今回は、NAS用として新たに発売されたSeagate IronWolf 10TBのプレミアムレビューです。元々Seagate ファンとしては、楽しみな機会でした。
最近のHDDはコストダウンのためかさみしい外観ですが、なかなか格好いい表面です。
先日購入した別のメーカーと違って、裏面の表面処理もきれいですね。性能とは直接結びつきつきませんが、きちんと製造されている感じがして好印象。
手元にあった古いSeagete製のHDDです。左がBarracudaで右がcheetah。SCSI時代に10000回転とか15000回転!?のcheetahを愛用していました。Seageteは、昔から檄熱なシークタイム番長!ってイメージですが、今回のSeagate IronWolf 10TBは、AgileArrayというドライブのバランス、RAID最適化、電源管理をコントロールする機構が組み込まれています。特に回転振動 (RV) センサーは、個人的にはNAS用としては必須だと思うのですが、NAS用と言われるHDDにも付いてなかったりするので、要チェックです!
もう10TBの時代なんですね。ビックリ。。。
Seagate IronWolf 10TBの主なスペック
容量:10TB !?
最高連続データ転送レート:210MB/s
回転数:7200RPM
キャッシュ容量:256MB
回転振動センサー:あり
MTBF:100万時間
平均消費電力:動作時6.8W/アイドル時4.42W
音量:動作時32dB/アイドル時28dB
本体サイズ:26.11×101.85×146.99mm
重量: 650g
いやぁ10TBですよ。凄いですね。自分が持っている最大サイズは、4TBだったので一気に2.5倍です。何か新時代の到来という感じ。基本スペックも高く問題ないですね。繰り返しになりますが、NAS用として回転振動センサーが付いているのは安心感が高いです。
おそらく高性能??
USB3の外付けケースで測定したんですが、ベンチマークの結果はパッとしません。というか外付けのコントローラーとの相性?同じ7200回転の東芝HDDと比べてもシーケンシャル・リードはかなり良いので、性能の高さを感じますが。。。
(追記)気になったので、オウルテックとSainido(中華メーカー?)の外付けHDDケース(元々のはcentury)でも試してみました。Sequential Read(Seq Q32T1)は同じケースでも測定結果にバラツキ出て、120-200MB/sです。Sequential write (Seq Q32T1)は、Centuryが一番遅く、オウルテックが120MB/s程度、Sainidoで140MB/s程度。ただのSequential writeも、Centuryが一番遅く、オウルテックが140MB/s程度、Sainidoで160MB/s程度。PCは2台で試しています。共にWin10です。
絶対的な10Tbという容量とAgileArrayの安心感。
NASは皆さんのプレミアムレビューをみて選んだDS215jです。購入したものの放置でした。サクッとSeagate IronWolf 10TBを組み込んで、DSMというシステムソフトをNASにインストール。バージョンは、6.0.2に上がっていました。
NASの機能については、「DSM 6.0で格段に使いやすくなったSynology NAS DiskStation 716+/216jの2ベイモデル2製品を試す」に詳しいです。「NASキット初心者でも簡単! 低予算でホームNASを構築する」という記事を参考にシステムを構築しました。
当方は既にオンラインクラウドサービスのSugarsyncとDropboxを使用(Sugarsyncは有料で 271GBの容量あり、Dropboxも期間限定のボーナスで55GBの容量)中。職場とノートPCと自宅のPCをクラウドサービスを使って常時ファイルの同期をしており、非常に便利でした。しかし、デジタル時代になって趣味を再開した一眼レフの写真を共有しようと思うと容量が足りず困っていました。
ところが、DS215JとSeagate IronWolf 10TBであっさり解決。iphone6 plusともDS cloudで、あっさりファイルの同期が可能になりました。最近のNASは凄いですね。そして、この10TBという大容量が凄い。どれだけファイルを入れても大丈夫という安心感は絶大ですね。また、AgileArrayでHDDの信頼性も上がっているのが、ポイント高いです。
NAS用&倉庫用として一押しか。
やはり圧倒的な容量が素晴らしい。他にNAS用で0TBというとHGSTとWDのヘリウム封入のものだと思うけど、2016/9/4の時点では7.3千円前後。それに比べるとSeagate IronWolf 10TBは、5万3千円前後とかなり割安でコストパフォーマンスも非常に高い戦略な価格設定だと思います。
また、AgileArrayにてドライブのバランス、RAID最適化、電源管理をコントロールするためか、7200回転のモデルとしては発熱も少ない印象。個人的にはデータ保護のため必須だと思う回転振動 (RV) センサーも付いているのがポイント高いですね。
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。