レビューメディア「ジグソー」

はじめてのぶれんどまいすたー ~いらっしゃいませ こちらのかうんたーへどうぞ~

 

株式会社ミカフェート様、ジグソー運営事務局様

この度はレビュアーに選出していただまして、誠にありがとうございます。
このような機会を与えて下さった方々に感謝申し上げます。



コーヒーレビューということで、コーヒー豆が到着・・・。
豆150gを4種類、各2つずつが梱包されていました。

 


アルト・ルナ                       :アラビカ種カトゥーラ亜種
サン・ミゲル                       :アラビカ種ブルボン亜種
ンゴロンゴロ・コンベント・コーヒー・エステート   :アラビカ種ブルボン亜種
マウイモカ                        :アラビカ種モカ亜種

全てアラビカ種ですが、分類学上でいう亜種としてそれぞれ異なるものになるようです。
サン・ミゲルとンゴロンゴロは同じブルボン亜種ですが、味は全くの別物。
4種の中で個性の方向性が異なる豆でした。

この大量のコーヒー豆達。
しっかりとレビューを行っていきたいと思います。

 



コーヒーの淹れ方には幾つか種類がありますが、
今回はオーソドックスにペーパードリップにて淹れていきます。
・・・もちろん、誰かがネルドリップに挑戦してくれることを切に望む(笑)

 

今回使う器具は以下のモチモノたち。

 



淹れ方についてまずは再確認です。
単体・ブレンドどちらについても以下の手順で行います。

・下準備

①お湯を沸かして、器具を暖める。

 


②必要分のコーヒー豆(中挽き程度)を用意。
  (今回はボンマックBM-550Sの中挽~中細挽程度に設定)
③ドリッパーにペーパーをキッチリあわせ、豆をセット。

 


④器具を暖めるため熱湯をポット、カップ、サーバー、に注ぐ


 

お湯の温度は沸騰したものを常温のポットに注ぐことで
少し冷めた(90度程度)に設定します。

・ドリップ手順

①サーバーにぽたぽた落ちるドリッパー程度に注油して、豆を蒸らす


②蒸らし終えたら、のの字を書きながら注ぐ

 

 



 

③段階的にのの字を繰り返して、抽出できる量まで注ぐ

 

④最後まで淹れずにドリッパーを取り除いて終了

 

 

 

見ての通り、量が多いです(笑)

個人的に美味しく淹れるコツと思っているのは、
★豆の粒度をそろえる&微粉は取り除く(ミルは良いものを)
★ドリッパーの端には注がない(のの字が重要)
★最後まで抽出しない
の3つ。

微粉が入るとエグ味が出やすいのでNG。
端に注ぐと端っこを伝って全ての成分(悪いものも)が流れるのでNG。
最後まで抽出するとせっかく取り除いた美味しくない成分が入るのでNG。
だと思ってます。

ペーパードリップにおける抽出作業は濾過。
つまるところ、うまみ成分のみ通して、美味しくない成分を濾過する作業だと思っています。

 

というか・・・僕、このドリップで蒸らしに成功してませんね(笑)

一応、成功するとこうなります。



 

もこもこふくらみます。

経験上、豆の焙煎からの日数と豆をひいてからの日数が影響すると思います。

どちらも出来る限り日がたっていないものの方が良いです。

 

つまり、できることなら粉よりも豆で買って、

自分で挽いて飲んだ方がおいしいコーヒーになるでしょうね。




次に、それぞれの豆の風味を確認していきます。

確認作業は以下の3つです。
①ペーパードリップによる試飲
②カップテストによる試飲
③色

④食べる

②のカップテストとは濾過ではなく、カップにいれた等量の豆
に対して、等量のお湯を直接注ぐ方式でコーヒーを淹れる方法で、
味を決定付ける試飲方法です。



あとは沈殿した豆を動かさないように試飲するだけですが、
この方法は豆の味が非常に分かりやすかったです。



試飲・試食結果は甘味・苦味・酸味・香りの4つについて5段階評価にて決定します。
もちろん、あくまで個人的な評価ですので人によっては
感じ方が異なるとは思います。ご承知置きください。

 

③色

 

豆って炒って(焙煎して)あるので、色が微妙に違います。

今回の豆も見た感じ…ちょっと違うような。

 

 

ンゴロンゴロとマウイモカは少々黒いように思います。

焙煎度が高い豆=苦みの強い豆なのかもしれません。

 

④食べる

 

日記に書いた際、ある方から食べるのもアリでは?というご指摘をいただいたので。

食べてみました・・・といっても一言主観的になってしまうのですが・・・。

 

・アルト・ルナ

 苦い。味は薄め。

 

・サン・ミゲル

 苦さは少ないが、後味すっぱい。

 

・ンゴロンゴロ・コンベント・コーヒー・エステート

 苦いというよりも、香ばしい。

 

・マウイモカ

 味がチョット濃い。

 

んー、思っていた以上に違ってビックリですね。

豆自体の味が異なるなら、コーヒー自体の味も異なって当たり前。

こう色々試してみると、違いが出てくるのでなかなか面白いですね。

 

 

では、それぞれの味の評価へ。

★アルト・ルナ

口に入れた瞬間、強い酸味が広がり、後味として香りが残るイメージ。苦味は少なく、さわやかな味。しっかりした酸味とさわやかさだが、コクは少ない。

 

香り (0~5): 4
酸味 (0~5): 5
苦味 (0~5): 1
甘味 (0~5): 2

★サン・ミゲル

こちらも酸味が広がるタイプのさわやかな味。アルト・ルナに比べると甘味が多少強いが、一方で香りは多少少な目かもしれない。

 

香り (0~5): 3
酸味 (0~5): 5
苦味 (0~5): 2
甘味 (0~5): 3

★ンゴロンゴロ・コンベント・コーヒー・エステート

今回の豆の中で唯一苦味の強い豆。酸味や甘味は少なく、深く苦味とコクが残る。豆としての特徴か、焙煎度合の違いによるものか、やはり苦味が特徴的である。

 

香り (0~5): 4
酸味 (0~5): 3
苦味 (0~5): 5
甘味 (0~5): 2


★マウイモカ

香り・コクの強い個性的な味である。酸味・苦味は中性的だが、香りとコクの強みのせいか、後をひくように味が後まで残る。

 

香り (0~5): 5
酸味 (0~5): 2
苦味 (0~5): 3
甘味 (0~5): 4

アルト・ルナとサン・ミゲルは豆としての分類上では異なる豆となりますが、
味の方向性は酸味がありさわやかなものと、近しいようです。
この2つは比較的飲みやすく、コーヒーが苦手な人でも飲めるものだと思います。

一方で、ンゴロンゴロとモカは個性の強い品種だと思われます。
ンゴロンゴロは苦味の強い品種、マウイモカは香りとコクを強い品種。
ンゴロンゴロは他のものよりも黒色が強い=より焙煎してあるようですので、
苦味が強く感じるのだと思われます。

これらの豆をどう配合するか、それによって変わってくると思います。



1種類の豆では苦味・酸味・香り・甘味・コクと全てを両立することは出来ないそうです。
そこで複数の豆をブレンドし出来るだけよい方向に高め合わせるようにすることで、
より美味しいコーヒーを味わおうというのが、ブレンドコーヒーの目的となります。

今回頂いたコーヒー豆はそれぞれ異なる方向性を持つもの。
それぞれを特性を持ち味として、3つのブレンドを考えてみました。
①酸味特化
②香り特化
③苦味特化

マイルドな方向性を目指しても良かったのですが、
それでは器用貧乏なものになりそうで面白くないので、
ベースを決めてそれに混ぜていくことにしました。

【ブレンド①】
ブレンド名: 「かおり」
さっぱりした酸味と、後味としての香り。酸味系の豆の味を持ち味にしたブレンド。
酸味調整のために対照的なンゴロンゴロをブレンドした。

豆の割合:
アルト・ルナ: 40%
サン・ミゲル: 40%
ンゴロンゴロ・コンベント・コーヒーエステート: 20%

味:
香り (0~5): 4
酸味 (0~5): 4
苦味 (0~5): 3
甘味 (0~5): 2


☆試飲の感想
年代・性別: 20代 男性
評価(0~5):★★★★☆
コメント:かなりすっきりしている。酸味や苦味はあまり強く感じない。

年代・性別: 20代 男性
評価(0~5):★★★☆☆
コメント:サッパリしていて飲みやすい。香りや甘味を少し感じる。

年代・性別: 20代 男性
評価(0~5):★★★☆☆
コメント:後に口に残らない感じがするので、けっこう飲みやすい。

年代・性別: 20代 男性
評価(0~5):★★★★☆
コメント:酸味がすくなく飲みやすい。

年代・性別: 20代 男性
評価(0~5):★★★★★
コメント:酸味が口の中に入れたときに広がる。苦味は普通に感じた。
     甘味は少ないように感じた。




【ブレンド②】
ブレンド名: 「こく」
さっぱりとした酸味が持ち味のアルト・ルナをベースに、
口当たりのよいコクと香りが持ち味のマウイモカをブレンドした。
マウイモカは個性が強く出るため、配合比率としては少なめにしている。

豆の割合:
アルト・ルナ: 66%
マウイモカ: 33%

味:
香り (0~5): 5
酸味 (0~5): 3
苦味 (0~5): 4
甘味 (0~5): 3


☆試飲の感想
年代・性別: 20代 男性
評価(0~5):★★★★☆
コメント:フルーティな味がした。一番甘味を感じたコーヒーだった。

年代・性別: 20代 男性
評価(0~5):★★★★☆
コメント:サッパリしたものとは異なり華やかな味がした。

年代・性別: 20代 男性
評価(0~5):★★★★☆
コメント:香りは苦そうだったが、口に含むと甘味があるように感じた。

年代・性別: 20代 男性
評価(0~5):★★★★☆
コメント:甘い。

年代・性別: 20代 男性
評価(0~5):★★★☆☆
コメント:コクが強く、喉にまとわりつく感じがした。
     人の好みによっては分かれる味かもしれない。



【ブレンド③】
ブレンド名: 「ほろにが」
酸味のある豆をベースにブレンド。
苦味の強いンゴロンゴロと香りとコクの強いマウイモカをブレンドした。
個性の強い豆2種類の配合率が高いため、他のものよりも苦味・コクが強い。

豆の割合:
サン・ミゲル: 60%
ンゴロンゴロ・コンベント・コーヒーエステート: 20%
マウイモカ: 20%

味:
香り (0~5): 4
酸味 (0~5): 3
苦味 (0~5): 5
甘味 (0~5): 2

☆試飲の感想
年代・性別: 20代 男性
評価(0~5):★★★☆☆
コメント:他の2つに比べて舌に強い苦味が残ってしまう。

年代・性別: 20代 男性
評価(0~5):★★★★★
コメント:なかでも後味に苦味がきている気がする。

年代・性別: 20代 男性
評価(0~5):★★★★☆
コメント:コクがあって苦味を強く感じた。

年代・性別: 20代 男性
評価(0~5):★★★★★
コメント:香りが強いコーヒーだと思った。

年代・性別: 20代 男性
評価(0~5):★★★★★
コメント:一番苦味を感じるコーヒーで、好みだった。



見ての通り、個性の強く出る品種を少しずつ混ぜた形になりますが、
結構強く自身を主張します。
個人的に飲みやすいと思われる酸味系をベースに、苦味や香りを出せるようブレンドしてみました。
感覚としてはブレンドしたものがケンカしないように混ぜたつもりです。

思っていたよりも違いを分かって頂けたようだったので、
試飲してもらった友人達に感謝です(∩´∀`)∩

 

最後にドリップの映像でも載せておきます。

恥ずかしいのでひっそりと。

 

ちょっとミスってるやんか!俺!

ペーパーに泡が接触してる…。





よくコーヒーを買って飲んでいますが、こうやって自分の手でブレンドをしたのは初めてでした。
こういう楽しみ方もあるのだということを実感きましたので、よい経験になりました( ・`ω・´)ノ

もちろん、豆によっても人によっても、味が異なることですので、
非常に難しく、非常に奥が深いことだと思います。
だからこそ今のコーヒーという地位を確立したのだと思います。

 

そして、今回レビューさせて頂いたコーヒー豆は、どれもがとても美味しく、

単品で飲んでも十二分に美味しいコーヒー豆でした。

 

それらを使ってのブレンド、初めての経験でとても楽しかったです。

適当にブレンドしただけでは好みの味にはなりませんでしたが、

その過程を楽しむことも出来ましたし、出来上がったときの美味しさも格別でした。

今回のレビューを通して、色々なコーヒーに触れることが出来、
いい経験になりましたし、非常に満足しております。

関係者の方々、試飲してくださった皆様方に、重ね重ね御礼申し上げます。

 

コメント (6)

  • はにゃさん

    2013/01/31

    お疲れ様でした!

    みなさん色々なブレンドを作られているので、再現してみたいと思います。
  • R-O-G-Eさん

    2013/01/31

    >はにゃさん

    お互いお疲れさまでした(;´∀`)∩

    ブレンドという楽しみ方、いい経験になりましたね。
    どういったブレンドが良いか、楽しみですねぇ~。
  • リーダーさん

    2013/02/01

    自分だけのブレンドっていい響きですよね
    なんだか沼にハマりそうですw
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