1950年神戸生まれ。千葉大学写真工学科卒業後、出版社、映像制作会社勤務を経て、1991年、個人事務所「風呂猫スタジオ」を設立。
猫専門のカメラマン「キャトグラファー」として活動、「ふつうの猫のふだん着の表情がいちばん」をコンセプトに、一般家庭を訪問して年間約200匹の猫を撮影する。人間の大切なパートナーとしての猫の、心のなごむ写真を追及している。写真集やオリジナルカレンダー、ポストカード等著作多数。
主な著書に「猫の手」「猫あくび」「なごみねこ写真術」「猫の肉球完全版」「ハコネコ」「ネコカメ かわいく撮れるフォトレッスン」など。映像作品に「ふわねこむーびー寝ん猫」「ALIVE 猫町に灯のともる頃」
雑誌「ねこのきもち」表紙(創刊~)、アイシア「Miaw Miaw」シリーズなどに写真を提供。東急セミナーBE二子玉川「猫のための写真講座」講師。趣味は招き猫の蒐集(しゅうしゅう)と音楽鑑賞、ひなびた温泉めぐり。
一般家庭の猫を撮り始めて 25年、これまでに撮った猫は5,000匹。澄ました顔だけでなく、とぼけた顔も、あくびも、肉球も、シルエットまで絵になる。撮っても撮っても飽きる事がない、最高の被写体だと思います。猫の写真にもいろいろありますが、私がめざしているのは、見る人の気持ちがホッとなごむような写真。
いまはカメラの性能がものすごくよくなって、誰でも一定レベルの写真が撮れるようになりました。気軽に写真を楽しめる、いい時代だと思います。その一方で、相変わらず「何枚撮ってもおなじような写真ばかり」「うちのコの可愛いさがうまく伝わらない」という悩みも消えません。ちょっとしたコツで、描写真は変わります。沢山撮って、沢山見る事で、もっと上手く、もっと楽しくなります。
猫好きな人は、よその猫、どんな猫でも好きなんですね。で、最後に「やっぱりうちの猫が世界一可愛い!」と。猫の写真を見せたり見せられたりする中で、写真もどんどん上達するし、猫と写真を通じてコミュニケーションが生まれる。「招き猫」みたいなものですね。
Adobe Photoshop Lightroom 3.0 |