レビューメディア「ジグソー」

レビューアーに選出されました。

この度はプレミアムレビューに選出していただきましてありがとうございます。
12月25日に当選のメッセージをいただきました。
素敵なクリスマスプレゼントをいただいた気分です。
製品は26日に届きました。 USB 黒 タイプ です。

まず前置きが長くなるのですが、なぜ本キーボードのレビューに応募したのか、ということからお話したいと思います。この理由がないと高価で性能がよく見た目の良いキーボードだとしても応募していないだろうからです。

「このキーボードだったら親指シフト配列にエミュレートして親指シフトキーボードとして快適に使えるのではないか?」この期待が本キーボードのレビューに応募した最大の理由です。

キーボードに関して「空白キーと右隣の変換キーが同じ大きさで、その境目がBのキーの直下にあるタイプのキーボード」とか「Bスプリット」とか「B下割れ」という言葉を使う人、もしくはこれらの言葉に反応する人、この言葉に沿った視点でキーボードをみてしまうある分野で少数派の人たちがいます。
キーボードで文字入力をする際、世間一般の大多数の人が行っているであろう「JISキーボードでローマ字入力する」のではなく、親指シフターとかニコリストと言われる「親指シフト配列でかな入力をする(=親指シフト入力する)」人たちです。私もそのうちの一人なのです。「親指シフト」については正しく説明できそうありませんし、このレビューの本旨ではないので割愛します。以下インターネットでの情報とか私自身の現状からの話です。

親指シフトキーボードは提供しているメーカーが少なく、あっても大変高価で、しかも親指シフターたちはキー配列以外の打鍵感覚(静電容量無接点方式とかメンブレンとかメカニカルとかパンタグラフとか、キーストロークが浅いとか深いとか、荷重が軽いとか重いとか)にこだわる人もいるようで、それら打鍵感覚にこだわってJISキーボードの、より高価でより高性能の製品を選んで使う人もいます。
しかしそのような人でも親指シフト入力を捨てたわけでなく、メーカーによって細かいキーの大きさや配列が違うことに注目し、より親指シフト配列に近いJISキーボードをさがしだし、それをフリーソフトで親指シフト配列にエミュレートして使っているそうです。そのときキーボードをさがすのに目安となるのが「空白キーと右隣の変換キーが同じ大きさで、その境目がBのキーの直下にあるタイプのキーボード」ということなのです。zigsowでももちモノ登録の多いPFUとか、東プレのキーボードなどが選ばれているようです。もっとも私はこれらの親指シフターの上級ハードユーザーと違って、100打鍵/分程度の親指シフターの端くれみたいなものですが。

私は現在、ノートパソコンをフリーソフトにて、親指シフト配列にエミュレートして使っています。
そして今回プレミアムレビューで紹介されていた本キーボードを見たとき、目に付いたのが「空白キーと右隣の変換キーが同じ大きさで、その境目がBのキーの直下にある」というところだったのです。

あと無線タイプを選ばなかったのは、インターネットで調べたところ、本キーボードでは無いのですが、使われている無線方式が無線LANと電波干渉するという情報もあったので、現状無線LANを使う環境には無かったのですが、後々導入しようと考えていましたので、そういった情報を知ってしまったからには先々の混乱は避けたいと思ったからでした。

――――――――――

それではレビューに入らせていただきます。開梱から順を追って、その都度気がついた事を書いていきますので、製品本体の事ではないことも含まれ、読みづらいところがあるかも知れませんがご了承ください。

<梱包>
黒を主体として、赤を効かせた配色が精悍なイメージの箱です。世界で販売されているのでしょうね、裏に簡単な商品説明がいろんな国の言葉で書かれていました。
マウスパットが付いていました。箱の中には入っていませんでしたので、今回、レビューアーのみのサービス品なのでしょうか。私はトラックボールを使っておりマウスパットは使用しないのですがどうしましょう・・・。
開梱するとキーボード本体とその上にクロスが入っていました。キーボードを拭くためのクロスですね。無くても良いですけど、あれば細かい気遣いだなあと思います。あとで試しにキーボードに指紋を付けて拭いてみました。綺麗に拭き取れました。ありがたく使わせていただきます。
キーボードを包んでいたビニール袋からは簡単にとりだすことができました。日本の商品は丁寧にセロハンテープで袋の口を留めてあったりして、それを綺麗に外そうとするとイラッとしたりするので、そういうストレスがなくてよかったです。

<外観を一通り見て>
*USBポート
トラックボールでノートパソコンのポートを1つ消費していましたので、トラックボールのかわりにキーボードを繋ぐことになるのでノートパソコンのポートの空きは変わりませんが、キーボードにはポートがふたつあるのでひとつ増えることになりますね。
*キーボードの上面
枠の部分は鏡面仕上げが綺麗で高級感があると思います。
文字キーからテンキーまでの並びの枠の縁が見方によって銀の縁取りのように見えます。キーボードの上面部分って、使われているアクリル部分は透明で、その下の部分を透かして黒に見えているわけですよね?でキーを囲んでいる外枠部分の縁の切り方が、ファンクションキーの並びの枠の部分とそれより下の文字キーからテンキーまでの並び枠の部分とが違います。この縁の切り方の違いのせいで文字キーからテンキーまでの並びの枠の縁は見る向きによって銀の縁取りがされているように見えます。ちょっとしたアクセントになって高級感を増しているような感じがします。この縁の切り方の違いを、縁取りの見え方まで意識してやっているのだとしたら、「そこまでこだわって作っているのか」と感心します。
*キーの下
この部分がオレンジ色で隙間から見えているのは、本体やキーが黒なのとあいまって凄くオシャレです。でもその色で目立つせいか、みためキーの隙間が強調され広いように感じられて、ゴミが入りやすいのではないかと思ってしまいました。実際は使用しているノートパソコンのキーボードと比べてみると、キーの隙間は広いわけではないようですので、目立つ色のせいでそう感じるのでしょう。実用には関係の無いことかも知れません。
*パソコンとの接続ケーブル
キーボード本体にはコードが直づけになっている、というのは全キーボードの標準なのでしょうか?今までほとんどノートパソコンしか使ったことがないのでよくわからないのですが、ケーブルはキーボード側もコネクターにして、汎用の別売りのUSBケーブルを付け替えられるようにした方が良いのではないかと思います。自分で好みの長さのケーブルを買って来て取り付けられるので。今の私の使用状況では本キーボードに付けられていたコードは長いと感じましたので。
*LED(実際は接続後の感想)
鏡面仕上げの黒にLEDの赤?オレンジ?は映えます。いや本当にカッコイイです。贅沢な願いなのでしょうけど色違いでブルーとかグリーンとかのバリエーションを展開して欲しいです。ホワイトのLEDはブルーのようですので、可能だと思うのですが。

<いざ接続>
*認識するか
ノートパソコンの背面にUSB端子2つ、ポータブルハードディスクドライブとトラックボールが接続されています。側面にUSB端子1つ、ブルートゥースアダプターが接続されています。トラックボールを外し、代わりに本キーボードを接続しました。画面にハードを認識する表示がしばらく出て滞りなく認識しました。
キーボードを叩いてみます。文字入力もできています。この文字入力が問題無くできるかどうかが心配でした。前置きにも書きましたがノートパソコンをフリーソフトにて親指シフト配列にエミュレートして使っています。このソフトが本キーボードでも作動するのかという懸念がありました。一応作動はするようです。
*打鍵の感触
本キーボードの打鍵の感触は私が所有しているノートパソコンで使われているのと同じです。仕組みが同じなのだと思います。背の高いキーのコトコトという感じの打鍵感より、薄いキーのパチパチという感じの打鍵感の方が好きです。ノートパソコンと同じで、軽く叩く感じの、小さな力で反応してくれるので楽です。

<その他>

*USBポートを使って見たら
左側にトラックボールを接続してみました。問題無く使えました。右側にポータブルハードディスクドライブ(ACアダプターを使用しないバスパワーのもの)を接続してみました。作動しませんでした。

*キーボード本体の重さ
適度に重量があってゴム足もついているので、ちょっとした衝撃でずれるようなことはないようです。

*キーボードの薄さ
打鍵するときに手首をたてずに?起こさずに?打鍵できるので、手首が疲れなくていいです。

*Altキーが左右ひとつずつある
これはフルキーボードでは当たり前なのでしょうが、今までノートパソコンを使用していまして左側にひとつしか無かったので。ExcelでAlt+Enterを多用していまして、今までは両手を使っていました。片手でできるようになるので重宝しそうです。

*ノートパソコンのキーボードから本キーボードに快適に移行。
実はノートパソコンは富士通製です。親指シフトの総本家。もっともキーボードはJIS配列ですが。エミュレートの親指シフト配列でも実用上問題無い(日常使用するのに不都合がないという意味で快適最適という意味ではありません)のですが、若干のキーの大きさ違いとか、キーの位置がしっくり来ないことによる手のおさまりの悪さ、純正の親指シフトキーボードを使っていないという劣等感のようなものがありました。それがこのキーボードに移行したことによって大きく解消されたような気がします。特に手のおさまりの悪さは。

*キートップのかな表記
当然JIS配列表記になっているのでしょうけれど、これは親指シフト配列にエミュレートして使用している以上、JIS配列表記は私にとって全くの無意味。印刷されていなくても親指シフト入力で無見打鍵(むみだけん-私が勝手に今考えた言葉です。たぶん正式な日本語にはありません。タッチタイピングのことです)できますので。完璧に体得したわけではないので偉そうには言えませんが。
でもこれは参考にならないですね。私個人の特殊事情ですから。中にはキートップに全く何も印刷されていないキーボードも販売されているようですが・・・。あ、でも英字、記号の表記は私には必要です。英字の配列は覚えていないので無見打鍵できませんので。

*というかいっそのこと出して下さい!親指シフトキーボード!
キーの大きさとか配列の手直しとか必要だと思いますし、最大の問題は商売になるかどうかですよね・・・わかっているんです・・・儚い夢です・・・でもまあ言うだけ言っとけって感じです。

このレビューも途中からの文書作成と推敲を本キーボードにて親指シフト入力で行っています。親指シフト入力の快適さと本キーボードの打鍵の快適さのおかげで楽しく作成できました。

私としては親指シフト配列をエミュレートすること前提ですが、簡単に感想を一言で言うと
「物として持っていても満足感がありますし、使っていても楽しいです。」

画像までは現在手が回りませんので後日、適宜説明文とともにコメントであげていきたいと思います。
本文も必要であれば適宜修正していきます。

以上、長々とおつきあいありがとうございました。

33人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (21)

  • かずや。さん

    2009/12/27

    さすがです!

    すごくプレッシャーを与えられた気分ですw

    自分もレビュー頑張らねば!
  • 退会したユーザーさん

    2009/12/27

    なるほどです。
    この左寄のスペースキーにこのような需要があった
    とは気づきませんでした。
    また本日、アキバでキーボを見て回りましたが
    前変換と同程度のスペースキーはいくつかありましたが
    Bより左できれていたものはありませんでした。

    ENERMAXは狙ってたのかなぁ?
  • lapisさん

    2009/12/27

    >親指シフト配列

    こういった観点からというのが目から鱗でした。
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