この度は、HVL-AVS2.0のレビューワに選出して頂きました。
アイ・オー・データ機器様、zigsow様にはこの場をお借りしてお礼申し上げます。
更に・・・今回は iVDR-SカセットHDD RMS-500も添付されており、2TB+0.5TBの大容量ディスクを試用してみたいと思います。
現在の我が家のTV事情は、他のレビューワさんとは少し違い、
の映像を
または
で見ることになるんですが、どちらも意外と大げさな配線をしないと見られない・・・・
と言う事で、我が家では基本的にTVを見ない生活が続いていました、ケータイのワンセグじゃ 物足りないんだけどね。
でも、本当はもうちょっと気軽にTVを見たいんだよ!
そんなところに、この製品がやってきました。
ちょっと考えれば、別に我が家にHVL-AVS2.0があっても、それほど劇的な変化は無いかな?なんて思うかもしれませんが、実はRD-S304Kは 内蔵HDDの容量が320GB(iVDR-SカセットHDD RMS-500より小さいじゃん・・・)しかなく、仮にUSB接続のHDDを接続しても、タイマーでRD-S304Kが起動した時に外付けHDDの電源が入っていない為に、録画失敗! なんて体験をしてからは外付けHDDを使わなくなりました。
ところがHVL-AVS2.0にはNASとしての機能もあるので、PCのストレージとしても使える → 常時起動しておけば便利カモ。
更に、Windows7タブレット
に「DiXiM Digital TV plus for I-O DATA」をインストールすれば、家中どこでもTVが実現するのか!?
にもDTCP-IP対応メディアプレーヤー「DiXiM Player」が搭載されているよね。
むむぅ、なかなか素晴らしい環境が得られそうな予感、では早速セットアップしてみますか。
★レビュー商品
6月22日、仕事から帰宅すると届いていました、一瞬 私の中のコビトさんが(笑 勝手に発注した商品が届いてしまったかと疑いましたが、レビュー品でした。
HVL-AVS2.0とRMS-500ですね、以前から日立のWooシリーズ等でカセット型HDDが利用可能な事は知っていましたが、感覚としては8mmビデオカセットを一回り大きくした雰囲気でしょうか、まぁ普通に2.5型HDDを使ったモバイルHDDと大差ないですね。
そういえば、昨年末にHDD不足になった際に、この手の高価な製品まで売り切れていたのを思い出しました。
★開梱
同梱品一式です、本体は廉価なDVDプレーヤー程度の大きさでしょうか、普通のAV製品の半分程度の幅だとおもいます、電源は外付けのACアダプタです。
別途消費電力を測ってみたら、10W程度でしたのでNASと同程度のようで、安心しました。
また、本体上部にある説明書ですが、普通の説明書+用途別の一枚紙が数組添付されていました、液晶TVにプラスして使用するにはこっちのほうが適しているんでしょうね。
RMS-500は、ファミコンカセットのように端子がカバー内に見えて、ファミコンの「信長の野望 全国版」をちょっと思い出しました。
あのカセットはバックアップメモリーのせいか、通常のカートリッジよりずいぶん大きかったんですよね。
★設定
早速検証台に設置します、この時本体背面のシリアルNoをメモっておくのをお勧めします、私は稼働中のHDDを動かすのが大嫌いで、せっかく「DiXiM Digital TV plus for I-O DATA」をダウンロードしようとした時に、わざわざ本体の電源を切って確認するのが面倒でした。
接続したら、早速電源投入!初回のみ電源を入れてからインジケータが青になるのに数分待ちますが、2回目以降は1分程度でしょうか、HDDレコーダも同じくらい時間がかかりますね、高機能家電はどうしてもOSロード等で起動は遅いですよね。
RMS-500もセットしてみましたが、これがまたカセットっぽいロード音が懐かしい、VHSより8mmやDVに近い感じのちょっと高めのロード音でしょうか、大好きです。
RMS-500をセットすると、消費電力が2W程度上がるようです、常時セットするよりアーカイブ用途に利用する方が好ましそうですね。
また、初期設定では30分アクセスが無いと省電力モードに移行し、HDDが停止しますが、ここからの復帰は数秒で、ストレスは少ないですね。
設定はPCまたはAndroid端末からWebブラウザ経由で行えます、私は固定IPを使っているので、「MagicalFinder」でIPの設定をするのですが、Android版ではIP設定はできないので要注意です。
★まずはHDDレコーダーの空き容量を増やす!!
VARDIA RD-S304Kは、とにかくHDDの容量が少ないのでHDDは常にいっぱいの状態、BDでは無くDVDなので、画質を維持したままデータを保管するには、外付けHDDに書き出すしかありません。
ただし、我が家で外付けHDDが余っている状況は考えられないので、空いているHDDは片っ端からPCに接続されてしまいます。
当初、RD-S304KからHVL-AVS2.0が見えなくて試行錯誤していたのですが、結果としてワークグループ設定がRD-S304K側で誤った設定となっていた為に見えなかったようです、一般的な「WORKGROUP」設定にして解決しました。
NASならばPCに独占されることは無いので安心してダビングできます、ただしどのような録画データでもダビングできるわけではなく、TSデータで無いと怒られるようです。
詳しいところは、すべてのパターンのデータが揃っているわけでは無いので不明ですが、扱えないデータがあることは確かです。
また、ダビング開始時に警告が出ますが、ダビング中に録画予約が掛かるとダビングが中止される事と、そもそもダビング速度がかなり遅いのには注意が必要です。
これは、おそらくVARDIAの処理速度が大きく影響しているとは思いますが、以前使っていた RD-X5も遅かったので、そういう物なのでしょうかね。
とりあえず、一度ダビングが始まってしまえば、上記の録画予約にさえ当たらなければ安定してダビングが進みますので、寝て待ちましょう。
これで、RD-S304Kのディスクにゆとりができたので、一安心?
★コンテンツを消費する
さて、こうして順調にHVL-AVS2.0にコンテンツが蓄積されていくと、いかに大容量でもいずれ足りなくなるし、蓄積することが目的ではないので、せっせと消費することにしましょう。
ただし、前述のように我が家ではTVを見ることが面倒な環境なんで、手っ取り早く手元のデバイスで見るなら、PC+DTCP-IP対応メディアプレーヤーソフトで見るか、携帯のDTCP-IP再生ソフトで見るかのどちらかで行きたいと思います。
①携帯のDTCP-IP再生ソフトで見る
携帯は、auのArrowsZ(IS11F)ですが、以前もRD-S304Kのコンテンツを視聴した際に処理落ちが激しくて実用に耐えない状況を体験しています、HVL-AVS2.0との組み合わせなら改善されるか確認してみましたが、状況は改善しませんでした。
どうやら携帯側の処理性能が不足しているようです、これは再生コンテンツのビットレートに依存すると思うので、私の使い方では対応できないようです、最新のクアッドコアなら問題ないかもしれませんが、少なくとも私の携帯ではダメなようです。
まぁ、まったく使えないわけではなく、時折バッファ切れになる事さえ我慢できれば、とりあえず使えます。
一応、Wifiのリンク速度は50Mbps以上なんで、通信速度の問題では無いと思います、残念。
②PC+DTCP-IP対応メディアプレーヤーソフトで見る
当初、この機能をIvyBridgeの新ノートPCに割り当てようとしたんですが、体験版でもDiXiM Digital TV plus for I-O DATAでも再生不可
スペックは問題無いんですが、一応他社の環境確認ソフトで確認、やはり問題なし
PFWの設定を一時的に外し、ネットワーク上でデータが遮断されることは無い状態でも対応できなかったので、最近若干使用頻度が落ちていたWindows7 タブレットにインストールすると、無事再生可能。
スペック的には、AMD C-50 1GHzデュアルコアと、明らかに処理能力不足なんですが、CPU負荷90%以上ながらコマ落ちせずに使えます、バッテリ駆動時でも問題無いと意外な健闘っぷりに驚くと同時に満足しています。
ちょっと試した感じでは、バッテリの持ちも再生時2時間以上は行けそうなんで、今後W500はHVL-AVS2.0専属メディアプレーヤーとして使って行きたいと思います。
HDMI出力もできるので、その気になればプロジェクターと組み合わせて大画面再生にも対応可能ですからね。
しかし、IvyBridgeノートで再生できなかったのは、何故なのだろうか・・・
★NASとして使ってみる
HVL-AVS2.0は、ネットワーク能力としてはイマドキのNAS同様1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-TとGigabit対応となっています。
Windows7機からファイル転送してみると
25MB/s程度の速度は出る模様、充分に使えそうですね、
現在はRMS-500を本体にセットしたままなのですが、NASとして利用する際にはRMS-500側に直接アクセスすることはできないようです。
アイ・オー・データ機器さんで、PC用アダプタセットのオプションがあるので、こちらを使えばOKかと思います。
他シリーズを含めて、容量は500GBのみのようですが、更なる大容量の製品が欲しいですね。
・最後に
評価してみて、もっとも気に入ったところは、良い意味での存在感の無さだと思います。
HDD機なんで、当然駆動音はありますが、逆に冷却ファンを搭載していながら、そっちの音は気にならないレベル、LEDも過剰に眩しくないし、消費電力も気にならないレベル。
欲を言えばRMS-500の大容量版(1TBとか)が欲しい所でしょうか、また ソフト改善で外付けUSB HDDへNAS経由でアクセスできれば最高でしょうか。
この辺は、家電寄りの製品では重視されていない機能かもしれませんが、NASを得意とするアイ・オー・データ機器さんならではの機能って言うのがあっても良いと思います。
以上、長文となりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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