので記述しておきます。
プリセット1と5だけが表示されていた。1はNHK京都。5はKBS京都(いわゆるUHFの地方局)。日テレやフジなんかが無かったんです。感度が低くて受信できていないのかと思い、右上のヘルプから「受信感度をチェックする」を行いましたが、ちゃんと画像と音声が見られます。
?(・_。)?(。_・)?なんで?とおもったら、「チャンネル設定」を見ると割り当てられていたのが13ch~でした。 「チャンネル情報を編集」から、各番組をなじみのプリセット番号に割り振り直し解決しました。
ここまですると、視聴できるようになりました。時間にすると1時間半と少し。
これを使って操作しました。かなり使いやすいです。
特に頻繁に使うのが、三段目左から二個目の「画面サイズ」変更ボタン。三段階に変えられるので、仕事しながらの視聴や、mAgicTVの番組表からコンテンツを再生したときなどに大変便利です。PCの性能にも因るとは思いますが、反応も素早くて全くストレスを感じさせません。
ただ、なれるまでは違和感があります。普通のTVのように操作したことに対する反応(チャンネルを表示させたり音量を表示するもの)がないので、操作に成功したのかわからないのです。改良の余地ありだと思います。(私が見つけられていないだけかもしれませんが(*・ω・))
<試したけどできなかったことなど>
・放送局Aの1,2,3とあるうち、1と2をそれぞれDRモード、HD15モードで同時に録画出ませんでした。同じ番組を変換率を変えて録画することで画質にどれくらい差が出るかを客観的にみてもらおうと思ったのですが、1,2,3と設定すると一団の放送番組として扱われました。残念ながら失敗です。ひょっとしたら、もう一枚カードを用意すればできるのかもしれません。別PCに接続すれば確実ですね。
・画面のスクリーンショットをとること。設定画面・番組表・映像コンテンツ再生時など、すべての場面でスクリーンショットをとることができませんでした。著作権保護の観点からでしょう。外部プログラムでキャプチャできるものがあるのは知っているのですが、いろいろ問題があるそうなのでデジタルカメラによる撮影となりました。
・USBディスプレイを接続。HDCP対応でないディスプレイに、コンテンツを再生した状態でドラッグしてきてドロップするとそのまま再生できるのか?(*・ω・)ふふ、できませんでした。すぐに「著作権保護エラー」とでて、アプリケーションが終了してしまいます。もちろんHDCP対応のディスプレイなら問題なく再生できますよ。
・先にも書いていますが、サーバー設定をしてLAN上の別PCからコンテンツの再生を試しましたが、設定が難しくてできませんでした。そのうちできるようになるとは思いますが、それ目当てに買う人もいるでしょうし、わかりやすい解説をつけてみたいと思います。
最後になりましたが、I-O DATA社様、zigsow様、並びに関係各社様、製品のレビュワーにお選びいただきまして本当にありがとうございます。
また、お読みいただいた皆様にも、お礼申し上げます。ありがとうございました。
4453さん
2010/10/02
スクリーンショットが取れない件は、他のレビューアさんも
おっしゃってましたので、著作権保護の為の制御っぽい
感じですね~。
それにしても、オートプリセットのチャンネル設定は興味
深いです。
ハードを認識させた後に、地域設定もされてますし、
なるべく通常のテレビと同じプリセットになってくれると
使いやすいのかな?と思いましたw
Yorkfieldさん
2010/10/03
そうなんです。ちょっと不便だと感じるのは、リモコンを使ったときなんです。マウス操作では気になりませんが、リモコンだと複数キーの操作が必要となります。
やはりなじみの1~12chにするのが使いやすいと感じました。
退会したユーザーさん
2011/07/21
mAgicTVもデジタル放送の著作権保護に手を焼いてる感じですね。
でも、Media Centerよりは、イイと思います!
自分はMedia Center専用のチューナーを持っているのですが。。。
ちょっと不安定です。
デバイスは問題ないんですけどね!
Yorkfieldさん
2011/07/24
安定バージョンのドライバなどがあればよいのですが、、、ビデオカードのドライバ等とも相性があるのか、このカードも不安定な時期がありましたよ。いまは、ばっちりですw