レビューメディア「ジグソー」

5GHz達成!簡単にできました!

日本ギガバイト株式会社様、CFD販売株式会社様、zigsow運営事務局様。
このたびは製品体験レビュー、「GIGABYTE 板祭 Vol.03」のレビューに選出いただきまして誠にありがとうございます。

Gigabyteのひと味違った上位製品、試させていただきます。

それでは、早速ご紹介していきたいと思います。




◆1.製品概要の紹介
製品:Gigabayte製Intel Z68チップセット搭載マザーボード
   「GA-Z68XP-UD4/G3」
パッケージ
パッケージ

付属のパンフレット
付属のパンフレット

内容物
内容物

本体
本体



本製品は、Z68チップセットを搭載しているため、P67/H67シリーズに搭載されている機能に加え、

・Intel SmartResponseTechnology
・LucidLogix Virtu™

といった、二つの機能が追加されているのが特徴です。
ISRTで、ストレージを大容量かつ高速に。
Virtuで、高速なGPUを使いながら高速な動画エンコードを。
それぞれ行える機能強化がされています。
これでさらに快適に、高速に使えます。心強いですね。

●その他、本製品が備える特徴を以下に記載します。
・PCI-Express GEN 3.0に対応!
最新BIOSにて次期CPUをサポート!そのCPUでサポートされるPCI-Ex GEN3に対応していることで、従来の1レーン当たりGEN1の250MB/s、GEN2の500MB/sを大きく超える1000MB/sを実現可能です。

・SLI/CFX対応!
PCI-Ex x16スロットを2スロット備えているので、グラフィックカードを2枚接続してパフォーマンスアップが可能です。

・16フェーズVRM搭載!
16フェーズの電源システムを備え、CPUへ安定した電源供給を行います。これによりOC時でもシステムの安定を保ち、発熱も低くなります。
また、DualCPU Powerにも対応し、16フェーズを動的に8フェーズ単位で分け省電力と長寿命化を実現しています。
電源システムには高効率低発熱なDriverMOSFETを搭載しており、上記システムを可能にしています。

・OCに寄与する電圧調整IC
専用HWコントローラーにより、リアルタイムに電圧を調整。オーバークロックの安定性を高めます。

・Ultra Durable 3採用!
基板の銅配線の厚みを従来の2倍の2オンスを採用。コンデンサは日本製固体電解コンデンサ、低電圧RDS(on)MOSFET設計、フェライトコア(コイル)採用により、システム/OCの安定動作に貢献、低発熱で長寿命を実現しています。

・USB Power x3、USB ON/OFF Charge対応!
USBの供給可能電力を3倍にし、安定してUSB機器を使用できます。
また、PCの電源がOFFでもバスパワー給電が可能なON/OFF Charge機能を搭載。Apple iPhoneへのクイック充電にも対応します。

・TouchBIOS対応!
BIOSのすべての項目をWindows上でグラフィカルに操作が可能。簡単にOCや各種システム設定が行えます。

・DualBIOS搭載!
メインBIOSが破壊されても、バックアップから起動が可能!万一に備えてあります。
また、3TBのHDDからの起動も可能となっています。※64bitOSである必要があります。


●独自ソフトウェアの紹介。
・Smart6添付
簡易オーバークロック、システムリカバリー、BIOS領域へのデータ保存など6つの機能をまとめたソフトウェアが付属します。

・独自の省エネ機能DynamicEnergySaver2搭載
システムの負荷の応じてCPU電源回路のフェーズ数を調整するソフトウェアです。
負荷が小さいときにはフェーズ数を押さえる働きがあります。

・ErPをサポート
ERP(エネルギー関連製品)指令をサポートしています。地球環境に配慮した無駄のない省電力システムを構築できます。

●バックI/Oパネル
・USB2.0ポートx7
・USB3.0ポートx2
・キーボード/マウス用PS/2ポートx1
・同軸/光S/PDIFポートそれぞれx1
・IEEE1394ポートx1
・eSATA/USB Comboポートx1
・eSATA(6Gbps対応)ポートx1
・ギガビットLANポートx1
・オーディオジャック2/4/5.1/7.1-チャンネル用
・HDMIポートx1


●感想
Gigabyteが採用してきている独自機能がたくさん入っています。
オーバークロックを考慮し、システムの安定、OC性能を高める工夫がたくさんされており、非常に心強いですね。
あとは、実際に使用してみて確かめてみましょう。




◆2.製品の組み込み

実際に製品を組み込みます。
使用したパーツ類は以下の通りです。





これは2台でRAID0!




組み込み!
組み込み!

GPU組み込み!
GPU組み込み!

BIOS
BIOS





◆3.各設定とHD3000のベンチマーク
HD3000を利用したときのベンチマークを取ってみました。
FF11
FF11

割といけてる・・?
割といけてる・・?

FF14
FF14

これは厳しい。
これは厳しい。

CPUの伸びが・・?
CPUの伸びが・・?

さすがにOpenGLがダメ
さすがにOpenGLがダメ

DMC4
DMC4

IMG_2473.JPG
IMG_2473.JPG

IMG_2475.JPG
IMG_2475.JPG

ギリギリ・・・・
ギリギリ・・・・


数年前のゲームとはいえ、DMC4クラスのゲームがギリギリHD解像度で60fps前後出るのは感慨深いです。Intelの内蔵グラフィックでもここまできましたか・・。

ただし、AMDにはまだ追いついていないので、がんばってください!


◆4.VirtuでQuickSyncVideo
GPUを取り付けてQSVを使用するには、BIOSで内蔵VGAを常にONにしておきます。
BIOSで常時ON
BIOSで常時ON

また、QSVを使用するソフトウェアをVirtuソフトウェアに登録します。
プログラムを登録
プログラムを登録

あとは、画面上で両方とも有効になっていることを確認します。
HD3000+GPU
HD3000+GPU


これだけでOKなので非常に簡単ですね。

TMPGEncで有効確認
TMPGEncで有効確認

CFX有効です。
CFX有効です。


実行速度は以下の通り。
AVIUTLのQSVプラグインでエンコードした場合、24分のMPEG2TSが実時間の約半分で処理。
TMPGEncのx264-1passで26分なので、半分と良い値が出ています。
片手間のエンコードにちょうど良いのではないでしょうか。
ただ、巷で言われているとおり、ビットレートあたりの画質はソフトウェアにはかないませんので、ちょっと保存用の動画などに最適ですね。

AVIUTL:QSV:13分28秒
TMPG :264:26分




◆5.オーバークロックまとめ
PatriotのDDR3-2133メモリ、PXD38G2133C11Kが間に合いましたので、併せて使用します。
倍率は50倍で5GHz設定です。
5GHz設定TouchBIOS
5GHz設定TouchBIOS

メモリは内蔵のXMPプロファイル2133を使用するため、Profile1を選びます。
Patriotのこのメモリの場合は、Profile2が1866の設定になっていました。
メモリタイミングはデフォルト。CL9にしたら負荷がかかると落ちました。
5GHz設定TouchBIOS2
5GHz設定TouchBIOS2

5GHz設定TouchBIOS3
5GHz設定TouchBIOS3

電圧は重要です。
5GHzを達成するには、4.6GHzの1.4vからぐっと負荷をかけないと達成できません。
1.475vにマルチステップLoad-Lineの+0.45vを足した、1.52vでWindowsが安定して起動するようになりました。
5GHz設定TouchBIOS4
5GHz設定TouchBIOS4

CPUの拡張設定では、C1EやC3/C6、EIST等の省電力機構はOFFにしておくのがベター。
クロックの切り替わりでエラーを起こして落ちる可能性が高くなります。
5GHz設定TouchBIOS5
5GHz設定TouchBIOS5

5GHz設定TouchBIOS6
5GHz設定TouchBIOS6

5GHz_2133.png
5GHz_2133.png

2083596.png
2083596.png


これでなんとか、CPU-Zのバリデーションをとることができました。
ただ、ベンチマークを取るまでには安定せず、これ以上は危険と判断して終わりにしました。
ただ、GOGOベンチは取ることが出来ました。990xの時は、最高速度が1100倍速だったので、超えるスピードが出てますね。
もっとも、GOGOベンチのマルチスレッドは12スレッドを活かせないようですので、仕方が無いです。
1スレッドあたりのパフォーマンスが、特に出た感じです。

--- GogoBench 3.13a (May 25 2004) ---
[DLL] ver. 3.13 ( May. 20 2004 )
[O S] Microsoft Windows Series SP1
[CPU] Intel Pentium 3 Xeon * 8 / 3413.6 MHz(5GHz)
GenuineIntel ID : 0/0/6/A/7 SPEC : 0xBFEBFBFF

[速度] 114.29倍速 [設定] Q=0 FPU
[速度] 142.20倍速 [設定] Q=0 FPU MMX
[速度] 169.22倍速 [設定] Q=0 FPU SSE MMX
[速度] 173.28倍速 [設定] Q=0 FPU SSE2 SSE MMX
[速度] 390.55倍速 [設定] Q=5 FPU
[速度] 396.03倍速 [設定] Q=5 FPU MMX
[速度] 698.37倍速 [設定] Q=5 FPU SSE MMX
[速度] 724.81倍速 [設定] Q=5 FPU SSE2 SSE MMX
[速度] 433.66倍速 [設定] Q=8 FPU
[速度] 435.05倍速 [設定] Q=8 FPU MMX
[速度] 1136.79倍速 [設定] Q=8 FPU SSE MMX
[速度] 1221.01倍速 [設定] Q=8 FPU SSE2 SSE MMX

あとは、安定動作が確認できた4.6GHz@1.4vにおいて、HD6950CFXでFF14ベンチを取りました。
FF14@4.6GHzCFX
FF14@4.6GHzCFX

結果はHigh:7990で、990XのHigh;7164を大幅に超えました。
MSIのP67マザーだと安定動作は4.4GHzだったので、VRMの効果でしょうか。とても良い具合です。

◆6.総括
オーバークロックマザーらしく、必要な設定はすべて出来る印象。
難しかった5GHzでの起動も何とか出来ました。ただ、感触としてはCPUの限界が来たらしく、マザーとしてはまだまだ上を狙えそうな感じです。
メモリのDDR3-2133は一波乱あるかとも思ったのですが、XMP設定デフォルトで難なく動作。拍子抜けしました。
素性としてはかなり良いですね。

機能やツールに関しては、TouchBIOSが思ったより好印象。Windows上で何でもいじれるのは気が楽です。
また、定格で使う分には、DES2で消費電力を下げられるのが良いですね。思ったより下がります。
OC環境だと、設定するとマシンが落ちたりしましたので、ギリギリすぎる状態だと使えないです。

CFX環境でもVirtuが有効になり、QuickSyncVideoが使用できたのは大きい収穫です。気にせずどんどんCFXしましょう。

次、気になるのは次世代のIVY Bridgeですが、すでに最新BIOSでエンジニアリングサンプルレベルだと思いますが対応がされています。
PCI-E GEN3に対応していることもあり、長く使えるマザーボードになりそうです。

GEN3でグラフィックボードの帯域が増えることでパフォーマンスアップが期待されますが、個人的にはストレージ分野も早くなってほしいと思います。
RAIDカードがGEN3に対応したら、SSDとキャッシュ併せて今の倍程度出るのではないでしょうか。
今まではHDD等ストレージがネックでしたが、SSDの登場と高速なSATAでかなり差が縮まっています。
もっと快適に使えるようになるよう、GEN3が活かされると、うれしいですね。

以上、「GIGABYTE 板祭 Vol.03」のレビューを終わります!

ありがとうございました!!

コメント (15)

  • ねおさん

    2011/11/06

    レビュー、お疲れ様でした。

    HD3000でもFF11位ならイケルんですね。
    それにしても6950のCFXは流石のスコアですね。

    ヤッパリ、このマザーは良いですね。OCに対する余裕を感じます。
    今回は5GHzで安定駆動までは至らなかったようですが、CPU次第では期待できますね。

    良い板だと思います。
  • 和屋さん

    2011/11/06

    >>ねおさん
    コメントありがとうございます。
    GTXシリーズの電力に任せた最高パフォーマンスも体感してみたいんですがお値段もアレなのでw

    このマザーはなかなかOCの安定度、素直さは好印象です。
    不要に設定項目が多いわけでも無いのでいじりやすいですね。

    5GHz、1.5vでいけると思ったんですが無理でしたw
  • 退会したユーザーさん

    2011/11/06

    祝!5Ghz達成!
    (^0^/
    Touch BIOS上でここまで設定出来るなんて、便利ですねぇ。
    こういうアプリはGIGABYTE昔から充実していて楽しいですね!

    和屋さんが仰る通り、次世代はストレージの帯域もグッと拡張してもらいたいです。
    GEN3対応しているし、これから長く愛せそうなMBですね!
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