レビューメディア「ジグソー」

PC内蔵のHDDがボトルネックになりました。

このたびは、レビュアー選出、ありがとうございます。
まだまだzigsow暦の浅い自分が当選とは、恐縮です。
とりあえず、やってみたこと、思ったことを徒然に書いていきたいと思います。

【11/21 0:12 内蔵が、内臓になっていたのを訂正】
【11/23 4:18 誤字訂正 USB30. → USB3.0】
【11/23 13:04 開けて中見てみたので、簡単に追記】

まずは、現在のPC環境から。

【OS】Windows7 Home Premium 64bit
【PCケース】CoolerMaster CM 690 II Plus(RC-692-KKN1)
【マザーボード】ASUS P7P55D-E EVO
【CPU】INTEL Core i5 760 @2.8GHz 定格使用
【CPUクーラー】サイズ MUGEN∞2(無限2)リビジョンB(SCMG-2100)
【メモリ】Corsair CMX4GX3M2A1600C9(1600MHz 2GB×2)
【グラフィックボード】MSI N250GTS Twin Frozr 1G(GeForce 250GTS)
【電源】サイズ ストロンガー 700W(SPSN-070)
【HDD】WESTERN DIGITAL 2TB 5400rpm(WD20EARS)


■箱開けてみる。
内容物は、USB3.0対応ケーブルと、セットアップガイド、そして本体を横向きに置きたい人の
ために、ラバーフットが1シートついていました。
ガイドを読むと、ラバーフット4個となっていて、1シートしか見当たらず焦りましたが、
よくよく見てみると、1シートにシールのように4個ついていました。
早とちりはよくないですね(^^;

電源内蔵のため、ACアダプタが不要となり、コンセント周りがスッキリしています。
ただ、裏を返すと、電源ケーブルが取り外せないということになります。
ケーブルが突然外れる心配が無い分、収納などしたいときには些か不便かもしれません。

本体のサイズは、なかなか大きめでした。重さも、ややずっしり感じるくらい。
手持ちの、バッファロー製外付けUSBHD(HD-CL1.0TU2)と比べても、一回り大きかったです。
縦に置いても横に置いても、奥行きが一番長いので、置く場所にちょっと注意が必要かもしれません。

外見は、非常にシンプルで、シンプル好きな自分としては好感を覚えました。
縦置きした際の、上部及び前面部が光沢のある感じになっています。
保護シートのようなものが、最初はついています。
光沢でも、悪くは無いと思いましたが、別に光沢じゃなくてもいいかな、とも思いました。

気になったのは、ラバーフットつけて、横置き使用もできるようにしているのに、電源/アクセスランプ
部分が、どうみても縦置きじゃないと変に感じる(少なくとも自分は。自分だけ?)ところ。
横置きにしても、もう少し自然な感じにしたら、違和感無く使えるかなぁと思ったりしました。


■早速、接続。
まずは、付属のUSBケーブルを袋から取り出して、本体裏に接続。
コンセントを、手近なところに差し込む。
マザー背面の、USB3.0ポートに差込み、PC側で認識を待つ。

あれ、来ないなぁ。
・・・ああ、HDD裏の主電源いれるの忘れてたorz
ON・OFF表記にしたがって、カチッとな。

電源が入り、起動音が聞こえ始め、電源/アクセスランプも点灯しました。
と、ここで異変が1つ。
USB3.0ポートに差したにもかかわらず、アクセスランプが緑色(USB2.0接続時の色)になっていて、
PC側で認識してくれませんでした。
あれ、おかしい、と思い、電源を一旦切り、再度付け直してみる。
・・・ものの、やっぱり同じ状況。

マザー背面ポートから、USBを抜き、別のUSB3.0ポートに差し込んでみると、
ようやく電源/アクセスランプが青色に点灯し、PC側でも認識してくれました。
なんか、妙なところで手間取りました(--;

自動的に、Gドライブ(自分のPCが、C~EドライブをHDDが、Fをディスクドライブが使用中のため)
が割り当てられ、フォーマット済みだったため、そのまますんなり使えました。

ちなみに、PC上の扱いは、ローカルディスクとなっていました。


■起動後。
起動時の音がちょっと耳につく感じではありましたが、短時間なので、そこまで気にはなりません
でした。ファンも、PC付いてる状況で使うことを考えると、全く気にならないレベルで、静かです。
排気口に手をかざすと、結構な風量を感じました。

個人的には、ハードディスクのアクセス音がちょっと気になりました。少なくとも、内蔵よりは
うるさく感じます。音が、ガガガッというよりは、なんというか、ジジジ、といった感じで、
音の種類自体が違うように感じたのが一因かもしれません。

アクセスランプの、アクセス中かどうかの判断に悩みます。
ガイドには点滅とありますが、実際には少し青白くなる印象を受けました。
USB2.0で接続しているときは、緑から青に変わるからわかりやすいのですが、
USB3.0のときは青から青白くなるので、わかりにくい・・・
可能ならば、接続によって変わるランプ(今の電源/アクセスランプ)と、アクセス専用のランプを
わけてくれると、わかりやすくていいかな、と思いました。


■ベンチマークとかやってみる。
計測には、CrystalDiskMark3.0を使用しました。

USB3.0接続時
USB3.0接続時


USB2.0接続時
USB2.0接続時


ついでに、HDDもベンチマークとってみました。(SATA2.0接続)
PC内蔵HDD
PC内蔵HDD


USB3.0接続の場合、2.0接続と比べて、大幅に転送速度が向上しているのがわかります。
外付けの方が、内蔵より早いだなんて・・
このあたりは、他の方のレビューでも出ていますが、USB機器側に内蔵しているハードディスクの
回転数と、PC内蔵のハードディスクの回転数の差なのだろうなぁ、と予測してみたりします。
【11/23 追記】
その場の勢いで、中を覗いてみました。
中を見てみると、やはり7,200回転のハードディスクが搭載されていました。他の方と同じようです。
ということは、中身によって、転送速度が変わってくる可能性がありますね。
もっとも・・余程コストに合わなくならない限り、改悪はされない・・・はず。
何も保障も根拠もないですが・・。

ちなみに、背面に二つあるネジのうち、向かって左下のネジを外すと、簡単に中を覗くことが
できました。コンセント抜いた直後に開封したからか、なんともいえない嫌な匂いがしました(--;
蓋を閉めるときに、1箇所がなかなか綺麗に入ってくれず、結局無理やり押し込んで固定
しました(汗
自分みたいに不器用だけれど、中開けてみたい!という人は、あんまり問題ないとは思いますが、
閉めるとき気をつけてください(笑

もう一つちなみに。
当然と言えば当然ですが、分解した場合、保証の対象外となる可能性があります。
やりたい方は、くれぐれも自己責任でお願いします、。
【11/23 追記ここまで】

テスト中、この機器の問題なのか、OSの問題なのか、気になったことがひとつ。
USB3.0のテスト後、USB2.0用のポートに差し替えようと、ガイド通りにリムーバルツールから
取り外そうとすると、何故かどこかで使用しているから、外せないという旨のメッセージが。
開いているウィンドウを全て閉じても、やはり駄目。アクセスランプは・・わかりにくいけれども
特に青白くなっていることも無い様子。
何度か試してみても駄目だったので、PCを再起動後、再度実行してみると、
問題なく取り外せました。
ちなみに、2.0測定後、再度同じ操作をすると、問題無く外せて、謎ばかりが深まります(苦笑

ちょっと気になったので、何度か抜き差ししてみると、winampがどうのこうのといったメッセージが
表示されたため、おそらくこれが原因なのではないかと思いました。


■実際に、いくつかファイル転送してみた。
試したケースは、以下の3種類です。
・容量が大小様々なファイルの入ったフォルダ(以下フォルダ)
 ディスク上サイズ 9.69GB(10,407,108,608バイト)
 実サイズ     9.68GB(10,402,576,300バイト)
 ファイル数 2,027
 フォルダ数 163

・容量の非常に大きなファイル(以下大ファイル、グラフ中 「大」)
 ディスク上サイズ 39.2GB(42,192,084,992バイト)
 実サイズ 同上
 ファイル形式 AVIファイル(解像度840×528、再生時間 2時間10分45秒、無音)

・容量の少なめなファイル(以下小ファイル、グラフ中 「小」)
 ディスク上サイズ 5.91GB(6,353,452,576バイト)
 実サイズ     同上
 ファイル形式 AVIファイル(解像度840×528、再生時間 20分02秒)

大ファイル、及び小ファイルは、デスクトップキャプチャーソフトで録音無しで撮影したものです。
フォルダ内には、EXEファイル、DATファイル、TXTファイル、WAVEファイルなど、雑多なファイルが
数Kバイト~数百Mバイトまで入っています。

計測には、コピー開始から、終了までを、時計の目視で測定し、容量÷時間(秒)で、転送速度を
計上しました。なお、バイト数からMバイトになおす際には、1024で2回(1024バイト=1Kバイト、
1024Kバイト=1Mバイトのため)で計算しています。

以下、そのグラフです。単位は、Mバイト/秒となります。

実転送速度比較
実転送速度比較


やや、結果にばらつきがでました。
ベンチマーク結果よりも、USB3.0接続時の転送速度が出ていないのは、PC内蔵HDDがボトルネックと
なっているためと思われます。
これだけ速度に差が出るとわかると、もうUSB2.0でバックアップ、は考えられなくなりそうです。


■総論
今までのまとめとします。

○良かった点
・USB2.0のときにボトルネックとなっていた、インタフェースが、新規格となり、
 転送速度が数倍に伸びた点。これが一番大きいです。
・外見がシンプルでカッコいいと思った点。
・ACアダプタ不要なので、コンセント周りがスッキリ&周りに干渉しない点。
・横向きにも置けるため、高さの足りない場所にも収納可能な点。
・フォーマット済みですぐに使える点。
・冷却ファン付きのため、中の温度上昇の心配が減らせる点。また、ファンも静かな点。
・USB2.0での接続も可能な点。

×悪かった点
・ディスクアクセス音が、個人的に耳につきやすい音だった点。
・USB3.0接続時、アクセス中かどうか、わかりにくかった点。


今まで使っていた、USB外付けHDD(USB2.0接続)と比較して、転送速度が大幅に伸びた点が、
特に大きい点だと思います。
この機器内の、内蔵HDDの関係でUSB3.0の最大速度とまではいきませんが、それでも十分
高速になったのではないでしょうか。
個人的には、横に倒して置けるのならば、縦置き時は奥行きが気にならないような形として
つまり、縦に長くして欲しかったな、とも思いました。もっとも、横に倒して、
さらに角度を変えれば済む話ではありますが。
今までためらっていた、大容量データの移動も、今後はスムーズに行うことができそうです。


■公式サイト
HDJ-UTシリーズ|外付型ハードディスク(HDD)|IODATA アイ・オー・データ機器

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