レビュアーに選出して頂き、BenQの「XL2420T」をレビューさせて頂くことになりました。
zigsow様、BenQ様並びに関係者の皆様にこの場をお借りしてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございます。
今回レビューさせていただくのはBenQのFPSゲーマー向けに多彩な機能を充実させた
24型プロフェッショナルゲーミングディスプレイ「XL2420T」です。
http://www.benq.co.jp/products/LCD/?product=1846
暗い場面の視認性を高めるBlack eQualizer機能、OSD専用コントローラーS.Switchを付属、
元プロゲーマーが設定するFPSモード、垂直リフレッシュレート120Hz駆動など、
魅力的な機能がたくさんあります。
またこのディスプレイは解像度1920x1080のフルHDですが、私はフルHD液晶ディスプレイ初体験です!
今回のプレミアムレビューでは以下の3つのテーマがあります。
【1】液晶モニタの外観上の特徴やデザイン、機能の紹介
【2】PCゲームを楽しむ上でBlack eQualizer機能を活用する事が出来たゲーム、場 面の紹介
【3】PCゲームを楽しむ上でOSD専用コントローラーS.Switchの便利な使い方の紹介
ではレビューを始めたいと思います。
ディスプレイのレビューは慣れていないので至らない所も多いと思いますがよろしくお願いします。■まずはパッケージから開封します。●内容物
・モニタ本体
・モニタスタンド
・モニタベース
・S. Switch (Swift Switch)
・クイックスター土ガイド
・CD-ROM ドライバーCD(マニュアル・クイックスタートガイド含む)]
・電源コード
・USBケーブル
・D-Subケーブル
・DVI-Dデュアルリンクケーブル
・保護用カバー
・ヘッドフォンフック(モニタスタンドに取り付け済み)
120Hz駆動にはデュアルリンクDVI-Dケーブルが必要とのことです。
付属品は以下の通りです。クイックスタートガイドは本当に簡易なものなので、少し戸惑いましたが、
CD-ROMの中に日本語の詳細なマニュアルがあります。■仕様&特長
・LEDバックライトを採用した1920x1080フルハイビジョン液晶ディスプレイ
・暗い場面の視認性を高めるBlack eQualizer機能
・ディスプレイモード機能を搭載。(17型(4:3)、19型(4:3)、19型ワイド(16:10)、21.5型ワイド(16:9)、22型ワイド(16:10)、23型ワイド(16:9)、24型ワイド(16:9))
・インスタントモード
(マウスの動きとディスプレイ間における入力処理のラグを縮小することで、応答性を向上させる機能)
・OSD専用コントローラーS.Switchを付属
・新設計の高さ調整機能
(簡単に130mmの高さ調整ができ、左右35度のスウィーベル機能や、本体を90°回転させるピボット機能も搭載)
・簡単に操作が可能な新デザインのOSDメニュー
・元プロゲーマーが設定するFPSモード
・NVIDIA(R) 3D Vision(TM)2に対応
・滑らかな動画表示を行う垂直リフレッシュレート120Hz駆動
・高速応答技術「AMA(Advanced Motion Accelerator)」を採用し、応答速度2ms(Gray to Gray)を実現
http://www.benq.co.jp/products/LCD/?product=1846
・サイズ:24型ワイド LEDバックライト
・パネルタイプ:TNパネル
・筐体色:ブラック
・解像度:1920x1080 (HD1080)
・画素ピッチ:0.276mm
・輝度:350cd/m2
・コントラスト比:1000:1 (DCR 1200万:1)
・応答速度:5ms (GTG 2ms)
・表示領域:531.36 x 298.89(mm)
・視野角:170°/ 160°※コントラスト比10の場合
・入力信号:HDMI 1.4 x2、ミニD-sub15ピンx1、DVI-D-DL x1、DisplayPort x1
・消費電力:最大45W / エコモード30W
・ティルト角度:-5°/ 20°
・外形寸法(W×H×D):571.4 x 516.9 x 149.9 mm
・重量:約6.1 kg■モニタ本体画面には保護シートが貼られています。保護シートにはしっかり注意書きがされています。
「デフォルトの画像モードはFPSゲーム向けに設定」と。ゲーミングディスプレイなんだなと実感します。
保護シート剥がします!裏面も見ます。まずモニタ表面ですが、シンプルですね。
テカリとかもなく、余分な装飾はないです。
マッドな仕上がりですし、余計なモノが目に付かないので良いと思います。
裏面もかなりシンプルだと思います。シールが貼ってある部分はテカリがあるようです。
普段見えないところにオシャレ心という感じでしょうか。
続いて気になるインターフェイスを見ていきたいと思います。左から、S. Switchソケット、DisplayPortソケット、D-Subソケット、DVI-Dソケット、
HDMIソケット×2、USBポート(PCに接続)、USBポート。
入力端子が豊富ですね。特にHDMIが2つあるのは良いと思います。
ただスピーカーは搭載されていません。まあゲーミングモデルを買うような方は音にもこだわっていて、
別にスピーカーを用意していたり、サラウンドヘッドフォンを持っていたりするでしょうから、良いんですかね。さらにモニタ前面から見て左側の側面に、ヘッドフォンジャックとUSBポート×2があります。
これは便利ですね。使いやすい位置にあると思います。■取り付け
こういった高機能なスタンドが搭載されているモニタを使ったことがないし、
モニタを長い間購入していないので、取り付けには少し戸惑いました。
クイックスタートガイドが簡易すぎるというのも一因です。
なので最初にCD-ROMを入れてからユーザーガイドを読んだ方が良いと思います。
ユーザーガイドを読む方法はCD-ROMを挿入してDVDドライブを選択すると、ブラウザが立ち上がります。言語を選択して「XL2420T」を選択後はユーザーガイドを読むを選択。PDF形式の詳細なマニュアルが読めます。
ちなみにCD→Manual→Common→XL2420T(X)に進めばPDFファイルがありますので、
日本語形式のものを直接開いて読むことも可能です。
取り付け方法が分かったので早速取り付け開始。モニタスタンドをモニタベースに固定します。
ソケットとプレートを合わせて押し込みます。下のRISER LOCKの矢印にあわすために時計回りににモニタスタンドを回します。ネジを締めます。
ネジを締めてLOCKできたら、モニタスタンドとモニタを固定します。向きを合わせてカチッという音がするまで押し込みます。モニタスタンドは左右に計70°回転可能なのでモニタが正面に来るように調整します。
取り付け完了です!取り外し方はVESA取り外しボタンを押しながらスタンドとモニタを外し、
あとは先ほどと逆の手順で取り外します。
そしてこのモニタの特長と言えばOSD専用コントローラー「S.Switch」です。詳細なことは後述しますが、OSDメニューを簡単に操作したり、最大3つのモードを簡単に切り替え可能。
接続に関してはケーブルをS. Switchソケットに接続するだけです。
そしてこの「S.Switch」はモニタベース部に取り付け可能です。
磁石でベース部に近づけるだけでかちっとはまります。写真の様に左右どちらも取り付け可能です。もちろんベース部に取り付けずに手元に置くこともできます。
デュアルリンクDVI-Dケーブル、電源コード、S.Switch、USBケーブルを接続します。このモニタのモニタスタンドにはケーブル整理用アナがありますので、
ここにケーブルを通して整理します。
モニタの裏はケーブルでごちゃごちゃするので、嬉しい心遣いです。現在使っているモニタはLGの「L227WTG」です。
こちらは22インチなので大きさはさほど変わりはないです。
しかしグレアパネルが採用されていて、かなり反射が気になっていました。
確かに動画などは綺麗なのですが、映り込みがちょっと・・・
しかも枠も艶があるのでかなり気になります。
その点「XL2420T」は表面には艶がないですし、ノングレアなので映り込みがないのも気に入りました。
あと「L227WTG」はD-SubとDVI-Dの2系統しか入力端子がありません。
その点「XL2420T」は5系統もあって素晴らしいと思いました。
あと後述しますが、「L227WTG」にはないスタンドの多機能製に感動しました。■【1】液晶モニタの外観上の特徴やデザイン、機能の紹介
まずデザインについてですが、かなりシンプルでマッドな仕上がりです。
スタイリッシュに感じて私はとても好きなデザインです。
前面はかなりシンプルですが、背面やS.Switchの赤色部分がアクセントが効いてて良いと思います。
あとモニタベース部もかなり良いと思います。
使っていた「L227WTG」のベース部は丸くて大きいので邪魔だな~と思っていたので、
モニタ周りがスッキリするので良いです。
後、モニタベース部に「S.Switch」をはめ込められるのも良いポイントです。
OSDメニューがタッチセンサー式で、ボタンではないのも初体験で感動しました。
白く光るのですが、良いです。
・多機能なスタンド
「XL2420T」はスタンドに色々な機能が搭載されています!
今まであまり多機能なスタンドを持つモニタを使ったことがなかったので色々驚きました。
①130mmの高さ調整機能
このモニタでは高さを簡単に調整できます!レールのような感じで上下に滑るように高さ調整できるので、非常に簡単です。高さを調節できるモニタは初なので、「すっごい動くよ!」と感動を覚えました。
画面の両端を手で掴んで上下に移動させるだけです。
簡単なのでいつでも高さを変更できます。
②左右35度のスウィーベル機能
取り付けの時にも少し言いましたが、モニタスタンドが左右に計70°回転可能です。モニタの端を持って、モニタベース部を抑えながら簡単に回せます。
③ティルト角度調節機能
角度を-5°から+20°まで変更できます。
④本体を90°回転させるピボット機能
ピボット機能も初体験です!モニタを回転させるには、ディスプレイの高さを最大にして、モニタを手前に傾けます。
その後右回りに90°回転させれば回転完了です!ちなみに私の場合GeForceのビデオカードを使っているので、「NVIDIAコントロールパネル」を起動、
「ディスプレイの回転」の項目で、右方向に90°回転を選び適用します。
横の解像度が多いとウェブブラウジングしていて左右にかなり余白ができることが多いと思います。
そして縦に長いページが多いです。
ちなみにzigsowも横が短く縦に長いページです。90°回転させた状態でzigsowを開いてみました。横の時より明らかに表示されている情報量が増えました。
簡単に回転できるのでかなり便利な機能だと思います。
ウェブブラウジングの時や縦シューティングゲームなどに使いたいです。
・ハンドル(取っ手)取っ手が付いています!
そこまでモニタを頻繁に移動させる人はいないと思いますが、
私は部屋の模様替えとかするときにモニタも移動させるのですが、
その時、モニタのどこを持って移動させようかな~と思って苦労していたのですが、
取っ手があれば移動も楽々です!保護用カバーが同梱されていますが、上の部分に穴が開いています。
最初そのままかぶせても取っ手に穴が届かないので、どういうことだろう~と思ってましたが、
モニタの高さを低くしてかぶせると、写真の様に取っ手だけカバーから出ますので、このまま移動可能です。
保護用カバーが同梱されているのは良いですね。
・ヘッドフォンフック
このモニタのスタンド部にはヘッドフォンがかけられるヘッドフォンフックがあります。私自身余りヘッドフォンを使わないので100均のヘッドフォンを試しに掛けてみました。
ただモニタって大体壁際とかに設置するので背面にあると少し使いにくいかなと感じました。
しかしこのヘッドフォンフックは回して簡単に外すことができます。
なのでユーザーが選べるっていう部分はとても良いと思います。
モニタの設置場所によってはとても使いやすいフックだと思います。
・LEDバックライト採用
今では当たり前のトレンドだと思われますが、私はLEDバックライトを採用したディスプレイ初体験です。
LEDバックライトの利点は色々あるようですが、私が知っていたのは省電力性です。
他にもコントラスト比が大幅に増加、薄型・計量などがあるそうです。省電力なので発熱も低くなるとのこと。
「L227WTG」と比べてみると、すごく明るく感じました。
それは特に両方を輝度を0にした場合に比べても「XL2420T」はすごく明るく感じます。
省電力性については消費電力という項目で後述します。
・垂直リフレッシュレート120Hz駆動
「XL2420T」は滑らかな動画表示を行う垂直リフレッシュレート120Hz駆動対応パネルです。
超高速の動画やゲームの動きも残像を大幅に削減することでスムーズな画像描写を体感することができるとのこと。
今までリフレッシュレートというのを気にしたことがなかったので、
リフレッシュレートの存在について調べてみました。
ディスプレイが1秒間に画面を書き換える回数のことで、ディスプレイの画面描画の速度を表しいるそうです。
なるほど、つまりリフレッシュレートが高ければ滑らかに表示できるということですか。
一般的には59Hzや60Hzなどですから、約2倍の描画速度ということですね。Windows 7での120Hzへの設定の仕方は、デスクトップで右クリックし、
画面の解像度を選択し、詳細設定をクリック、モニタの項目へ。
ここでリフレッシュレートを変更できます。
さらに繋ぐケーブルにも注意が必要です。
120Hzを実現するにはDVI-DデュアルリンクケーブルでDVI-Dに接続しなければいけません。
実際に120Hzにしてみた所、ウィンドウを高速で移動させたり、マウスを高速で移動させたりしたときに
ちらつきが減っているように感じました。
後述するゲームをプレイしたときも、移動したときに周りの風景や、敵の動きが滑らかに感じました。
注目していなかっただけに、スゴイ!と素直に感心しました。
テキスト以外でお伝えする手段がなかったので、是非とも店頭などで体感して欲しいなと思います。
一瞬の差が生死を分けるFPSゲームなどでは120Hz駆動は必須かもしれません。
・OSDメニュー
まずは操作方法についてです。
画面の右端にある5つのコントロールキーのどれかをタッチするとOSDメニューが表示されます。
コントロールキーにはタッチパッドが埋め込まれていて、LEDインジケータで表示されます。
そこに触れると、相当するコントロールキーを押したことになるとのこと。上の3つはカスタムキーなので変更できます。メニューを選択すると詳細な設定ができます。
ちなみにOSDメニューの操作はモニタのコントロールキー以外にも
付属の「S. Switch」でも操作できます。OSDメニューの操作で使うのはホイールと一番上の戻るボタンです。
ホイールを押し込むか戻るボタンでOSDメニューが表示されます。
ホイールを押し込むと決定になりますし、戻るボタンでは前のメニューに戻ります。
ホイールでは設定を上下したり、スクロールしたりできます。
私的には「S. Switch」の方が楽に操作できました。
今まで使っていた「L227WTG」ではOSDメニューを操作するボタンがモニタ下にあり、
一々ボタンを押さないといけなかったので、結構面倒くさかったです。
OSDメニューは豊富にあり、全部は紹介できないので注目したものだけ紹介します。
①画像モード
標準/動画/写真/sRGB/エコ/FPS1/FPS2/RTS/ゲーマー1/ゲーマー2/ゲーマー3と11種の画像モードがあります。
初期設定ではゲーマー1に設定されています。
ゲーマー1/ゲーマー2/ゲーマー3に関してはカスタムして保存できるモードです。
初期設定ではゲーマー1/ゲーマー2/ゲーマー3はFPS1か2のモードが保存されていると思われます。
後述しますがゲーマー1/ゲーマー2/ゲーマー3は「S. Switch」に割り当てられています。
初期設定でFPSモードになっていますので、FPSゲーム以外では表示がおかしく感じます。
特に写真を表示したときに変な色になっていました。
なのでFPSゲームをしない時は写真モードや標準モードなどに設定した方が良いと思います。
一つ面倒だと思ったのは画像モードを切替える際、移動するたびにその画像モードに切り替わるので、
タイムラグがあるので、できれば決定した後にそのモードに切り替わって欲しいなと思います。
②画面モード画面モードでは簡単に異なる7つの画面サイズモードへの調整が可能です。
全画面、縦横比、1:1、17型(4:3)、19型(4:3)、19型ワイド(16:10)、21.5型ワイド(16:9)、22型ワイド(16:10)、23型ワイド(16:9)、と9つのモードがあります。
デフォルトでの解像度を変更できるので恩恵を受けられる事もあると思いますが、
私の場合は特に使いようが思いつきませんでした。
③カスタムキー
OSDメニューを起動すると、全部で5つの選択肢が表示されますが、
メニューと終了以外の上の3つのキーはカスタム可能です。メニュー→システム→カスタムキーで最初の3つのメニューを変更できます。
設定できるのは上の写真以外に、Black eQualizer、入力、です。
よく使うメニューをカスタムキーに選んでおくと少ない操作ですぐに操作できるので便利です。
他にも色々設定項目はあります。詳細な設定が多すぎて理解できないものもあります。
高級なモニタだなと実感しましたし、ゲーム向けにさらに色々設定できそうですね。
本当に触るのが楽しいモニタだと思います。■【2】PCゲームを楽しむ上でBlack eQualizer機能を活用する事が出来たゲーム、場面の紹介
まずBlack eQualizerとはなんだというところから始めました。
ゲーム中の見えにくい暗所や逆に明るすぎる範囲の輪郭・明るさを明瞭にし、
隠れている敵や障害物を素早く見分けることができるようになる機能だそうです。
FPSゲームなど一瞬の判断が生死に繋がる場合に、暗い場面で敵が見えないというのは致命的です。
それを素早く見分けることができるということで期待大です。
ではさっそくゲームでその効果を確認してみたいと思います。
・Call of Duty Modern Warfare 3
・Crysis 2
・F1 2011
この3つで応募しましたので、この3つで試してみます。
今回わかりやすいように画像を用意しないといけないと思ったのですが、
コンデジしか持っておらず、もしかしたら分かりづらいかもしれませんがご了承ください。
Black eQualizerの設定はメニュー→画像→Black eQualizerで設定できます。最大20、最小0です。1単位で設定できます。
今回は効果をわかりやすく知るために最小0、最大20、それぞれの状態を比較しました。
・Call of Duty Modern Warfare 3Black eQualizer 0では見えにくいブルドーザー付近にいる敵が、
Black eQualizer 20ではくっきりと見えます!スゴイです!
これなら知らぬ内に撃たれるということも少なくなるかもしれません。
素早く敵を見つけられますね。
・Crysis 2
Crysis 2ではあまり暗い場面で見つけにくい敵と遭遇する場面がありませんでした。
なのでBlack eQualizerの効果がわかりやすい場面を撮影してみました。さらに武器でズームした場合も撮影しました。服の模様がはっきり分かります。
さらに注目点は敵の右側にあるランプです。
特徴に「明るすぎる範囲の輪郭・明るさを明瞭に」というのが顕著に分かります。
ランプの輪郭がしっかりわかります。
暗いところを明るくするだけでなく、明るすぎて見えない部分もしっかり見えるようになるのが
Black eQualizer機能っていうことをしっかり体感できました。
・F1 2011
まずFPSゲームではないじゃないか!と思う方もいらっしゃると思いますが、
もしレビュアーに選ばれたらF1 2011をゲーミングディスプレイでプレイしてみたいと思っていました。
今回こちらでもBlack eQualizerの効果が分かる場面を探しました。
モナコグランプリのモンテカルロ市街地コースのトンネル進入口です。全然違いますね。
トンネルの先がBlack eQualizerの効果ではっきり見えます。
体験するまではBlack eQualizerってどんなものなんだろうと、少し懐疑的でしたが、
これはゲームをする上で必須の機能になるかもしれません!
暗い場面を明るくするだけでなく、明るすぎる場面もしっかり見えるようになるのは感動でした。
本当にスゴイ!■【3】PCゲームを楽しむ上でOSD専用コントローラーS.Switchの便利な使い方の紹介
まず「S.Switch」についておさらいします。先ほどOSDメニューの所で触れましたが、ホイールと戻るボタンでメニューを操作できます。
そしてここで紹介したいのは1、2、3と書かれているボタンです。
それぞれゲーマー1ボタン、ゲーマー2ボタン、ゲーマー3ボタンです。
これも先ほどあった画像モードのゲーマー1/ゲーマー2/ゲーマー3のモードです。メニュー→設定を保存で、それぞれに設定を保存できます。
または設定を変更した後にそれぞれのゲーマーボタンを5秒間押したままにすると、
それぞれにゲーマーモードにディスプレイ設定が保存されます。
ゲームに特化した使い方で言うと、1には通常のFPSゲーム用の設定を保存し、
2にはゲーム中にムービーがあることが多いので、動画用に設定し保存、
3には1とは違うBlack eQualizerを設定したFPSゲーム用などを保存したりします。
そしてゲーム中に「S.Switch」の1、2、3で簡単に切替えられるので、
場面にあったものを選択して、それぞれの場面を最高の設定でプレイ出来ます。
一々OSDメニューで設定を変更せず、予め設定を保存してすぐに切替えられるのは便利です。
普段使いとしては、ゲーム用、普段使い用(ウェブブラウジングなど)、動画用などと分けて
簡単に切替えるのもかなり便利だと思います。■消費電力
LEDバックライト採用ディスプレイは初ですし、消費電力が気になったので検証しました。
「L227WTG」と比較しますが、2インチ大きくなってますし、機能も大幅に増えていると思われるので、
いくら省電力でももしかしたら消費電力は増えているかもしれないと思いながら検証。
消費電力はCUSTOMの「エコキーパー EC-03」で計測しました。
結果は以下の通りです。アイドル時は電源はONになってますが、信号が無い状態です。
輝度最大時の消費電力をみると120Hz時で約10Wも少ないです!これは驚きです。
輝度最小は120Hz時は変わりません。
しかし同じ輝度0や100でも明るさが全然違い、「XL2420T」はすごく明るく感じます。
機能はアップしているのに消費電力は減っているのは本当に魅力的です!
ゲーミングディスプレイはかなり電力使うのかなというイメージがありましたが、今回覆りました!■使用感
スタンドが多機能で本当に使いやすいと感じました。
高さ・左右上下の傾き・ピボットと、手軽に行えるのが本当に魅力です。
ゲーミングディスプレイということで、FPSゲームに特化した設定がされていますので、
FPSゲームをプレイした際に、今までとは感触が全然違いました!
120Hz駆動の滑らかさを体験するとそこまでこだわっていない私でも60Hzには戻せません。
OSD専用コントローラー「S.Switch」はすごく使いやすいです。
今までモニタでOSDメニューを操作するという私の中での常識が覆され、
楽な操作が実現されました!レスポンスもかなり良くなりました!
Black eQualizer機能も感動を覚える効果が実感できました!
少し残念に思ったのは、最初電源ボタンが慣れずに中々反応しなかったことです。
少し慣れたらうまく電源のON/OFFができるようになりましたが、タッチ式が初めてだったので戸惑いました。
あと入力切替ができるボタンもあればいいかな~と思いました。
入力が5系統もあるので押すたびに入力が切替えられるボタンが一つあればなと思います。■総評
私のPCライフの中で唯一ここしばらく買い替えていないアイテムがディスプレイでした。
実は今月新しいモニタを買い替えようと思っていたので、レビュアーに選ばれ本当に嬉しかったです。
買い替えていないことからも、多分私はそこまでディスプレイを重視していなかったんでしょう。
しかし、今回のプレミアムレビューでその考えも吹き飛んだと思います。
外観的な機能はもちろんのこと、ディスプレイに搭載されている機能も盛りだくさんで、
本当に多機能な高級ディスプレイだなと触って実感できました。
スタンドの多機能さは本当に最高です!
手軽に高さを変えられたり、取っ手が付いていて移動が楽だったりと本当に多機能です。
ユーザーのことを考えて設計されているな~と感じました。
特にこのディスプレイはゲーマー向けに特化したディスプレイです!
元プロゲーマーが設定したFPSモードはFPSゲームをプレイする上で感動を与えてくれました。
120Hz駆動もあり、動きの速いFPSゲームのようなゲームには最適です!
魅力的な5系統の入力端子、OSDメニューの操作の面倒さを軽減してくれる「S.Switch」、
豊富な設定項目、多数の画像・画面モードと素晴らしい仕様です。
TNパネルなのにこの値段ですか?と最初は疑問に思っていたのですが、
この豪華な仕様を体験すると納得してしまいました。
豪華な仕様ですが、省電力性にも優れ、家計にも優しいです。
今回初体験が多すぎて、レビューしながら一々驚きや感動を覚えました。
是非とも店頭などで実際に体験して欲しいと思います。
長々とレビューを記載しましたが、最後までお付き合い本当にありがとうございました。
ぽんさん
2012/02/28
ゲーム用モニタともなると、こんなにいろいろ見どころがいっぱいになるんですね!
Cooler Masterさん
2012/02/28
見所がいっぱいあってレビューにどこを盛り込むか悩みました!
ゲーミングディスプレイすごいです!