(オリジナルのアイコンは正方形です)
明けまして、おめでとうございます!
「とうとう、hachiも頭がおかしくなったのか?プレミアムレビューで新年の挨拶なんかしちゃってるぜ!」なんて言われているかも知れません。
この年賀状はhachiの今年の年賀状ですが、今回のプレミアムレビューと関係があるのです!
もともと、この年賀状はzigsowのhachiのアイコンとして作った物なのですが、年賀状を作るのが面倒なので、「兼用」と言うことでズボラをしています。
「題材」と言うのか、「モデル」は「縫いぐるみ」の「馬」と思われるものですが、はっきり言って「馬」だか「ワンコ」だか良く分かりません。
これを見て貰った殆どの友人からは「その羊、良く描けてるね!」などと言われるのです。
だから、もう面倒なので、「そうそう、この羊、可愛いでしょ?」などと答える事にしています。
この年賀状の「羊」には角はありませんが、今年の様々な年賀状のモデルを見ると、中には角のあるものもあります。
でも、たいていは「2本角」です。
「4本角」と言えば
「4本角」と言えば、日本では余り見かけませんが、今年の干支の「羊」。「羊」の中でも「ジャコブ羊」。
ホルスタインの様な体の色も原因です。
ずいぶんと前置きが長くなった。
たとえば、無線規格が「11n規格」であっても、
アンテナ数が「1本(受信1×送信1)」の場合、150Mbps
アンテナ数が「2本(受信2×送信2)」の場合、300Mbps
アンテナ数が「3本(受信3×送信3)」の場合、450Mbps
と最大値が決定される。
アンテナ数が「1本(受信1×送信1)」の場合、433Mbps
アンテナ数が「2本(受信2×送信2)」の場合、867Mbps
アンテナ数が「3本(受信3×送信3)」の場合、1300Mbps
次に、親機側(ルーター等)と、無線端末との接続においても、同じ「無線規格」と「アンテナ数」でないと本来のパフォーマンスとはならない。
この辺りを書き始めた頃、ちょうど良くR7500の製品が到着。
R7500の概観だが、
- サイズ: 285 × 184.5 × 50 mm
- 重量: 750g
と、従来の無線ルーターよりもかなり大きい。
ちょうど、今まで使用していた他社製品を並べて置いて見た。
「縦置き」と「横置き」の違いはあるが、その差は歴然だ。
(画像奥がバッファロー製、手前が本機)
重量の方も今までは600gだったので、1.5倍近くありかなり重い。
しかし、事前に、「他社製品のレビュー」などで「大きいよ~!」との予備知識もあったためか、驚く様な大きさや重さには感じなかった。
「本体」の他に、「インストールガイド」や「ユーザー登録のお知らせ」、「注意書き」。
それに、「電源」、「黄色いLANケーブル」なども同梱されている。
本製品の最大の特徴の「アンテナ」が4本付いており、良く見ると何か「番号」が付いている様だ。
事前の予習が不十分だったか、それぞれの長さ(あくまでも電気的長さ)が異なり、取り付ける場所が違うと設計通りに電波が飛んで行かない物と思われる。
(ANTには黄色いシールが貼ってあり、白抜き文字で数字が入っているが分からない)
だから、1本1本、黄色いシールが貼ってあり、「白抜き文字」で番号が印刷されている。
夜だからか、こちらの目が悪いせいか、「黄色に白抜き文字」は判別し難い。どうして「黄色に黒の文字」にしなかったのか、とても疑問だ。
黄色に白抜き文字
黄色に黒色文字
実際の印刷の色とは違うだろうが、「白抜き」だと何と書いてあるのかは判別しずらい。
ハッキリ言って、「これは、駄目よ、ダメダメ」である。
細かい事だが、これは改善すべきだろう。
また、ANTは4本。
長さは3種類あるらしく、数字は1~3までで、「同じ長さ」と思われる2本のANTは「1」の数字が印刷され、同じ袋に入っている。
本体ケースに貼った透明シールにもANT取り付け位置に番号が書いてある。
それにしても、シールは剥がしてしまうとANTの正しい取り付け位置はどう判別したら良いのだろう?
シールに印刷するのでは無く、実物に刻印するなどした方が良いのではないか?
取り付け後、ANTは互いの干渉を避けられる様、「ある程度自由」に方向が変えられる。
「横置き」は安定は良いのだが、従来製品よりも多くの電力を喰うので夏場の放熱には工夫が必要になるかも知れない。
「スノコ状のラック」は有利かも知れない。
それは、行く行く考えて行こう…。
(このスノコでは空気の通り道が無いので駄目!)
また、現在は「無線ルーターをプリンターの上に置く」と言う禁じ手を使っているが、これは「あくまでもディスプレー用」と言う事にして、賢いユーザーさんは絶対に真似はしないで欲しい。
こんな置き方をすると、そもそもプリンターがまともに使えない。
仮に使えたとしても、放熱が悪く夏場は無線ルーターの故障の原因になる。
我が家は我が家で、設定が終わり次第、真剣に「常設場所」を考えたい。
それでは、いよいよ「セットアップ」だ。
セットアップにはソフトは不要で、スマホ1つで出来る。手順は次の通り。
- ルーターにLANケーブルを繋ぐ。
この時、必ず「付属の黄色いLANケーブル」を使用する。他の物はギガビットに対応していない場合があるので、他の機器からの流用はしない事。
もっとも、それを理解した上で何かの都合で別のケーブルを使うなら構わない。
- スマホからネットワークを選んでパスワードを入力。
ネットワーク名とパスワードは、本体の裏に印刷されている。
- ブラウザを起動する。
これたけで完了。
余りにも簡単なので「拍子抜け」してしまう。
(Chromecastはレビューに関係無いが繋ぎっぱなしになっている。5G帯のSSIDを選んだ)
パスワードは、落ち着いて慎重に…。
間違えても決して慌てずに、ゆっくりと正しく入れ直す。
なお、このスマホの画面ではR7500のSSIDは隠していないが、現在は、すでに「変更」をしているので心配は要らない。
また、Chromecastは数字の一部を隠した。
次に、NETGEAR genieを使った簡単設定をする。
ソフトウェアのインストールは不要。
ブラウザーのアドレスバーにhttp://www.routerlogin.netと入力し、ユーザー名とパスワードを入力するだけで管理画面にログイン出来る。
(デフォルトでIDはadmin、Pwはpasswordになっている)
ここで良く間違えるのは、「admin」を「admini」と入れたり、「password」を「passward」と入れてしまう例。日本人なので、これは仕方が無い。
ゆっくりと、確認しながら入れるか、正しいテキストからコピペするのが良い。
ログインすると「基本のホーム画面」が出る。ここから、「インターネット」、「ワイヤレス」、「接続デバイス」、「ペアレントコントロール」、「ReadySHARE」、「ゲスチネットワーク」に飛ぶことが出来、「基本」から「高度」に移れば、より詳細な設定変更が行える。
慣れない内は簡単な所から変更し、詳しくなったら詳細な所を変更すると良い。
良く理解しないで弄ると、後悔することにもなり兼ねない…。
最初はSSIDの変更やPASSWORD、ADMINのログインIDやPASSWORDなどから変更して行くと良いだろう。
また、スマホやPCの他にも、タブレットからも設定出来るので助かる。
iPadのNETGEAR Genie HD for iPadの画面もとても綺麗だ。
もちろん、機能はほとんど同じだ。OSや機器の画面により多少のレイアウトは違う。
(左が従来の親機、右がR7500。信号強度も速度も改善している)
DesktopPCとの接続だが、信号強度も速度も改善している。
iPhoneによる「実効速度」を計測しても、大きく改善している。
(「ずいぶん、遅いな」と感じるかも知れないが、iPhone 5では実効速度で「100Mbps」以上にはならない)
(キャプチャー画面は2枚だが、実際は連続した1枚の画面)
上の画像が、無線ルーターの変更前後の比較だ。左右のキャプチャーは元は同じ物で、右の画像は左の画像を下にスクロールした物だ。
12月29日までは旧ルーター使用で、30日以降からR7500を使用している。
計測した場所は、「居間」、hachi自室、息子の部屋入り口付近。(赤の点線は区切り)全てが一緒くたになっている。
旧ルーターでは契約回線は160Mでも、実際にはDownload「70Mbps」は稀にしか出た事が無い。
R7500を使用してすぐに、居間で87Mbpsが出たし、一番条件の悪かった一階息子の部屋入り口付近でもいきなり83Mbps出たのだから驚いた。
(見易いように画像編集しているが、使用データは実際に存在する物のみ)
上の画像が息子の部屋周辺のデータ。旧ルーターでのデータも、「普段より、かなり回線状態は良いな」と感じていた。
これで、R7500でかなり改善されている事が分かる。
(□で囲んだ2.5GHz帯は大混雑。右は5GHz帯でガラガラ。「時刻ごとキャプチャー」はお愛嬌)
お陰で、「5GHzのみ使用可の子機」と合わせ、エクステンダーが作り出していた「妨害電波(恩恵を受けていた者は確かに居たが、自分にとって)」も無くなり、空はすっきり。
混信は「ほぼゼロ」なので、「精神衛生」にもとても良い。
※ここで比較した「通信の実効速度」は回線のコンディションに大きく左右されるので単純に比較は出来ないが、出来るだけ実態に即すため「複数のデータ」を使用した。
R7500に複数の機器を接続し、マルチに仕事をさせた時に本当に快適に仕事をこなしてくれるのだろうか?
「R7500 はビームフォーミングにより、家の中を移動するスマホやタブレット、ノートPCへ向かって電波を自動的に調整、最適化します。つながりやすく途切れない、 快適なインターネット環境を構築するのに最適です。また、MU-MIMO(Multi User MIMO)に対応しており、複数台の同時無線LAN接続も快適に行えます。」
との触れ込みだが、本当なのだろうか?
R7500使用中、DROPBOXの画像を1台のPCと同期を取る。
かなり長時間、PCは重くなる。
「そのPCが重くなってブラウザでの閲覧もままならなくなる」と言うのは仕方ないとして、その間、スマホでの通信は遅くならないのか?
容量は30GB前後。
たぶん、1時間は掛かるのでゆっくり計測が出来る。
この「長い時間PCが遅くなる」と言うのが嫌いで、普段はDROPBOXを始め「クラウド」は使わない。
他のPCへも影響するので嫌いだ。
もっとも、長時間遅くなるのは「初回だけ」なのだが、とてもイライラする。
やはり、1時間は掛かった様だ。
そして、iPhone 5での通信速度にどんな変化があったか?
赤字で破線で仕切った2件ずつが作業中と作業後の物だ。
関係の無いデータはバッテンをしてある。
タイムスタンプを良く確認して欲しいが、下の2件が「画像同期中」、上の2件が「終了後」だ。
もしかすると、「家の誰かが偶然作業を始めた」のかも知れないが、作業終了後の方が却って遅くなっている。
いずれにしても、「DROPBOXの画像同期」ぐらいではR7500に何ら負担を掛けている事にはならない事が分かる。
「関係の無いデータ」の数字の方が「比較データ」よりも平均的に良いのは、「関係の無いデータ」は最高に条件の良い「居間」の物で、「計測データ」は自分の部屋だからだ。
1回や2回のデータでは「たまたま」と言う事もあるだろうが、少なくとも、「マルチで仕事をさせると遅くなる」と言う結論にはならなかった。
- ルーターを1階の家の真ん中に移設する。
CATVの引き込み口を変更するか、しなくてもLANケーブルで階下へ引っ張る。「1階に無線ルーターを設置した方が有利」と言うのは我が息子の説。
- ルーターは2階のままで、二次元的に家の中心に移動。
この方がCATVの工事が絡まないために容易だ。もっとも、契約回線もこのままとは限らない…。「ギガビット回線」は急務だ。いつまでも160Mbpsでは、これからの時代には付いて行けない…。
それから、iPhene 5などのスマホも現在はn対応なので、より新しいac対応のiPhone 6に買い換えるなどすれば我が家の無線LAN環境は一層改善される物と思われる。
(これを理由に、大蔵省との折衝を試みたい)
このまま使用してしばらく様子を見て、親子で話し合って決めようと思う。
じつは、「これ」が一番難しいのかも知れない。
(どっちみち、金はこっちから出て行くのだが)
- BUFFALO 11ac(Draft) 1300プラス450Mbps 無線LAN親機 WZR-1750DHP2
無線LAN子機
- ELECOM 無線LAN子機 11ac 867Mbps 5GHz通信 USB3.0 ブラック WDC-867SU3SBK
- I-O DATA WN-AC433U Wireess LAN Adapter
ドライブ
- Crucial M500 内蔵型SSD 480GB 2.5インチ SATA6Gbps CT480M500SSD1
- 東芝 MQ01ABD100 2.5インチ HDD 1TB SATA 3.0Gb/s 厚さ9.5mm 回転数5400rpm バッファ容量8MB
HDDスタンド(またはケース)
- センチュリー 裸族のお立ち台eSATAプラス CROSEU2
- センチュリー シンプルBOX2.5 USB3.0+eSATA SATA6G CSS25EU3BK6G
- 2.5インチHDDケース(メーカー不明)
ケーブル
- ELECOM eSATAケーブル フラット 2m CFD-ESA20BK
USB切替器
- サンワサプライ USB3.0切替器(2回路) SW-US32(USB3.0ケーブル2本付)
PC
- パソコン工房 BTOプレミアムデスクトップパソコン MD8超改造 OS:Windows 7 Ultimate 64bit DSP版
スマホ
- iPhone 5S 64GB ブラック
- iPhone 4S 64GB ブラック
ソフトウェア
- inSSIDer 3.0
- RBB TODAY SPEED TEST
未だかつて無い「グレードアップ」!
最初に、我が家の無線LAN環境について説明しておく。
今まで使用して来た無線LAN親機は、BUFFALOのWZR-1750DHP2。
階下の「息子夫婦」のためにNETGEARのEXTENDERを使っている。
子機は、hachiの使用している物2つ。
(ac規格5GHz帯専用で実践では便利だが、レビューには適さない)
(2.4GHz帯も使える)
後は、スマホ(hachiの使用する物だけリストアップ)。
この他に、スマホは残りの家族分が3台。時々使う「タブレット」も2台ほどある。
PCは家族全員で最低でも8台を同時使用する可能性がある。
流石に、デスクトップを1人で4台も同時使用する事は少ないが、一家ではDESKTOPの4台同時使用ぐらいは普通だ。
(正月の2日の使用状況、PC、スマホだけではないが12台使っている)
2世帯で生活しているため、1階には息子夫婦が生活しており、私達夫婦は2階。
無線LAN親機は2階の端に設置している。
私の部屋と息子の部屋が親機から一番遠いのだが、息子の部屋へは電波は一階の天井=二階の床を通過するだけでコンスタントに10dbくらいは減衰しているらしい。
(セキュリティー確保のため、部屋の配置の詳細は伏せてあります)
計算上は息子の仕事部屋でも十分な電界強度がある筈だが、近隣の混信のせいか「良く切れる」との事からEXTENDERを使用している。
(SSIDの頭数文字はセキュリティー確保のため消しています)
そんな訳で、私の部屋からは電波の弱い方のアクセスポイントに接続している。
「○○○active2014-A」は親機、「○○○active2014-a_5GEXT」はエクステンダーのSSIDだ。
EXTENDERは階下の息子が使うための物。
どうしてもEXTENDER設置のためのもっと良い場所が見付からなかったため、私の部屋からは親機よりエクステンダーの方が近く信号も強い。
「それなら、強い方のアクセスポイントを使えば?」と思うだろうが、EXTENDER経由は信号は強くてもスピードが遅い。
(左はエクステンダーに接続、右は親機に直接接続→「直接接続」の方が信号は弱いが速い)
これが、長い間「悩みの種」であった。
R7500のスペックや説明書などの内容を確認した限りでは「間違い無く、改善するだろう!」との確信はあったが、こう言った物は「やって見ないと分からない物」なのだ。
「却って悪くなった」なんて事も良くある話なのだ。
しかし、これが上手く行けば、息子の自宅の仕事場での通信環境は大幅に改善される。
結果は「大成功」だ。
子機側機器や回線のプアーさから、Downloadの実測値で86Mbpsぐらいしか速度は出ていないが、以前の無線ルーターでは最もコンディションの良い時に計測したと思われる70MbpsがMAXだった。
だから、安定して通信状態は良くなっている。iPhone 6を持っていればもっと良い結果が出た筈だが…。
噂には聞いていたが、4本のアンテナは伊達ではない。
我が家の今まで「エクステンダー」を使わなければ通信が出来なかった、親機から一番遠い所にある部屋にも電波が直接到達し、自ら作り出し混乱を招いていた「混信」からも逃れる事が出来た。
現在では「エクステンダー」は取り外しR7500の電波を直接拾っており、何よりも精神衛生上「すっきり」としている。
EXTENDERは現在、プリンターなどの機器に繋げて使っている。
また、eSATAやUSBのドライブなども出来、同時に大きなファイルの転送をしながら複数の機器で画像を閲覧しても全く通信が途絶えたり速度が落ちたりはしない。
今までも夢に見た「家庭内サーバー」もあり合わせの機器だけで何の問題も無く簡単に構築出来た…。
R7500、これはもう「無線ルーター」と言うより、1台のコンピューターだ。
余りにも簡単に出来る「高速な家庭内サーバー」はとても便利
「クラウド」の使用や「NAS」や「小型PC」を使っての「家庭内サーバー」を考えていたが、「クラウド」は無料では確保出来る用量が少な過ぎるし、有料ならお金が掛かる。
「NAS」や「小型PC」なら設置にそれなりの費用が必要だ。
R7500のReadySHARE機能を使うと「あり合わせの機器やドライブ」だけで簡単にそれが実現出来る。
USBポートに、USB HDDやUSBメモリーを装着するだけで、ネットワークで接続されたパソコンやタブレット、スマートフォンから、データを参照出来る様になる。余りにも簡単すぎて「拍子抜け」してしまうほどだ。
なお、インターネットを利用して外からアクセスするには「ダイナミックDNS機能を有効にしておく事」が必要になる。
○STEP1
まずは、R7500にストレージを接続する。
R7500自体がNTFSフォーマットや、exFATなどのWindows系ファイルシステムに対応しているため、今までWindowsで何かに使っていたHDDやSSDを繋いでも「そのまま」使える。
HDDの在庫は、大事な使用中PCのバックアップしか無いので、今回は、sATA接続で使ったSSDをUSB3.0接続対応のケースを利用して取り付ける。
今回は、「パスパワータイプのケース」を使ったが、動作には全く問題無かった。
(かなり危なっかしい設置だが「仮設置」と言う事で…)
HDDでもUSBメモリーでも使用出来る。
(USBストレージはZドライブとして割り当てられている)
(まだ、何も保存していないので、sATA接続で作ったbackupがある)
ReadySHAREの機能は標準で有効になっているので、ストレージを接続すれば、すぐにファイルを共有する事が出来る。
○STEP2
続いて、写真やビデオなどのメディアを共有出来るようにしてみる。
DLNA対応のテレビやスマートフォンなどからも写真やビデオを参照出来る様になる。
メディア共有機能も標準で有効になっているため、特別な設定は不要。
共有したストレージに写真やビデオなどのデータを保存すれば機能が使える。
じつは、「この機能を確認するには、フォルダーを作って音楽やビデオファイルをコピーして…」と考えていたのだが、すでに「動作確認」をしたsSATA接続のSSDにReadySHARE Vaultで作った「PCのバックアップファイル」は消していなかった…。
「バックアップファイルは圧縮されているから再生は出来ないだろう?」と思い込んでいたのだが、やってみたらそのまま再生が出来た。
どうやら、ライブラリー関係ファイルは圧縮していない様だ。
上の画像の「アラジンのランプの様なアイコン」がiPhone用のNETGEAR Genieだ。メニューの「マイメディア」を開くとR7500に繋げているドライブが出て来る。
N R7500と言うのがそうだ。
それをクリックすると3つのフォルダーが見えるから、「Music」を選択すると音楽のフォルダーが出て来る。
音楽ファイルの1つ1つも表示させたかったのだが、なぜか、何回やってもキャプチャーが取れないので、写真を見せる。
(iPhone 5によるR7500の音楽ファイルの表示)
これらのファイルは元々はPCにあった物で、当然、iPhoneにもコピーしてある物なので再生する意味は余り無いが、「iPhoneからもホームサーバーに簡単にアクセス出来る」と言う事が分かった。
ただ、息子に「この曲は良いから聴いてみて!」と言う場合には使える。
音楽の好みは各人違うので、余り使わないだろうが、それがきっかけで親子のコミュニケーションが深まるかもしれない…。
○STEP3
最後に外出先からもデータにアクセス出来る様にして見る。
外出先のパソコンなどでもファイルをダウンロード出来るようになるので、意外と便利だ。
これには、R7500でダイナミックDNS機能を有効にしておく。
以上で、R7500のReadySHAREの設定は完了。
家族でデータを共有出来るから、写真やビデオだけでなく、色々なデータを共有出来る様にしておくと良いので、細かな使い方は家族と話し合って決めるとしよう。
家庭内サーバーの構築は「eSATAのドライブを使用したReadySHARE Vaultによるバックアップ」と違って、我が家の以前からの懸案事項だったため「常設」がすでに決まっており、当面は家族の画像などをストックして置いていつでも閲覧出来る様にして置きたい。
(ネットワークドライブのベンチマーク)
しばらく使い込んでからでないとホームサーバーの本当の良さは分からないと思うが、今までは自分の良く使うPCに取り込んだ画像を手動で主だったPCに同期させていた。
今は、画像が使いたければホームサーバーにアクセスすればいつでも使い回せるので、各PCが同じ画像を持っている必要は無い。
今までは「USBケーブル」を使ったり「USB外付けSSD」を使ったりして手動で同期をしていた。
時々、逆にコピーしてしまったりと失敗もあった…。
その必要がもう無くなっただけでもかなり楽になった。
また、タブレットではメモリーが少ないので音楽を貯めて置く事が出来なくても、いつでも聞きたい時にホームサーバーに繋ぐだけで音楽が聴けるのでタブレットの利用範囲も増えた。
それから、このレビューでは「ホームサーバー構築」の後に「eSATA」の記事が来るが、実際にはeSATAのテストの方が先だった…。
USB接続でもeSATA接続とほぼ同じ作業が出来る。
ReadySHARE Vaultによるバックアップなども全く同じ様に出来るので、転送速度は「ややeSATA有利」だが、実際ほとんど変わりは無い。
個人的には「わざわざマイナーなeSATA」よりも普及率が圧倒的に高い「USB3.0」のストレージの使用を推奨したい。
現実に、我が家ではUSB接続で稼働中だ。
eSATA接続は、「持ち合わせのHDDスタンドが3.5インチと2.5インチ兼用のクレドール式だったため」もある。
クレードル式は使い易いのだが、「ホームサーバー常設」などの用途には向かない。
しっかりとした「ケース入り」でないと安心して使えない…。
また、「eSATAのケーブルがどれも太くて固いので扱い難い」とか、「USB3.0接続のケースは2.5インチ専用のパスパワーだったので使い勝手が良い」と言う事も大いに関係している。
「eSATAはUSB3.0が使えない時に使えば良い」と思う。
R7500は、使ってみる前は「随分、高価な無線ルーターだな」と思っていたが、ホームサーバーが何の知識も必要としないで構築出来る。
複数のPCで同時に通信しても速度は落ちないなど、とても素晴らしいマシンだ。
我が家の様に家族全員で複数の機器を常用するハードな環境にはピッタリのマシンだ。良く考えると「お買い得」だと思う。
eSATAに「大容量SSD」を繋いで見た!
「eSATA」に480GBのSSDを繋いでみた。「480GB」が「大容量」かどうか?自分的には480GB SSDは十分に大容量だ。
「SSDなら速くて良いだろう」と言う考えがあった訳では無く、「大容量ドライブ」がこれしか無かっただけだ。
HDDケースはR7500のすぐ脇に置いたが、このレイアウトは写真を撮るだけで、撮った後はこのラックの一つ下の段に移設した。
案の定、移設の時にケースごとドライブを床に落としてしまった…。しかし、HDDでなくてSSDだったので幸い「異常」は無かった。
SSDで良かった!
このドライブは、物理的に接続するだけで、ネットワークにAdminで入れる者は誰でも使える。
ReadySHARE Vaultを落としてインストールし、「PCのバックアップ」を取ってみた。
バックアップをスタートさせたは良いが、なかなか1%以上先へ進まない。
「本当にスタートしたのだろうか?」、「固まってるのか?」、「さっき落とした時に、やっぱりドライブが壊れたのだろうか?」などと不安になった。
ただ、Windows Updateの時もそうだが、途中で「キャンセル」などしてはろくな事が起きないのは十分承知している。
TVを見たりしながら待っていたが、「何とか、作業は進んでいる様だ」と確認出来たが終わる時間が読めないので、そのままにして寝た…。
翌朝、起きて真っ先に確認したが、バックアップ作業は無事に終わっていた。しかし、ログの見方が良く分からない…。
夜中の3時過ぎに終わった事と、昨夜の8時半頃に始まったらしい事だけ確認した。それだけ分かれば良いか?
どうやら、このソフトは常駐して「ノンストップバックアップ」みたいな動作をする様だ。
(デフォルトでは3分に1回、増分が無いかどうかを見に行っている様だ)
MacのTime Machineと思えば良い。
設定の変更もかなり柔軟に出来る様だ。
慣れるにはしばらく時間が掛かりそうだが、使いこなすとかなり詳細な設定も出来る。
しばらくはこのままにするが、「継続使用」は考えなければ…。
「RESTORE」で確認すると、ちゃんとバックアップのフォルダーも中身も正常に作られており、「それなりのDISK容量」も占有されている。
マイコンピューターを覗いてみると、Vault Timelineが出来ている。
Timelineの中身を覗くと、12/30~1/1までのバックアップがちゃんと作られていた。
(smartselectiom 1/1の中身は下の画像)
ここから「RESTORE」も出来るのは間違いないだろう。
ただ、安易にテストしてプレミアムレビュー執筆中に万が一RESTOREで失敗すると泣きを見る事になるので、今回は「ここまで」にしておく。
継続使用する予定も今の所は無い。
ただ、更新を「1日1回のみ」などの設定が出来るならすごいツールになるかも知れない…。
調べたところ、settingで自由に変えられる事が分かった。
これは使える!
PCのCドライブにはシステム、画像などのデータはDドライブにあり、全てのファイルをバックアップする訳ではないが対象の最大値で合わせて240GBほどだ。
一応、「知識」としては「eSATAはUSB3.0よりも速い」と分かってるが、初回のバックアップに「半日」と言うのが速いのか遅いのかは、今までにNASなども使った事も無いので良く分からない。
(もう一台の所有PCでSmartBackupを実施したら、作業はわずか数分で終わった)
(eSATAにHDDを繋いだ時のネットワークドライブの転送速度)
そもそも、eSATAのドライブを使った事自体が初めてなのだから。また、設定によっても違うが、「バックアップ」は初回だけはたくさんのファイルを書き込むが2回目以降はほんの少量だ。
だから、そんなに気にする事も無いのかも知れない。取り敢えず、「使える」と言う事だけは確認出来た。
なお、ReadySHARE VaultによるバックアップはeSATAだけで使える物では無く、USB3.0ドライブでも全く同様に使える事が分かった。
(当たり前と言えば当たり前)速度も余り変わりない様で、初回バックアップ(USB接続でも「初回」からやり直した)はeSATA接続とほとんど同じ時間で終わった。
「USBでも使える」となると考えは別で、ReadySHARE Vaultによるバックアップは継続使用する事となった。
それも、今まで「信念」の様に絶対にしなかった「ノンストップバックアップ」でだ。
(ま、人間は色々と考え方も変化する物だ。
それは「心変わり」ではなく、「進歩」とか「前進」と考えて欲しい)
「ホームサーバーの使い方」についてはここでは細かくは述べないが、ホームサーバーにバックアップしたファイルは、「リストアだけに使える」とは憲法には規定されていないのだ!
ちょっと大げさな表現だが、これは自分にとって大きな発見だった…。
それと、「ネットワークドライブへのバックアップ」の注意点を1つ。
細かな事例は省くが、「無限ループに陥るような設定は、絶対にしない事!」だ。
「バックアップ」が止まらなくなるので気が付くだろう…。
PCに興味を持つ様な人は心配は無いと思うが…。
すごい「スーパーマシン」だ!本当に「お薦め!」
「R7500は単なる無線LANルーターでなく、スーパーマシンだ!」とすでに言っているが、本当に驚く性能を持ったマシンだと思う。
良く、「1733Mbps?そんなオーバースペックのルーターなんか持ってても、対応する子機も持ってないのに宝の持ち腐れだろ?」などと言われるが、そうではない。
もちろん、対応する子機が一般的に使われる事になればもっとこのマシンを生かして使える事になるだろう。
子機は867Mbpsや433Mbpsだったとしても「複数機器の同時接続」が快適であったり、「ホームサーバー」が特別な知識を全く必要とせずに構築出来るなど、我が家の無線ネットワーク環境を著しく改善してくれた。
なお、最新の他社製品を含めて、いわゆる「複数ANTを持った最高級無線LANルーター」のネット上の評判はそれほど良くはない。
それは、レビュアー側の「使いこなす力量」や「専門的知識」が不足していて「その良さ」を説明し切れていないからだろう。
まあ、「その筆頭」が「hachi」と言う事になるのだが…。
特に、「親機を入れ換えたけど、電波は強くならない」というユーザーの感想は多い。
中には「却って信号強度は弱くなった」と言う物さえある。
それは「無線ルーター」を使いこなしていないからで、「見かけの信号強度」だけを見ていて「通信の安定性」などに目を向けていないからだ。
「ac規格」を理解していないのが原因だったりする。
最新の無線LANは二次元的に捕らえても駄目で、三次元、四次元で考えないと理解出来ない。
幸い、我が家では親機から最も距離もあり階の違う部屋に居る息子は、今までは「エクステンダー」のお世話にならないとスマホでは特に信号の落ち込みが激しくて通信が出来なかった。
R7500を使ってみたら親機とダイレクトでの通信が安定し、平均スピードも上がって快適に使えている。
「エクステンダー」はとても便利な手段だったが、今まで様々な「弊害」もあった。
自分の部屋では目的の信号よりもエクステンダーの信号の方が強かった。
息子の部屋では親機の電波は元々良く見えないので弊害は無かったが、他の部屋では「自ら作り出した混信」となり、却って目的の通信をしづらくしていた。
R7500の導入はこの問題を一気に解決してくれた。それだけでも「大きな収穫」だった。
また、「ホームサーバー」の運用も長い間の懸案事項だったが、費用や知識不足などが原因・理由で今までは手が出せなかった。
R7500のお陰で「繋ぐだけで構築」と簡単に実現出来たのは大助かりだ。
細かい事を言えば、「まだ、ドライブの放熱の良いケースを買わなければ!」とか、「各ユーザーのアクセス制限をどうしようか?」、「管理者はどうすんのよ?」などと課題は山積しているが、とりあえず「構築」だけは出来てすでに仮運用を開始している。
家族構成などにより、必ずしもR7500を必要としない家庭もあると思うが、多くの家庭ではこのマシンは家庭の無線ネットワーク環境を大きく改善してくれる物と期待している。
決して「オーバースペックの無駄遣いや宝の持ち腐れ」にはならない。
本気で全ユーザーに「お薦め」したい。
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