Attention!
ここはOffice365 チーム6が1人、白輝望のレビューになります。
他に、
Operaさん
sandboxさん
自由さん
も同じチームのメンバーですので、彼らのレビューもぜひご覧下さい!!
<更新履歴>
2013/11/13 初版
2013/11/13 修正1.1版
2013/11/27 第2版
2013/11/28 最終版
<グループウェアとはなんぞや?>
「グループウェア」とは?まずはそこから話をするべきだろう。ネットで検索すると色々ヒットするのでその中で最もわかりやすい定義をしていたASCII.jpデジタル用語辞典を参照したい。
ASCII.jpデジタル用語辞典
これでも十分わかりやすい説明になっていると思うが、さらに噛み砕くと「チームで企画を進行する際に、情報共有を便利に行うためのソフトウェアの総称。」といえるだろう。そこで今回の「チーム戦」という企画に結びついている。
<本レビューの構図>
ビジネス利用を想定したグループウェアということであるけれど、今回のレビューでは12人を3チームに割り振り、zigsow運営事務局がその上にいるという構図になっているようだ。
チーム3、6、5はそれぞれ並列で上下関係はなく3チームがそれぞれの企画力を生かした戦いになる。チーム内では管理者のチームリーダーが存在し、残り3人はヒラの構成員という立場になる。私の場合は4人中2名が初見のメンバーだったこともあり完全にヒラの立場である。
ただし、注意が必要なのは12人は同じ職場に属している設定なので、例えばパープルの矢印で示したように、あるグループの構成員が単独で他のグループの構成員にコンタクトを取ることもできる。またオレンジの矢印で示したように構成員からZigsow管理人に直接意見を言うこともできるだろう。
しかし仮にも3チームで競合するという企画なので他グループに直接のコンタクトは取りにくい。問題はそこではなく、意図しない情報漏えいだろう。もっと簡単に書けば、「チーム内の情報の管理」を徹底しなければいけないのだが、慣れないとそれが結構難しいようだ。実際に使用してみて、直感的に使うには少々複雑なシステムという印象を受けたので、慣れるには相応の時間が必要だろう。
<Office365とは?>
簡単に自分の言葉で書くならば・・・
SkydriveとOutlookなどのOffice(Office Web Apps)を連携させ、LyncやShare PointなどのWebを利用して情報の共有を図るツールをパッケージしたソフトウェア。さらに上位のバージョンではMicrosoft Officeの最新版(Word, Excel, Powerpoint, Onenote, Access等)をパッケージしている。
とでも言えばいいだろうか?この解釈が適切かどうかは別として、筆者は上記のような認識でこの先の話を進める。
まずは表を見てほしい。Office365には4つのバージョンが存在している。Midsize BusinessとEnterpriseE3は中規模以上の企業・団体向けで基本的な機能はSmall Business Premiumと大差ないので割愛させていただきたい。
今回レビューアーに提供されたのは「Office 365 Small Business Premium」で、これはOfficeの最新版の利用を含むタイプ。つまり、Officeの最新版をWebからダウンロード&インストールして使用できる。
対し、「Office 365 Small Business」では最新版Officeの利用はできない。なら「Office 365 Small Business Premium」でいいじゃないという気もするが、「Officeは自前で用意してあってグループウェアの利用だけを希望する場合」に有効な選択肢になるだろう。
問題はこの「最新版のOffice」という点。Officeの新エディションの発売は概ね3年周期でこれまで来ている。2003、2007、2010、2013である。とすると、次のエディションの発売は2016年頃と予想されるが、例えば3年間最新版のOffice2013を利用するとしよう。その際にかかるコストを計算してみると・・・
Microsoft Office Professional 2013 59,800円/2ライセンス(29,900円/1ライセンス)
Office 365 Small Business Premium
(Microsoft Office Professional Plus) 12,360円/年×3年=37,080円/3年/5ライセンス/1人
→7,416円/3年/1ライセンス
1台あたりにかかる費用は3年間での7,416円となる。これは正規のProgessional版の値段のなんと1/4以下!しかもOffice Web AppsやOffice オンデマンドを利用できるから外出先やホテルの共用PCなどでも使い慣れた環境が利用可能!
というのがOffice365の売りなのだ。表記上は「小規模企業・団体」となってはいるが、個人での利用も可能(と思われる)ので、ライフスタイルに合えば、個人でも積極的に利用する価値はあるだろう。個人利用の場合グループウェアとしての機能は使い道がないと思われるかもしれないが、例えばサークルやクラブ単位での利用でイベントの企画や飲み会の企画には有効活用できるだろう。導入時に個人ではなくクラブ名義にすることで、使用方法は多様になると思われる。
以上がOffice365の概要とアピールポイントと考えられるので、次からはOffice365ポータルサイトへのサインインから利用までを追ってみたい。
<サインイン編>
実際にOffice 365を利用するにはポータルサイトにログインする必要がある。
まずはサインイン。サインインの前にMicrosoftアカウントの取得と基本的な情報の入力があるはずだが、今回はzigsow運営事務局から指定されたメールアドレスを使用してサインインするように指示されている。パスワードはよくある初回の認証にのみ使用し、その後は個人が指定したパスワードを利用するパターンとなっている。
こちらが実際のポータルサイトのトップページ。画面左側から組織のアカウントを入力するように指示されている。ここにアカウント情報を入力する。(余談だが、この左の風景はいったいどこの高速道路?なんだろうか。一見して日本ではないのだが・・・。)
サインインすると早速パスワードを変更するように指示を受けた。
しかしここでちょっと見慣れない表示が。「強力なパスワードが必要です。アルファベットの大文字、小文字、数字、および記号のうちいずれか3つを組み合わせてください」とのこと。
パスワードの設定は通常のWebサービスなどでは英数字8文字以上(必ず英語と数字を含む)というのが一般化しているように思うが、ここではそれ以上が要求された。。
これでようやくパスワードも決まった。少し不親切だと感じたのは、「記号」の定義である。今回は「‐(ハイフン)」を安全策として使用したが、記号と言っても色々あり得るし、どの記号が使用可能か一覧表を表示してほしかった。もちろん、ハイフンは問題なく使用できたが。
すると、トップページに戻り再度サインインしてくれとのこと。
指示に従って新たに設定したパスワードを入れて無事にサインイン完了。ここまではよほどのPC初心者でもない限りスムーズに設定が可能だと思う。
実際のビジネスユースでもこのような使用方法になるだろう。ネットワーク管理者が一括してアカウントの取得を行い、それをメールや直接印刷した紙媒体で配布、利用者はネットワーク管理者からの情報を受けてサインインする。そうしないと、PCに詳しくない人が初期導入で躓く可能性が高く、不具合対応や情報管理も難しくなるだろう。
<Office2013導入編>
サインインも終了したので実際の運用に入る。まずは最新のOffice2013をインストールして使ってみたい。なお、Office2013のインストールに当たり、旧Ver.のOffice2010や2007との共存が可能な設計となっているので安心してインストール作業に入れる。
ここでインストールに用いたPCはこちら。
OSとしてWindows7 Home PremiumがインストールされたPCで、既にOffice2010 Home and Businessがインストールされている。
私としては、業務用途にもこのPCを使用しているため、Office2010環境を残したままOffice2013環境を使用できないととても困ったことになる・・・かもしれない。まあ共存は可能ということで思い切ってインストールしてみよう。
「PCおよびMac」のタイルを選択する。この書き方だとMacはPCじゃないんだろうか?ちなみにiPad向けのインストールは右の「電話およびタブレット」から可能なのでMacとはMacbookなどを想定していると思われる。
言語とバージョンを確認するが、言語は勿論日本語を選択。英語でもいいけども。またバージョンは32ビットを推奨しているのでそのまま。「システム要件」というタブもあるが・・・まあ読まなくても問題はない。簡単に書くと、
1Ghz以上のCPU、1GBのRAM、3GB以上のHDD/SSD空き容量、1024x768以上のモニター解像度が基本。対応OSはWindows7, 8 ,Server 2008 R2, Server 2012となっており当然ながらXPは入っていないから注意が必要かも?
以上を確認して「インストールを押す」とWebからのダウンロードアプリがダウンロードされるので適当なところにダウンロードしよう。ちなみに32ビット版は「Setuo.X86~」となっており、64ビット版は「Setup.X64~」となっているので「32って書いてない!」と心配しなくても大丈夫だ。
ダウンロードしたアプリを起動するといよいよインストールの開始!
・・・あれ?「問題が見つかりました」??
Microsoft Office Essentials 2010
(これはMicrosoft Office Home and Business 2010のこと)
Microsoft Office Office 32-bit Components 2010
という2件の64ビットのOfficeプログラムが邪魔してインストールできないらしい。後者は32-bitと書いてあるのに64ビットなのか?よくわからないが私が使用しているOffice2010は64ビットの仕様だったらしい。プリインストールだから気にせず使っていたのか、初期に選択したのかはもう覚えていないがそうらしい。
しかたないので改めて今度はOffice2013の64ビット版をインストールするべく、先ほどのページへと戻ってダウンロードアプリを再ダウンロードしてきた。これでいけるだろう!
「問題が見つかりました」??
今度はMicrosoft Office Powerpoint Viewer 2007 (Englisgh)が邪魔しているらしい。
<迷走スタート!?>
※先を急ぐ方は迷走シーンは読み飛ばして下さい。
ここで私は迷走を始めてしまった。
Office2013 32ビット→インストール不可
Office2013 64ビット→インストール不可
・・・おーけー理解した。Office2010は入ってるんだからそれでいいじゃない。あとはOffice Wev Appsでも使えば問題ないんじゃない?ということで放置しようとした。が、一つ問題がある。会議やIM(インスタントメッセージ)を利用するLync2013というソフトだけはインストールしておきたいのである。
そこでLync2013単体でのインストールを試みたのだが、Lync2013はOffice2013にパッケージされており単体でのインストールはできない仕様らしい。下の画像はOffice365の管理メニューからソフトウェアを選択し、Lyncの項目を参照しているところだが、最新のOfficeをインストールする以外の方法は示されていない。
そこで色々調べた結果「Lync basic 2013」というソフトウェアがMicrosoftから提供されていた。
説明文を読む限りはLync2013のと主要な機能は同じとのことなので、これでもいけるんじゃないか?と判断。早速インストールに挑戦してみた。
Lync2013
まずは32ビット版をダウンロード。そしてインストールスタート!
しかーし・・・またしてもエラー。
では気を取り直して64ビット版!・・・でどうだ!?
結果、またしても・・・
どうしてもインストールさせてくれないらしい。そこで今度はちょっと方法を変えてみようとした。Office2010がインストールされているのだから、「Lync2010」というソフトウェならインストールできるのではないか?で、さらに調べて「Lync 2010 Attendee」というソフトウェアを発見した。
Lync 2010 Attendee
これはLync2010の簡易機能版で、他者が設定した会議に参加することはできるが自分で会議を開始したりはできないというもの。
インストールはしてみたもののどうもうまく使えず、すぐにアンインストールしてしまった。
<迷走から帰ってきて・・・
改めてOffice2013のインストール!>
さてさて、手詰まり感に溢れているがもう一度エラーの内容を確認してみよう。
Office2013 32ビット→インストール不可
×Microsoft Office Essentials 2010
×Microsoft Office Office 32-bit Components 2010
Office2013 64ビット→インストール不可
×Microsoft Office Powerpoint Viewer 2007 (Englisgh)
エラーが出ているのだから、それを削除してしまえばインストールもできるはずである。コントロールパネルからMicrosoftのソフトウェアを確認してみる。
よくよく考えれば、Office2010がインストールされているのだから「Microsoft Office Powerpoint Viewer 2007 (Englisgh)」って必要なのだろうか?ということに気が付いた。Office2010はもちろんOffice2007の上位互換だから、2007のソフトウェアを削除することに何ら問題はないはず。これで方針は決まった。アンインストール!アンインストール!
一応再起動をかけてからOffice2013 64ビットのインストールを開始!・・・ッきたー!!
ここまでくれば一安心。まず最初の設定で、Microsoftへの情報提供をするかどうか。情報提供しても不利益はないだろうから「提供する」でOK。
続いてサインインしろと言ってくる。まあ当然か。アプリケーションだけ起動してもサインインできなければインストールできない仕様というのは理にかなっている。
サインインが完了したら新機能の紹介としてSkydriveのことが書いてあった。時代はクラウドってことだろうか。
最後にOfficeのデザインを決めるらしい。昔からアシスタントのイルカがいたりしたけど、今はデザインも変えられるようだ。折角なので気に入ったデザインのものを選択した。
以上で設定は終了。「開始する」を押すと説明が流れてその間にインストールが行われる。ここで高度なセットアップとかが表示されて必要なソフトウェアのみインストールすることもできるかと思ったが、一括インストールの流れになっていた。
ようやく「準備完了」の文字が!
そして最終処理へ・・・
が、なんとまたしても問題発生!!!
嫌な感じがする・・・とりあえず再試行をクリックして様子を見る。
・・・2時間ほど経過したがそのまま先に進む気配がない。。。
進捗状況をみると94%でストップしているようだ。
何か引っかかる・・・。そこでWebで検索してみたところ、やっぱり!Officeのインストール中に94%でストップする事象はすでに確認されていたようだ。(再起動する?しない?)それによると無視して再起動すれば問題なさそう。しかし、方や再起動しろ、方や再起動するなって指示を出すとは。。。
というわけで再起動後、無事に終了。こんなポップアップが出るのでクリックしてやれば終了した。
結果このようにOffice2010とOffice2013は無事共存できた!
しかし、デフォルトのOfficeソフトウェアはOffice2013となってしまうため、まだOffice2010メインで使うならあとで既定のプログラムの設定変更が必要になるが、とりあえずOffice2013で作業しても支障がない範囲で積極的に使っていきたいと思っていたので問題はない。
途中迷走したりもしたが、これでようやくOffice2013環境を導入することができた。
<WebのOffice365の基本的な使い方>
PCにOffice2013環境が整ったのでようやく半分まできたように感じる。次はOffice365のWebサイトの使い方を紹介したい。
先に申し上げておくが、こういうものは大概が「習うより慣れろ」といった感じなので深く悩むより色々いじって慣れていくことが重要でだと思う。またグループウェアという特徴から、先行している誰かに教えを請うこともできるため多少の安心感はある。
まずトップページはよく使うヘルプ集だと思っておけば間違いない。「ここから何かする」というよりは、「ここに戻ってくれば何とかなる」という場所がこのトップページになる。動画で解説もしてくれるから、頼りになると感じた。
実際に行動を起こす際には右上の「Outolook, 予定表、People、ニュースフィード、SkyDrive、サイト、・・・」の部分からそれぞれのサービスを利用することになる。
<基本編!ニュースフィードをマスターしよう!>
Office365は機能的は盛りだくさんだが、実際に使用してみてポイントというかこの部分を押さえておけば追加いやすいといった、基本的な操作や重要な使い方など要点を押さえるところから始める。
私が最も重要度が高いと感じたのが「ニュースフィード」だ。
※モザイクがかかっているのは、チームの重要な情報を議論している最中なのでご了承ください。
「ニュースフィード」というと聞きなれない単語だが、「タイムライン」と呼べばわかりやすい人もいるのではないだろうか。SNSサービスのFacebook、LINE、Twitter、mixiなどを利用したことがあればイメージしやすいと思う。
ユーザーが登録している他のユーザーの行動(アクティビティ)を把握することが出来るのがこのニュースフィード。Office365では他のユーザーや、編集中のドキュメント(Word, Excel, Powerpointなどのファイル)、「サイト」と呼ばれる作業スペースなどを「フォロー」することにより、ニュースフィードに更新情報が表示される仕組みになっている。
ニュースフィードでは更新情報に対して「返信」や「いいね!」を選択できるので、議論はここがスタート地点になりやすい。また、会議や締切などの告知としても使用できる。
フォローの仕方はいくつかある。まず個人をフォローする場合、ニュースフィードの右側の「フォロー中の人数」の数字を選択する。と、誰をフォローしているかの一覧が表示される。
さらに「★複数のユーザーをフォロー」となっている部分をクリックすると、氏名やメールアドレスの入力フィールドが表示されるので入力すればフォローできる。
フォロー相手が投稿した記事に対する返信で、未フォロー者のコメントがあった場合は、ニュースフィードに登場している投稿の中にフォローを申請するボタンがあるのでより簡単にフォローすることができる。
また、サイトのフォローもできるが、それはサイトの項目で説明したい。
このようにニュースフィードで最新の情報を入手し、簡単な議論や途中経過を確認することで自身の作業をより効率的に進めることができるだろう。ニュースフィードのインターフェイスはかなり直観的だし、昨今のSNSを利用している人ならそれほど迷いなく利用できることも良い点と言えるだろう。
<OutlookとPeople>
ニュースフィードとも連携しているのがOutlookとPeopleになる。この二つはそれぞれ独立しているように見えるが、Outlookの連絡帳をPeopleが兼ねていることもあり、クリックするとどちらもOutlook Web Appが起動することからセットで考える方が適切だろう。
まずOutlookを起動すると、メーラーが起動する。メールはOffice365内でアクティビティがあると通知されるので、ニュースフィードに投稿がある=メールで通知されると考えればよいだろう。その他に、SkyDriveのドキュメントファイルを共有したり、パスワードロックされたサイトへの招待などでもメールでやり取りすることができる。
もちろんメーラーだから、外部から一般的なE-mailアドレスとしても利用できる。GmailやYahoo mailなどと同じ感覚で利用できることだろう。
一方Peopleは連絡先一覧の管理に使用する。ここで注意点は、Android版のLyncを導入した場合、携帯電話の番号が表示されてしまうことがあるので気を付けたい。アイコンの左側には色つきのバーがあり、バーはログイン中、退席中などユーザーの状態を示しているのがWebを利用したグループウェアらしい。(ここで同名の人が二重で登録されているのは原因不明なのだが・・・あとで確認しておきます。)
<SkyDriveとOfficeWebApps>
お次はSkydriveの説明だが、あわせてOfficeWebAppsの説明もしておく。
SkyDriveProはSkyDriveと何が違うのか?ということでMicrosoftの説明ページを引用しておこう。
パッと読む限り、「Proは業務用、無印は個人用として提供」ということらしい。容量は25GBと個人用の7GBよりも3倍以上ある。個人のファイルと業務用のファイルを分けておくことは重要だからわかりやすいだろう。
SkyDriveProをクリックすると次のような画面になる。
さらにファイルのタブをクリックすると、Office2007以降で標準化されたリボンインターフェイスが現れ様々な作業を行うことができる。
ここでは新しいドキュメントの作成にOffice Web Appsを利用するのでその手順で話を進めたい。
参照のタブに戻って「+新しいドキュメント」をクリックすると次のような選択肢が出てくる。
WordもExcelもPowerPointもあるが、とりあえずWordを選択。ファイル名は適当にテストで。
すると自動的にWordが起動し・・・
見慣れた編集画面が登場!これですぐに編集が開始できる。ここでポイントなのは、機能が大分制限されているということ。基本的なワードの作業はできるが、込み入った作業はできない。そういう時はリボンインターフェイスの上部からWord2013(または2010など)を開き、ローカルで編集することが必要になる。
ところでこの画面には保存のメニューがない。ファイルのタブをクリックするとあるのだが、自動で保存してくれるので保存する必要はないそうだ。それならそれとどこかに書いてあればいいようなものを、わざわざ保存できるかのようにメニューを用意してあるのはちょっと楽しかった。
もちろんSkyDrive内のファイルは他者と共有できる。共有は人のマークを押して共有したいユーザのメールアドレスを入力するか氏名を入力して共有メールを送ることで可能となる。
以上でSkyDriveとOfficeWebAppsの基本的な使い方の紹介を終えようと思う。Wordでそうだったように、他のソフトウェアでも基本的な機能のみが提供されており、複雑な作業はできない。そういうのはローカルのOfficeで作業するべきだろう。実際、移動中には編集作業というよりはドキュメントの確認や簡単な数値の入力、プレゼンテーションができることが重要で、その際に文章やプレゼンの体裁が崩れないことが最重要である。そのためには、半ば読み取りに特化したようなAppsで十分とした開発コンセプトは理解できるし、実際これでも十分だと思えた。
<サイトと予定表>
最後にサイトと予定表について簡単に紹介したい。
サイトとは作業スペースのことで、会議の場所、共有しているSkyDrive内のドキュメントを議論する、複数ユーザーで編集するなどができ、承認されたユーザー以外からはアクセスできないことが特徴である。今回のチーム戦では、それぞれのチームが作業スペースを確保して話題をそこで展開しているはずだ。
我々のサイトは「チーム6作業サイト」で、まだそれほどカスタマイズを進めているわけではない。
しかし、チーム内でのみ共有できるニュースフィードの発信が行えることから非常に重宝している。
今後はこの「チーム6作業サイト」を活用してチーム内の議論を進めていきたいと考えている。
予定表についてはチーム内の複数人の予定を確認したりできるのだが・・・私自身あまり予定表をつけないので現時点では使用していないので割愛。今後はちゃんと予定表を確認して会議の日程等を調整したい。しかし、現時点で4人のチーム構成ではサイト内の非公開ニュースフィードでも十分間に合ってしまっている。それだけサイトとニュースフィードの相性がいいとも取れる。
以上でOffice365の基本的な使い方の紹介を終えたい。まだまだ様々な機能を持っているが、とてもじゃないけれど書ききれないし、使用しきれないのがもどかしい。今後進めていくに当たりさらに充実したレビューにしていきたいところである。
<次回予告?>
というわけで今回はここまで。全然書き足りないですが時間もないのでご容赦下さい。
以下次回予告風のもの?
※以下全てフィクションです。。。
素材利用:love free photo.jp
2013年11月13日
白輝望
後編、はじまるよー!!
<レビューテーマ>
後編ではレビューテーマ1、2と今回チームで取り組んだ課題についてレビューしたい。
レビューテーマを進めるに当たり、何らかの企画を立てなきゃいけない、ということで、僭越ながら私から企画書を提出!
その時のニュースフィードがこちら。
そしてZigosw運営本部からの指令はこちら!
テーマ【1】様々な場所での使用感ビジネスユースを想定し、カフェや空港など外出先やユニークな場所での実際の利用シーンを写真や動画を使いレビューして下さい。
その際チームメンバーと Office 365 の機能(Office Web AppsまたはOffice アプリケーション、Exchange Online、SharePoint Online、Lync Online)を実際に使用し、そのやりとりのキャプチャなどと共にレビューして下さい。
なお、私はちょうどこのときチェコ共和国に滞在中だったため、その時差は約8時間。テーマ【1】ではチェコ滞在中の利用やチェコから帰国する際の空港での使用感をお伝えしたい。
<初!国際Lyncチャット チェコ―日本!>
チェコ時間13:30頃、チームメンバーの自由さんよりLyncを介してチャットメッセージが送られてきた。日本では21:30頃とちょうどお休みになっているところだったろう。私はこの日は出国の前日で、身の回りの整理をしながら一日を過ごしていたので実質的には休日に近い感覚だったので応答することができたが、本来はこのように国際でのリアルタイム通信は就業時間の関係で難しいだろう。ちなみに自由さんの方は居酒屋さんで晩酌中だったそうだ。チャットの内容はさておき、通信はスムーズに行えた。国際チャットと言っても特に問題は起きなかったことは良かった。特にチェコの回線は非常に細かったのでいつか切断されるんじゃないかと思っていたがそんな心配は無用で様々に議論することができた。
IPアドレスは伏せてしまい申し訳ないが、ホスト名「cz」はチェコ共和国の証。
こちらが実際のLyncチャットの画面。表示されている時間は日本時間だが、チェコ時間では13時30分頃になる。
<今度はoperaさんと!
国際Lyncチャット チェコ―日本!>
続いて今度はoperaさんとLyncチャットの機会を得た。・・・が、日本時間は午前8時で、こちらは24時。翌日は朝が早いのにお付き合いして翌朝は冷や汗ものだった(汗)昼間は回線が細いとはいえ有線LAN接続ではあったので安心して通信できたが、今度は無線LANを使用。それでも安定した通信は相変わらずで若干新規の書き込みに対するレスポンスは遅い感じがしたが接続は切断されることはなかった。
ここまで2例Lyncを使用したチャットを使用したが、安定した回線が維持できるのが印象に残った。音声通信を試せなかったのは残念だが、国際間と考えれば文字情報だけでもストレスなく情報交換できるのは効果的だろう。
<プラハ空港でニュースフィードをチェックする!>
operaさん、自由さんとLyncで打ち合わせをした翌日はプラハ→ヘルシンキ→成田の順で飛行機を乗り継いで帰国する日だった。チェックインを済ませたプラハ空港のロビー・カフェでポータルサイトにログインしてみた。プラハ空港内は無料の無線LANが提供されており、自由に使うことができる。
『prg.aero-free』というSSIDの接続がそれで早速接続してみると・・・
無事ログイン画面が表示された。・・・しかし、ここから先がなかなかつながらない。空港という大規模施設であることから回線が細いのかもしれないが、ニュースフィードの画面まで進むことができなかった。そこで場所を変えて・・・
このように滑走路を見渡せるパノラマカフェの一席からニュースフィードを確認した。
ニュースフィードによると他のメンバーはLyncチャットで会話していたようなので会話ログを参照。会話ログはOutlook web appsの会議記録にあるが、Skydriveを利用してアップロードしてくださった会話ログをダウンロードして確認。空港では1時間程度の待ち時間がある一方で航空機内ではオフライン環境になるので空港ロビーやカフェでは会話ログやアップロードされたファイルをダウンロードして後から確認するのもいいだろう。
会話ログはhtmlでダウンロードしておけばオフライン環境でも確認できるので便利である。
ちなみにわがチーム6で最大のLyncチャットを行ったのがこのときの3名。これ以外は基本的に1対1の会話しか行っていない。それぞれのライフスタイルの違いからLyncチャットは行えなかったのである。
<ヘルシンキ空港で
ニュースフィードをチェックする!>
プラハからヘルシンキに移動して飛行機を乗り換える待ち時間の間にまたニュースフィードを確認しておいた。ここからは9時間の長いフライトだから何か必要な書類があれば機内で作成することは十分可能である。
今度は名前もわかりやすく、『Free WI-FI-Helsinki Airport』のSSIDのネットワークに接続した。ヘルシンキ空港はハブ空港として利用されており、規模が大きいからか回線も安定していた。
このときはチーム内で大きな進展がなかったため特に指示を出したり意見を述べたりはしなかった。空港で使う場面というのは、「搭乗の待ち時間」か「乗り換えの待ち時間」に限定されると思う。長時間あるわけではないのでできることは限られるが、進捗状況をチェックし、必要なファイルをダウンロードして飛行機に乗り込む。そんな使い方がいいのではないだろうか。その意味ではニュースフィードが有効活用できる。簡単なコメントも残せるし、現状報告もしやすかった。反対にLync会議などはよほど時間を合わせないと使いにくいのではないか。
テーマ【2】Office 365 と他のグループウェアとの違いその他のグループウェアとの違いを比較し、Office 365 の機能やオススメポイントをレビューして下さい。
いくつかのグループウェアについて調査するうちに、Office365との違いで気になる点が浮かんできた。それはグループウェアの目的である。
<グループウェアの目的とは?>
グループウェアの究極の目的は「仕事の効率化」に他ならない。そのために様々な機能が盛り込んであるが、Office365は元々Officeというソフトウェアを中心に成り立っているため、「文章やメールなどを管理すること」が得意で、そこにskypeやSNS風のニュースフィード、スケジュール帳などをセットにしてパッケージ化している。Office365の製品情報にもそれは反映されており、データ管理、クラウド、サーバーといったキーワードを拾うことができる。
一方、他社製品では「人やモノを管理する」ことに主眼が置かれている節がある。グルーウェアとして私も使用経験があるのが「サイボウズ」だが、その製品紹介のページはこちら。
奥に液晶ディスプレイ(またはタブレットPCか?)、手前にスマホと携帯電話が見える。表示されている画面はスケジュール画面で、他にも「施設予約」「タイムカード」などのメニューが見える。もちろん「ファイル管理」や「アドレス帳」などもあるのでOffice365と同様にファイル管理もできるだろう。だが、主眼は「スケジュール」にあることが分かる。つまり、サイボウズは人や施設を管理することで効率的なビジネスを達成することを目的としているように見える。
もう一つの例を「dosmart EMP」の製品紹介から見てみると、こちらもやは「カレンダー」「スケジュール」「設備予約」などの項目があることがOffice365とは異なり、どちらかというサイボウズに近い利用者をターゲットにしていることが伺える。
<グループウェアの選択を誤らないために>
このようにグルーウェアの選択は重要で、できること/できないことが確実に存在する。だから、導入先のビジネススタイルをちゃんと検討したうえで導入しないとその恩恵は享受できないだろう。
大半の社員がオフィスにはおらず、日本中や世界中を飛び回っている場合には個人のスケジュール管理よりも「いつでも、どこでも」つながることができるOffice365を導入すべきだろう。時差やそれぞれのライフスタイルに対応してビジネスを進めることができる。
一方で旧来のと言うと語弊があるかもしれないが、しっかりしたオフィスをもち、会議室で会議を開いてプレゼンテーションで議論して企画を進めるごく普通にイメージできる携帯のビジネススタイルを実践している会社では、個人のスケジュール管理と施設予約、あとはメールが使える程度でも十分だろう。長くても数日の出張やスケジュールの行き違いだけでまた直接対面で議論を交わすタイミングがやってくるのであれば、企画の遂行に大きな支障はないと考えられる。
このように、目的と特徴をしっかり捉え、グループウェアを活用したい。
【チームテーマ 新たなビジネススタイルの提案】
<遠隔地、時差、そんな問題を乗り越えるには?>
さて、ここからは実際のグループウェアとしての機能を使いながら、新たなビジネススタイルを提案できればと思っている。
11月10日レビュー用のアカウントを入手してから数日が経過した。この時点で分かったことは、チームメンバーが一同に会する機会はめったなことでは得られないんじゃないか?ということである。というのも私はチェコ共和国に11月17日まで滞在していたため、時差が8時間もあったのだ。一般に日本時間の就業時間後の時間を19時―25時とすると、チェコの現地時間では11時-17時となり、日中は業務がある関係で長時間を音声会議やチャットに割くわけにはいかない。とすると、「一同に会さずともプロジェクトを進める」という難題をクリアする必要がある。
しかし、これこそがOffice365の神髄ではないだろうか?仮に全員が日本国内にいたとしても、全員が一同に会する機会を持てないかもしれない。そんな時にも仕事は進めなければならないとしたら・・・そんなシミュレーションが我々にとって重要なのではないか?と、すれば、そのつもりで話を進めて行こうと考えた。いずれにせよ、議論を開始したかった私は一つの企画書をチームサイトに投げることとした。それがここから議論された「Zigsowマーケット」である。
「Zigsowマーケット」とは、Zigsowユーザー有志によるオフイベントを想定している。内容はフリーマーケット、オフィシャルユーザーによる対談、オークション、ビンゴ大会などによりユーザー相互の関係の更に深めることに主眼を置いている。さらに、「モノ」でつながるコミュニティーの性格を生かし、イベントで入手した品はもちもの登録の活発化につながると考えた。実はこの案は以前からこういうのがあったらいいな、と温めていた案でもあり、最初のたたき台として提案したものである。
こうして議論は開始されたが、11/14の中間報告に向けて一旦議論は中断されてしまった。その後、11/15に自由さんからLyncの通話がかかってきたことにより事態は進展したのである。チームで進める企画では全員の意思疎通が必要だが、残念ながらLyncチャットでさえ一堂に会することはできそうにない。そこで、私の気持ち、意見を伝えるためにWord Web APPを利用しドキュメントを作成した。
こうして、我々は同じ方向を向くことができた。「時間も場所も離れているけれど同じ方向を向ける」ことはとても重要である。ここからは個人の分担へと話が進んでいった。分担はニュースフィードを中心に議論して、最後は以下のような形に落ち着いた。
ここまでの発言内容や日頃のZigsowによる活動を鑑み、役割分担の案をだしたのは私だったが、sandoboxさんも同意見だったこともありすぐに次の作業に移ることができた。
それぞれがそれぞれの役割果たしていく様子が・・・
続々と
ニュースフィードに報告されていき・・・
私も負けていられないので・・・!
さらに、思い切って・・・会場候補の現地取材も敢行!
そしてついに・・・一つの企画書が完成!
この後は企画書を手に、プレゼン発表を行って、予算を確保して・・・この後はきっとそんな手順を踏めば、企画は実現することだろう。本レビューでは以上を持って企画を終了とした。
<総括>
かつて、インターネットの存在は一部の人間が趣味に使うものにすぎなかった。それが小学生でさえスマホを持ち、家に人数分のPCやタブレットPCをもつ時代になった。一方でオフィスワークにパソコンが浸透して久しいが、「オフィス」という限られた空間に人は縛られ、新たなライフスタイルを創出するまでには現状では至っていない。しかし、どんな場所でも、どんなときでも、ネット環境さえあれば仕事ができる。その後押しをしてくれるのがグループウェアであり、Office365だろう。
チーム6は最後まで4人で音声通話はおろか、チャットすら開催することはできなかった。しかしそれでも企画書は完成したのだ。それぞれのライフスタイルに合わせたフレキシブルな働き方を実現できたのではないだろうか。
2013年11月28日
白輝望
以下、おまけ。
私はタブレットも所有していて、Nexus7を携帯している。
本レビューでもNexus7とOffice365のレビューを盛り込みたかったのだが、できないことが多すぎてやめてしまった。以下、すこしだけ追記しておきたい。
さて、Nexus7でOffice365を利用することは実は可能だ。
これはブラウザ(Chrome)から入ったログイン画面だが、このように普通にログインが可能で、トップページ(後にOutlook Web app)に入ることができる。
さらにニュースフィードも閲覧が可能だ。ただし、書き込みは一定の文字数以上は何故かできなかった・・・。
Outlook Web appの場合は直接ニュースフィードやサイト、SkyDriveに飛べないので、一度新規投稿を知らせるメールを開いてそこから入るという割と面倒な手順を踏まなくてはならない。
さらに、ニュースフィードからSkydriveやサイトにあるアップロードされたファイルの閲覧は時折エラーがでて閲覧できなかった。この2つは大きなマイナスポイントと言える。
最大のマイナスポイントが、日本語版Nexus7はMicrosft公式のOfficeファイル閲覧アプリ「Office Mobile for Office 365」を使用できないこと。これは2013年夏に公開されたアプリだが、日本版ではインストールできない。
また、Lync2013も、同じAndroidの各種スマホからはインストールして使用できるし、iPadなどApple端末は対応しているのにNexus7は非対応と表示される。
どうしてこんなことになっているのかよくわからないのだが、折角Simフリータブレットを持っているのに、Office Web appsしか使用できないため活用法がニュースフィードの閲覧だけになってしまい、あまり生かせなかったのが悔やまれる。
一方、スマホでOffice365を使用することも考えたのだが、実は今回私のスマホは修理に出してしまっていて使用できず、代替機(102sh)でアクセスを試みたものの、動作が重すぎて使い物にならなかった。
「いつでも!どこでも!」という触れ込みのOffice365だが、まだまだすべての端末に対応、と呼ぶにはソフトウェアの習熟とデバイスの進化の両面で過渡期にあることが伺えた。
真の「Anytime, Anywhere」を実現できる日が近いことを信じ、レビューを締めたい。
2013/11/28
白輝望
CLWさん
2013/11/13
よくかけていますね。・・・頑張らねば…
白輝望さん
2013/11/14
良く書けて・・・ないですよこんなのー><
結局はインストール時に躓いたのが足引っ張りましたね。
疲れましたー。
sandbagさん
2013/11/14
活発な活動続けていきましょう!
後半もよろしくです(^^)
白輝望さん
2013/11/22
いろいろお世話になっています。最後まで突っ走りましょう!
リンさん
2013/11/28
今は会社に出社して仕事というスタイルが当たり前の世の中ですが、
段々と家に居ながらにして仕事っていうスタイルも増えそうですね!
海外出張を生かした素敵なレビューだったと思います。
白輝望さん
2013/11/30
海外にいたのはたまたまだったんですが、企画とちょうどいい感じになりました。
まあだからといっていいレビューかどうかは別ですが。。。
ビジネススタイルの多様化でもっといい感じで社会が動くといいと思いますね!