レビューメディア「ジグソー」

作品づくりにも使える、通好みアナログ感覚のレンズ。

 「第2弾!~トイカメラで遊んじゃお♪~ HOLGA HLシリーズ」のレビューアーに選出いただきまして、
株式会社エー・パワー様、zigsow様ほか関係者の皆様にお礼を申し上げます。

プレミアムレビューは初めてなので分かりにくかったりモノ足りなかったりする部分もあるかもしれませんが
最後までお付き合いいただければ幸いです。

写真を撮るのが好きなのですが、誰かに教わったことがなく亜流だと思いますが、
私なりにレビューをしてみたいと思います。


使用カメラは「CANON EOS KISS X4 レンズキット」をチョイスしました。
CANON EOS KISS X4.JPG
CANON EOS KISS X4.JPG



そして「HOLGA HL-C」です。
レンズ1 .JPG
レンズ1 .JPG

右上から左回りに
Fisheye
Tele Lens 2.5x
Wide Lens 0.5x
Holga Lens HL-C
ちなみにカメラにマウントする裏側はこんな感じ。
レンズ裏 .JPG
レンズ裏 .JPG

右下のHolga Lens HL-Cには小さなホールが中央に1個放射状に8個。
HL-C 裏1.JPG
HL-C 裏1.JPG

これが周辺光量落ちの役目を果たしているのでしょうか。


早速撮影してみます。
参考までに標準レンズで撮った画像です。
iso100 f13 1-100.JPG
iso100 f13 1-100.JPG


同じ場所から撮影してみることにしました。
HOLGAレンズをカメラに装着するとF値が0と表示されます。
ファインダーを覗くと相当暗い・・・。
露出の調整が出来ないようなので、シャッタースピードかISOで調整を取ることにしました。
三脚を携行していたのですが、この手のレンズは手持ちで撮る方がずっと面白い写真が撮れると思い、
シャッタースピードは手持ちを想定した1/100に固定。
ISOを上げていく方法で撮ったのが以下の写真。
(撮影データはファイル名でご確認ください)
iso100 f0 1-100.JPG
iso100 f0 1-100.JPG

iso200 f0 1-100.JPG
iso200 f0 1-100.JPG

iso400 f0 1-100.JPG
iso400 f0 1-100.JPG

iso800 f0 1-100.JPG
iso800 f0 1-100.JPG

iso1600 f0 1-100.JPG
iso1600 f0 1-100.JPG

iso3200 f0 1-100.JPG
iso3200 f0 1-100.JPG

iso6400 f0 1-100.JPG
iso6400 f0 1-100.JPG





建物の影になる部分のディティールも分かるISO800が適性と判断。
(この日は天気も安定して晴れだったため、他の場所での撮影もこの数値を基準にしました)
以下それぞれのレンズで撮ってみます。
まずは先ほどの明るさ調整に使ったHolga Lens HL-C。
iso800 f0 1-100 (2).JPG
iso800 f0 1-100 (2).JPG

空の端がいい感じに光量落ちしています。
センター部だけにピンが来ていて他は甘いっちゃ甘いんですが、むしろいい味が出ている気がします。
(この時はこのレンズだけでも凄い個性だなと思っていたんですが、
この後に試した他のレンズでもっと驚きました)




次に試したのはWide Lens 0.5xです。

iso800 f0 1-100.JPG
iso800 f0 1-100.JPG

この写真で見ると左右の建物の屋根の部分がさっきのレンズよりも歪んでいるのが判ると思います。
壁のレンガなんかも普通のレンズには出せない色になりつつあります。
徐々に個性が濃くなって来ました!



Fisheyeならどうなるか!
iso800 f0 1-100 (3).JPG
iso800 f0 1-100 (3).JPG


きました~!
中心部以外が見事に歪んでいます!
建物右の屋根と出窓なんてまるでブレているかのような写り具合!
手前にある花壇の花は水彩画タッチみたい。
超かっこいいです!






さて超期待のTele Lens 2.5xは!
iso800 f0 1-125.JPG
iso800 f0 1-125.JPG


おお~、うおおお~!!
真ん中のピンが来ているっぽいところ以外流れているかのような写りに!
超面白いです!みようによっては建物がミニチュアに見えてきます。
まるでシフトレンズを使ったみたいな写真になっています!
今回は建物とか街の風景ですが、これは使いようによってはかなり面白い写真になりそうですよね。





同じ流れで駅前のビルを撮ってみました。
まずは標準のレンズ。
iso100 f13 1-125 18mm.JPG
iso100 f13 1-125 18mm.JPG

いままでは当たり前と思っていたのに、
あまりに普通の写真過ぎて面白くもなんともない感じになっています。




そしてHOLGAを使って撮ったがこちらの写真。
撮影データはいずれも ISO800 f0 1/100 です。
Holga Lens HL-C.JPG
Holga Lens HL-C.JPG

Wide Lens 0.5x.JPG
Wide Lens 0.5x.JPG

Fisheye.JPG
Fisheye.JPG

Tele Lens 2.5x.JPG
Tele Lens 2.5x.JPG


フィッシュアイと望遠がかなり面白いですよね。
昔の特撮に出てきた建物みたい。



ちょっと移動して見慣れた街の中を撮ってみました。
STREET1.JPG
STREET1.JPG

STREET2.JPG
STREET2.JPG

STREET3.JPG
STREET3.JPG

見え方が違うと街の風景も違って見えてくるから不思議です。






さて、ひと通り街の中を撮影してきたので、
撮った中から面白そうなのをピックアップして加工をしてみました。
方法は、ジグソーホビーの宇津木圭さんの写真講座の中級 TIPS1でやっている
ローカルトーンマッピングです。
このレンズって面白い写り方をするので、モノの輪郭などもう少しシャープというか
エッジのきいた感じになればもっと面白いと思ったんでちょっとやってみました。
やってみて分かったんですが、全体的にメリハリを付けると作品としても成り立つんぢゃないかと。
比較のために元画像も一緒にアップしてみます。





元画像
札幌時計台.JPG
札幌時計台.JPG

ローカルトーンマッピング処理後
札幌時計台LTM.JPG
札幌時計台LTM.JPG



元画像
駅前通.JPG
駅前通.JPG

ローカルトーンマッピング処理後
駅前通LTM.JPG
駅前通LTM.JPG



元画像
IMAGE.JPG
IMAGE.JPG

ローカルトーンマッピング処理後
IMAGELTM.JPG
IMAGELTM.JPG



元画像
ビル.JPG
ビル.JPG

ローカルトーンマッピング処理後
ビルLTM.JPG
ビルLTM.JPG



元画像
BIANCA.JPG
BIANCA.JPG

ローカルトーンマッピング処理後
BIANCALTM.JPG
BIANCALTM.JPG




【使ってみて思うこと】
いつも使うレンズに慣れていたので、露出が調整出来ないなど最初は戸惑いました。
使っているうちに慣れて来て、徐々に面白さが判ってくるとシャッターを夢中で切っているんです。

印象としては、写真に興味を持ち始めた子どもの頃、使わなくなって放ってあったポケットカメラ
(カセット式の110フィルムを入れられてちゃんと写るヤツ。知ってる人いるかな?)
で撮った写真を思い出しました。
最近(といっても既に過去になりつつあるけど)ならレンズ付きフィルム(『写ルンです』とか)みたいな感じといった方が分かりやすいかもしれませんが、ニュアンス的にはポケットカメラのレンズの歪み方に近いんぢゃないかと思うのです。

とにかく、いつもの一眼レフカメラという概念で撮っちゃだめってことですかね。
HOLGAっていうカメラになったと思うことです。
ISOも800以下はあんまり良く写らないですし、屋内よりはデイライトカメラって感じ。
技術的な難しいことは分かりませんが、慣れれば使い方は簡単でした。

テクニックがどうのとか機材がどうのとかいう、
そういう話が好きな方にはそれ向きのものをお使いいただくことにして、
写真を写して楽しみたいって方、アナログの世界観を知っている方、
写すことの原点をもう一度確かめたいって方にぴったりなんじゃないかと思います!

28人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (1)

  • Kei.uさん

    2011/10/31

    これおもしろーい!!! 欲しくなりました。むむむ。

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