レビューメディア「ジグソー」

高級なマルチBA型IEM

今回、UM Pro50のレビューになります。

初めてのBA型のIEMなので、かなり興味がありますね。

 

まずは本体

プロ仕様だからでしょうか、スケルトンで地味めです。

 

 

イヤーチップ

本体にくっついてるのも含めて、シリコン系5つ、フォーミング系5つ入ってます。

 

 

Weston共通のケースです。

 

で、ファーストインプレッションです。

エージング的なものも全くせず、いきなりなので、

これから音が変わってくるかとは思いますが、どうでしょうか。

 

音質等の比較するのはMDR-EX1000

EX1000はダイナミック型なので、性格が全く違うでしょうが、

ダイナミック型にしてはかなりフラットで、解像度も高いので、

このイヤフォンを基準に比較してみます。

 

 

もったいぶって、音質比較の前にサイズ感です。

 

UM Pro50はBAが5つも入っているのに結構小さいです。

むしろEX1000のほうが大きい。

 

 

音質のファーストインプレッション

今回、MacBookPro直差しと

Grace Design9xx

で試聴しました。

 

UM Pro50は低音重視型と言うことでは無いでしょうが、

EX1000比較するとけっこう低音が出ます。

このあたりは最近のIEMの特徴なのかも。

個人的にはもう少しすっきりした方が好みです。

 

それとEX1000よりは音像が近いです。

とは言え、ヘッドホンで言うところのMDR-CD900stみたいに

張り付いているようなことはなく、あくまでEX1000と比較するとですが、

EX1000の方が空間を感じさせます。

 

まだ演奏用モニターとして使ってませんが、音像が近い分、

演奏時のモニターに向いているのかもしれませんね。

プロ用ですから、そう言うことかと。

 

情報量は多いと思いますが、低音が出てる分、低域の分解能はちょっと微妙。

このあたりはしばらく鳴らしていけば、良くなってくるのかもしれません。

もしくはバランス接続をするとがらっと変わるかも。

イヤーチップ換えても変わるでしょうし、それはこれから追々と。

中域から上の分解能は良いと思います。

 

最後に装着感ですが、申し分ないですね。

EX1000の方が装着感が悪いです。

あと、UM Pro50は目印が大きくついてない分、ちょっと左右で迷いますが、

これは慣れるでしょう。

 

ファーストインプレッションとしては以上です。

 

次回はエージングでの音の変化、演奏時のモニター、

別のヘッドホンアンプ等で鳴らした場合等をレポートします。

 

 

更新: 2018/02/20
UM Pro50 徹底レビュー PREMIUM REVIEW

悪い音はそのように、いい音はいい音で再現する、脚色しない、素直なプロモニター的IEM

一通りエージングが終わってからのレビューです。

IEMなので間違いなくイヤーチップで音の印象は変わってくるでしょうが、

まず再生環境でどのくらい感じが変わるか確認してみました。

 

再生の環境として

 

自宅にて

spl Crimson 1250

iMac 直差し

MacBookPro直差し

 

 

スタジオにて

GraceDesign m905

conisis COM1805

 

 

自宅で試聴したのは

 

THE NIGHT FLY / DONALD FAGEN

The Future Comes Before / PREQUELL

Pacifisticuffs / Diablo Swing Orchestra

THANK YOU BLUE / DAOKO

12 Strong (Original Motion Picture Soundtrack) / Lorne Balfe

ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》

 

エージングが進んだのか(もしくは僕が慣れたのか)、少し印象が変わりました。
低域の少しだぶついた感じが落ち着いてきたように思います。
リッチな感じというのでしょうか。
試聴した音源は飽和したようなmixがされていないので、凄く気持ちよく聞けます。
Diablo Swing Orchestra / Pacifisticuffsなんて、いろんな音楽がmixさてれいて、
変で好きなんですけど、ちゃんと上から下までならしてくれてます。

それと、当然と言っちゃあ当然なんでしょうが、直差しとアンプ差しで、かなり変わりました。
直差しではファーストインプレッション同様、奥行きが無い感じがしましたが、ヘッドフォン出力の
良いアンプで聞いた時、奥行き、空間を感じられました。
再生環境や音源を素直に表現できるIEMなのでしょうね。
悪い音(?)はそのように、いい音はいい音で再現するまさにプロモニター的なイヤホンかも。
これだけ変わるのであれば、ちゃんと聴く時はHPAが有った方が絶対良いですね。

 

あと、スタジオでは既成音源以外でもテストしました。
conisis COM1805につないで、演奏で使ってみましたが、
慣れもあるのでしょうが、CD900stの方が演奏しやすいです。
普通に音楽を聴く分にはUM Pro50の方が全然聴きやすいし、楽しいですが、
録音時にはCD900stの意地悪なくらいのあら探し感が僕には合ってますね。
ここは楽器もしくは人によってはイヤホンモニターの方が好きな人もいますし、
楽しく聞こえた方が演奏しやすい人もいるので一概には言えませんが。


総じて感じたのは、無理に低域を持ち上げたり、無理矢理高域を伸ばしたりしない、
素直で脚色無く再現するIEMです。
元々、僕自身が、かまぼこ形の周波数特性のスピーカーやヘッドホンに慣れてるので、
かまぼこ形に比べて低域に余裕があるUM Pro50に違和感を感じたのですが、
かなりフラットな特性なのかなと思います。
途中でも書きましたが、HPAで聴くことでより楽しく音楽を聴けると思います。

 

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