アイ・オー・データ機器から発売されている地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンチューナー・レコーダー である。
実はこのチューナー我が家で地デジ化を行う際に電気屋で地デジTVを買いに行ったが、ほとんど売り切れで、このチューナーを導入しようか迷った商品の最新機種である
現在は、大家さんがケーブルTVを導入し、ケーブルTV局がアナログTVの周波数帯に地デジの放送を変換しているため、アナログTV が使えている
そろそろアナログTVも退役させるつもりだったが、今回のレビューにあたって清掃とケーブル周りの見直しを行い、このチューナーのデジタル画像がアナログTVでどうなのかを中心に、そして子供と嫁さんにTVを占拠された状態で他でTVを見たいという欲望を満たせるかをレビューしたいと思う
最初にお断りすることは、今回の画面の写真はコンパクトデジカメを使ってアナログTVを写している、はっきり言って画質が悪い、映り込まないように夜中に撮ったりして最善の努力はしているが、実際の画面はもっと綺麗だと言うことをアイオーデーターさんの名誉のために先に記載しておきたい
まずは我が家のこのチューナーを使うTV周りを整理したい
今回はここにこのチューナを当て込んでいく
まず今回の商材はなかなか微妙な立場の商材である、機能があまりよく分からない方もいらっしゃると思うので、HVT-BCT300Lはどんなチューナーかを他メーカーを含めて1表にしてみた、バッファローあたりはほとんど地デジチューナーはもう在庫限り、アイオーデーターだけが有名メーカーでは孤軍奮闘といったところだろうか
いつものように価格COMの最安値を(2012/06/10現在)入れておいたので、比較して欲しい
確かに、地デジのチューナーだけだったら、もっと安いノーブランドのチューナーもあるしブルーレイレコーダーも容量を気にしなければ、4万を切るくらいから実売されている、よってこの機種には地デジチューナーとしての使い勝手と、メディアプレーヤーの使い勝手の良さがあるかどうかが重要になってくる、ここも大きなポイントだ・・・
私のほかにzigsowレビューされている方々のTVを見ても地デジチューナーが付いてなさそうなTVは1台も無い、今更地デジチューナーとしてどうなのか今回は退役間近のTV 三菱25T-D101Sにご登場願って、まだ捨てられずに眠っているアナログTVとの相性を検証することとする、地デジTVを使わないでどこまで出来るかが楽しみである
もう一つとしてのメディアプレイヤーの機能はどうなのかを検証したいと思っている、この仲間の商品を購入検討されている方は、Youtube の画像とか、ISOファイルの再生とか、知り合いからもらってきた○○な△△なファイルなんかがちゃんと再生できるプレーヤーをご検討されていると思う、(著作権などの絡みもあるが、決して著作物を侵害することを幇助する目的では無いのでご容赦を)動くか動かないか、実用的かどうかのレビューを行う、この類はあまり情報が無いので購入を検討されている方は参考にしていただきたい
それでは、始まり始まり・・・・
今回も指令書と共に段ボール箱が黒い猫と共にやってきた、今回は飛脚の末裔の方では無かった
中を開けると、本体、ACアダプター、ACケーブル(1.5m)、AVケーブル(1.5m)、LANケーブル(2m)、リモコン、動作確認用電池(単4形2本)、B-CASカード、取扱説明書、クイックリファレンス2枚が入っていた。
本体を見てみよう
こんな感じか・・・(^^)/
早速繋げることにするのだが、クイックリファレンスによると先にB-CASカードを入れて、HDDをUSBポートに繋げてね、と書いてある
B-CASカードをを入れたが、HDDは後にした
コード類を繋げて、電源を入れたら青くLEDが点灯し、初期設定画面になる
初期設定を行いますかの表示があるので、はいを選択
我が家はケーブルなので、全周波数帯を選ぶ、一般の方はUHFで良いだろう
ケーブルTVはパススルー方式で、地デジの電波を送っているので、地デジは見れるが、このチューナーに限らず、BSは別途BSアンテナを立て無いと見れない(念のために書いておく)、BS、ケーブルの放送はケーブル局で契約を結び、ケーブル回線のチューナー経由で無いと見れない、ケーブルのショッピングチャンネルなどは勝手に登録され見ることが出来る(商売上手!!)
しかし、ケーブルのチャンネルアイコンは表示されるので、今回は時間的に無理だがケーブルTVに加入しているTVに繋げてみたい
そうこうしているうちに、スキャンが終わり放送局を登録するか聞いてくるので、保存する
スキャンが出来ない場合は、電波の強さを計ってみると良い
あっけないほど簡単に設定終了、ここまで10分少々だった
では、TVを実際に見てみよう、(写真の画像はいまいちですが、ご容赦を<(_ _)>)
まずはHVT-BCT300Lのチューナー画像から
続いて、アナログ周波数帯のデジアナ変換画面
よく分からないと思いますが、相当HVT-BCT300Lの画面は綺麗です
アナログTVは番組表示が出来ないので相当便利になった♪( ´θ`)ノ
続いて、録画HDDを作ってみようと思う、録画HDDに関しては、バスパワーで動くHDDが良いと思う、(実際に他のレビュアーの方が使っておられる)結論から言うと録画予約するとHDDの電源を切ることが出来ないので、省エネで無いからだ
HDPC-UTシリーズなんかが良さそうだが、・・・・
本来はアイオーデーター機器のUSB3.0のHDDを繋げてレビューしようと思っていたが、他のレビューの方がことごとくうまくいっているので、あまのじゃくな私は違ったHDDを用意することにしました
私家ののPCの墓場から最も遅そうなHDDを掘り出してきました(^^)/
この埃だらけなHDDを使ってやってみよう、
わーどこから探してきたんですかね・・・ってやつを見つけました
中を開けてみるとHDDが入ってました
Seagate Barracuda 7200 3.5inch IDE 120GB 7200rpmでしたね、懐かしい
このIDEのBigDrive((^o^))に録画してみましょう、これ以上遅いHDDは今時なかなか探せません・・・逆にこれで出来れば、どんなHDDでもおそらく録画できます
録画HDDを作るためには専用のフォーマットをしないとだめである、よって何か書き込んであるHDDの場合はすべて消去されてしまうので注意が必要ですね
さて、このまず何が入っていても、もはや思い出せないHDDを中を見ることも無くフォーマットしましょう、フォーマットするにはTVを表示した状態でメニューキーを押すとハードディスク情報という項目があるので、リモコンで選択してフォーマットします(フォーマットはすぐに終わる)
120GのHDDで10時間の録画が出来るようです
早速録画してみましょう
適当な番組を録画します、録画に入ると、録画している番組以外は見れません、そりゃチューナーが1個しか入ってませんから当たり前ですね
で、再生してみましょう・・・これで再生できたらめっけもんです(^^)/
録画されたファイル一覧から再生したい番組を選択して決定ボタンを押すと再生出来ます
では早速、お、・・・・とりあえず出来る
やるな、アイオーデーター
少し見ていると、やはり止まっちゃいますね、そしてまた動く・・・・やはり転送速度が遅すぎるようです、それならばと、”センチュリーの裸族のお立ち台USB3.0 IDEプラス”に録画したHDDをつなぎ替えて再生しました、
すると画面止まってしまう症状は半分以下に激減しました(良い感じだ・・・)
もう一度、録画し直して、再生してみると今度は全く駒落ち等はありません、IDEのいらなくなったHDDでも十分使えますね、これでHPとかに書いてある”僕専用、子供専用HDDが出来ます”が実現出来そうです、いちいちHDD買い足せませんからねえ・・・・(^o^)
使える(実用的か否か)はどうやらHDDの性能よりもUSBアダプターの転送速度に依存するようだ、
これにより、HDDは結構何でも使えるということが分かりました、好印象ですね
録画した番組は表に足されていくが、同じ番組はHDDレコーダーの様にフォルダーに自動的に保存される様にして欲しい物である、連ドラを録画すると画面上が同じ番組で一杯になってしまって見にくい、そして一括で消去するボタンが無い?!ので消すのに手間がかかる、このレビューを書くために深夜の天気予報を毎日録画していたが、消すのが大変だった・・・この辺の使い勝手はまだまだこれからだろう。
一部の他のレビューサイトで指摘されている様な連ドラの録画失敗はまだ1回も無い、熱による物だろうかの本体の暴走、リセットはあったが、その時でも連ドラの録画予約は消えていなかった
本体の暴走は、パソコンへの呼び出し等々から不安定になる事が最も多い様な気がしてならないが、実際はよく分からない、本体側で勝手にリセットする時と、復帰出来なくてAC電源を抜くときがある、いずれもリセットすれば何事も無く動き始める
HVT-BCT300Lは、i-Phone4 をリモコン代わりに使えます、これが結構使えます
http://itunes.apple.com/jp/app/bctremote/id431555155?mt=8
ここからダウンロードしよう(無料)
同じWiFiネットワーク上なら、録画予約、チャンネル変更などが出来る、リモコン代わりにもなります
番組表も表示出来ます、録画予約も出来ます
リモコン代わりにも使えます、是非買ったら、インストールしよう
同一ネットワーク内でのWi-Fi環境が必要です、外出先での予約は出来ないです
続いて、メディアプレーヤーについて見てみよう
メディアプレーヤー機能はリモコンのAVeLキーからメニューに入る
ホームネットワークを選択すると、DATAが入っていそうなサーバーを自動で探してくるので、選択する
サーバーを選択するとHDD等の中には入れる、ここで再生できるファイルは、色が付くが、再生できない(著作権等で保護されたファイル)ファイルは色が付かない、色が付くファイルのみ再生出来るというわけである、
ファイル共有も基本は一緒であるが、ファイルのフォルダーしか我が家の環境では見ることが出来なかった、個々のファイルを見ることが出来ないのだ、本来はDLNAサーバーを使うより、著作権等の考え方は甘いと思っていたが、反対だった。(DLNAサーバーで再生できないファイルを救済するためにあると思っていたが違った)考えられる事は、TV自体が著作保護機器を再生できない?、HDMIケーブルを使わないと見ることが出来ない?のかもしれない、NAS上のファイルを再生しようとしているのでまだ他に設定があるかもしれない、BUFFALO LinkTheater LT-V100では同NET上でファイル参照出来るので、謎は多い・・・・、WINDOWS Media Player12経由で無いと実用的では無いかもしれない、そうなるとパソコンを常時電源を入れておかないとだめなので、実用性に乏しい
続いて外部ストレージを試してみよう
外部ストレージの再生は前述した通り、USB-HDD(録画用にフォーマットした物以外)、SDカードが使える、つまりパソコン用の外付けHDD、カメラ用のSDカードが使えるわけである、シュチュエーションを考えると、デジカメで撮った写真も動画も家族みんなでリビングのTVで大きな画面で楽しめる、といった機能である。デジタルビデオのDATAも録画HDDにコピーできる機能もあるので、運動会等で撮ってきた写真、動画等を夜に一杯飲みながら家族みんなで見られる機能と言えば解りやすいだろう
USB2.0コネクターに外部HDDを接続するのが普通だが、私は64GBのSDカードを接続しているこのカードにパソコン内の各種の動画ファイルを入れてTVの画面で見ると便利だ・・・
この機能、カタログには表でしか記入されていないが、なかなか良い機能も備わっている、各種フォーマットのファイルが再生できるのだ・・・
デジタルカメラのファイル、DVDのISO-DATA、Youtubeなどからダウンロード出来るmp4フォーマットのファイル、AVIに圧縮した画像などの動画、デジカメなどで撮った画像、WEBで使われていて保存した画像 (jpg、bmp、png、gif、tifなど)、MP3、CDなどのWAVファイルの音楽は、見れます、聞けますといったところである
実際に使ってみよう
まずは、Youtubeなどで使われている、flv形式のファイルとmp4形式のファイルがあるが、flv形式のファイルはファイル名が表示もされない、MP4形式のHD動画の720P と1080Pの動画を用意して再生した(Youtubeでおなじみの形式だ)
両方とも駒落ちせず再生できている(しつこいようですが、写真が汚いだけです・・・<(_ _)>)
続いてDVD-ISOを再生してみる
駒落ちせず再生可能だ、メニュー、早送り、チャプタースキップ、再生画面からメニューに戻る等もきちんと出来る、(出来ない機種は結構多い、出来ないと結構ストレスが貯まる)
次は.tsファイル × ファイル名を表示すら出来ない
続いて.mkvファイル × ファイル名を表示出来ず
続いてmpgファイル さすがmpg綺麗に再生できる
続いてAVIファイル これも綺麗に再生できる
続いてWMVファイルも再生できる
再生できる物はすべて駒落ち等は無かった、リモコンでの早送り(100倍速まで)、一時停止が出来る、ファイルのレジューム機能も作用した(違うファイルを再生するとレジュームは解除される)
BD-ISO はメニューの表示が出来ないので、いきなりメニューに行くソフトは再生不可、いきなり再生するタイプはおそらく見れるが、見るだけしか出来ないので、実用的では無い
結論としては対応するフォーマット以外はファイル名を見ることすら出来ない仕様である
尚、Windows Media player上でリモート再生すれば、.tsも再生出来る。.mkv .flvは不可(リモート再生ではパソコンの電源も入れないとだめなのでとりあえず不可とした)
Windows MediaPlayerのリモート再生は以下の通りに行う
ストリームタブをクリック、その他のストリームオプションを選択する
AVeL Link Playerのアクセスを許可にする
.tsファイル以外の.aviファイル.wmvなどを右クリックするとリモート再生というタブが出るので選択
するとファイルリストが成形されるので、そのリストに聞きたい、見たいファイルを入れれば完成です
HVT-BCT300L側はホームネットワーク画面を出しておこう
音楽ファイルは
WAVは再生できて当然でしょう・・・出来ないと困る
MP3ファイルは特に問題なく再生出来る、MP3ファイル内の画像DATAが画面のアイコンで表示されるので解りやすい
flacファイルは × いつもの様に表示もされずですね
というわけで、再生できるフォーマットについてはファイル名が表示されるが、出来ない(対応していない)物に関してはファイル名すら表示されないという初心者に優しい設計ですね
画像ファイルは、アイコンにJpgファイルのサムネイルが表示され、選択すると拡大表示される、raw は表示出来ない
全般的に言えることだが、画面右上にアイコンのレイアウトを切り替えるタブがあるが、タブを押と表示がトグルで切り替わる仕組みだが、これを押したら次の画面に切り替わるという次の画面のアイコンを表示しているので感覚的に気持ちが悪い、出来れば現在のレイアウトをタブに表示した方が良いと思う
アクトビラ や TSUTAYA TV に関してはこれらのサービスを検討している方は、この商品を購入する際のチェックの対象になるだろう、結構対応しているメディアサーバーは少ないと思う
アイオーポータルに関しては、動画サービスの再生をしてくれる。画質に関しては360P位の画質だと思われるので、過度な期待は禁物だ、画質の変更は出来ない、外部ストレージのファイル再生では1080PのHD動画を駒落ち無く再生できるので、やろうと思えば、もっと綺麗に再生できると思うが、まあこの機能はおまけのおまけ機能として理解しておいた方が良いであろう
ファイルの検索もソフトウエアーキーボードを使って検索できる
ちょっとブロックノイズが目立ちますね え!よく分からないって!!写真が汚いですからね・・・
続いて、他の機器で録画したTVが見れるかって事に挑戦しましょう
まずはパソコンにDiXiM Digital TVをインストールします
立ち上げると
すぐにHVT-BCT300Lを探し出してきます。解説することがほとんどありません
見たい番組を指定して再生します
ただし、このソフト録画した番組を見るのには最適ですが、他にもHVT-BCT300Lに指したHDD、SDの写真とかを見ることは出来ません、あくまでTV見るための物です
非常に綺麗に再生されます、駒落ちもありませんね
尚パソコンフォーマットのHDDやSDカードを見るためにはWINDOWS Media Player12経由で見ることが出来ます
(そのためにはメディアサーバー設定でサーバーを公開する必要があります)
まとめると
●チューナー、レコーダーという基本的な機能は非常に良く出来ている
綺麗だし、パソコンにも(同一ネットワーク内)に出力できる
●HDDに関しては、ほとんど何でも使えそう(容量の問題を除く)、あまりにも古い物は駒落ちするが、それはHDDより、インタフェース側に依存する、家に余っているHDDを再活用できる
●メディアプレーヤー機能は対応するファイル形式の物以外は、触ることすら出来ないので、初心者に逆の意味で優しい
●使えるメディア形式なら早送り、レジュームなどの機能が一通り使える
こんな感じですね・・・
●改善していただきたい点は、・・・・
まずは何はともあれチューナーを2個搭載していただきたい、録画に入ると何も出来なくなってしまうので、相当不便である、HDDに関しては、節電の点からも後から内蔵化が出来ないか検討していただきたい、外付けは外付けでOKだが、内蔵があれば外付けの電源をOFFに出来るので精神衛生上良い
再生形式であるが、.ts .flv などは出来れば再生できるようにしていただきたい
結構連続使用していると、本体が熱くなるので、気温が高くなると熱暴走が心配である、実際にDVD-ISOを3時間ほど連続再生していくと、たまにプチッとノイズが乗る、本体温度の問題かと思うので放熱を考えていただきたい
この機械はどちらかと言えば、家電のカテゴリーよりもどちらかと言えば、パソコンのカテゴリーに入ると思う、つまり家電として、万人にうける物では無く、自分でHDDを用意して自分の好きな様にカスタマイズすることが出来る地デジが見れる機械だと思ってないと、おそらく不満が出ると思う
家電と競合する使い勝手の点は、再生メニューの改善(まとめ消去、自動でフォルダーを作成する機能など)が必要だろう、ファームのアップで改善出来るなら、是非改善していただきたい、改善の余地がまだまだあると思う。
パソコンで録画したTVを見れるソフトをバンドルしていただきたい、どうしても売るしかなければ、優待販売の機種の仲間に入れていただきたい
こんな感じでしょうか
以上でレビューを終わりにしますが、この機会をいただいたZigsow関係者の方、アイオーデーターの関係者の方にはこの場を借りましてお礼を申し上げます
銀松SHさん
2015/07/09
せっかくのアクトビラなども番組録画中は使用出来ないというのは勿体無いですよね。
レビュー参考になりました。ありがとうございます。
hideさん
2015/07/10
そうですね、この手のチューナーはやっぱりチューナー自体を2個持っていてくれると本当は嬉しいですね
殆どの物は1個ですから一般のメーカーさんのブルーレイHDDレコーダーには勝てませんね
値段は安いですけどね、