■iPhoneとのペアリング

iPhoneでBluetooth接続が確立した際のスクリーンショットです。
特に問題もなく、あっというまに接続完了しました。

PINコードはマニュアルに記載されていますが、マニュアルの文字がひじょうに小さいので、じっくり読んで探してください。

■車載

IQUA Vizor SUNですが、思ったよりサイズが大きいです。
任天堂のDSiとほぼ同一といえばわかりやすいでしょうか。
ダッシュボードへ置いてみると、意外に大きいので固定場所に困ります。

IQUA Vizor SUN：高さ17×幅133×縦92mm
任天堂 DSi：高さ18.9×幅137×縦74.9mm

縦のサイズはかなり違いますが、IQUA Vizor SUNはコンソール部分の角度を変えられますので、折りたたむとほぼDSiと同じくらいになります。

車載方法は２通りあり、ダッシュボードへ固定する方法と、サンバイザーに取り付ける方法となります。
ダッシュボードへ固定する場合は、鋼鉄製のプレートを両面テープでダッシュボードへ固定します。
あとはIQUA Vizor SUNのマグネットを使って、プレートへくっつけます。
ですので、いつでもIQUA Vizor SUNをプレートから取り外すことが可能です。

サンバイザーもほぼ同様で、鋼鉄製のクリップ付きのプレートをサンバイザーに固定し、そこにIQUA Vizor SUNをくっつけます。
ただ、サンバイザーに装着するとソーラーパネルの面が下方になってしまうため、太陽光での充電ができません。
この場合はUSB給電で使用することになりますが、ケーブルも太く、見た目もよくありませんので、使い勝手は非常に悪いと思います。

マグネットで貼り付いているだけですので、使用する際はサンバイザーに固定し、車から降りる際に取り外してダッシュボードに置いておく、という運用方法も可能です。
ただし、サンバイザー用のプレートへIQUA Vizor SUNを取り付けるのが、なかなか一発で位置が決まらず、スムーズに取り付けることが難しいこともあり、個人的にはダッシュボードへの固定をお勧めします。

取り付け場所にはいろいろ悩みましたが、Ａピラー付近のダッシュボード上に固定しました。

■通話

IQUA Vizor SUNには、下記のボタンがあります。
通話応答ボタン：通話応答と最後にかけた番号へのリダイアル、短縮ダイアル
通話終了ボタン：通話終了と着信拒否
ボリューム：＋および－でボリュームを変更できます
音声ダイアル：音声ダイアル（※）、通話中のミュート機能

※音声機能をサポートしている携帯電話の場合、音声ダイアルボタンを押してボイスナビゲーションで電話をかけることが可能です。
iPhone3GSでは対応していません。

iPhoneに着信があると、IQUA Vizor SUNから着信音が鳴りますので、通話応答ボタンを押すと通話を開始します。
運転席側のＡピラー付近に固定して使用していますが、音声は非常にクリアで相手側の声もよく聞こえます。
ある程度周りがうるさい状況でも問題なく使用可能でした。

■デザイン

北欧デザインを謳っている製品ですので、割とスッキリとした外観を備えています。
ただし、ボタンアイコンのデザインはもう一工夫ほしいところと、欲を言えば一回り小さいサイズだとなお便利かと思います。
ボタンはLEDバックライトで光りますので、夜間でも的確な操作が可能です。

■総評

機能としては申し分なく、通話の音声も聞きやすく、使い勝手はとても良いです。
ただし、本体のサイズが大きめなため設置場所を選ぶこと、サンバイザーに固定するとソーラーパネルが使用できない点はマイナスです。
慣れれば問題ありませんが、ボタンを押してから本体から操作音が鳴るまでディレイがありますので、ちゃんと押せなかったかな？と思うときが多々あります。

とはいえ、ケーブル配線不要で置くだけで使えるハンズフリーはとても便利です。
運転中の携帯電話の操作は法律でも禁止されていますし、車で携帯を使うには必須のアイテムではないでしょうか。

車に固定する位置ですが、取り付けた初代VOLVO V70はドアがとても分厚いため、ドアの部分に固定することもできました。
ただ、なんかドアに機械がくっついているのは違和感があったため、Ａピラーへ移動しました。
いっそのこと、Ａピラーに縦にしてくっつける、なんてのもありかもしれません。

充電効率を考えるとダッシュボードの上が一番良さそうですね。