そして今回、ポータブルHDD「かくうす」シリーズをレビューする機会を頂きました。
拙いレビューを書いてきたにも関わらず、何度もレビューアとして選出して頂いたことに感謝を申し上げます。
今回はポータブルHDDということで、本品だけであれば記憶装置でしかありません。
しかし、外部HDD録画機能に対応したテレビに接続すれば、録画用ストレージとしてテレビ周辺機器の仲間になります。
これまで選出頂いた機器のおかげで我が家のテレビを取り巻く環境は充実を増してきていますので、今回のレビューでは録画用ストレージとしての内容だけではなく、そのテレビとの連携の便利さをお伝えできればと思います。
前置きが長くなってしまいましたが、本題に入ります。
テーマの順序の変更方法が分からず、内容が前後する部分がありますが、ご了承ください。
また、お見苦しい画像・写真がありますこと、ご容赦願います。
◆◆◆開梱・外観◆◆◆
開梱しての第一印象は、やはり「小さい!」です。
ケースが、2.5インチHDDの外周ギリギリでデザインされているような印象です。厚みはありますが、それでもボテッとした(私の中での悪い印象)はありません。
iPhoneより大きいものの、最近の4インチ級のスマフォであれば、同等サイズではないでしょうか?
デザインは、上面の黒色と背面の青色のツートンカラーになっており、上面(黒色)はピアノのように光沢があり、背面(青色)はマットに仕上がっています。
背面の表面はゴムのような素材になっているため、滑り止めの役割にもなります。
デザインも機能ともに、私の要件・好みを満たしてくれる外観です。
接続はUSB3.0、背面コネクタはUSB3.0デバイス特有のメガネ型のコネクタです。
同梱品は、HDD本体、USB3.0ケーブル(30cm程度)、USB2.0ケーブルになります。
USB3.0ケーブルはかなり短い感じがしますが、後述するようにテレビ背面に装着するのではれば、無駄に長いよりはこの程度の方が良いと感じました。
確かに、PC背面コネクタから引っ張り出す形では、短い過ぎるかもしれません。
コネクタ位置と反対側の角に接続ステータス兼アクセスランプのLEDが内蔵されています。
当然ではありますが、USB3.0ケーブルを使用し、USB3.0コネクタ接続した場合のみ、USB3.0接続として認識します。
USB2.0ケーブルを使用した場合またはUSB2.0コネクタに接続した場合は、USB2.0接続として認識します。
接続ステータスは、USB3.0の場合は青色、USB2.0の場合は緑色に点灯します。
使用した環境では、USB2.0で接続すると「接続を変更すれば、もっと早くなるよ!」というバルーンが表示されました(USB1.1→USB2.0の時代にも見かけた記憶があります)。
◆◆◆基本性能◆◆◆
まずはHDDの基本性能を押さえていきましょう。
計測したPCは以下の通りです。
自宅のPCはCore2Duo/WinXP世代ですので、当然USB3.0は搭載しておりません。とある経路からPCを一時借用して計測しました。
左がUSB3.0接続の本品、中央がSATA6Gbpsの内蔵HDD(システムドライブ)、右がSATA3Gbps接続の内蔵ドライブ(5年前の製品)です。
USB3.0規格の最大速度5Gbit/sから考えると、141MB/sの5/6と考えると116MB/sは妥当なところではないでしょうか?
「妥当」と書きましたが、私がこれまで使用してきたどのドライブよりも高速ですので、「はやいっ!」と感動を覚えたことをお伝えしておきます。
参考までに、各USB2.0接続状態での速度です。
左からUSB2.0ケーブル+USB3.0コネクタ、USB3.0ケーブル+USB2.0コネクタ、USB2.0ケーブル+USB2.0コネクタです。
結果を見ると、USB3.0コネクタに接続した場合が25%程度高速となっています。全てのHDDにおいて同じ結果になるか分かりませんが、USB2.0のストレージであってもUSB3.0コネクタを利用するのが得策かもしれません。
更に参考までにiVDRSアダプタ(RHDM-US+RMS-500)の速度は、以下になります。
接続はUSB2.0になりますので、本品をUSB2.0接続した場合と同等の速度が出ているようです。
各ディスクの情報は以下の通りです。
内蔵HDD(システムドライブ)と本品がSATA/300、内蔵HDD(5年前の製品)とiVDRSがSATA/150のようです。
基本性能を押さえたところで、本題のテレビ接続に入ります。
「テレビの録画機能を使わないのは勿体ない」という、テレビ機能の覚醒を呼びかけるキャッチフレーズがとても気になっています。
◆◆◆テレビへの接続◆◆◆
最近のテレビであれば、録画機能・ネットワーク対応も珍しくなく、価格もそれほど高価でなくなった印象があります。
我が家のテレビ-すでに幾度とレビューに登場しお馴染みとなった-は、東芝「37Z800」も録画・ネットワークに対応したテレビになります。
大分古い機種で申し訳ありませんが、お恥ずかしながら我が家唯一のテレビですので、本品を使用してレビューを進めさせて頂きます。
Z8000は、HDD接続がUSB2.0でかつ複数接続できない上、ネットワークは100Mと、最近のテレビと比べるとかなり見劣りします。
これらが原因で、同時録画やネットワーク利用については、快適とは言えないところがあります。
HDDの交換については、テレビと同時購入したHDDが壊れた際に一度経験していますので、難はありません。
交換の場合に注意する必要があるのは、テレビの電源が入っていない場合でもHDDアクセスしている場合がありますので、いきなりケーブルを抜いてはいけません。
「レグザリング設定」から手続きを行った上で、HDDを取り外しましょう。
Z800にはUSBポートが2箇所準備されています。
右側面にあるUSBは、デジカメデータやキーボード接続用の端子ですので、ここにHDDを接続しても録画用としては使用できません。
録画用HDDは背面にあるUSB端子を使用する必要があります。
前述の通り、Z8000はHDDを複数台接続することができない(HUB使用は認められていない)ため、すでに接続されたHDDがある場合は、交換する形になります。
現在装着している3.5インチHDDの場合、置き場所に悩むことがあります。
テレビの横に置いておくには見栄えが良くないですし、長男に一度落とされたことがあります。
結果、テレビボードの背面の板をくり抜き、ケーブルを通し、エアフローが懸念はあるものの、棚の中に収納されています。
それに比べ、本品のコンパクトかつバスパワー駆動という点は、大きなアドバンテージです。
電源を気にする必要なく、テレビの横(下)においても目立たず、背面に張り付けることも可能です。
試しにケータイをダッシュボードに固定する弱粘着性のシートで張り付けてみました。
前述の通り、USB3.0のケーブルが短いこともあり、スッキリと収納できます。
ただ、HDDですので粘着が弱って落ちてしまうことを考えると、正規の固定治具またはマウントネジ穴を利用するような治具を使って、転落を防止するような固定方法を採用した方がよいでしょう。
蛇足になりますが、Z8000の録画領域は、USB接続HDDまたはネットワーク上の共有フォルダのみだと考えていましたが、このレビューをまとめている際にi.Link(IEEE1394)接続のHDDも使用可能であることに気が付きました。手元にi.Link接続のHDDがないため試すことができていませんので、詳細は取扱説明書をご確認下さい。
USB-HDD×1台、i.Link-HDD×2台、ネットワーク共有フォルダ×8を録画領域として登録できることになります。
ただし、Z8000は視聴・録画共用でチューナが2個、ネットワークへの録画時は同時録画ができないため、「そこまで必要か?」「実用性はあるか?」と言われると「利用の仕方による」ところだと思います。
セットアップの様子は、後述する「録画設定」を参照して下さい。
◆◆◆総評◆◆◆
録画用HDDとしての面からみると、接続する際の容易さはとても魅力的です。
場所を取らず、配線も煩雑にならないため、デザインを含めて見栄えもよく、メンテナンス時の取り付け/取り外しも楽になります。
しかし、コンパクトゆえに容量が犠牲になっているのも事実。
そこで他の機器との連携は重要になります。
録画したデータを小まめにサーバーにダビングしたり、光ディスクに保存したりすれば、一時的な保存領域として500GBでも十分運用可能だと思います。
ただし、テレビ側がUSB 2.0であることやネットワークが100Mであること、テレビ内システムのスペックが低いことが足枷になってしまっています。
ダビングの際、実録画時間の約半分もの時間を要してしまうのは、快適とは言い難いところがあります。
これは本品の問題ではなくテレビ側の問題になります。
HDD性能は、ベンチの結果を見る限り、とても高いです。
正直、今のテレビ(市場に出ているテレビも同様だと思います)に本品を接続するのは勿体ないと感じてしまいます。
技術的に難しいのかもしれませんが、この高速HDDやネットワークをフルに活用できる安価(ここ重要)なテレビシステムが登場してくれることを期待します。
デジタルデータ取り回しの難は、サーバで解決!
【①録画領域へのデジタルデータ録画】
ローカルディスク(USBまたはi.Link)に放送中のデータを録画します。
録画データは保護されており、録画した機器(つまり、このZ8000だけ)でしか視聴することができません。
【②サーバ配信データの再生】
DTCP-IP対応DLNA/非対応DLNAサーバが配信するデータ、共有フォルダ上のmpgファイルを再生することが可能です。
DTCP-IP非対応DLNAは、SD画質のみ対応。
【③サーバへのダビング】
DTCP-IP対応DLNAサーバ(ネットワークダビング対応)に対して、録画データをダビングすることが可能です。
ダビングする際は、コピー回数1回を消費し、回数を使い切るとムーブになります。
つまり、Z8000の録画領域にあるデータは、他の機器から視聴することはできません。
そこで③の機能を使用し、配信可能なサーバーにダビングし、そこから配信することになります。
◆◆◆ダビングと視聴◆◆◆
では、録画領域のデータをネットワークダビング対応サーバにダビングします。
ダビングは前述の通りコピー回数1回を消費します。ダビングされたサーバー上のデータは1回分のコピーしか許容されないことになります。
サーバー上から他のサーバまたは光ディスクにダビングする場合は、データが削除されるということに注意が必要です。
私としては、テレビ→サーバーのダビングで10回分を消費(=ムーブ)し、サーバー→サーバー/光ディスクにダビングする時に1回ずつ消費する形が良かったのですが、残念ながらそうすることはできないようです。
「テレビ→サーバーのダビングを10回繰り返せば?」と思われるかもしれませんが、その場合、サーバー上に10個の同じデータが記録され、ダビングに要する時間も10個分になるため、あまりやりたくないというのが本音です。
今回試した機器は以下になります。
市販のハードディスクレコーダの中には、ネットワークダビング・配信に対応した機器もあるようですので、それをサーバーとして使用することも可能でしょう。
ダビングするデータを選択(複数選択可能)し、ダビング先としてLAN-S表示された機器を選択します。
RecBoxの場合、設定でダビング先を内蔵HDD/iVDR-Sのどちらにするかを決定するため、ダビング段階でどちらに保存するかを選択することは出来ません。
録画中はダビングができないため、ダビング予測時間内に録画予約がある場合は、ダビングを実行することができません。
ダビングが完了すれば、あとはサーバーが配信するデータを視聴するだけです。
視聴はテレビ(Z8000)およびPCになります。
Z8000の場合は、機器選択(録画データ一覧で[青]ボタンで表示)から、ダビングしたLAN-Sの機器を選択します。
サーバー機器によってフォルダ構成が異なりますので、データが見つからない場合は、他のフォルダに保存されている場合があります。
PCからの視聴は「DiXiM Digital TV iVDR Edition」を使用します。
この場合、ネットワーク上のサーバー上にあるデータを一覧表示してくれますので、一覧からデータを選択するだけで視聴することが可能です。
ファイルが多すぎて分かりづらいという場合は、サーバー別、日付別等のフィルタをかけて表示することが可能です。
■
視聴機器としてはPS3も有名ですが、あいにく所有していないため確認できていません。
DTCP-IPをどこまで解放できるか?
PCで録画して編集、NASまたはDVDに出力し、視聴はPCかPS2という、PCを主としてテレビはモニタという運用でした。録画データも容易にコピー・編集できたため、画質は良くないものの、データの取り回しは大変楽でした。
デジタルになり、外付けHDD録画に対応したテレビを導入したことで、テレビだけでクローズしていました。
「クローズ」と書いたのは、テレビ一台で録画から視聴まで完結できるメリットの反面、録画したデータを外部に出力しづらいという大きなデメリットを伴う、むしろマイナスのイメージです。
それがネットワークダビング対応機器の登場で、そのデメリットも大分緩和されてきた印象があります。
これまでネットワークダビング機器をレビューさせて頂きましたので、それらとの連携についてお伝えしたいと思います。
各機器の詳細は、以前のプレミアムレビューを参照して頂ければと思います。
◆◆◆光ディスク出力◆◆◆
まず、ネットワークダビング対応のUSB接続BDドライブ「BRP-U6DM」。
ネットワーク接続されたPCに「BRP-U6DM」を接続し、テレビからBDまたはDVDに直接ダビングが可能です。
メリットは、テレビから直接光ディスクに出力できる点でしょう。または、下記のDTCP-IP対応サーバからのムーブアウトで光ディスクに出力することも可能です。
私は、光メディアにバックアップして、録画データは消してしまいたい時に利用しています。
光ディスクの内容は配信できませんので一方通行のデータの流れになります。テレビやサーバ上である程度見た後、最終的に「データの行きつく先」といったところでしょうか。
DVDへのダビングは、PC側で再エンコードするため、BDへのダビングより時間を要する上、SD画質になるため、BD再生環境があるのであればBDを使うべきでしょう。
私の環境(Windows XP Pro SP3)が悪いのか「BRP-U6DM」が正しく動作していません。ソフトのインストール、OSの再インストール等、何度か試してみましたが、動作させることができませんでした。
他のXPユーザの中には動作したという方もいらっしゃいますし、Vista環境では何事もなかったかのように動作しています。
この辺りは注意が必要かもしれません。
◆◆◆配信サーバ(DTCP-IP対応)◆◆◆
次に、DTCP-IP対応NASことRecBox「HVL-AVS2.0」。
RecBoxはNASであるため、ネットワーク上の録画データ保存領域として使用できる上、DTCP-IP対応であるため、保護機能付きで配信することができます。
繰り返しになりますが、前者は録画したテレビでしか見ることができませんが、後者はDTCP-IP対応のDLNA再生機があればデータを共有することができます。
我が家では、テレビからDTCP-IP対応DLNAにダビングし、テレビまたはPC(対応ソフト)から再生しています。
未使用時は省電力モードに入り、使用時に自動で復帰してくれるため、無駄な電力消費を抑えてくれるということで、我が家の配信サーバーとしてテレビ周辺機器の中核を担っています。
DTCP-IP対応DLNAにダビングしたデータは、管理画面を使用して外部に出力(ムーブアウト)することができます。
具体的には、テレビからRecBoxにダビングし、ダビングしたデータをRecBoxからPC(BRP-U6DM、RHDM-US/EX)にダビングすることができます。
さらに私がレビューさせて頂いた「HVL-AVS2.0」はiVDR-Sにも対応するため、RecBox単体(管理画面からの操作は必要)でiVDR-Sへのダビングが可能です。
注意が必要なのは、テレビからDTCP-IP対応DLNAでダビングする場合、コピー1回を消費し、コピーされたデータは1回分のコピーしかできないということです。
つまり、RecBoxからiVDR-SやBDにダビングした段階で、RecBox内のデータは削除されてしまいます。
我が家のテレビは視聴中・録画中のダビングはできないため、視聴・録画のない深夜に必要なデータをRecBoxにダビングし、後からテレビなしで光ディスクに書き出すという運用にも使用しています。
また、DTCP-IP非対応DLNAサーバーも稼働しています。
こちらは、NASとしてネットワークデータ保存領域の用途以外に、SD画質データの配信を
以前は、所有DVDを吸い出したデータを配信していました(光ディスク再生環境が壊れたため)が、現在はホームビデオの配信専用となっています。
◆◆◆データの持ち運び+α◆◆◆
最後、iVDR-SのPCアダプタ「RHDM-US/EX」。
これが今回の肝。レビューの品ではありませんが、本品を導入することで、デジタルデータの敷居がかなり低くなる印象です。
発売された当時は、iVDR-Sを保存領域として、PCをDTCP-IP対応ネットワークダビング機器にするだけの機能でした。
テレビからPCに接続されたiVDR-Sにダビングし、そのデータをテレビやPC等の再生機に配信したり、他のiVDR-S対応機器と物理的にデータのやり取りができるという利用方法でした。
それが先日のソフトウェアバージョンアップにより、データを他のネットワークダビング機器にムーブアウトしたり、「TMPGEnc Smart Renderer 4」を使用してデジタルデータのカット編集ができるようになりました。
詳細は後述しますが、iVDR-S上のカット編集し、データを上書き(元データを削除して、編集データを書き戻す)する形でiVDR-Sに保存することができます。
単なる増設領域または特定機器とのやり取りの用途だけだったiVDR-Sでしたが、このデータ編集機能対応
以上、機材3種を取り上げましたが、まとめるとこうなります。
これらで約55分のデータをダビングした時の時間は、約20分(±5分程度)でした。
各方面を確認してみると、ネットワークアダプタの速度の問題ではなく、DTCP-IPのデコード・再エンコードに時間を要しているということです。
◆◆◆デジタルデータ編集◆◆◆
「RHDM-US/EX」の付属ソフトを「Media Sever 3」にバージョンアップすると、「TMPGEnc Smart Renderer 4」を使用して「Media Sever 3」経由でiVDR-S上の保護されたデータを編集することが可能になります。
「Media Sever 3」にアップデートすると「TMPGEnc Smart Renderer 4」のファイル選択画面にiVDRを選択する項目が増えます。
iVDRを選択すると、iVDR-S上に保存されているデータの一覧が表示されます。選択できるファイルは1個のみです。
ファイルを選択すると、カット編集画面が表示されます。
編集画面を含め、ユーザインタフェース自体は、TMPGEncアプリケーションで見慣れたものですので、私としては使い慣れた感じです。
入力がiVDR-Sの保護されたデータの場合、編集後の出力設定は変更できず、出力先も変更することができません。
出力の際、入力データは削除され、編集後のデータがiVDR-Sに保存されることになりますので、録画データから不要な部分だけを削除するというイメージになります。
私が考えている活用方法としては、テレビから「RHDM-US/EX」またはRecBoxを経由してiVDR-Sにダビングし、「RHDM-US/EX」に装着し編集します。
その後、編集したデータを配信サーバー(RecBox)またはBDに出力して視聴するという流れです。
まだ使いこなしていませんので、今後実際に使いながら運用方法を固めていきたいと思います。
「TMPGEnc Smart Renderer 4」は試用版も準備されていますので、「RHDM-US/EX」を所有する方は一度試す価値はありそうです。
テレビのセットアップはいたって簡単!
言葉で説明するより、写真を追った方が分かりやすいと思いますので、簡単にではありますが、画面の様子を並べて説明させて頂きます。
前述の通り、すでにHDDが接続されている状態からの交換の場合は、既接続済みのHDDの取り外し手続きをする必要があります。
取り外しは、下記と同メニューから「機器の取りはずし」を選択する必要があります。
◆◆◆テレビのセットアップ◆◆◆
USB接続のHDDの設定は、「レグザリンク設定」の「USBハードディスク設定」から行います。
「機器の登録」を選択すると、接続されたHDDの認識・設定が開始します。
今回、HDDは工場出荷状態(PC用フォーマット)の状態で接続したため、フォーマットの確認・実行が必要です。
フォーマットされると、PCの一般的な使用方法では認識できない形式(XFS)で初期化され、内部のデータはすべて消去されます。
すでに一度登録(初期化)されたHDDの場合、初期化は発生しません。
初期化が完了したら、登録名を指定します。
基本常時接続したままの運用ですので、私はデフォルトの登録名を使用しています。
HDDの登録が完了したら、あとは予約の録画先(この場合「ハードディスク3」)を選択すると、登録したHDDに録画されます。
HDDの交換の場合、登録の際に録画先の変更をすることで、「ハードディスク2」が録画先になった予約も、「ハードディスク3」に録画されます。
変更しなかった場合、どうなるかは検証しておりませんが、USB接続HDDが1台しか接続できないZ8000では、「はい」以外の選択肢はないと思います。
新規HDDを登録した場合、私は念のために動作テストを実行するようにしています。
高速HDDですので速度的には問題ないでしょうが、経年劣化の否めない我が家のテレビで、バスパワーのHDDには不安がないとは言えません。
テスト結果は、予想通り全項目で問題なし。
初期化登録完了直後の状態で、録画可能時間が約45時間。最近の長時間録画に対応した機種であれば、もっと多くを録画できるでしょうが、45時間では録り溜めてしまうとあっという間にパンクしてしまいそうです。
長時間録画に対応しないZ8000ではやはり容量不足感は否めません。
以上で、テレビへの接続・セットアップは完了です。
セットアップも難易度が高くなく、本品であれば接続も簡単ですので、録画機能を眠らせたままなのは勿体ないですので「録画機能の覚醒」されてはいかがでしょうか?
ナンチャンさん
2012/12/21
蒼-aoi-さん
2012/12/21
いえいえ、そんなことはないですよ。
やりたいこと(編集の件)を楽しんでいたら、レビューをまとめる時間がなくなり、体裁バラバラ&装飾なしで中身の薄い内容になってしまいました。
いつも使っているカメラと三脚がではからつていたため、撮影はiPhoneでブレブレが多くて写真が足りなくなったりと...。
今回、テーマが自動で設定されていましたが、順序がおかしなことになっていたのが困りました。
並び替えができたら良かったのですが。
コメント、ありがとうございます!
takamizuさん
2012/12/21
うらやましく思ってしまいました。(笑)
蒼-aoi-さん
2012/12/21
DTCPIP関連機器にこれだけ多く選出頂いて、他に興味を持たれている方には申し訳なく感じているところはあります。
でも、これだけ揃っていると色々試すことができて、私としてはかなり楽しませてもらっています。
DTCPIP周辺機器を触っていると、周辺機器側は進化して頑張っている感じはするのですが、テレビ側はそれに胡座を書いているように感じられてしまいます。
テレビメーカーももっとユーザーの立場に立った製品にする努力をして欲しいと思ってしまうのは私だけでしょうか...?
みっちゃんさん
2012/12/24
かなりのボリュームで内容も濃いですね~
TVが対応できてないので、
レビューを見るとTV変えたいなと思ってしまします・・・(笑)
蒼-aoi-さん
2012/12/24
ありがとうございます!
今回はHDDとしてだけではなくテレビ用HDDとしてのレビューだったので、いろいろやりたくて、いろいろ試したのですが、それぞれ触りの所だけ書かせて頂きました。
もっといろいろ書きたかったのですが、力尽きてしまいました。
年末までに気力が戻れば、修正・追加させていただく予定です。