この度、レビュワーにご選出いただきまして、
Windows8.1をはじめて入手し、使うことになりました。
「いままでの環境と比べて、初めて使うWindows8.1がどうか」
という点について書きたいと思っていますので、
前置きとして私のPC環境と、簡単な私のPC履歴を書いて行きたいと思います。
どんな人間がどんな環境でwindows8.1の評価をしたのかの参考になれば幸いです。
今回、OSの評価ということなんですが、 私自身初めてのWindows8.1機がMiix2 8ということで、どうしても「Miix2 8を通したWindows8.1評」になってしまいます。
ハードの利点・欠点と、OSのそれは別だとわきまえていますが、どうしても不可分の部分も
あります。なるべく気をつけて書いていこうと思いますが、その点ご容赦ください。
●Windows8.1導入前のPC環境
私の部屋には以下の4台のPC(およびタブレット)があります。
1.メイン機 Macbook Air13インチ
ねっころがっても、ソファーでも、机でも使えるし、たためば非常にコンパクト。
バッテリーも良く持つし、マジックトラックパッドの使用感は最高!
ここ数年来のメイン機です。
2.サブ機 iPad(第三世代)
サブ機の1つ目はiPad(第三世代)。iOSは6のままにして使っています。
正直、本を読むための使用が使用時間のほとんどを占めます。
ジップロックに入れてお風呂で使ったりと、Macbook Airが使えない環境で
重宝しています。バッテリーも持つし、すばらしいのですが、ちょっと重い。。。
3.サブ機2 Kalos(Androidタブレット)
こちらはプレミアムレビューでいただいたAndroidタブレットですが、
最大の長所は画素数の多いこと!短所は、バッテリーがぜんぜん持たないこと。。。
一時期ipadよりも軽いので多用していましたが、上述の短所と、タッチしたときの
たどたどしい動きが目に付き、使わなくなっていってしまいました。。。
特にバッテリーは何とかしてほしい点です。充電に一晩以上かかるくせに、日中で
電池切れしてしまうと、ちょっと持ち出す気になれません。。。おっと、脱線しました。
4.サブ機3 Windows7ミドルタワー(昔メインで使用していた)
かつてはメイン機として使っていた、windows7のミドルタワーです。
「ブルーレイが焼ける環境がほしい!」と思って買ったPCで、そのため内容は最低限です。
Corei5で特段不満はなかったのですが、デスクに向かってPC電源投入、モニターに向かって操作、ということ自体が面倒くさくなってしまい、使用環境を問わないMacbook AirやiPadの
使用へ流れていってしまいました。
5.(備考)会社で使っているのは? → windows7
●私の(メイン機の)OS履歴略歴
MS-DOS ver.2.3.X→MS-DOS ver5.x→Windows 3.1→Windows 95
→Windows 98→Windows 98SE→MacOS 9.1→Windows XP→Windows 7
→Mac OS 10
まとめると、PC黎明期はマイクロソフトのOSメインでしたが、
ここ数年はMacOSをメインとして使っている、という感じです。
ひさびさの新Windowsで出戻り、といった感じです。
●初めてのWindows 8.1機は。。。Miix2 8 !
初めてWindows8.1を使うのなら、8インチタブレット!と決めていました。
なぜなら、iPad以降、昨今のタブレットの進化は目覚しいですし、Windowsタブレットは
iOSやAndroidで残念だった点、「PCの代わりになるほどではない」という点が
払拭されているという期待があったからです。
数多くあるタブレットの中で、私はLenovo社のMiix2 8を選びました。
ネットで調べる限り、軽くてバッテリー持ちがよく、評判がとても良かったからです。
メモリー容量は2GBと少なく心配でしたが、他機種からみても相場だとは思ってあきらめました(4GB以上つんでいるWindows8.1タブレットってまだないですよね?)。
さらに、32GBモデルでは空き容量に不安が出そうでしたので、
64GB版の「Lenovo Miix 2 8 59399891」を購入いたしました。
1.起動から初期操作までのファーストインプレッション
いつものハードに焦点を当てたレビューでしたら
早速開封の儀をうやうやしく行うところですが(笑)、
今回はあくまでOSが主役のため、さらっと。
外観はこんな感じ。中には本体、説明書、Officeアプリのアクティベートキー
USB→microUSBケーブルというシンプルさでした。
Miix2 8本体は大きさの割には重たいですが、持ち歩くのに十分な軽さ。
大きさもA5サイズの手帳から長辺がすこしはみだす程度と非常に小型です。
右がカバーを付けたMiix2 8です。手帳と見た目はほぼ同じ大きさ!
長辺方向だけ少し長いですが、短辺の長さはA5システム手帳と同じでした!
こんなコンパクトなタブレットで最新のWindowsがうごくとは@@;
そして早速起動。Wi-fiやマイクロソフトアカウントの設定をして、待ち画面に。
おお、なんだか今までのWindowsOSとは雰囲気が違う@@;
大分Windowsも雰囲気変りましたねぇ。
最後の「あともう少しです」は、数分かかりました^^;
「デスクトップ」を押すと見慣れたWindowsのデスクトップ画面になりましたので、
早速壁紙を換えてみました。
各種設定を済ませて起動。。。と行きたいところですが、ここで躓きました。
自宅の無線LANが拾えない!
仕方なく別のPCでグーグル先生に聞いてみたところ、
Miixは国内の無線LANルータで用いている13chは認識できないとのこと。
久々に無線LANルータにアクセスし、チャンネル数を11chに設定すると、ようやく
無線LANが認識できました。
これはハードの問題ですが、ネットに接続できていないとWindows認証も、Office認証も
できないですから、国内で売る以上、この辺は対応してほしいところですね^^;)
一方、一旦無線LANの設定をスキップした後、再度無線LAN設定を行う際には
「デスクトップ画面からタスクバーの無線LANアイコンを押す」
もしくは「デスクトップ画面からタスクバーのフォルダアイコンを押して、コントロールパネルにたどり着き、設定」のいずれかをしなければならないのは、タブレットながらも
Windowsなんだなーと思いました。
この辺、Androidのように画面上部スワイプで速やかに無線LAN設定が出れば、
モバイル機器として便利なんですけどねー。
そしてようやく最初の画面になりました。
ぜんぜん操作方法わからない^^;
どうやら画面4方から内側にスワイプするといろいろメニューが出る感じ。。。
上から下へのスワイプで、アプリ一覧が見られるのは便利ですね!
右画面外から左にスワイプでメニュー、左画面外から右へ
スワイプでアプリケーション切り替えですね。
アプリ切り替えは慣れたら便利そうですね!
ちょっとずつ触ってみた感想をファーストインプレッションとして
以下に列挙してみたいと思います。
(1)タッチ、スワイプの感じはAndroid以上、iPad未満
Androidタブレットで感じていたタッチやスワイプのたどたどしさ。
これがMiix2 8ではほぼありません!iPad並みの操作性だ!と最初は思ったのですが、
iPadとWindows8.1両方にリリースされているアプリケーション、Finger Pianoを
使ってみると、Windows8.1の方がタッチが「やや」遅れて反応することがわかりました。
。。。とはいえ、Androidよりも操作感いいです!
(2)小さくてもちゃんとWindows機
デスクトップ画面を呼び出して使っていると、完全にWindows機なんだなー(当たり前ですが)と実感できます。特に、仕事でも使うフリーソフト「R」がインストールできたり、
今後の使用感に期待が高まります。Rのパッケージが10GBを超えているんですが、
これを入れるか迷っています。。。この辺は拡張性のないタブレットですから、見越して
ハードを買わないと、せっかくのWindows8.1が生かせなくなってしまいますね。
ちなみに現在、Onedrive内の写真データのサムネイルがオフラインでも閲覧できる(=ダウンロードされている)せいか64GBモデルですが、空き容量が28GBしかありません。
ローカルディスクにデータを置くくせのある私からすると、もう少し容量があれば、
Windows機としてばりばりつかえるのになあ、128GBモデルがあればなあ。。。と思いました。
とはいえ、これはもちろんハードの話ですね^^;
(3)早速気になった点
。。。一方、短い時間の使用でも気になる点が4つ。
1つ目はメモリーが少なすぎ、固まることがある、ということ。
特に私はWebブラウザーのタブを比較的多く開くことが多いのですが、開きすぎると
固まります。Windowsボタンは効くのに、アプリが切り替えられなかったり、タップが効かなくなることが頻発しました。また、最も困ったのは、そういう状態のとき、再起動のため、電源ボタンの長押しでシャットダウン画面を出すと、シャットダウンのためのスワイプができないためうんともすんとも言わなくなってしまうことです。
結局、さらに電源ボタンを長押しすることで強制的に電源を切れることに気がつき、事なきを得ましたが、メモリー2GBではWindows8.1をバリバリ使うには役不足だと感じさせました。
2つ目は、×ボタンその他が小さすぎること!
マウスの使用では問題ないのかもしれませんが、800*1200ドットのMiix2 8では、Windows右上の×ボタンが押せないことが多々あります。これは結構面倒です。
特にタブレットに特化したインターフェイスでないため、仕方がないことなのかもしれませんが、せっかく8インチタブレットで使えるOSなのに、使いやすく出来ていない、という点で残念です。
3つ目は、ストアのアプリケーションが少ないこと!
特にタブレットに期待する機能の一つが「ブックリーダー」として使うことです。
モチモノに示したように、私は自炊で書籍を取り込みますので、
優れたブックリーダーが現状見受けられないWindows8.1は、
パッケージとしては優れているのに中身がないような感じで残念です。
ブックリーダーを一例として、他にもGoogleカレンダーがアプリとしてなかったり、
Dropboxのアプリはあるのに使い勝手が悪い(DL周りがやりにくい)といった点があります。
もちろん、「デスクトップ画面」で普通にフリーソフトを導入すればすむことではありますが、
せっかくタブレットでも使えるOSということで、もっとタブレットで使いやすいアプリがストアに拡充されるといいな、と思います。
4つ目は、MicroSDカードの相性があるという点です(これはハードの問題だと思いますが)。
手持ちの32GBのMicroSDカードは、認識はでき、小さいファイル(jpg1枚とか)ならば保存でいるのですが、自炊したzipファイル30MBくらいは書き込むことができませんでした。現在新しいMicroSDカードを手配していますが、安いとはいえ、ちょっと出費が痛いですね:;)
ご参考まで、上のmicroSDは書き込みエラーが出て使えませんでした。
下が新しく購入したものですが、こちらはおおよそ11Mb/sの早さで書き込みでき、
快適に使えています!ご参考になれば幸いです^^
以上、簡単なファーストインプレッションでした。
次からさらに踏み込んだ使用感についてレビューしたいと思います。
(ファーストインプレッションはここまでです)
レビュワー応募時の実施予定レビュー内容を順に行って行きたいと思います!
MacOSとの違いについてのレビュワーとして選ばれたとの連絡がありましたので、
そちらに重点を置いて以下のレビューを行って行きたいと思います。
1.大学授業へ持ち込んでの使用。
では、いきなり大学授業に持ち込んで使用してみました。
大学授業は、机が狭い、電源が各机にない場合が多いなど、
Macbook Airでも使用しにくいシチュエーションです。
一方、このMiix2 8は小型でバッテリー持ちがいいため、バリバリ使えることが期待されます。
また、人目が気になるタイプの私は、画面や本体が小型であることも使いやすさのうちに
入ります。
特にありがたいのは授業で使う「R」が、この小さな本体でも動くことです。
2.出張報告書作製などの移動中でのオフィスアプリケーションの使用感。
Miix2 8 64GBモデルにはOffice Home and Business 2013がプレインストールされています。早速、 使ってみます。
Wordを出張報告書作製に用いてみた使用感ですが、非常にいいです。
もちろん外付けのキーボードがあれば、作業効率は数倍になります。車の中で使用しましたが、
場所もとらず、動作もさくさくでいい感じでした。
次にExcel、こちらはちょっと8インチという小ささが裏目に出るタイプのソフトのようです。
特にセルの指定でタップするとき、非常にやりづらいですし、右クリック多用から考えても、
マウスが必要です。また、セル自体も画面の小ささから見えにくく、ちょっと使いづらかった
です。しかし、すでにできているシートに数値を加えたり、多少の手直しをするくらいなら
十分に使えます。
最後にPowerPoint。私は仕事上多用するソフトです。早速、過去の資料の手直しと新規作成を
試してみました。結果、マウスさえあれば図表の位置あわせなども楽ですが、タップだけだときつい印象はExcelとかわりませんでした。
しかし、全体を通して「こんなに小さい機体でOfficeソフトがフルで使える!」という点は、
非常にアドバンテージが高いと思いました。クローンソフトでレイアウトが狂ったことがあったので、特にPowerPointの最終確認および構成ができる、という安心感は他のOS、機体では
なかなか味わえないと感じました。特に、最近はPCごと交代してのプレゼンが一般的になってきましたが、時によっては先方にpptファイルで送付しなければいけないとき、Macでいくら校正してもヒラギノフォントはありませんし、図もずれる危険性があったところ、このWindows8.1機であればその懸念もない、というのはすばらしいと思います。
3.デジタルカメラとの連携
iPadやAndroidタブレットでは、私の所有するNikonのカメラのリモート撮影および
画像転送のためのアプリが提供されていました。
当然、Windows8.1にも当該ソフトがあると思っていたら。。。ありませんでしたT-T)
さて、しかしレビューをすると決めたからにはやらなくてはなりません。
無理やりMiix2 8とカメラを連動させるには、どうしてもソフトウェアが必要ですので、
この点は断念しました。次に、取った画像をせめて閲覧したい、という部分についてですが、
所有するカメラの記録メディアはSDカード。Miix2 8に刺さるのはMicroSDカード。ううむ。。。当然メディアリーダーを持ち歩けばよいのですが、それならば家の母艦のPCに書き出すのと2度手間になってしまいます。
私の環境では現状、AndroidやiOSの機種と比べると、Windows8.1の デジカメとの連携は
やりにくいという感想になってしまいます。
せっかくD610のWifiアタッチメント持ってるんですけどねえ:;)
4、Skypeでの海外通話
Skypeでの通話は快適にできました^^
流石はモバイル用のOSではない、Windows8.1ですね。
しいていえば、これもOSのせいではないですけどMiix2 8のスピーカーがモノラルで
かつ位置が偏っているためやや相手の声が聞き取りにくい傾向があった点です。
5.Macbook Airとの使用感の違い
さて、ある意味これが一番私の興味ある部分だった、
「現在のメイン機Macbook Airを置き換えるほどの使い勝手か否か」、
という点です。
結論から言えば、一部は置き換え可能、と言うものです。
ブラウジングについてはwindows8.1でオッケーです。
ただ、恐らくメモリーの都合上、タブを開きすぎるとデスクトップ自体が固まります。
オフィスアプリの操作やメールの入力作業は、少しだけなら何も問題ありません。長文の場合は外付けマウス、キーボードが必須だと感じました。
音楽や動画鑑賞も快適です。Bluetoothスピーカーに音を飛ばしたりも簡単ですので、この点の使い勝手はかなりMacに近いと言えます。が、細かくは、Bluetooth接続までにかかる操作の手数の面でMacの方が楽に感じます。
こんな感じで、日常使いではかなりMacに迫る使いやすさだと感じました。
6.Androidタブレット、ipadとの比較
はっきり言って、タブレットのOSとしてはAndroidやiOSにかってるんじゃないかと思います。
確かにタッチレスポンスはiOSに負けています。アプリの数はAndroidにも負けています。しかし、何しろWindowsのデスクトップがタブレットで操作できる、というのは潰しがすごく効きやすい環境と言えると思います。Flashもお手のものですから、当然艦これも出来ますし!
これからタブレットを買おうかと考えられている方にとっては、この使い勝手のよさはwindows8.1を第一候補にしてもよいと言えるのではないでしょうか。
私は、このレビューの話が来る前にiPADminiを欲しがっていたのですが、すっかりほしくなくなりました。
●全体を通してのまとめ
さまざま使ってみた感想をまとめると、
「初めて触ってみたWindows8.1は、大分つかいやすい!」というかんじです。
タブレットに限って言えば、「初めてのタブレットは、ぜひWindows8.1に!」と
お勧めできると思います。
その理由は、過去のWindowsに比べて操作が(比較的)直感的である点、
タッチの応答がAndroidより秀逸で使いやすい点、
ストアのアプリは少ないですが、
いうまでもなく、多用なフリーソフトがそろっている点からです。
慣れるとはいえ、タッチがいまいちなAndroidや、
いろいろ面白いアプリがそろっているけど、ビジネスユースではやや心もとない
iOSに比べて、遊びにも、仕事にもWindows8.1タブレットは使える!と感じました。
正直、大胆なGUIの変更で二の足を踏んでいましたが、
XP、7といった旧Windowsユーザーさんだけでなく、
比較的GUIにうるさいMacユーザーの方も、いままでのWindowsよりも
とっつきやすいと思います。
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。