今回紹介させて頂きますのはANTEC社製の「EA-650-PLATINUM」です。
本製品は80PLUS PLATINUM認証を取得している高品質電源となっております。
では「80PLUS」って何?って方も多いかと思われます。なので少し解説します。
http://www.plugloadsolutions.com/80PlusPowerSupplies.aspx#
80PLUS認証の公式サイトです。
80PLUSとは電源出力が20%~100%時に変換効率が80%以上の物に与えられる認証となっております。本製品の場合、Platinumなので出力20%で変換効率90%。出力100%時、変換効率89%となります。ほとんどロスが無いことが伺えると思います。
変換効率が良いのを選びますと、消費電力の低下。そして電源内部の発熱、その冷却ファンの回転数まで抑える事ができます。
つまりお値段が許す限り、上の認証を受けているものを選ぶのがお勧めとなっております。
細かい仕様などについてはリンクス公式サイトからお借りしましたので、こちらを参考にお願いします。
http://www.links.co.jp/item/ea650-platinum/
本製品はプラグインではございませんが、他社の非プラグイン電源と比べましてもケーブルがスリーブしてありますので、外観を損なう事は御座いません。
また今回は人気のシルバーストーン社製の80PLUS Silver認証「SST-ST75F-P」と消費電力の違いを比較してみる。(計測器においてはTAP-TST8を用いた。また素人による検証となりますのでご了承下さい。)
<構成>
CPU: AMD A6 3500
MEM: CMX4GX3M2B1600C9×2
M/B : GigaByte A55M-DS2
CASE : SOLOⅡ
OS : Windows8Pro
APUなのでグラボは必要ないのだが、電力を使わないと差があまり出ない為グラボも装着する。「N650GTX TransThermal PE OC」を使用する。
本製品
アイドル時 39.5W / prime95時 86.0W / Battlefield3時 108.0W
SST-ST75F-P
アイドル時 48.0W / Prime95時 99.7W /Battlefield3時 119.0W
本製品と比べ(+8.5W) (+13.7W) (+11.0W)
比較製品が80PLUSsilverの認証を受けていながらも10W近くの差が出てしまっている。幸いこの機種の認証の差は2段階程(silverとプラチナなので)これが認証を受けてない電源なら差はもっと膨らむものだろう。
つまり、上記の電力が変換途中で熱に変わってしまった。
エネルギーをロスしてしまった
とも考えられる。窒息型ケースを組む方にとっても重要な点である。
本製品の代理店のシールは箱上部に付いていますのでお気をつけ下さい。また本製品はプラグインではございません。グラフィックボードをSLIまたはCFXする方には6+2ピンが二つしかないので要注意です。
また右の2ピンを曲げて刺せば6ピンとして使えます。
ANTECのケースSOLO2と合わせるとAntecの文字が映えるのでお勧めです。
本製品を触ってアンテック電源の品質に驚きました。電源カバーも他社と違う材質で電源まで魅せる事ができます。また性能も優れた電力変換で感動しました。説明書、パッケージには日本語表記もございます。ただ少々残念だったのはファンの動作音ですね。ゲーミング構成だったら気にする音ではないですが、静音構成だとどうしても聞こえてしまいます。それさえなければ完璧な電源だと思います。ケーブルは非プラグインの割にしっかりスリーブされているので結構綺麗にまとまります。
ぼやけて申し訳ないのですが
このAntecの文字が非常にかっこいいです。排気面を上部にしないと見えませんが・・・。
さり気ない心遣いが嬉しいです。
ちなみに反対側はこのようになっています。ごく一般的なデザインとなっています。
欠点も非常に少なく、一万円程で買える電源にしては非常に高性能なのでお勧めできます。
比較的ケーブルも柔らかく、またケーブルがむき出しではないので初めての自作や配線がうまくいかない方にも良いのではないでしょうか。
追記3月18日
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。