レビューメディア「ジグソー」

圧倒的な応答速度!ゲーミング用途に特化した高機能ディスプレイ!


この度は、"勝利へ導く新世代ゲーミングディスプレイ XL2420T"プレミアムレビューの機会を賜りまして、誠にありがとうございます。
ジグソー株式会社様、ベンキュージャパン株式会社様には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

さて、今回のプレミアムレビューにおいて与えられた課題ですが、以下の3つのテーマをベースに、ディスプレイの優れている点、改善すべき点を洗い出すというものになります。

【1】液晶モニタの外観上の特徴やデザイン、機能の紹介
【2】PCゲームを楽しむ上でBlack eQualizer機能を活用する事が出来たゲーム、場面の紹介
【3】PCゲームを楽しむ上でOSD専用コントローラーS.Switchの便利な使い方の紹介

どこまでディスプレイの魅力に迫れるか分かりませんが、最後までお付き合い頂ければ幸いです!


まず初めに、製品の紹介を少々。
今回のレビュー対象であるベンキュー製液晶ディスプレイ「XL2420T」は、2011年12月に発売されたゲーム用24型ディスプレイになります。
このディスプレイ、FPS向けゲーミングモデルと銘打ってあるだけあって、ゲーム用途に特化した様々な機能が実装されておりますね。

特に目玉となる特徴・機能を3つ挙げるとすると、1つ目はやはり前モデルである「XL2410T」から引き継がれた120Hz駆動ではないかと思います。
リフレッシュレートを120Hzまで引き上げた液晶ディスプレイは、対応しているグラフィックボードを使用することにより、動きの速い動画やゲームであっても大幅に残像を削減することが可能となります。
これが、非常に滑らかで、ポインタですらヌルヌルと動いており、残像も感じられません。
この点は、後程、動画で紹介したいと思います。

2つ目は、このモデルから搭載されたBlack eQualizer機能ですね。
新開発されたBlack eQualizerのカラーエンジン技術は、ゲーム画面において見難い暗い場所や明るすぎる場所の画像を調整し、視認性をアップさせる技術になります。
この機能をOFFにした画面とONにした画面とでは、びっくりするくらい見え方が異なりますので、後程、写真を用いて実際に比較してみたいと思います。

3つ目は、OSD専用のコントローラーとして作られたS.Switchです。
一瞬、マウスのように見えるこのコントローラーですが、非常に便利なシロモノで、上部に搭載されているホイールと戻るボタンを使用することにより簡単にOSDの設定や、お気に入りのモード設定の保存を行うことが出来ます。又、一度保存した設定は、同じく搭載されている3つのボタンにより簡単に切り替えることが可能なので、あらかじめ用途別に設定を保存しておくことで、ストレス無くディスプレイを使用することが出来ますね。
こちらも、後述したいと思います。

【技術仕様】*ベンキューのサイトより転載
サイズ:24型ワイド LEDバックライト
筐体色:ブラック
解像度:1920x1080(HD1080)
画素ピッチ:0.276mm
輝度:350cd/m2
コントラスト比:1000:1(DCR 1200万:1)
応答速度:5ms(GTG 2ms)
表示領域:531.36 x 298.89(mm)
視野角:170°/160° * コントラスト比10の場合
入力信号:HDMI 1.4 x2、ミニD-sub15ピン x1、DVI-D-DL x1、DisplayPort x1
水平周波数:VGA、HDMI:15-83/DVI-DL:30-140(kHz)
垂直周波数:VGA、HDMI:24-120/DVI-DL:56-120(Hz)
消費電力:最大:45W/エコモード:30W
電源:内蔵
スピーカー:N/A
主な特徴:高さ調整、ピボット機能、120Hz駆動、NVIDIA(R)3D Vision(TM)2 ready、FPS・RTSモード、ディスプレイモード機能、AMA、iKey、sRGB、Kensington、OSDメニュー17ヶ国語、VESA 100x100mm
ティルト角度:-5°/20°
外形寸法(W×H×D):571.4 x 516.9 x 149.9 mm
重量:約6.1 kg
主な付属品:ドライバーCD(マニュアル・クイックスタートガイド含む)、電源ケーブル、S.Switch、D-sub/USB/DVI-D-DLケーブル、液晶ディスプレイカバーシート、保証書
適合規格:TCO 5.1
保証期間:3年保証(パネル・バックライトは1年保証)
JANコード:4544438013417
同期信号:セパレート/コンポジットTTL
ヘッドホン出力端子:○
プラグ&プレイ規格:DDC2B、DDC/CI
使用時許容温度:5-35℃
使用時許容湿度:30-80%(結露の無いこと)
待機省電力時:1W

更に詳細をお知りになりたい方は、こちらのベンキューのサイトをご覧くださいませ。

【パッケージ①】
ジグソー運営事務局様より、以下の状態でパッケージが届きました。
レビューアー選出の連絡を頂いた日の午後には、既に手元に。
は、早い!
ただ、裏に送付伝票が貼ってあったので、あやうく裏から開けるところでした。(苦笑)

【パッケージ②】
箱を開けたところ。
2段に分けられており、上段にはディスプレイのパーツ、ケーブル、マニュアル等の同梱物が入っております。

【パッケージ③】
下段には、梱包されたディスプレイ本体が。

【ディスプレイ本体】
本体前面には保護カバーが貼ってあり、注意書きが書いてあります。
このディスプレイのデフォルトの画像モードはFPSゲーム向けに設計されているので、その他の用途で使用する場合には、別の画像モードに変更してくださいとのこと。

【ベース】
光の加減を見て頂ければ分かりますが、若干、湾曲しています。
又、ベースの左右両方にくぼみがあり、S.Switchを付けておくことが可能です。(磁石が埋め込まれているらしく、近づけると吸い付くようにピタッと収まります。これが、ちょっと気持ち良い。)

【スタンド】
スタンドの下にある楕円形の穴は、ケーブルを纏めて背面に送る為のケーブルホールになっています。(ディスプレイ本体を下げるとホール自体見えなくなるので、楕円形のホールデザインが好きでない方でも問題無し。)

【S.Switch】
これが非常に優れもの!
詳細は後述しますが、このマウスに似たコントローラーのお蔭で、劇的にディスプレイの操作性が良くなっています。

【各種ケーブル類】
120Hz駆動を可能にする為に、デュアルのDVI-Dケーブルが付属しています。
デュアル対応のケーブルを使用しないと、120Hzでの動作にはなりませんので、ご注意ください。(最初、手持ちのシングルのケーブルで接続していたので、120Hzにリフレッシュレートを挙げた途端、画面がブレブレになり、一瞬、故障したかと思いました。。)

【Quick Start Guide、Driver Installation Guide、保証書、CD-ROM】
詳細マニュアルは、CD-ROMに入っています。

【保護用カバー】
持ち運び用の保護カバー。(らしい)
カバー上部に、ディスプレイ本体の取っ手を出す穴が開いており、カバーをした状態で持ち運びが可能です。
ただ、厚手のビニールで出来ているので、クッション性は皆無。
その為、このカバーだけで持ち運ぶのは、正直、心もとないですね。


内容物紹介を見て頂ければ分かりますが、このディスプレイ、3つのパーツ(台座、脚、ディスプレイ本体)に分かれて梱包されています。
なので、使う前に組み立てる必要があるのですが、これが非常に簡単!
マニュアルを読まずとも、直感で組み立てられてしまうくらい簡単です。(じゃぁ、載せなくてもいいじゃんというツッコミは無しの方向で、笑)

【① スタンドをベースに装着】

【② スタンドをロック】

【③ スタンドをディスプレイ本体に装着】

【④ スタンドをロック】

【⑤ 完成】


ユーザーの使い勝手を考えた気遣いが随所に見られますので、ご紹介したいと思います。

【ディスプレイ本体 - 表】
こちらのディスプレイは艶消しブラックがベースとなっていますが、ところどころにアクセントとして艶有りのパーツも使用しているので、全体としてスタイリッシュで引き締まった感じを受けます。
デザインは本当に素晴らしいですね!

【ディスプレイ本体 - 裏】
保護シールが貼ってある箇所が、艶有りパーツを使用している部分になります。

【各種入力端子類】
右からダウンストリームUSBポート、アップストリームUSBポート、HDMIポート①、HDMIポート②、DVI-D端子、D-Sub端子、ディスプレイポート、S.Switch接続用ポートがあります。
多くの入力端子を持っているので、多数の機器を接続したい方には便利ですね。
又、アップストリームUSBポートを持っている為、ディスプレイ本体をUSB HUBとして使用することも可能です。
この辺りの気遣いが素晴らしいですね。

【電源端子】

【出力端子類】
ディスプレイ左側面に2つのダウンストリームUSBポートとヘッドフォンジャックが実装されています。
これが何気に便利なんです!

【ハンドル、ヘッドフォンフック - 装着した状態】
背面には、本体持ち運び用のハンドルと、ヘッドフォンを掛けておくことができるフックが付いています。

【ヘッドフォンフック - 取り外した状態】
ヘッドフォンフックが必要無い方は、もちろん取り外すことも出来ます。

【ディスプレイ - 回転時】
ディスプレイを一番上の高さまで引き上げ、右回りに90度回転させることによって、縦置きにすることも可能です。
シューティングゲームに、お勧めですね。

【OSDコントロールキー】
ディスプレイの正面右端には、OSDをコントロールする為のキーがあります。
このコントロールキーにはセンサーが仕込まれており、指を近づけるとLEDのインジケーターがボーッと白く輝きます。(指を離すとスーッと消えていきます。)
又、LEDインジケーターが埋め込まれている部分はタッチパッドになっており、軽く触れただけで、キーを押したことになります。
このギミックがとてもカッコイイんですよ!
動画を用意しましたので、是非、ご覧ください。



このディスプレイはTN方式を採用している為、視野角に関しては、残念ながら狭いと推測されます。
他の方式のディスプレイと比較した場合、見え方にどのくらいの差があるのか、手持ちのIPS方式のディスプレイと比較してみたいと思います。
IPS方式採用のNANAO製ディスプレイ「FS2332」はこちら。


【左側面からの比較】
手前が「FS2332」、奥が「XL2420T」になります。
側面から見ると、赤っぽく変色してしまいました。

【上部からの比較】
左が「FS2332」、右が「XL2420T」になります。
上部から見ると、今度は青っぽく変色してしまいました。

正直、こんなに見え方に差があるとは思いませんでした。。
正面から見た感じでは、さほど違いを感じられないのですが、やはりTN方式だと斜めから見るのは厳しいですね。

視野角に続き、応答速度に関しても、「FS2332」を使用して比較してみたいと思います。
まず、応答速度の公称値ですが、「XL2420T」は中間階調域で2msという圧倒的なスペックを誇っています。(「FS2332」は6ms)
又、XL2420Tは120Hzのリフレッシュレートにも対応しているので、60Hzまでしか対応していない「FS2332」と比較した場合、非常に大きな差が開くことが予想されます。
こちらも動画を用意しましたので、ご覧頂ければと思います。(ちなみに、左が「FS2332」、右が「XL2420T」になります。)


動画では、あまり違いがはっきりしなかったかもしれませんが、残像は段違いに「XL2420T」が少ないです。
ちなみに、60Hzという同じリフレッシュレートに合わせてみても、違いを感じることが出来ました。
この素晴らしいパフォーマンスは、動きの速い動画やゲームをする場合に、圧倒的なアドバンテージになりそうですね。

実は、今回、「XL2420T」のレビューに申し込む際、規定外の方法でレビューをしたいと宣言し、申し込みをしてみました。
規定外の方法とは、レビューにPCではなく家庭用ゲーム機(PlayStation3)を使いたいというものだったんですけどね。
というのも、PlayStation3と接続して使用した場合のディスプレイのパフォーマンスはどうなのかとか、PlayStation3の3D機能はこのディスプレイでも有効なのかとかが、PCよりも非常に気になってしまったので。(^^;
まぁ、ダメもとでの応募だったので、選出の連絡を頂いた時は本当にびっくりしました。(笑)
前置きが長くなりましたが、早速、Black eQualizer機能を活用出来たゲーム、場面を紹介したいと思います。
今回、使用したゲームは、以下の2本です。



【エースコンバット アサルト・ホライゾン】
まずは、エースコンバットシリーズの最新作、アサルト・ホライゾンから。
このゲームにおいてBlack eQualizer機能が役に立った場面は、「Launch」というステージです。
このステージは、爆撃機で超低空飛行を行いながら敵側のレーダーを掻い潜り、最終的に爆撃を実行するというミッションなんですが、画面が全体的に暗い為、非常に地形が見難くなっています。
ということで、早速、Black eQualizer機能をONにしてみたところ、これがかなりスゴイ結果に!
百聞は一見に如かずということで、比較画像をご覧ください。

Black eQualizer機能 - OFF(比較の為、Black eQualizer機能のレベルを最小値である0にしています。)

Black eQualizer機能 - ON(比較の為、Black eQualizer機能のレベルを最大値である20にしています。)

ディテールが黒くつぶれていた地形が明るく修正され、非常に見やすくなっています。
お蔭で地面に接触せずに、無事、ミッションをクリアすることが出来ました。

【グランツーリスモ5 Spec II】
次に、グランツーリスモ5 Spec IIから。
試したコースは「スペシャルステージ・ルート7」という夜のステージで、途中に天候変化がある(雨が降る)というシビアな設定がされているところです。
こちらもBlack eQualizer機能が非常に役に立ったシチュエーションですね。
ということで、こちらも比較画像をどうぞ。(ちなみにどうでも良いことですが、車はLamborghini Aventadorです。)

Black eQualizer機能 - OFF(比較の為、Black eQualizer機能のレベルを最小値である0にしています。)

Black eQualizer機能 - ON(比較の為、Black eQualizer機能のレベルを最大値である20にしています。)

見て頂ければ分かると思いますが、極端な程の違いがありました。
OFFだと、かなりきついステージですよね。(^^;

OSD専用コントローラーS.Switchについては製品紹介でも簡単に触れましたが、とにかく便利なシロモノで、一度使用するとその便利さに病み付きになります。(笑)
もちろん、OSDの設定変更は本体についているOSDコントロールキーでも可能ですが、マウスのように手元に置いておくことが出来て、予めボタンに割り付けておいた自分好みの設定をボタン一つで呼び出せるのは、本当に便利ですね。
例えば、前述のBlack eQualizer機能を弱めにした設定と強めにした設定を予めボタンに割り付けておき、場面場面で切り替えながらゲームを進めていくような使い方は、このディスプレイを購入された殆どの方が真っ先に試すであろう一番役に立つ使い方だと思います。
又、ゲーム以外でも、目的毎の設定(写真を扱う時に最適な設定や動画を視聴する時に最適な設定等)を予め割り付けておき、作業内容に応じて切り替えるような使い方も、作業効率をアップさせる上で非常に有効な手段になり得ると思われますね。


先程も少々触れましたが、実は、このディスプレイがPlayStation3の性能を十分に引き出せるのかどうかが、私にとって一番気になっていたポイントでした。
120Hzでの駆動はしないであろうPlayStation3で動きの激しいゲームをした場合、動画パフォーマンスはどの程度のものなのかとか、PlayStation3の3D機能はこのディスプレイでも有効なのかとか、あと、PlayStation3専用地上デジタルレコーダーキット「torne」を使用して地デジを視聴した場合、映りはどの程度のクオリティなのかとか。
挙げればキリがないのですが、ここでは、もっとも気になっていた上記3つに関して結果と感想を述べたいと思います。

【PlayStation3の激しいゲームをした場合でも、動画のパフォーマンスは良いのか?】
今回のレビューに使用したコンバットフライトシムの「エースコンバット アサルト・ホライゾン」も、レースゲームの「グランツーリスモ5 Spec II」も、非常に動きの激しいゲームですが、体感的には文句の無いパフォーマンスを発揮しておりました。
120Hz特有のいわゆるヌルヌルした映りではありませんが、中間階調域2msという応答速度のお蔭で、非常に残像の少ないクリアできびきびとした映りでしたね。
特に「グランツーリスモ5 Spec II」では、ディスプレイの反応の良さも相まって、走行タイムを縮めることまで出来ましたので、素晴らしいパフォーマンスだと思います。

【PlayStation3の3D機能はこのディスプレイでも有効なのか?】
残念ながら、これはダメでした。(T_T)
事前調査もせずに勝手に大丈夫なんじゃないかと考えていたのですが、「XL2420T」はDVI-D経由、しかもデュアルで接続した時しか3D機能は有効にならないようです。
PlayStation3はHDMI1.4aの規格に対応しているのですが、そもそもディスプレイの方が対応していなかったという訳です。
スペックの良いディスプレイなだけに、これは非常に残念な結果でした。

【地デジの映りは良いのか?】
これは、微妙なところでした。
確かにスポーツ中継のようなスピード感がある番組はキレのある映りをするのですが、反面、「世界遺産」のような美麗で高画質を売りにしたような番組だとディスプレイのキメの粗さや色味の悪さが目立ってしまうように思います。
ゲーミングでの使用に特化させる為に行った各種調整(ハイコントラスト化、色味やレベルの調整)のせいだと思うのですが、あまり自然な映りが出来なくなってしまっているようですね。
写真や動画のモード設定にしても、あまり改善が見られなかったので。。
純粋に映像を視聴するのであれば、やはり色再現性に優れたIPS方式の液晶ディスプレイの方が向いているようです。

最後に、暫く使用していて気付いた優れている点と改善すべき点、及び感想を述べたいと思います。

【優れている点】
- 圧倒的な応答速度
何度も書いてますが、中間階調域で2msの応答速度+リフレッシュレート120Hz駆動というのは、素晴らしいパフォーマンスですね。
動きの激しいゲームをするのには、もってこいのディスプレイだと思います。

- ゲーミングディスプレイの名に恥じない多機能さ
FPSというジャンルに特化させたこのディスプレイは、応答速度というポテンシャル以外にも、Black eQualizer機能やS.Switchといった、ゲームを進める上で非常に便利な機能を実装しております。
又、予めFPSを有利に進められるよう調整した画像モードを搭載しているなど、ゲーミングディスプレイという名に恥じない製品に仕上がっていると思います。

- デザイン
デザインは人によって好みが分かれる項目ですが、このディスプレイは万人受けするデザインになっていると思います。
ブラックでシンプル、且つスタイリッシュに纏められた外観、赤いパーツをアクセントに使用したデザインは、非常にカッコイイと思います。(「FS2332」よりは圧倒的に上ではないかと。。)

【改善すべき点】
- 視野角の狭さ
そもそもTN方式を採用したディスプレイである為、改善は難しいとは思いますが、やはり視野角の狭さが気になりました。
視点を上下左右に動かすと、明るさや色合いが変化するのが分かります。
ゲーム中に極端に視点を動かすことは無いとは思いますが、もう少し改善されると良いですね。

- ディスプレイの色味
非常に明るいディスプレイというのが原因なのか分かりませんが、色味が全体的に薄く、白っぽいような気がします。
輝度を0に下げてもまだ明るい為、黒色の部分がグレーに映ってしまいますね。(画面全体にBlack eQualizer機能を効かせた感じ。。)
キャリブレーションを行ってもあまり改善が見られないので、色合いの少しの違いが重要になってくる画像や動画編集の用途で使用するのには、向かないのではないかと思います。

- ディスプレイ本体のOSDコントロールキーの割り当て、入力切替時の反応
初期の状態では、ディスプレイ本体のOSDコントロールキーに入力切替が割り当てられていない為、どうやって入力を切り替えて良いのか分からず、少々戸惑いました。
まぁ、キー割り当てをカスタマイズすることが出来るので大きな問題では無いのですが、本体の入力端子も多いことですし、最初から割り当てておいた方が親切であるように感じました。(複数の機器を接続する人の方が多いと思いますし。。)
又、こちらの方が重要なのですが、一台でも機器に電源が入っていないと入力切替機能自体が反応せず、入力の切替が出来ません。
私のように、入力を合わせてから機器を起動させるような人にとっては、非常に違和感を感じると思いますので、是非、改善して頂けると助かります。

- 3D Vision 2以外の3D方式への対応
動画に関しては非常に素晴らしいスペックを持つディスプレイですので、やはり、PlayStation3等、PC以外の機器にも対応して欲しかったというのが本音です。
是非、次のモデルでは実装して頂きたいと思います。

- コスト
正直、TN方式のディスプレイで40,000円を超える価格は、高いのではないかと。。(2012年2月時点)
発売から間もないというのも理由の一つかとは思いますが、ゲーム用途に特化したモデルということも考えると、少々厳しいように思いますね。

以上、少々辛口なコメントもしてしまいましたが、総合的には良い作りをしているディスプレイだと思います。
ゲーム用途で少しでも反応の良いディスプレイを探されている方、3D Vision 2に対応していて明るい3D映像を楽しみたい方などにとっては、満足のいく製品だと思いますね。
ベンキューさんには、これからも素晴らしいディスプレイを作って頂きたいと思います。

コメント (16)

  • リーダーさん

    2012/02/26

    レビューお疲れ様でした(^^

    んー、まさにゲーム用というか、ゲーム専用というか・・・w
    もっぱらゲームをメインにパソコンを使ってる人には
    いいかもですね(^^
    3D なんかは視野角が狭いの当たり前ですしw
  • kazさん

    2012/02/26

    リーダーさん、コメントありがとうございます!

    まさに、ゲーム特化型のディスプレイですね。
    FPS等の動きの激しいゲームをされる方にとっては、かなり良さそうです。(^^)

    個人的にはPCでゲームはあまりやらないので、残念ながら応答速度なんかのポテンシャルは活かしきれておりませんね。。(^^;
  • mickeyさん

    2012/02/26

    レビューお疲れさまです(^^)

    商品特徴や比較などとても参考になりました。
    入力端子の多さやゲームに特化した機能など
    いいですね。
    位置的には三菱のVISEO MDT231WGなどと
    競うのかなと思ったりしました。
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