自動更新のアップデーターが欲しい!
地上・BS・110度CSデジタル対応TVキャプチャボード「GV-MVP/XSW」のユーザーレビューレポートでは、使いやすさやアップデートなどについて意見が寄せられた。
ドライバとソフトウェアでは、ユーザー自らが更新情報を確認し手動でアップデーターのダウンロードやインストールをするのが面倒で「アップデートを自動で行うアップデーターが欲しい」「差分アップデートの簡易化」を望む声が。またアップデートの際にチャンネルスキャンを再度行うことが不便であることなども挙げられた。
「ライブラリ(録画済番組管理用インターフェース)」では、録画タイトルが増えた時に整理しにくいことと、コメンテキストメニューから番組名の変更が行えると同時に現状での最大文字数49文字がもう少し長く登録できれば使いやすいものになるのではという意見も。「録画設定」で録画ドライブがシステムドライブにデフォルト設定されていてドライブの選択しかできず、ジャンル毎にフォルダ分けをして整理できればいいという希望もあった。
EPGやインターフェースは使いやすさに直結!
EPGに関する項目では番組名の表示フォントやサイズ、行や列幅の変更を行えれば便利で、チャンネルバーの色や現在時刻の太さや色、表示方法も変えられるようにして欲しいなどの使いやすさが求められた。また、EPG獲得中でも放送を視聴したいという意見や「mAgicマネージャDigital」の録画予約一覧では確認するのに時間が掛かるので「mAgicガイドDigital」のインターフェースで見られた方が操作が直感的で使いやすくなるなど実用面を考慮した内容のほか「mAgic TV」がついている間だけ「ウィンドウの色とデザイン」の設定がデフォルトに戻ってしまうという指摘も。
放送視聴中に関しては、録画ボタンを押してから録画開始まで約5秒のタイムラグによりピンポイントで録画したい瞬間を逃してしまう可能性があること、録画中のチャンネル切り替えができない点、自動割り振りの状態でも録画モードを変更できると便利など、録画環境の使いやすさ向上が望まれているようだ。録画した番組の視聴では「TVの視聴ソフトと録画済番組視聴ソフトを独立して欲しい」「mAgic TV Digitalの同時起動による2番組同時視聴」とユーザーの使い方に合わせた改善を期待したい。
独自のナンバリング保存、高解像度対応に期待!
番組表から選択した録画が正常に行われないケースのあるWOWOW録画では、スクランブルなどで予約録画が停止した場合、番組の末尾に「0001」などの独自のナンバリングを行い別番組として録画ができるような積極的な提案も。また、地デジ放送の1:1表示をメニューに追加することでWQHD(2560×1440ドット)などの高解像度ディスプレイ対応を求める声も挙がった。さらにcore i3/i5シリーズ内蔵Intel HDグラフィックスでディスプレイボード(GIGABYTEのH55/57の一部にしか搭載されていない機能)を使用した際にHDCPを正常に認識できるような改良が望まれている。
TIPS!
録画ファイルの画質圧縮
標準表示(50%)ではブロックノイズなどが目立ちにくくなるので、HR10以上の圧縮では解像度を落として視聴するなどの方法を取ると良いが、フルスクリーン視聴には向いていない。画質をある程度維持したい場合にはHR5かHR7に圧縮率を下げて録画するべき。「mAgic マネージャ Digital」はスリープ状態から録画を開始させることが可能なので、PCを省電力状態にすることができるから不要な発熱や電気代を節約できる。
予約録画について
著作権保護エラーは予約録画を行うことで回避することが可能。ただし、予約録画中に「mAgic TV Digital」を起動して著作権保護エラーが発生すると予約録画も強制終了してしまうので予約録画中は「mAgic TV Digital」を起動しない方が良い。
「mAgic TV Digital」の予約設定では番組開始前の予約マージンを0~30秒に設定できるので、冒頭の部分を録り損ねることなく番組開始から録画することができる。
録画予約をしている時、PCでの視聴や再生のために「mAgic TV Digital」を起動すると著作権保護エラーが発生することがあるが、その際には本機をセットしたPCを録画専用として使用し、DLNA対応機器でDIXIM Media Server3を使って再生すると他のメディアにデータを移す手間も掛からない。
トランスコード画質の使い方の一例ですが、HR15を使って録画するのは「録ったらすぐ見て削除する番組」などに限定。通常の録画にはHR5やHR7を使い、保存や何度も見たいものは高画質のHR2やHR3などを使ってDR(TS)で録画しBDに移すなどの工夫をするとさらに便利。