レビューメディア「ジグソー」

初めての倍率フリー・・・・


始めに、この度はプレミアムレビューの選出ありがとうございました
短い間ですがzigsow様、duck様よろしくお願いします。
どこまで自分がやれるかわかりませんが、精一杯かつ自分のモットウを忘れないようがんばってレビューをしていきたいと思っております。

はじめまして。私は学生FPSゲーマーのLevel4です。
http://www.negitaku.org/members/4148/
オーバークロックは趣味の一環として自作歴1年目で手を付けていました。
現在では、自作歴9年目であり、学生最後のレビューとして応募させていただきました。
私のOCのモットウは、学生の持っている低資金でどこまでOCを伸ばせるかというのをモットウとしています。
パーツばかりには頼らず、自分のアイデアでどうにか100Mhzでも伸ばせるよう頑張っていきたいと思っています。
また、今回のOSはWindows7で行っていく予定です。XPや98など起動時に低負荷なものでいいスコアが出せるのも事実ですが、私はゲーマーということもありWindows7の方を使用することが多いのでWindows7を使用していこうと思っています。

【OS】
Windows7 Ultimate 32bit

最近のゲームはかなりWindows7に最適化された事もあり、今回は何かと便利なWindows7を使用したいと思います。OCに関しては起動時に負荷のかからない98、XPが有利なのですが、自分の常用環境に近い構成でOCを安定させることに意義を感じましたので、Windows7を使用して行こうと思います。
また、起動時にはSkypeやSteam、TCYPなど比較的負荷のかかるアプリケーションも入ってるものとします。

【ケース】
Antec TwelveHundred


CoolerMasterでいうHAFに位置するようなケースです。ケースだけでも6個のファンでケース内の熱を一気に後方に吐き出します。
私の環境では正圧と負圧のバランスが出来ているのか、サイドパネルを外すとCPU温度が2-3℃程度上昇します。
問題としてはATX以上のM/Bに対応してないのが本当に悔やまれる点でしょうか…いいケースなだけに…

【M/B】
ASUS Maximus Ⅲ Formula (@2001)


言わずと知れたLGA1156のハイエンドマザーの1つです。
特にOC関係では事細かい電圧設定により、より高いOCが出来ると思います。
また、ROGconnectの様なユーモアかつ実用的な機能も実装されています。

【CPU】
Intel Core i7 875K


【クーラー】
Thermalright TRUE Black 120


空冷CPUクーラーでもハイレベルな冷却を見せてくれるCPUクーラーです。
現在では最強の座は奪われてしまいましたが、まだまだその冷却能力は上位クラスです。

【グリス】
Arctic silver5


自作erなら誰しも使用したことがあると思います。
通常のシリコングリスより3-4℃も温度が下がるので1℃でも下げたいOCerご用達なのではないでしょうか。

【VGA】
XFX GeForceGTX285

【MEM】
G.Skill F3-15000CL9D-4GBRH


低価格・高クロック・低レイテンシが可能など至りつくせりのメモリです。
保証も充実しており、G.Skllは大好きなメーカーの1つです。

【ストレージ】
Intel X25-M G2 80G ☆システム☆


容量的にもシステム用な高速なSSDです。
安定した性能とTRIMで性能を長続きさせることが可能です。

Intel X25-M G2 160G


システムにも、倉庫用にもどちらにも向いているSSDです。
今回は贅沢にもゲーム・起動アプリケーションの倉庫に使用していきたいと思います。

【電源】
SUPER FLOWER SF-1000R14HE


電圧の安定性は他の有名メーカーには負けますが、他のメーカーにはないピカピカ度をほこります。
また螺子ロックもかっこいいので私の気に入ってる電源です。

【サウンドカード】
Sound Blaster X-Fi Titanium Fatal1ty Champion Series


言わずも知れた、ゲーマー専用のサウンドカードです。
FPS中では驚くほど、音の位置が把握でき、MAPを熟知していれば大体の距離すらわかるほどです。
一度体験したらかなりハマると思います。
問題はドライバがかなり不安定なことでしょうか…

【ドライブ】
LG GH20-N

PC内部写真
PC内部写真

天板がガラスのデスクの下から撮影しているので少しブレブレですいませんorz
一応裏配線や、配線の工夫などをして内部を綺麗にしているのですが、HDDの数やSoundBlasterのコネクタなどで少し汚く見えるのが難点です・・・。
PC外部写真
PC外部写真

なんの変哲もないPC環境です。
天板からPCの中身が見れるのでエラーLEDなどが確認できるのは便利だと思います。

ファーストインプレッションと言っても外装位しかないのですが、まずパッケージを持って驚くことは軽いこと・かなり薄くなってることが挙げられます。
K(倍率フリー)シリーズからはリテールCPUクーラーは付加せず中には説明書・本品・暖衝ダンボールが入ってるだけでした。

Kシリーズは下記でも話しますが、完全OCer専用と言っても過言ではないので、無駄なものを省くと言う観点からはいいことだと私は感じました。
また、初めて倍率フリーなCPUのBIOS設定を見たのですが、見た感じ(個人的な見解)だと厳密には倍率フリーではなく倍率の上げ・下げ幅を増やしているようです。
SANY0004.JPG
SANY0004.JPG


今回の875Kでは9-63の倍率の中で変動させることができるようです。
本当に個人的な見解なので間違っていたらすいません。

最初にCPUのデフォの性能です。
----------------------------------------------------
【Core i7-875K】
CPUコア:Lynnfield
ソケット数:LGA1156
コア数:4
動作周波数:2.93GHz(133MHz×22)
Tb時 MAX周波数:3.60Ghz
二次キャッシュ:256KB × 4
三次キャッシュ:8MB
メモリチャンネル:2ch
TDP:95W
----------------------------------------------------

最初はCPUの元の性能を計る為、定格でスコアをとってみました。
正しく性能を計るためSpeedStep、Tb、EIST関係はoffにしています。
また、正常に温度を測るためエアコンにて室温を22℃に固定してます。
----------------------------------------------------
【測定判断】
・起動してから2分後のアイドル温度
・OCCT 30分回した時の最高温度
・FF14ベンチLOWを回した時のスコアと最高温度
----------------------------------------------------

定格:2.93GHz
BCLKxRatio/CLOCK/DDR3/QPI/Core V/DRAM V
133x22/2.93GHz/1333/auto/auto/auto


CPU:アイドル時温度/OCCT 30分後最高温度/FF14ベンチLOWスコア/CPU最高温度/3DMark06 CPUスコア

i7 870 :27-29℃/52-54℃/4911/50℃/4879.0
i7 875K:26-29℃/51-54℃/4902/48℃/4909.0

っとこのようにほぼ同じ結果になってしまいました。
なので以降のOCの部門では875Kだけの結果にしていこうと思っています。


まずは手始めに4GHz台の結果を貼って行こうと思う。
自分の中では4GHzはスタート地点であったので無事に4GHzを安定させることができて安心しているのが本音である。

----------------------------------------------------
OC:4063Mhz
BCLKxRatio/CLOCK/DDR3/QPI/Core V/DRAM V
150x27/4.06GHz/1800/2408/1.328V/1.56V

クロック:アイドル時温度/OCCT 30分後最高温度/FF14ベンチLOWスコア/CPU最高温度/3DMark06 CPUスコア

4063MHz:34-36℃/67-71℃/5510/53℃/6817
----------------------------------------------------
[感想]
予想よりいい出だしである。i7-870より少々少なめの電圧で安定してくれた。
またアイドル温度もi7-870の時より4℃前後低い結果となった。
だが、OOCTを回した結果の最高温度がi7-870より高いのが気になるとこだ。




----------------------------------------------------
OC:4214Mhz
BCLKxRatio/CLOCK/DDR3/QPI/Core V/DRAM V
150x28/4.21GHz/1800/2408/1.36V/1.56V

クロック:アイドル時温度/OCCT 30分後最高温度/FF14ベンチLOWスコア/CPU最高温度/3DMark06 CPUスコア

4214MHz:35-36℃/69-72℃/5641/54℃/7022
----------------------------------------------------
[感想]
予想より低電圧で4.2GHzに達せたと思っている。
温度も4GHz台から少し上昇しただけと中々悪くない温度である。
ただやはりBCLKをあまり盛っていないのに最高温度が高いのが少し気がかりである。
各種ベンチも軒並み上がっているのでOCも中々捨てたものじゃないと思う。




----------------------------------------------------
OC:4320Mhz
BCLKxRatio/CLOCK/DDR3/QPI/Core V/DRAM V
154x28/4.32GHz/1800/2468/1.41V/1.61V

クロック:アイドル時温度/OCCT 30分後最高温度/FF14ベンチLOWスコア/CPU最高温度/3DMark06 CPUスコア

4320MHz:39-43℃/69-75℃/5712/58℃/7144
----------------------------------------------------
[感想]
ここらへんから明らかにOCの具合が変わった。
電圧、温度すべてにおいて跳ね上がったのが一番の感想である。
特に電圧に関してはOCCTは1時間程度を通ったものの、ゲーム中にBSoDが出るなど少々不安定なのだ。
もしかすると一連のOCのせいでOSの一部が吹っ飛んだという可能性も否定出来ないが、今回レビューとして頂いたCPUを言葉で表すと
「ある程度は電圧を盛らなくても回るが、ある程度を超えると電圧を大きく消費」
と、言った感じだろうか。
決してこれ以上のOCが無理なわけではないが、小電圧でクロックを挙げるのはここら辺が限界だろうと感じた。またこれ以上のOCは少々空冷での冷却が難しいので自分の腕の見せ所であると感じた。



----------------------------------------------------
OC:4464Mhz
BCLKxRatio/CLOCK/DDR3/QPI/Core V/DRAM V
144x31/4.43GHz/1800/2302/1.45V/1.62V

クロック:アイドル時温度/OCCT 30分後最高温度/FF14ベンチLOWスコア/CPU最高温度/3DMark06 CPUスコア

4464MHz:34-36℃/66-71℃/5796/59℃/7286
----------------------------------------------------
4.4GHz以降から私のCPUでは空冷ではかなり厳しくなってきた。
起動⇒FF14ベンチまでは行くのだが、3DMarkやOCCTなどのCPUベンチではBSoDで落ちるようになった。
なのでここら辺からは少々OCの環境を変えさせて貰った。
====================================================
【変更箇所】
・エアコンによる室温22℃という縛りをなくし、暖房なし・窓を開けっ放しなど新潟の冬の気候をフルに使う
・TwelveHundred についてる12cmファンをLowからHighへ変更
・臨機応変にTwelveHundred のサイドカバーを取り外し、扇風機を直当て
====================================================
[感想]
環境を変えたおかげでかなり温度は下がったがまだ不安定と言わざるを得ない。
ベンチスコアを見ると3DMarkは比例するように上昇しているが、FF14ベンチでは上昇が滞ってるように見える。そろそろクロック上昇によるスコアの向上が頭打ちになっている気がする。
これ以上のクロック数になるとベンチマークを回せない気がする・・・・


高クロックのベンチスコアのSSがないのは間違って私が紛失してしまいました。
ゲームベンチのレビューがある程度終わりましたら、貼って行こうかと思っています。
ご迷惑かけます。






とりあえず常用レベルのクロックが決まったところで一旦OCのレビューを終えてゲームベンチのレビューに入ろうと思う。OCのレビューは更新があり次第「一言コメント」にて更新①…とのように書いていこうかと思う。
ゲームベンチに関しては定格クロックと常用クロックの二つを比べてコメント欄に追加していこうと思う。

今回初めて倍率ロックフリーのCPUを弄っての感想ですが、OCerにとってこれ以上面白いCPUはないのではないでしょうか。倍率ロックでも十分面白いのですが、ロックフリーとなると同じクロックでも何通りもの設定を組めることになります。
今までOCに関してはある程度慣れたと思ってましたが、またOCの新しい形が見えてきそうな感じすらありました。またOCの面白さを再確認することもできました。

残念ながら私の力が及ばなかったのか、自分の思った以上のスコアを出せなかったのも事実です。ですが、充実したOCを出来たことや高クロックによるPCのモッサリ感が少しでも減ったのも事実です。
OC自体はPCの寿命を削りながら行うお金のかかる趣味ですが、その分に見合った見返りはあるのではないしょうか。
最後になりますが、私はOC未体験者には「OCしろ」とは言いません。
ですが、少しでも興味がある、河童CPU時代にOCを楽しんだ方などもう一度OCをしてみてはどうでしょう。
CPUの基本性能が上がった今日OCによる見返りは小さくはなりましたが、達成感などを楽しむなどの楽しみ方は昔と変わってはないでしょうか。

言いたいことが多くありすぎて収集がつかなくなっていますが、今回倍率ロックフリーのCPUを弄れて大変楽しかったです。

「インテル Core i7-875K & SSD X25-M 160GB ~オーバークロックに挑戦!超快速マシンを組み上げよ!」のCPU(OC部門)のレビュー本文を終わらせて頂きます。
この度は、プレミアムレビューの選出・レビューのご観覧ありがとございました。

41人がこのレビューをCOOLしました!