ルネサス製USB3.0ホストコントローラと相性が悪いです。
大きいファイル（100MB～が目安）をコピーしようとすると、HDDが異常終了します。
マーベル製ホストコントローラでは発生しません。
【11年11月12日更新】
■■Macでも使えた■■
2011年モデルのMacでも使えました。
【6月21日更新】
■■夏は乗り切れそうか？■■
室温が夏真っ盛りになってきたので、HDDが危険温度（一般に50℃）を超えないかどうか、測定しました。
室温：32℃
内臓HDD：35℃ （ケースオープン状態で、14cmファンで冷却）
外付HDD：43℃
外付けHDD内臓ファンは、小型ながらなり効果があるようです。
室温40度では厳しそうですが、35℃程度なら安心して使えそうです。
***これまでのレビュー******************************************
レビュワーに選定していただき、誠にありがとうございます。
難しくなりすぎないよう心がけつつ、レビューさせていただきます。
******目次********************************************
■PC環境
■仕様のチェック
■USB2.0でベンチマーク
■USB3.0でベンチマーク
■高速化ツールの効果を測定
■トラブル
■良い点
■改善してほしい点
■その後追加記事
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■PC環境
CPU：Intel Core i5-750(クワッドコア)
マザーボード：Asus P7P55D LE(USB3.0未対応)
メモリ：DDR3 2GBx2枚
OS:Windows7 HomePremium 64bit
WindowsXP Pro SP3 32bit
USBカード：Asus U3S6
■仕様のチェック(11/29更新)
中のHDD･･･Hitachi HDS722020ALA330 SATA3.0Gb/s対応のHDDでした。
基板･･･富士通MB86C3018採用。丁寧な作りで信頼性は高そうです。
騒音･･･CPUファンの騒音に埋もれて、かすかに回転音が聞こえる程度。時々ゴリゴリと大きめのシーク音がします。
温度･･･内臓HDD 27℃、HDJ-UT2.0 36℃、室温 22℃。(内臓HDDは14cmファンで冷却)
エアコンが無いと、夏場はちょっと心配。とはいえ、内臓FANがだいぶ効いています。
■USB2.0でベンチマーク(11/29更新)
USB3.0でのレビューがメインなので、簡略化しました。
HDJ-UT2.0の数値
Win7+USB2.0
■USB3.0でベンチマーク(11/26更新)
WindowsXPでの結果
WinXP_USB3.0
Windows7での結果
Win7_USB3.0
WinXPでもWin7とほぼ同様のスコアで、WinXPでもHDJ-UT2.0のスペックを十分に引き出せます。
130MB/sはバイトなのでbit換算にします。
130x8=1040Mb/s≒1GT/sということで、USB3.0の理論値(5GT/s)の1/5程度の速度となります。
中身のHDD(HDS722020ALA330)の限界による数値と思いますが、この速度であればPCI-Eバージョン1までの対応のPCでも、十分にスペックを引き出せるのではないでしょうか。
■高速化ツールの効果を測定(11/29更新)
IO-DATAさんがネットで配布している、外付けHDD高速化ツールの効果を検証します。
検証したのは、マッハUSBと、マッハドライブというツールで、ダウンロードには製品のシリアルナンバーが必要となります。
マッハUSBのみ有効の場合
USB3.0_With_MachUSB
マッハドライブのみ有効の場合(バッファはデフォルトの32MB)
USB3.0_With_MachDrive
マッハドライブのみ、バッファを増やした場合（バッファサイズ513MB）
MachDrive_512MB
マッハドライブは、PCのメモリをHDDバッファ代わりに利用し、高速化を図るツールです。
デフォルトの設定では、まったく効果はありません。
お手元のPCの余剰メモリと相談して、ある程度大きめに割り当てると幸せになれます。
【ハードウェアの取り外し】を実行しないで引っこ抜くと、データが破損します。
読み書きの頻度が低下するため、寿命の点でも有利に働くと思われます。
マッハUSBについては、設定ができるわけでもなく、HDJ-UT2.0での使用に関してはあまり意味がないようです。
両ツール有効の場合の結果を掲載しておりましたが、同時に使用することはできないとのことで、結果とレビュー共に削除しました。
■トラブル
接続一発目、Windows7が3個目以降のパーティションをデフォルトで使用できない現象が発生。
原因はWin7側で、リカバリ後は問題なく認識するように。
(HDJ-UT2.0が問題ではありません。)
USBカード追加後、Win7とWinXPをデュアルブートでリカバリしました。
このとき、HDDのパーティションを認識しなくなる、HDDイメージ化ソフトでシステムの復元ができなくなる、などの現象が発生しました。
横着せずに、きちんとUSBカードを取り外してリカバリしないとダメですね。
(HDJ-UT2.0が問題ではありません。)
■良い点(11/29更新)
・ファン内蔵で夏でも安心･･･というほど冷えていませんでした。訂正します。
ファンレス外付けHDDに比べたら安心できます。ただ、やはりエアコン無し環境では心配。
・静か
状況によっては、クルミをこすり合わせるようなシーク音が聞こえますが、概ね静か。
起動音が五月蝿い製品もたまにありますが、そういうことも無い。
・速い
PC内臓HDDのデータ(約150GB)をコピーしたところ、約1時間で終了。
USB2.0だったら、一晩かかります。
・高品質設計
制御基板の設計が、思いのほか高品質に仕上がっていたのに驚きました。
以前使用していたIO-DATAさんの外付けHDDは、制御基板が故障してしまいましたが、この製品なら安心して使えそうです。
■改善してほしい点(11/29更新)
・電源連動機能をオートにしていると、PC再起動中にもHDJ-UT2.0が再起動する
私は再起動する頻度が割りと多く、精神衛生上よろしくないので、PC停止後数秒～30秒程度は駆動し続けるような仕様に改めて欲しいです。(多くの外付けHDDに共通の問題ですが)
・Windows7のインストール状況によって、うまくHDDを利用可能な状態にならない
Windows7側の問題なので、なんともいい難いですが。
アクティブ化できる補助ツールを配布するなどしてはいかがでしょうか。
・付属のUSBケーブル(1m)では、短い
USB3.0のケーブルは、2.0までのケーブルと互換性がないので、別途買い足さなくてはいけません。
もうすこし長いケーブルを付属していただけると、助かります。
・USB2.0専用モデルと同じ筐体
塗装で高級な仕上げにするなどして、差別化を図ったほうが良いのではないでしょうか。
■その後追加部分
【１２月４日追加】
・パーティクルボード(木くずを固めた板)製の机に立てた状態で設置したところ、異常振動と騒音発生。
机の真ん中、隅など、位置を動かしてみましたが、状況変わらず。
硬質なゴム足は安定した設置には有効ですが、防振の点で難ありです。
何らかの改善が必要でしょう。
度重なる更新にお付き合いくださり、ありがとうございます。
これにてレビュー完成としたいと思います。
興味深い発見がありましたら、また報告させていただきます。
いぐなっちさん
2011/05/02
・HDJ-UT2.0の温度44℃
・内臓HDD(14cmファンで冷却)は35℃。
エアコン無しの環境で動かすのは危険な香りが。
今年の夏は乗り切れるのか？
退会したユーザーさん
2011/07/27
作成お疲れ様でした！
マッハドライブ凄い！メモリをキャッシュディスクとして使ってる感じでしょうか。
USB3.0だけでも、これだけ速度が出るなら、倉庫としては充分ですね！
いぐなっちさん
2011/07/27
コメントありがとうございます！
分かりやすいと言っていただいて、ありがとうございます。
マッハドライブがあれば、SSDがなくてもサクサクなのでいいですよ♪
USB3.0はとりあえずHDDの能力いっぱいまで速度が出ますし、結構使えますね。