至ってシンプル。
パッケージは格好良くは無いですが、
説明書きは短いながらも明瞭で、
地球環境に云々。
4分半と無駄に長いですが、(BGMもふざけていますし)
上の動画である程度どんな物なのかというのは分かって頂けるかと思います。
オススメコミュニティです。
動画で紹介したのはCLIP STUDIO PAINT (以下クリスタ)での動作、
(略し方はクリスペの方がメジャー?)
それもデフォルト設定での動作に過ぎませんので、
他の部分や、あるいはどのように設定をつめていくことが可能なのか、
これからみていきたいと思います。
近未来の車両を思わせるような流線型のふぉるm
はい。
上半分の青磁色の部分はツルツルなプラスティック、
下半分の黒色はラバーコートされています。
後述しますが、サイズは小さめなものの握りやすく、
ラバーコートでグリップも良いです。
ケーブル保護部(ケーブルブッシュ)は妙に硬いので
ここでの断線が少し心配ですが、
それはもっと使っていかないと分かりません。
色に関しては、現時点では初音ミク的な青磁色のみです。
もう少しカラーバリエーションがあれば、
どの様なスタイルのパソコンにでも合うでしょう。
特に、色を扱うクリエイター向けのモデルである以上、
彩度が低く、反射の少ないカラーのラインアップは必須であると私は思います。
私も写真編集をするPCの壁紙は中間グレーにしているぐらいです。
写真家やレタッチャーにもそういった方は多いようですね。
低反射のグレーモデルだとかがあれば個人的に買いたいです。
勿論、手で握る以上ほとんど色が目に入ることもありませんが、
気持ちの問題(プラシーボ)ですので。
(机はかなり暖色のものですし(笑))
私はなかなか大きい手をしている方なのですが、
本体が小さくてもかなりフィット感は良いです。
ただ、スティックが筐体のスケールに対して長いことや、
中指用のボタンが(両利き対応故に中央にあるのでしょうが、)
押しづらいと言うのは気になります。
特に、中指用のボタンは窪んでおり、
例えば5mm程出っ張っていたり、
トリガーのようになっていたら
遥かに押しやすかったのでは無いでしょうか。
この中指ボタンに関しては、
ボタン自体に自分で出っ張りを追加することで改善する事が出来ます。
が、デフォルトで改善されることにこしたことはありませんね。
また、有線であることは、
確かに本体の軽さや、
充電の不要という利便性につながっていますが、
ケーブルはハッキリ言って邪魔です。
ケーブル出しはこのボディだとここ以外無いでしょうが、
手前に向かってきている以上、PCに向かって返す必要があります。
ドライバレスと言うのは諸刃の剣ですね。
WinやMacを気にせず、
さすだけで使用できるのは非常に楽で、
数機の、Win・Mac両OSを使う私としては最高の仕様です。
ただ、クリスタ等の対応ソフトでしか使えないのは非常に勿体ない。
本体の出来が良いだけに、他のソフトに使用できないのは惜しいです。
モード切り替えで4パターンのキー割り当てができるポテンシャルがありながら、
そのポテンシャルを生かし切れていません。
ドライバを使用できる選択肢があっても良いのではないでしょうか。
現状、クリスタやコミスタユーザーにしか需要が無いのが実に勿体なく思えます。
5分超えの設定だけ映した動画です。
CLIP STUDIO での設定は、
オリジナルモードに対してのみ設定が可能です。
それ以前に、マウスモードを使用する事が殆ど無い気はしますが。
ただ、設定の幅は異常に広く、
メニューに存在するものは全て割り当てることができます。
(ヘルプすら割り当て可能。)
兎に角、なんでも、どうとでも設定ができます。
こういう設定というのは、基本的にやりたい事が割り当てられずに
不満を感じる物ですが、クリスタの設定ではそんな事はありません。
ただ、明らかに割り当てないだろう物まで大雑把に突っ込んであるため、
メニューは見づらいです。
(ウィンドウのメニューバーと同じ並びであるため、
場所は分かりやすく、設定にはそこまで苦労しない。)
使っていて感じたのは、
良い
- デフォルトのボタン割り当てが秀逸。
- ボタン割り当ての幅広さは類を見ない。
- 画面移動がスムーズ。
- 描きたい位置に絵を動かす楽さはペンタブ以上。
悪い
- 回転と画面移動を同じモード上で使用できないと言うこと。
- 画面移動の方向を逆に設定できないと言うこと。
1に関してはハード的、2に関してはソフト的な問題です。
アップデートでの改善を期待したいです。
個人的には回転と移動を同時にこなせる次期バージョンがいつか出ないかと期待してしまいます。
個人的に欲しい次期機案を描いてみました。
eneloop等に対応した無線機で、
ボタンを(個人的に)押しやすく、
回転機能を独立させてみました。
回転と移動を同じモード内で同時に使えると言うイメージです。
コストの事は一切考えていません(笑)
ただ、無線部分は抜きにすればまだ現実的ではあると思います。
アナログな直感的と、デジタルな直感的と言うのものがデジタルな絵描きには存在すると思います。
ペンタブというのは、アナログな直感で、
ペンで描く、ペンで抑えて紙を動かす(移動回転)
消しゴムで消す… 等。
これも絵を描く上で非常に重要で、
楽で有りながら、より正確に描くことが出来ます。
このTab-Mate Controllerは、デジタルな直感でしょう。
例えばスマホを操作する時のような、
自然界には存在しない操作方法なのに、
実に直感的な操作。
描きながら自然にズーム、移動、回転、取り消す、等、
今までずっとそう操作してきたかのような慣れを感じます。
CLIP STUDIO PAINTで絵を描こうと思っているのなら、
非常に強力なツールなのでオススメです。
オセロットさん
2012/10/06
思い入れ・こだわりを感じる,良いレビューでした.
flammulinaさん
2012/10/07
このツールの『持てる』という個性は、
私が考えていた以上に快適でした。
どう考えても据え置き型の左手デバイスの方ができる事は多いのに、
こっちを使おうという気になるのは面白いです。
ただやはり、万人向けに作る以上はどうしても個人的に惜しい部分というのは出てくる物で、特にボタンの形状は気になってしまいます。
使用中はそこに意識は行かないのですが、使った後で、
「さっきはこうやって押したけど、ボタンがこうなってれば普通に押せるのになぁ」
みたいに考えてしまうこともあります。
この回転と移動を同時にしたい、というのは使用者の肩には結構納得して頂けると思います。実現が一番難しい部分でしょうが、どうにか頑張って次期モデルを製作して貰いたいですね。