早速、同封されていました書籍「自分でつくる電子本 蔵書家のための自炊徹底入門」を使用して「いきなりPDF for
自炊」で”自炊”に挑戦しました。
自炊に使用した環境は以下の通りです。
＜PC＞
機種：SONY VAIO VGN-CR62B
OS：Windows Vista Home Premium SP2
CPU：Intel Celeron 550 2.20 GHｚ
メモリ：2.00GB
＜スキャナ＞
Canon PIXUS MG6130
＜自炊本＞
書籍名：「自分でつくる電子本 蔵書家のための自炊徹底入門」
出版社名：パーソナルメディア株式会社
いきなりPDF01.jpg
-①インストール-
まずはじめに「いきなりPDF for 自炊」をインストールしました。
外観は以下の通り。
いきなりPDFインストール01.jpg
箱を開けると
いきなりPDFインストール02.jpg
早速CDをドライブに入れると・・・以下の画面が表示されます。
いきなりPDFインストール03.jpg
ソースネクスト社のソフトはオートランで起動すると音声が流れますので、気になる方は予めミュートにすることをオススメします。
私は毎回、この音声を楽しみにしているので、ミュートにはしません。
インストール手順は他のソフトと同じです。
インストール完了後に以下の製品登録画面が表示されます。
ソースネクストの製品は購入後、製品登録をするとマイルが溜まり、マイルをためて他の製品をマイルで購入することができますので、登録することお勧めします。
いきなりPDFインストール05.jpg
-②本の裁断-
「自分でつくる電子本 蔵書家のための自炊徹底入門」に記載されている通り本の背から3-5㎜くらいに定規をあててカッターで裁断しました。
いきなりPDF02.jpg
ちなみに使用した書籍は裁断し易いように点線が書いてありました。
-③スキャン-
②で裁断した本をスキャナで読み込みました。
いきなりPDF03.jpg
私が使用しているスキャナはJPEGだけでなくPDFでも出力できますので、とりあえずPDFでPCに出力しました。
ちなみに私のスキャナは複合機でADF機能がないため、スキャンするのに苦労しました。
やはり自炊にはADF&両面スキャン対応機種がイイですね。
-④変換設定-
「いきなりPDF for 自炊」はiPhoneやiPad用の変換設定がデフォルトで登録されていますので、プルダウンから使用するデバイスを選ぶだけでも良いのですが、お好みで変換設定を追加することもできます。
私はiPhone4の設定をコピーして、出力形式をPDF（検索可能）、自動余白カットを行う、文字をくっきりさせるという変換設定を作成し、iPhone4 Ver1という設定名にしました。
-⑤変換実行-
スキャナで読み込んだPDFファイルを初期画面にドラッグ&ドロップをします
すると、以下のようにジョブ設定画面が表示されるので、出力形式と出力先を指定し、④で追加したオリジナルの変換設定を選択し、OKボタンでジョブ設定画面を閉じます。
いきなりPDF-1.jpg
後は、メイン画面で変換開始ボタンをクリックすると、変換処理が実行されます。
いきなりPDF-2.jpg
変換処理中は以下の画面が表示され、処理がどこまで進んでいるか、何ページを処理しているかという情報が表示されます。
いきなりPDF-3.jpg
上記画面の通り、内部では入力処理⇒画像加工⇒出力処理という流れで処理をしているようです。
処理が完了すると以下の画面が表示され、メイン画面で変換結果を確認できます。
いきなりPDF-4.jpg
変換処理時間ですが、私の環境だと67ページを変換した場合、OCRなしだと7分、OCRありだと12分かかりました。
-⑥結果-
出来上がったPDFファイルをiPhone４で表示した結果は以下の通りです。
１、OCRなし、余白カットなしの場合
余白カットなし-3.png
余白カットなし-1.png
2、OCRなし、余白カットありの場合
余白カットあり-５.png
余白カットあり-３.png
自動余白カットはデフォルト設定値が5%となっておりますが、上記結果の通ページによって余白カットの割合が異なりますので、自分で最適な設定値を模索する必要があるかと思いました。
また、当ソフトで最適化を行うことで、元のファイル45.5MBが2.3MBになりました。
iPhone4だと元ファイルを開くのにかなりの時間がかかり、ページめくりも数秒かかっていましたが、最適化後のファイルだとすぐに開いてサクサクページめくりができるようになりました。
次に、OCRあり（出力形式をPDF（検索可能））、を使ってみました。
以下写真の通り、iPhoneで文字を選択できました。
OCR-１.png
最後に、スキャナの出力形式をJPEGとし、画像をZIP圧縮して処理を開始しました。
いきなりPDF-ZIP.jpg
特に問題なく処理されました。
-⑦考察-
この製品は”自炊”したい！という方に本当にオススメできる製品です。
スキャナといきなりPDF for 自炊があれば、簡単に自炊ができます。
自動余白カット機能についてですが、率（%）だけではなく、幅を㎜単位で設定できると、
すべてのページで同じ割合で表示されるので良いかと思いました。
また、処理を実行する前に１ページだけでもプレビュー表示できると良いと思いました。
今度は、iPhoneのスキャナアプリで読み込んだ画像で自炊ができるか挑戦したいと思います。
（成功すればスキャナなしでも自炊可能です）
レビューは以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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