この度、WD Black PCIe SSD(WDS512G1X0C)をレビューさせていただく機会を得ました
Western Digital CorporationはSandiskなどもファミリー企業に迎え、ストレージ業界の巨朗ともいえる存在かと思うのですが、そんなWestern Digital 社が世に放った新世代ストレージである
PCIe接続タイプのハイパフォーマンスSSD
どんな性能なのか稚拙なレビューながらさせて頂きたいと思います。
今回の使用したPCのSPEC
CPU i7 6950X
GPU GEFORCE GTX1080
MEM 128GB
ストレージ
SSD
INTEL SSD 750 400GB
INTEL SSD 730 240GB X 2 RAID0
Plextor M8Pe(G)128GB
Crucial M550 256GB
SSHD
SEAGATE ST2000 DX002 2DV164 2TB SSHDドライブ
HDD
TOSHIBA MD04ACA300 3TB HDD
CPUはマザーボードのストック設定MAX3.5Ghz 1コアのみ4.0Ghzにブースト
MEMはストック2400Mhzのままです。
WD Black PCIe WDS512G1X0C 黒ラベルのSPEC
容量: 512GB
NANDチップメーカー: SanDisk(TOSHIBA) 15nm TLC NAND
インターフェース: PCIe Gen3.0 x4 (NVMe)
フォームファクター: M.2 2280
NANDコントローラー: Marvell 88S1093
サイズ: 22 x 80 x 2.2mm
重量: 7.2g
シーケンシャル読み取り/書き込み
512GB
最大2,050 MB/sの読み取り
最大800 MB/sの書き込み
15nm TLC NAND
といった具合でNVMEタイプの大容量タイプとしては速度控えめな印象です。
同タイプのNANDやコントローラー: Marvell 88S1093を使ったものでも
読み込み2800MB/sを謳うSSDも有るので、勝手な予想ですがサーマルスロットリングを
抑えるためにあえて速度は控えめにしたセッティングなのかもしれません。
私の勝手なイメージですがWDのBLACKと言えば大事なデータを保管するハイエンドな部類の高耐久モデルという認識なので、速度よりも安心感を求めたモデルなのかもしれませんね。
BLACKレーベルならではの5年間の長期保証も魅力です。
リテールBOXはこんな感じです。保証期間等の日本語シールが貼ってありました
黒系の猫にはよく合います( ^ω^ )
裏面はこんな感じです BLACKに三毛は合わない( ^ω^ )
えっ?なんのこっちゃ(;^ω^)
Sandisk社のNAND(TOSHIBA)が使われているのが確認できました
全体はこんな感じ青基盤がGIGABYTEを彷彿とさせますね( *´艸`)
取付編
早速取り付けてみました
私のパソコンの場合はグラフィックカードを外す必要がありましたが
10分かからずに換装できました。
OS側の認識設定とベンチマークを取りました
OS側の設定とクリスタルディスクマークによる
ベンチマークを撮りました
0fillでも試してみましたが誤差範囲
公称値に近い数字が出てます!
これはいいものだぁ( ^ω^ )
WD Black PCIe SSDのアイドル温度は50度付近でベンチ中最高72度を記録しました
ヒートシンクがついていないので発熱はしますね(;^ω^)
でも製品保証が大事なので製品のシリアルシールを剥がしたくない民の私はこのまま使います
( *´艸`)
換装前のM8peもヒートシンク付きながらこれ以上に温度上がったので大丈夫なはず( ^ω^ )
0fill
読み込み速度-100MB/s
書き込み速度+50MB/s
公称値付近の数字と非常に優秀な印象
TOSHIBA系のNANDを使ったSSDは3個目ですが、やっと当たりのSSDを使うことができました
( ^ω^ )
おまけ
PREXTOR M8Pe
公称値の読み込み速度1600MB/sを大幅に割り込んでいる
書き込み速度に関しては通常のSSD並み
しかもこの数値はファームウェアのアップデートを2回ほどして
やっと出ている数字、初期は1000MB/sを割り散々でした
熱もひどかった(遠い目)
しかし現在もSMART情報をきちんと更新できない不良品?なのでした。
(電源投入回数と使用時間などが更新されない)
3回ほどサポートに問い合わせても返信来ないという…
もう日本のメーカーだった頃のPREXTORではないのね…
ヒートシンク付きでデザインが良かったから使ったけど 祝卒業です^^
CrystalDiskMark© 1998-2017 hiyohiyo
ランチャーからのパスワード入力画面までの起動時間は短いほど優秀
パスワード入力から戦闘可能までの起動時間は短いほど優秀
マッチング完了から戦闘開始表示が出るまでの残り秒数は長いほど優秀
(マッチング完了の秒数は各マップなどで異なるため目安です)
録画してフレーム単位で手動ストップウォッチにて計測誤差0.5秒以内には収まっています。
こんな感じで録画したファイルとストップウォッチで格闘しました(;^ω^)
真面目に計測したよという一応証拠動画置いときますねニッコリ( ^ω^ )
COOP戦ですが一番うまく動けたゲームをUPする NOOB脳ですいません…
WD Black PCIe SSD(WDS512G1X0C)
ランチャーからのパスワード入力画面までの起動時間20秒
パスワード入力から戦闘可能までの起動時間24秒3
マッチング完了から戦闘開始表示が出るまでの残り秒数42秒
WD Black PCIe SSDの起動の速さが光る結果に!!
PLEXTOR PX-128M8peG 128GB
ランチャーからのパスワード入力画面までの起動時間21秒
パスワード入力から戦闘可能までの起動時間25秒7
マッチング完了から戦闘開始表示が出るまでの残り秒数42秒
INTEL SSDPEDMW400G4 INTEL SSD 750 400GB
ランチャーからのパスワード入力画面までの起動時間26秒
パスワード入力から戦闘可能までの起動時間27秒3
マッチング完了から戦闘開始表示が出るまでの残り秒数43秒
Crucial M550 256GB
ランチャーからのパスワード入力画面までの起動時間22秒
パスワード入力から戦闘可能までの起動時間24秒5
マッチング完了から戦闘開始表示が出るまでの残り秒数45秒
INTEL SSD 730 ソフトウェアRAID 0 480GB
ランチャーからのパスワード入力画面までの起動時間28秒
パスワード入力から戦闘可能までの起動時間29秒8
マッチング完了から戦闘開始表示が出るまでの残り秒数40秒
SEAGATE ST2000 DX002 2DV164 2TB SSHDドライブ
ランチャーからのパスワード入力画面までの起動時間24秒
パスワード入力から戦闘可能までの起動時間27秒7
マッチング完了から戦闘開始表示が出るまでの残り秒数43秒
TOSHIBA MD04ACA300 3TB HDD
ランチャーからのパスワード入力画面までの起動時間24秒
パスワード入力から戦闘可能までの起動時間27秒8
マッチング完了から戦闘開始表示が出るまでの残り秒数40秒
各ストレージの感想
WD Black PCIe SSD(WDS512G1X0C)とPLEXTOR PX-128M8peG 128GB
さすがNVMEタイプのSSDといった所、突然のクライアントダウンなどで再起動しないといけない
場合など、ゲーム中に早く復帰できるのはメリットです。
マッチングの確認も速く戦場に入れるほど見る余裕もできるのでNVMEタイプの高速ストレージは
対戦型ネットゲームには武器となりますね。
INTEL SSDPEDMW400G4 INTEL SSD 750 400GBが伸び悩んだのが気になるが
これはシステムドライブとして使っているのと、録画の際のキャッシュドライブにもなっているからだろう。
INTEL SSD 730 ソフトウェアRAID 0 480GBはSSD&RAIDにもかかわらず遅い…
ソフトウェアRAIDというのがいけないのだろう。
ベンチマークでは速いが実用においては個々に使ったほうがメリットが大きいのを実感した結果に。
SEAGATE ST2000 DX002 2DV164 2TB SSHDドライブとTOSHIBA MD04ACA300 3TB HDD
意外や意外ストレスなく読み込んだ印象です。通信状況でもネットゲームの場合は変動するため
私の家の環境ではちょっと遅いかな?ぐらいで済みました。
両者とも7200rpmの高速ドライブなのが良かったのかもしれません。
5400rpm程度のHDDならもう少し差が出たかもしれませんね。
worldofwarships
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ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク
ローディングタイム計測
WD Black PCIe SSD(WDS512G1X0C)
録画あり
ローディングタイム:
シーン#1 1.741sec
シーン#2 2.734sec
シーン#3 2.084sec
シーン#4 2.914sec
シーン#5 5.755sec
シーン#6 1.105sec
合 計 16.333sec
録画無し
ローディングタイム:
シーン#1 1.975sec
シーン#2 2.688sec
シーン#3 2.157sec
シーン#4 3.141sec
シーン#5 5.181sec
シーン#6 1.065sec
合 計 16.208sec
2位のタイムでした。
PLEXTOR PX-128M8peG 128GB
ローディングタイム:
シーン#1 1.974sec
シーン#2 2.431sec
シーン#3 2.109sec
シーン#4 2.926sec
シーン#5 5.189sec
シーン#6 1.153sec
合 計 15.783sec
1位のタイムでした。
INTEL SSDPEDMW400G4 INTEL SSD 750 400GB
ローディングタイム:
シーン#1 1.870sec
シーン#2 2.665sec
シーン#3 2.351sec
シーン#4 3.029sec
シーン#5 5.446sec
シーン#6 1.047sec
合 計 16.409sec
INTEL SSD 730 ソフトウェアRAID 0 480GB
ローディングタイム:
シーン#1 2.276sec
シーン#2 2.858sec
シーン#3 2.177sec
シーン#4 3.210sec
シーン#5 5.778sec
シーン#6 1.100sec
合 計 17.404sec
Crucial CT256M550SSD 256GB
ローディングタイム:
シーン#1 2.046sec
シーン#2 3.048sec
シーン#3 2.482sec
シーン#4 3.265sec
シーン#5 5.890sec
シーン#6 1.161sec
合 計 17.894sec
TOSHIBA MD04ACA300 3TB HDD
ローディングタイム:
シーン#1 5.352sec
シーン#2 4.633sec
シーン#3 3.891sec
シーン#4 5.644sec
シーン#5 9.890sec
シーン#6 1.988sec
合 計 31.401sec
SEAGATE ST2000 DX002 2DV164 2TB SSHDドライブ
ローディングタイム:
シーン#1 6.126sec
シーン#2 5.290sec
シーン#3 4.646sec
シーン#4 6.381sec
シーン#5 12.062sec
シーン#6 1.993sec
合 計 36.502sec
感想
SSDとHDDとの差が歴然と出た結果でしたSSHDであるST2000が一番遅かったのも面白い結果です
NVMEタイプとSATAタイプのSSDでは1秒から3秒ほどしか差が無く、読み込み速度はSATA程度で
頭打ち間際なのが分かりました。小さいサイズのファイルの読み込みが速いストレージが有利なのかもしれませんね
( ^ω^ )
よくやるゲームは間違いなく
SSDに入れたい思う感!
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター 公式サイト http://jp.finalfantasyxiv.com/pr/
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余裕のある大容量は動画編集に最適よ~
高速な記憶デバイスでの優位性を探ってみます
GoProで撮影したファイル11分35秒3.66 GB の動画ファイルを
Videopadにて最高品質での出力し(出力後のファイルは6.07 GBになります)
videopadエンコードタイムを計測してみました
読み込み先、出力先、変換時に使用するキャッシュファイル等も各デバイスに固定して
デバイスの性能を見てみました。
(動画ファイルは上記のサイズのプロパティの物を各ドライブに入れて計測しました)
(OS付属のストップウォッチと別途ipodのストップウォッチにて手動にて計測
マウス操作が必要なOS付属のストップウォッチは誤差2秒ほどあると思います
青字がipodでの数字なのですがこちらのほうが誤差少な目です。)
WD Black PCIe SSD(WDS512G1X0C)
18min17secから18min19sec
51度から58度まで上昇
PLEXTOR PX-128M8peG 128GB
18min11secから18min11sec
47度から57度まで上昇
Crucial CT256M550SSD 256GB
18min20secから18min22sec
温度31度上昇なし
SEAGATE ST2000 DX002 2DV164 2TB SSHDドライブ
18min30secから18min32sec
温度33度上昇なし
INTEL SSD 730 ソフトウェアRAID 0 480GB
18min35secから18min37sec
32度温度上昇なし
TOSHIBA MD04ACA300 3TB HDD
19min10secから19min12sec
36度温度上昇なし
INTEL SSD 750
19min34secから19min36sec
36度から37度に上昇誤差範囲
WD Black PCIe SSD(WDS512G1X0C)やPLEXTOR PX-128M8peG 128GBでは
PCIe Gen3.0 x4 (NVMe)タイプのメリットは11分の動画でSATAタイプSSDと11秒から3秒ほどの差が出た結果となりました、
PCIe Gen3.0 x4 (NVMe)であるIntelのSSD 750はシステムに使用していることもあり出力時の速度が出ていないのが意外でした
OSのシステム用ストレージと編集用ストレージを別にすることは、かなりのメリットがありますね
SSHDであるSEAGATE ST2000 DX002も20秒差とかなり健闘、内蔵の8GBSSDのキャッシュが効いてますね。キャッシュを超える容量の動画の変換では時間かかるようになると思います。
通常のHDD(TOSHIBA MD04ACA300 3TB HDD)は約1分の開きでしたので、編集作業は
HDDでは足枷になりSSD必須とも言える結果になりました。
手持ちのM8Peは128GBで心もとないしというか使う気にならなかったが
512GBで容量に余裕が有り、高速なPCIe Gen3.0 x4 (NVMe)である新世代のSSD
WD Black PCIe SSD(WDS512G1X0C)は動画編集に向いている
大容量、PCIe接続でハイスピード!しかも安価なM.2は魅力的
WD Black PCIe SSD(WDS512G1X0C)は現在日本で販売している
PCIe接続タイプのM.2としては、安価で販売されている。
(2017年7月20日時点で22800円で販売していたところを確認)
512GBの大容量でほぼSATA接続タイプのSSDと変わらない価格が非常に魅力的に感じます。
性能はベンチマークソフトで楽しむ目的以外では公称値の2050MB/sの速度で十分以上に感じましたし
実使用において困ることは皆無でした。
(1000MB/s有れば私は十分に感じます)
M.2による配線いらずで小型なストレージはシンプルな構成にできますし
ゲーミングPCとしても512GBの容量ならストレージはこれ1つだけでも可能なレベルにあるかと思います
それとPCIeタイプのSSD間におけるGB単位の大容量データのやり取りは驚くべき転送速度を実感できます
私の使用状況ではシステム用とデータ用で2つのPCIe接続タイプのSSDを分けて使用してましたが
特に最近では動画編集などを覚え始め、大きなデーターのやり取りをストレージ間で
やり取りするようになって
WD Black PCIe SSD(WDS512G1X0C)
は手放せない存在となりました。
0.5マイナスの要因は温度です。
アイドリング時50度
負荷時70度オーバーな熱源は避けたいところです
PCIe接続M.2は小型&高速化へのトレードオフなので仕方ないですが…
換装前のPLEXTOR PX-128M8peGより高速化して大容量でヒートスプレッター無にもかかわらず
ピーク温度は
WD Black PCIe SSD(WDS512G1X0C)のほうが低かったので優秀なんですけどね
M.2 NVME対応マザーボードをお持ちの方は導入する価値有り!
低価格&大容量なのに保証が5年でBLACKレーベルとしてのブランドの安心感と性能
かなりバランスの良いSSDです。
SpecialThanks !!
Western Digital Corporation&Zigsow運営事務局&Zigsow民
今後の予定
OSをWD Black PCIe SSD(WDS512G1X0C)に入れてみたいと思ってますが
(M8peは128のためメモリーを128GB積んだPCではキャッシュに問題が出るので使えなかった)
つい先日不具合のあるソフトの検証のためOSをクリーンインストールしたばかりorz
PC側に問題ないことが判明し現在自分仕様に再構築復旧中なので
当分先になりそうです。
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