レビューメディア「ジグソー」

ドンピシャなマザーボード

今回レビューすることになったギガバイトのマザーボード「GA-Z68XP-UD4」は、もし私が今パソコンを組み立てるとした場合の一番選択しそうなタイプです。
ATXで、メーカーがギガバイト、見た目もチップセットの冷却がヒートパイプ付きヒートシンクで高機能にみえます。価格も2万円切っている中級上位機種で、一番コストパフォーマンスを期待させます。
以前の自作もギガバイトのマザーボードで組み立てましたが、マザーボードで一番好きなメーカーです。安定性があって、いろんな機能やカジェットもある、値段もそこそこ。そんな所がギガバイト好きの由縁かも。
裸のマザーボード
裸のマザーボード

ところで、ギガバイトといえば、青い色のイメージがあるのですが、これは黒。インテルもパッケージに骸骨マークを使うなど、この頃はちょいワルのイメージが自作のトレンドなんでしょうか?

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GIGABYTE GA-Z68XP-UD4/G3
メーカー名:GIGABYTE (ギガバイト)
型番:GA-Z68XP-UD4/G3
対応ソケット:LGA 1155
チップセット:Intel Z68 Express
対応メモリ:4 x 1.5V DDR3 DIMM (DDR3-2133/1866/1600/1333/1066 MHz メモリ対応)
※最大搭載可能容量32GB、デュアルチャンネルに対応
ディスプレイ出力:1 x HDMI ポート, 最大解像度1920x1200をサポート
ストレージ
・Intel Z68 Express チップセット
- SATA 6.0Gbps × 2ポート、SATA 3.0Gbps × 4ポート、 RAID 0/1/5/10 サポート
- Intel Smart Response Technology サポート
・Marvell 88SE9172 chips
- SATA 6.0Gbps × 2ポート、 eSATA 6.0Gbps × 2ポート、 RAID 0/1 サポート
拡張スロット
1 x PCI Express x16 スロット, x16動作 (PCIEX16)
1 x PCI Express x16 スロット, x8動作 (PCIEX8)
2 x PCI Express x1 スロット
2 x PCI スロット
Multi-GPU Support:
・ATI CrossFireX 対応
・NVIDIA SLI 対応
オンボード機能:ギガビットLAN、7.1チャネルHD Audio、SATA RAID、IEEE1394、USB3.0
フォームファクター:ATX ( 305 mm x 244 mm )
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まず導入は、現在使用中のパソコンからマザーボードだけ交換することを計画しました。同じZ68チップなので、うまく行けば、面倒なOSインストールをせずに交換することができます。
【主な構成】
CPU: インテル Core i7-2600K (3.4GHz)


CPUクーラー: 峰2 SCMN-2000


メモリ: CFD W3U1333Q-4G (PC3-10600-4GBx2)


SSD: インテル® SSD 510(120GB)


HDD: Western Digital Caviar Green 3.5inch WD20EARXHGST(2TB)


電源: HEC WIN+POWER 550TE-2WX (550W)



OS: Windows7 Home Premium 64bit

同じATX規格で同じZ68チップセットの前のマザーボードであるインテルDZ68DBより、縦で1センチ近く長くなっていたのと、CPU用電源であるATX12Vが4ピンから8ピンに増えていました。規格が一緒でも若干メーカーによって違いがあるのですね。

CPUクーラー取付.jpg
CPUクーラー取付.jpg

取り付けで、問題になるところは、CPUクーラーの峰2 SCMN-2000ぐらいです。デカイ上に取付のボルトの長さが短いのでナットをハメるのが一苦労。
それ以外は、短い間に2台目の組立ということもありスムーズにいったのですが、組立の最後に落とし穴がありました・・・
とりあえず電源入れてうまく起動するか確かめようとしたところ、あれ?
モニター出力は?。Z68チップで内蔵GPUをサポートしているのでディスプレイ出力があったはずだよね!?と、バックパネルのDVI-I出力を探してみましたがありません。
バックパネル.jpg
バックパネル.jpg

Z68チップだけど、ディスプレイ出力に対応していないのか!と落胆していたらありました。
HDMIだけが・・・ 。HDMI出力だけなんですね。
ディスプレイ


はHDMIに対応しているので大丈夫ですが、しかし接続するコードがありません。
ここで一旦組立は中断しました。コードがないと確認のしようがありませんから。
でも、更なるドツボが待っていたのです。
翌日、さっそくHDMIコード


を購入して、接続し電源を入れてみました。
ビープ音が「ピポッ」と鳴り、うまくいったようでしたが、画面が全く反応しません。強制的にモニターの電源入れても、信号が来ていないみたいですぐモニターの電源が落ちます。
う~ん困った。
解決策探してネットを見るのも、つなげるパソコンが動かないのでできません。
仕方が無いので、元のマザーボードに戻して、原因を探すことにしました。
CPU、メモリ、SSDなど最小構成で元に戻し、手を抜いてケースに入れず、CPUクーラーも取付が簡単なリテールクーラーで、とりあえず組立ると今度は、普通に立ち上がります。
同じような事例探したり、やっぱりグラボ買わないとダメかなぁとネットにつなげて見ていたら・・・
なにげに焦げ臭いにおいがしてきます。ニオイのもとは・・・、マザーボードからです!!。
慌ててマザボードを触ると、バチッという音と一緒に電源落ちました。
アチャ~ 、やっちゃったみたいです。CPUが熱暴走したか、慌ててマザーボード触ったときに外に出していたので金属にあたってショートしたようです。どちらかかそれとも両方か・・・
CPUクーラーをよく見てみると、4つの固定具の内2つはきちんとはまっていませんでした。
つい面倒になっていい加減に装着した罰ですね。
試しにきちんと装着して、電源を入れてみると、立ち上がる途中で落ちて、再度電源が入って立ち上がる途中でまた落ちてと無限ループ状態に。
そこで疲れて、また作業は中断です。

CPUが焼けてしまった可能性を考えて、翌日別の場所でCPUが焼けた時の症状を検索してみると、逆に今はほとんど焼けることがないとのこと。事前に安全装置が働いてCPUの動作を遅くして発熱を抑え、それでも上がるようだと、焼ける前に強制的にストップするそうです。ちょっとホッとしました。

そうなると、ショートしたマザーボードの故障の可能性が高くなります。(ショートした時のCPUの故障の可能性もまだありますけどね。)
とにかくギガバイトのマザーボードは健在なので、本来の目的のGA-Z68XP-UD4/G3でシステム組むのを再トライしてみました。
2回目になるので手早く組み立てて、電源を入れてみます。
日本語ユーザーズマニュアル
日本語ユーザーズマニュアル


でも、詳しい専用の日本語ユーザーズマニュアルがあるので、解りやすくていいですね。

ビープ音が「ピポッ」と鳴ります。ヤッター。CPUは生きてたようです。が、やはり前回同様画面が真っ暗・・・。やっぱりダメかも。
しかし、今回は落ち着いてて、疑わしいところを色々触ってみました。モニターのボタンを色々触っていたら、おっ。写ってる~~ 。どうも入力切替ボタンで、HDMIに設定しないといけなかったみたいです。嬉しいよりホッとして、疲れが・・・
やっと先に進めますが、臆病になっているせいか、OSの使い回しが怖くなって、再インストールでいくことに方針変更です。

もうすでに長くなっているので、インストールや設定は飛び抜かします。
レビューのメイン内容であるオーバークロックです。
このマザーボードは16パワーフェーズVRMを搭載しオーバークロックに最適となっているようですが、まずパワーフェーズVRMがわかりません(^^ゞ。数が多いほうがいいのはなんとなく雰囲気で分かったんですけどね。
そこで調べてみると、VRMはCPUに電力供給する部品で、数が多いほどCPU高負荷時の電力供給に対応できるし、電力供給の負荷を分担できるので安定的・効率的に電力供給や放熱ができるそうです。だから、オーバークロックに適しているわけですね。でも、オーバークロックだけでなく通常使用でも、複数フェーズある方がそのフェーズが故障しても別フェーズで対応できるし、ひとつのフェーズに稼働が集中しなくて、負担が減るので、長寿命が図れていいですね。
GA-Z68XP-UD4/G3だと、CPU周りにある1センチ角の四角くて黒い部品です。

オーバークロックする前にノーマルの実力を知らないと、効果がわかりません。
とりあえず、ノーマルの状態でWindowsエクスペリエンスインデックスでパフォーマンスを測りました。
ノーマル状態
ノーマル状態

グラフィックスのスコアが弱いんですが、CPU内蔵グラフィックなので仕方ありません。このマザーボードは、次世代のPCI Express Gen3に対応しているとのことなので、対応の高性能なグラボが出たら載せてみたいですね。
プロセッサがi7-2600Kなので、7.6は納得なのですが、プライマリーハードディスクがSSDなのに7.0はちょっと不満かな。

CPUのベンチマークもとってみました。
ノーマルCPUベンチ
ノーマルCPUベンチ

CrystalMark 2004R3
これも不満です。他の方はもっと数値が良かったような???
グラボが無いので、総得点が低いのはわかるのですが、CPUが違うのはなぜ?

EasyTune6
EasyTune6


オーバークロックの知識があまり無いので、ギガバイトの添付ソフトからEasyTune6を使ってお手軽オーバークロックです。
赤いボタンをクリックするだけで簡単に、4.58GHzまでオーバークロックできました。

Windows エクスペリエンスインデックス
Windows エクスペリエンスインデックス



長くなったので、また後で記入しますね。

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