レビューメディア「ジグソー」

シャア専用ならぬ自分専用!この特別感に浸りながらクラウド使ってみないか?

もしも、自分専用に用意された環境があったら喜んで使いませんか?
そんな、もしもボックスで用意されたような環境が簡単に手に入る時代になってきた。

 
クラウドという言葉は聞いた事があると思う。
一言でクラウドというと様々あるが、今回はクラウドストレージの商品だ。
音楽とか動画とか画像とかテキストファイルなどを保存することができる。
 
Dropbox、Google Drive、OneDrive、iCloudなどが有名どころだろうか。
 
家、会社、学校、友達の家、はたまた海外。
どこにいても自分の画像や音楽や動画などが出し入れできるサービスだ。
自分なんかは、学校で作った作品を家でも手直ししたい時に、Google Driveにアップロードして持ち帰り、反対に、家で直したものを再びアップロードして学校で使ったりした。
 
しかしこれらのサービスは容量が限られている。
実際、容量が大きくなってしまった為に持ち出せないファイルもあった程だ。
無料で使える容量を超えたら毎月の料金も発生してしまう。
 
でも、もっといっぱい音楽や画像を置きたいんだ!
そんな事を思ったことはないだろうか?
 
WD Cloudは、
そんなユーザーのニーズを捉えた商品となっている。
 
容量は何種類かあるが、今回使用している容量は「2TB」。
WD Cloudとしては一番容量の少ないモデルだ。
 
しかーし!
画像1枚5MBだとすると、約40万枚!
音楽1ファイル10MBだとすると、約20万曲!
 
それだけ入れば十分じゃないだろうか?
 
もちろん、動画などを考えなしに保存していったら足りなくなる場合もあるかもしれないが、
そういう人は「3TB」「4TB」「6TB」まであるので検討すると良いだろう。
更新: 2015/08/30
開封の儀

ただコンセントに繋げるだけで起動

本棚にも入りそうな大きさだ。
白色で手触りもなかなか良い。

 
付属品はご覧の通り。
ルーターと製品を繋げるためのLANケーブルも付属されている。
ちなみに、マニュアルはなし。
3STEPで完了というのをアピールしている。
マニュアルに見えるのは各国語に対応した製品保証書。

 

 
LANケーブルを指すところが1箇所。
残念ながら、無線LANには対応していないようだ。
しかし、有線のほうが確実に繋がるしスピードもできるので有線のほうがよいと思う。
USB3.0も1箇所。
これでHDDの追加やバックアップなども行える。
そして、電源スイッチがない!
その点も少し変わっているような気がする。
コンセントをいれた途端に動き出す。

 
少しマニアックになるが、
カバーを外して中身を見てみようと思ったが、ネジなどもないので諦めた。
 
こちらの記事によると、中のHDDはWDのREDシリーズが使われているようだ。
REDシリーズは自分も毎日24時間使用していてもうすぐ3年が経つが不具合なく使えている頼もしいHDDだ。

更新: 2015/08/30
WD Cloud のレビュー PREMIUM REVIEW

3ステップの簡単セットアップで

・ルーターにLANケーブルを挿して電源を入れて「wdcloud.jp/setup/」に接続

・パソコンやモバイルデバイスをペアリング

・すべてのデータを保存し、どこからでもアクセス可能にする

 

 

電源入れた後に説明書通りのところにアクセスするとセットアップが開始される。

 

 

そもそも自宅クラウドのはずなのに、

なぜかメールアドレスを要求される。

 

身元確認や、リモートでのアクセス、共有設定などを可能にするらしぃ

 

セキュリティー情報を入力。

 

設定したメールアドレスに接続用のリンク付きメールが送られてきた。

 

さらにもういっちょパスワードの設定。

先程とは違うものみたいだが、忘れても困るので同じパスワードにした。

 

ログインして、

 

完了!

デフォルトでフォルダが作成されている。

また、ユーザー毎のフォルダもあるようだ。

 

さっそく画像を置いてみる。
こんなふうにドラッグしてくればアップロードできるので簡単だ。

しかし、ブラウザから100個以上の画像を一気にアップロードしようとすると注意される。

 

更新: 2015/08/30

Windowsタブレットでバックアップ

「S100 PLUS-001JP」


こちらのWindowsタブレットのバックアップやファイル共有をしてみたいと思った。
スマホ並の容量しかないのでファイル共有で容量を節約したいし、
持ち運びをするので万が一の時のためにバックアップもかかさず行っていきたいと思った。

 

バックアップに必要な「WD SmartWare」を使用する。

これをインストールして、指示に従ってセットアップしていくと、すぐにバックアップが開始される。特に意識することなくバックアップされるのは楽でいい。

 

 

容量が少ないので割と簡単にバックアップができた。

 

1つ驚いた事に、

リアルタイムに近いぐらいでバックアップを取っていた。

 

新しい画像を置くと、すぐにバックアップされて「WD Cloud」上に保存される。

 

ちなみに、削除したファイルはそのまま「WD Cloud」上には残る。

間違えて削除してしまった場合には元に戻せるので便利だ。

 

さらに、削除したファイルと同名のファイルを再作成した場合、

「WD Cloud」上でファイル名が変換されて、過去に削除されたファイルも残るようになる。

「無題.png」を再作成した時に以下のようになった。

 

 

 

更新: 2015/09/01

スマートフォンでバックアップ

自分が所持しているスマホは「ASUS Zenfone5 LTE SIMフリー」

なのでAndroidでのバックアップとなる。

 

こちらはGooglePlayでインストール可能「WD Cloud」アプリをインストールした。

 

 

最初に設定した情報でサインイン

 

自動バックアップ設定。

しかし、モバイル通信時にバックアップを行うと容量制限に引っかかる場合があるので、Wi-Fi接続時にバックアップを取るよう設定。

 

オートアップロードの許可。

 

これだけで、設定完了。

 

実際にバックアップはとられた。

 

・・・しかし!

壁紙でダウンロードした画像や、スクリーンショットなどが保存されなかった。

 

上記で設定したように、「写真」と「ビデオ」。

つまり、カメラアプリで撮ったものしかバックアップしない設定になっているようだ。(要確認)

 

  

 

更新: 2015/08/30
消費電力

24時間動かしっぱなしで消費電力は大丈夫?

最初に述べたように、この商品はクラウドストレージでどこにいても保存したファイルを取り出せるのが売りだ。
 
ということは、
24時間電源いれっぱなしという事。
そこで気になるのは消費電力だ。
この製品はいったい何ワット消費するのか計測してみた。
 
ちなみに、24時間電源いれっぱなしではあるのだが、アイドル時というものが存在する。
特定時間アクセスが無かった時に最小限の動作に絞り込んで待機している時間だ。
なので、アクセス時とアイドル時の両方を計測した。
 
・アクセス時:8.4W

・アイドル時:3.5W

 

アクセス時でも10W以下!

 
ちなみに、
白熱電球60W相当だと   約 54W
電球型蛍光灯60W相当だと 約 11W
LED電球60W相当だと   約 7W
 
そう考えると、1日中電気つけっぱなしにするよりもお得だ。
逆に、電気つけるだけでそれだけ電気消費していることに驚いてしまう。
 
電気つけるよりも便利なシステムが、電気つけるよりも省電力で使えるなら使ってみたくないですか?

 

更新: 2015/09/01
保存したデータを共有 PREMIUM REVIEW

結婚式の写真を遠くの家族と共有

最近、家族の結婚式があった。

一眼レフカメラを持って意気揚々と写真を撮ったはいいが、遠く離れた家族や親戚、はたまた、あまり知らない相手方のご両親などに結婚式の写真を渡すにはどうしようか悩んだ。

 

それこそ、既存のクラウドストレージサービスを使えばいいかもしれないが、どうせなら、撮ったそのままの画質と容量で相手に渡したかった。

 

つまり、容量が大きいのだ。

 

APS-Cの一眼レフカメラで画質最高の設定で写真を撮ると、1枚約10MBのサイズになる。

これが100枚あればもう1GBだ。

拘ってRAWデータなんて置いた日には1枚約22MBになる。

 

そんな拘り写真を相手に渡す時にWD Cloudが役立った。

 

 

設定をみていこう。

アップロードしたファイルが入っているフォルダに「共有リンク」を設定する。

 

相手のメールアドレスを指定すれば、生成されたリンクが相手のメールに届く。

相手はそれをクリックするだけで、ブラウザで手軽にそれが確認できる。

 

※20150830時点で、そのリンクが無効になってしまった。どうやら、このリンクだとWD公式ページを経由したアクセスになるため、WDのメンテナンスの影響を受けてしまったようだ。メンテナンス完了次第、もう1度確認してみようと思う。

 

 

どちらかというと、アプリを推奨しているようにもみえる。

しかし、共有した相手にいちいちアプリを入れてもらうのもどうかと思う。

正直、自分が共有された立場だったらサクッとブラウザ上だけで確認したい。

 

なので、メンテナンス終わり次第、ブラウザ上でのレビューをしていきたい。

 


 

 

2015.09.01追記

まだメンテナンスは終わっていなかったのだが、別の方法でブラウザからログインができた。

上記で出来ないといっていたのは、共有のリンクを生成して、そのリンクを知っている人は誰でもそのファイルが見れてしまうリンクが使えなくなっていただけだった。

 

ユーザー登録をして、IDとパスワードを入力すればブラウザからでもファイルの共有が可能だった。

 

ユーザー登録はダッシュボードから可能だ。

ダッシュボードはいわゆる管理画面。

デバイスの現在の状況も一目で分かるようになっている。

 

ユーザーを追加すると、いくつか入力項目がある。

メールアドレスは入力しなくても登録可能なのだが、ブラウザからログインする際には必須項目となっているので最初から登録しておいたほうが良い。

ユーザーを作成したら、自分専用のフォルダが作成されてそのフォルダだけ読み書きができる設定となっていた。一つ残念なのは、この階層の権限しか変更できない点だろうか。

「kyoyu」の中の「画像」というフォルダだけ共有したいんだ!っていうのは出来ない。

「kyoyu」全てを開放しなければならなくなる。

 

さて、先程登録したメールを見てみると、ログインするためのURLが書かれたメールが届く。

そこから遷移すると以下のようなログイン画面になるのだが。。。

ここで苛立ちポイント。

パスワードの入力があるのだが、実際にそのパスワードがこの画面では有効になってくれなかった。再度、管理画面からパスワードを入力して登録したのにやはり無理だった。

じゃあどうしたかというと、上記の画像にある「パスワードを忘れた場合」というリンクから再びパスワードの設定をしなおしたらログインできた。メンテナンスの影響があるのかもしれないが、今のところはバグとしか思えないので直してもらいたい。

 

 

ログイン後は自由だ。

ファイルのアップロードもフォルダごと可能。

 

サムネイル表示も可能。

ファイルサイズの大きいRAWデータももちろん公開可能。

 

ユーザー登録して、ログインすればブラウザでの共有が可能。

 

ちなみに、デフォルトで「読み書き可能」な設定になっている。

つまり、遠い親戚全員がここに画像をアップロードして写真や動画を共有できる!!!

 

しかも、ゴミ箱機能付きだから間違えて削除してしまっても復旧可能!!!(デフォルトはOFFなので設定が必要)

 

パソコンの操作が怪しい親戚の人とでも安心してファイル共有できる!

 

これで、お互いの家族の仲が深まる事間違いなし!?

 

 

更新: 2015/08/30
気になったところ

注意点

1つ目。

WDCloudでもできるのだが、特定のソフトウェアからクラウドサービスにバックアップをする。
というような設定ができるものがある。

 

例えば自分の場合、「WinZip」というソフトウェアでクラウドサービスにバックアップできる機能があったので、WDCloudを指定できないかと思い探ってみたのだが、有名サイトやおそらく自社のクラウドサービス以外にはバックアップができないようだった。


選択肢にでないので設定しようがない。

そんな時に、FTPならバックアップが可能だったりするのだが、WDCloudにはFTPの機能はない。
相手側の設定の影響というのはあるけれど、他のソフトウェアとの連携は考えないほうが良さそうだ。
と、思っていたのだが、実はFTP要素も存在した。

ただ、有効の設定はできたがどうやったら繋がるのか不明の為、調査中だ。


2つ目。
実は、パソコンでブラウザからWDCloudにログインしようとした時に、以下の画面からログインしていた。
https://weba.wd2go.com/login.do?brand=wdcloud-jp

自分用のクラウドストレージを手に入れたと思いきや、実はWDのサイト経由でログインをさせられていた。
その影響が、レビュー中にでてしまった。
なんと、上記のリンクからのログインができなくなってしまったのだ!

(保存したデータを共有レビュー中に影響がでてしまった)

内容を読む限りではアップグレードするけど時間かかるから、その間はアプリでログインしてね。
っていう意味だと思う。

・・・いきなり、ブラウザでログインできなくなってしまった!

知り合いにURLを教えていたりもするのでこれは困る。
自分ならともかく、知り合いにアプリインストールを強制するのも気が引ける。

簡易的に使える分、WDの都合にも合わせないといけないのはネックかもしれない。

更新: 2015/08/30
総評

初心者用のクラウドサービスとしてはあり+だが実は機能が豊富

自分はどちらかというとパソコンの事を教えたりするほうなので玄人と考えると、物足りなさは感じる。
正直、NASのほうが自由度が高いしメーカーの都合に左右されることもないだろう。
ただその分、設定も少し複雑になっていくし、専門用語も増えて大変だ。
 
その点、
WDCloudは、セットアップが簡単で出来る事も限られているので、初心者でも迷いなく使う事が出来ると思う。
ただし、ユーザーインターフェースに難があるようにも感じた。
自分だけで使う分には簡単なのだが、共有の設定など、手間取った感がある。
その点はもう少し改良してほしいと思った。
 
自由で苦労するのを取るか、
ある程度制限があるが簡単なのを取るか。
 
後者を選びたい人には良い商品だと思う。
 
 
しかし、
調べていくと後になって分かった事がいくつかあった。
 
FTP通信やSSH通信、mysqlやWordpressの設置が可能だったりと、サードーパーティー製のアプリもインストール可能になっている。
もちろん、WD側で用意されたものだけになるが、その中に自分が設置したいものがあれば十分使えると思う。
あまり表にでていない情報だったので、レビューしていて後で気がついた程だった。
 
今後も新機能でこっそり追加されることもありえそうだ。
色々と可能性を秘めた製品なので今後のアップデートも要注目だ。
更新: 2015/09/01
追記

必要な情報あれこれ

ログイン画面 ※20150830現在メンテナンス中
https://weba.wd2go.com/login.do?brand=wdcloud-jp

 

ログイン画面 (ID・PASSWORD)

https://webfiles.wd2go.com/

 

ラーニングセンター
http://setup.wd2go.com/?mod=product&device=mc
(マニュアル、ソフトウェアなど)※執筆時に日本語マニュアルは無し。


●シャットダウン(電源OFF)の仕方。
電源がないのでどうやって電源OFFしたらいいか不明でしたが、ソフトウェアから出来るようだ。
パソコンが必須。
WD SmartWareなどをインストールすると画面の右下にアイコンが出る。
そこをクリックで以下の画面のように進めると、シャットダウンがあるのでここからシャットダウンさせると安全にシャットダウンできるようだ。

管理者パスワードなども必要なので忘れずに。


●タイムアウト時間の変更
使っていると、少し放置しただけで勝手にタイムアウトになってしまってイライラしてしまうと思う。
これも、以下のダッシュボードからログインした先の設定項目で変更可能。

25人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • コーンさん

    2015/10/20

    興味深く読みました。欲しくなりました。と、いうか、スマホに写真を撮り貯めていてそのままになっている人に薦めたくなりました。
  • kazgbさん

    2015/10/20

    >コーンさん

    スマホで写真撮りまくってる人には良いかと思います!
    自動で保存されますから手間いらずです。

    スマホは落っことしたりしていつ壊れるか分かりませんので、バックアップ大切ですっ!

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