今回のレビューは I-O DATA 「USB 3.0/2.0対応 Gセンサー搭載耐衝撃ポータブルハードディスク『HDPD-AUTシリーズ』」 のレビューアー選出によるものです。
この度はレビュアーに選んでいただきありがとうございます。
この場をお借りして御礼を申し上げます。
さて、今回レビューするのは、I-O DATA社のポータブルハードディスク「HDPD-AUT500W」な訳ですが……
ポケットと言うだけあって、かなり小さいですね。
任天堂のDSi(3DSでは無い)と比較すると、厚みはほぼ同じで、奥行きがDSiより短く、幅がDSiより僅かに大きい感じです。
この大きさならモバイルPCと一緒に持ち歩いても苦になりませんね。
また、電源はUSBからの給電となるので、持ち運ぶのが本体とUSBケーブルだけで済むのも嬉しい所。
開封すると、中にはHDD本体に説明書、長さの違うUDBケーブルが2本入っています。
本体のUSBコネクタは、USB3.0対応のマイクロBプラグになっているため注意が必要です。
そういう意味では長さの違うUSBケーブルが2本付属してくれているのは有難いですね。
PCに本体を繋いでみました。
PCへ接続する際に表と裏のどちらを上に向けて置くかで機能が変わります。
HDD(上の図ではGドライブ)は変わりませんが、表面を上にして接続した際にはVirtualDVD機能が有効になり、上の図でのFドライブが「DVD RW ドライブ」として認識されています。
逆に裏面を上にして接続した際にはRecovery Boot機能が有効になり、FドライブがユーティリティーCDがマウントされている状態として認識されています。
ユーティリティーCDの自動実行を許可すると、メニュー画面が起動します。
一番上のG-SENS・MONITORで、HDDの状態をモニターすることが出来ます。
どちらの面が上を向いているのか識別出来ていますが、ある程度傾けると表裏の識別が出来なくなるようで、表記が消えているのが解ります。(表:SIDE-A、裏:SIDE-B)
また、HDDに衝撃を与えると、HDDを示す図の色が赤色に変わるのが確認出来ました。
上から2つめの Acronis True Imageで、PC丸ごとバックアップ可能なTrue Imageをインストールすることが出来ます。
今回は使用していないので割愛します。
上から3つめの ドライブ認識変更ツール ですが、これは通常使う必要がありません。
HDDの認識をWindows用にするか、Mac用にするかを切り替えるツールなので、Macで使用したい人以外は用がありません。
一番下は電子マニュアルですね。
さて、今回一番気になっていたのはVirtualDVD機能。
VirtualDVDからブートも可能との事でしたので、手持ちのWindows8インストールディスクのイメージをVirtualDVDに焼いて、インストール用に使用できるか試してみました。
東芝DynabookにHDPD-AUTを接続し、VirtualDriveからWindows8のインストーラーが起動することを確認しています。
起動ドライブとしてVirtualDVDが使用できるのは、かなり便利ですね。
今回はインストールディスクでしたが、緊急用起動ディスク等を入れておいても良いと思います。
さて、HDPD-AUTの懸念点と言う事で、PC初心者が表裏の機能の違いを認識して使用できるのか?という点を確認するために、PC初心者の嫁さんに使って貰いました。
結果から言うと、問題なし、ですね。
そもそもRecovery Boot機能が必要になる事がありません。
あるとしても、Acronis True Imageをインストールする時くらいでしょう。
なので、基本的には表面(SIDE-A)を上に向けてVirtualDVD機能で使用する事になります。
が、VirtualDVD機能すら必要とされる時が少ないので、普通に使う分には表裏どちらで繋いでも問題なし、と言う感じですね。
このHDDの利点は、表裏自動切り替えよりも、衝撃への反応が優れていると言う点でしょうね。
通常使用していてHDDを落っことす場面は考えにくいですが、HDDを指で強めに弾いた程度でも衝撃を感知しているので、他のHDDよりもHDDが故障するのを防いでくれる率は高いのではないかと思われます。
また、私的にはVirtualDVD機能が便利で有難い機能です。
最近ではUDBメモリにインストールディスクの中身を入れて起動する事も可能ですが、入れる手順が少々面倒です。
それに比べると、このVirtualDVD機能はDVDを丸ごとコピーするだけでOKという圧倒的な手軽さが良いですね。
今回モニターした「HDPD-AUT500W」はHDD容量が500MBと言う事で、今のご時世としては若干容量が少なく感じますが、HDPD-AUTには1.0TBの物も用意されていますので、容量多めの方が安心と言う方は、そちらをお求めになるのも良いと思います。
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