1台で8TBもの容量を実現することができ
かつ
24時間365日もの稼動に耐えることができる設計になっている
まさにNASのためのHDDがこちら
Seagate NAS HDDです。
このレビューでは実際にNASに搭載させてみて
ネットワーク越しの読み書き性能や消費電力について
Seagate NAS HDDではないHDDと比較して
優位点などをまとめていきます。
側面・底面のネジ穴が一部無い
HDDですから、デザインなどは特にどれも同じようなものと思うのですが
確認していきますよ。
側面、底面について真ん中ぐらいに位置しているネジ穴がついてません。
NAS製品によってはこの真ん中のネジ穴を使うものもありますので
これは痛いところ。
実際に上記NASに組み込もうとすると、ネジが足りないのが気になっちゃいますね。
700gオーバーものヘビー級なHDD
開梱していて気になったのでレビューしますが、
なんだかSeagate NAS HDDはずっしりとした印象です。
なので、重量を測定・比較してみます。
「日立 2TB 0S03191」
664g
「Seagate NAS HDD」
768g
100gもかわると手で持っただけで変化に気づくものなのですね。
NAS利用で気になる読み書き速度 なかなかの性能で満足
下記NASに搭載させてみて動作確認していきます。
動作比較にはもともと搭載運用していた下記HDDと比較していきます。
NASをネットワーク越しでWindowsPCから読み書きできるようにセットアップして
共有フォルダをネットワークドライブに設定して
読み書きのパフォーマンスを測定・比較します。
ネットワークは1Gbpsネットワークの環境となります。
「日立 2TB 0S03191」速度結果
「Seagate NAS HDD」速度結果
読み書き共に速度向上が確認できました。
これはうれしいところですね。
対容量を見込むと省エネなHDD
24時間365日で運用することが多いNASでは
消費電力も気になります。
Seagate NAS HDDに交換してどのように変化するのでしょうか。
「日立 2TB 0S03191」消費電力
0.27kWh
「Seagate NAS HDD」消費電力
1.33kWh
消費電力が結果的に増えてしまいました。
比較するHDDにもより、結果が変わってくると考えますが
8TBもの大容量を1台のHDDでまかなうとすると
まずまず省電力で運用できると考えることができますね。
低音、こまめな振動が気になります
騒音計などを準備して測定すればもっと正確な数値で比較できるのでしょうけど
今回は簡易的なスマートフォンのアプリを利用します。
NAS搭載時のアイドル動作音を測定・比較しますよ。
アプリはこちらのAndroidスマートフォンにインストールして利用します。
「日立 2TB 0S03191」
26~28dB
「Seagate NAS HDD」
44~47dB
なかなか動作音が大きいですね。
あと数字では表現できませんでしたが
細かく振動するため、NAS筐体全体も振動してしまいます。
そのためテーブルなどに設置すると、ブーーーンと気になる音が発生してしまいます。
大容量HDDにしては発熱を抑えられてあります
NAS格納後のHDD温度をNASの管理画面から確認してみます。
両HDDともアイドル時での温度を確認します。
なお、測定した環境の室温や湿度などは下記になっています。
室温 16.4℃
湿度 57%
「日立 2TB 0S03191」
30℃
「Seagate NAS HDD」
38℃
大容量HDDのためもっと発熱するのかと思っていたのですが
そうでもないですね。
大容量こそのNAS1台運用
スマホでも4K動画が撮影できるようになってきたこの時代
保管はどうするのかが
常に気になる課題でもあります。
NASの容量が足りなくなってきたからといって
NASを増やしていくと
データがどこのNASに入ってるかわかりにくくなりますし
消費電力も気になってしまいます。
そのためNAS1台にさまざまなデータを入れて運用するには
大容量であることが必須になってきます。
このSeagate NAS HDDだと8TBもの大容量なので
NAS1台でシンプルな運用が可能となります。
ちなみに私の環境では下記ファイル群を格納して
シンプルなNAS1台運用が実現できています。
「マニュアルや書類などをスキャナした紙媒体群」
663GB
「所有している音楽CDをmp3化したオーディオファイル群」
572GB
「スマホやデジカメで撮影した過去の写真・動画データ」
42.1GB
「お仕事などで一時的にデータを保存しておくバックアップファイル群」
86.4GB
「メインパソコンやその他重要データのバックアップファイル群」
1.37TB
「nasneやHDDレコーダ、テレビなどからの番組録画データ群」
695GB
「これまで導入してきたPC周辺機器のデバイスドライバやソフトウェア群」
0.98TB
合計 4408.5GB(4.4TB)となりました。
あらためてこうして容量測定してみると
めちゃ使ってるものなのですねぇ。
今後ももっと増えていくことになっていくでしょうから
やはり8TBのSeagate NAS HDDをNASに搭載しての運用は
私にとって必須であったわけですね。
ネジ穴、振動、動作音と3つの課題クリアでしたら満点です
8TBもの広大な容量はまさにNASにぴったりなのです。
しかし
この製品のみで個体差もあるのかもしれませんが
NASに搭載すると細やかな振動と低周波音が連続で発生します。
生活空間での設置運用では気になることがありますね。
これはネジ穴が不足しているため、今回のNASにしっかり固定することができないのが
原因で振動などが発生しているのかもしれませんが
これ以上固定することもできないので
このまま運用するしかなさそうですね。
ただし、NASキットによってはネジ穴に関係なく
しっかりホールドすることができれば
これ以上の選択肢はない、NASにぴったりの最有力候補になりますね。
タコシーさん
2016/02/26
8TBだとバックアップ方法に困りますね
って、大切なデータそんなにないけど 映画位だし...
れいんさん
2016/02/26
これだけ広大だと
どうしましょうねぇー
hubbleさん
2016/02/26
とっぷりんさん
2016/02/26
当方自室のラックにNASが置いてあるため静かなほうが良いのですが…。
うちのEX490はHDD4本搭載なので容量的に8TBまでは不要と感じますが、
収容HDD数が2つだと8TB×2というのは商品的に魅力ですね。
CR-Xさん
2016/02/26
やっぱり振動は気になるなあ。
プラッタ径/数が大きい事によりシャシーにネジ穴が確保できないのはプラッタのさらなる大容量化を待つしかないし、今後に期待かな。
消費電力見るとseagate製=発熱多め、引き継いでるみたいで様子見だなあ。
最大プラッタ数-1~2枚になった辺りが色々こなれて来るんですよね。
れいんさん
2016/02/26
低音なブーーンがとっても気になります
れいんさん
2016/02/26
日立HDD搭載時は無音に近かったので
交換後に低音が発生と
細やかな振動してきたので、
NASが壊れたのかと勘違いしてしまいました。
ホントは8TB×10台ぐらい搭載できるNASを導入したいのですが、、、
れいんさん
2016/02/26
やっぱり中身パンパンに詰まってるので
ネジ穴確保できないのでしょうね
そういえば、比較した日立HDDよりも
ずっとズッシリしてました
かげちゃんさん
2016/02/27
やっぱりARCHIVE HDD 8TBと同じくネジ穴問題があるのですね。
真ん中のネジ穴が無いのはきついですね。
れいんさん
2016/02/27
ネジ穴がなくて気づきましたが
案外この真中ネジ穴って
これがないとちゃんと固定できないパターンが多いことが
経験となりました
jakeさん
2016/03/19
それにしても8TBだとバックアップなしは怖いなあ
れいんさん
2016/03/19
だんだんバックアップする時間も増えてきました