レビューメディア「ジグソー」

NAS1台にさまざまなファイルを集約するシンプル運用が可能な選択肢

1台で8TBもの容量を実現することができ

かつ

24時間365日もの稼動に耐えることができる設計になっている

まさにNASのためのHDDがこちら

Seagate NAS HDDです。

 

このレビューでは実際にNASに搭載させてみて

ネットワーク越しの読み書き性能や消費電力について

Seagate NAS HDDではないHDDと比較して

優位点などをまとめていきます。

更新: 2016/03/15
外観

側面・底面のネジ穴が一部無い

HDDですから、デザインなどは特にどれも同じようなものと思うのですが

確認していきますよ。

 

 

側面、底面について真ん中ぐらいに位置しているネジ穴がついてません。

NAS製品によってはこの真ん中のネジ穴を使うものもありますので

これは痛いところ。

 

 

実際に上記NASに組み込もうとすると、ネジが足りないのが気になっちゃいますね。

 

更新: 2016/03/15
重量

700gオーバーものヘビー級なHDD

開梱していて気になったのでレビューしますが、

なんだかSeagate NAS HDDはずっしりとした印象です。

なので、重量を測定・比較してみます。

 

「日立 2TB 0S03191」

664g

 

「Seagate NAS HDD」

768g

 

100gもかわると手で持っただけで変化に気づくものなのですね。

更新: 2016/03/15
速度

NAS利用で気になる読み書き速度 なかなかの性能で満足

下記NASに搭載させてみて動作確認していきます。

 

 

 

 

動作比較にはもともと搭載運用していた下記HDDと比較していきます。

 

 

 

NASをネットワーク越しでWindowsPCから読み書きできるようにセットアップして

共有フォルダをネットワークドライブに設定して

読み書きのパフォーマンスを測定・比較します。

ネットワークは1Gbpsネットワークの環境となります。

 

 

「日立 2TB 0S03191」速度結果

 

 

 

「Seagate NAS HDD」速度結果

 

 

 

読み書き共に速度向上が確認できました。

これはうれしいところですね。

更新: 2016/03/15
消費電力

対容量を見込むと省エネなHDD

 

24時間365日で運用することが多いNASでは

消費電力も気になります。

Seagate NAS HDDに交換してどのように変化するのでしょうか。

 

 

「日立 2TB 0S03191」消費電力

0.27kWh

 

 

「Seagate NAS HDD」消費電力

1.33kWh

 

消費電力が結果的に増えてしまいました。

比較するHDDにもより、結果が変わってくると考えますが

8TBもの大容量を1台のHDDでまかなうとすると

まずまず省電力で運用できると考えることができますね。

更新: 2016/03/15
静音性

低音、こまめな振動が気になります

騒音計などを準備して測定すればもっと正確な数値で比較できるのでしょうけど

今回は簡易的なスマートフォンのアプリを利用します。

NAS搭載時のアイドル動作音を測定・比較しますよ。

 

アプリはこちらのAndroidスマートフォンにインストールして利用します。

 

 

「日立 2TB 0S03191」

26~28dB

 

「Seagate NAS HDD」

44~47dB

 

なかなか動作音が大きいですね。

あと数字では表現できませんでしたが

細かく振動するため、NAS筐体全体も振動してしまいます。

そのためテーブルなどに設置すると、ブーーーンと気になる音が発生してしまいます。

更新: 2016/03/17
発熱

大容量HDDにしては発熱を抑えられてあります

NAS格納後のHDD温度をNASの管理画面から確認してみます。

両HDDともアイドル時での温度を確認します。

なお、測定した環境の室温や湿度などは下記になっています。

 

室温 16.4℃

湿度 57%

 

 

「日立 2TB 0S03191」

30℃

 

「Seagate NAS HDD」

38℃

 

大容量HDDのためもっと発熱するのかと思っていたのですが

そうでもないですね。

更新: 2016/03/17
使用感

大容量こそのNAS1台運用

スマホでも4K動画が撮影できるようになってきたこの時代

保管はどうするのかが

常に気になる課題でもあります。

NASの容量が足りなくなってきたからといって

NASを増やしていくと

データがどこのNASに入ってるかわかりにくくなりますし

消費電力も気になってしまいます。

そのためNAS1台にさまざまなデータを入れて運用するには

大容量であることが必須になってきます。

このSeagate NAS HDDだと8TBもの大容量なので

NAS1台でシンプルな運用が可能となります。

 

ちなみに私の環境では下記ファイル群を格納して

シンプルなNAS1台運用が実現できています。

 

「マニュアルや書類などをスキャナした紙媒体群」

663GB

 

「所有している音楽CDをmp3化したオーディオファイル群」

572GB

 

「スマホやデジカメで撮影した過去の写真・動画データ」

42.1GB

 

「お仕事などで一時的にデータを保存しておくバックアップファイル群」

86.4GB

 

「メインパソコンやその他重要データのバックアップファイル群」

1.37TB

 

「nasneやHDDレコーダ、テレビなどからの番組録画データ群」

695GB

 

「これまで導入してきたPC周辺機器のデバイスドライバやソフトウェア群」

0.98TB

 

合計 4408.5GB(4.4TB)となりました。

あらためてこうして容量測定してみると

めちゃ使ってるものなのですねぇ。

今後ももっと増えていくことになっていくでしょうから

やはり8TBのSeagate NAS HDDをNASに搭載しての運用は

私にとって必須であったわけですね。

更新: 2016/02/23
総評

ネジ穴、振動、動作音と3つの課題クリアでしたら満点です

8TBもの広大な容量はまさにNASにぴったりなのです。

しかし

この製品のみで個体差もあるのかもしれませんが

NASに搭載すると細やかな振動と低周波音が連続で発生します。

生活空間での設置運用では気になることがありますね。

これはネジ穴が不足しているため、今回のNASにしっかり固定することができないのが

原因で振動などが発生しているのかもしれませんが

これ以上固定することもできないので

このまま運用するしかなさそうですね。

 

ただし、NASキットによってはネジ穴に関係なく

しっかりホールドすることができれば

これ以上の選択肢はない、NASにぴったりの最有力候補になりますね。

コメント (12)

  • タコシーさん

    2016/02/26

    消費電力やや大きい...まあサーバー用途だし こんなもの?
    8TBだとバックアップ方法に困りますね 
    って、大切なデータそんなにないけど 映画位だし...
  • れいんさん

    2016/02/26

    タコシーさん

    これだけ広大だと
    どうしましょうねぇー
  • hubbleさん

    2016/02/26

    ネジ穴とか振動とか、本格的は長寿運用を考えると、軽い一手間が必要そうですね。
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